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今回は、異常なスピードで成長しているブラックホール。 今まで、理論的にはそんなのないんじゃないのって思われてたようなものが見つかった。
そんなお話をしていきたいと思います。 ブラックホール、インターステラーとかでもかなり好みが出てきている天体だと思うんですが、
理論的にはどう考えられていて、けど、それが実際の観測がそれを凌駕した。 そんな研究ね、お話ししていこうと思っております。ぜひ最後までお付き合いください。
改めまして始まりました、佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の
亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。 今日でエピソードが1493話目を迎えています。
基本的には1話完結でお話ししておりますので、気になるトピック、気になるタイトルからぜひ聞いて いただけたら嬉しいなぁと思っております。
でですね、これ今日で1493話目っていう形になるんですけど、
まあ来週ね、1500を迎えるわけですよ。 ヤバいっすよね、1500なんて始めた頃からじゃ全然想像できない。
で、そしたら、あのちょっとね、リスナーさんが 計算してくれたんですよ。
x に投稿していただいたんですけど、これ読み上げますね。宇宙話のファンコミュニティを作ってくださっている方ですね。
kazusuke さんですね。 読み上げます。宇宙話は1500話まであと8話のカウントダウンに入りましたが、
記念すべき2000回目は、2026年4月の4日に迎えることが分かりました。
再来年、作家の佐々木先生は授業も控えてかなり忙しい春を迎えることになりそうです。 ということでありがとうございます。
2000話目が、2026年4月の4日。 1年ちょい後か。まあそうですよね、500エピソードってなったら365日とちょいだから、
そんなもんですかね。いやーその時までやってますかね、毎日配信。 まあやっていきたいなぁと思ってるんですけど、
どうなんでしょう。あ、そうだ、kazusuke さんはトレッキーのkazuさんで撮ってなかった。やべぇ。 まあいっか。はい、ということでそんな感じで2000話目が4月の4日ですが、
まあそこまでとにかくね、まずは1500を迎えて、その上で頑張っていきたいなぁと思っております。 ということでじゃあ早速本題に行きましょう。
今回お話しするのは、限界を超えて成長するブラックホールが発見されたというお話をしていき たいと思います。
で今回のお話は、インパクトの大きいネイチャーですね。 ネイチャーっていう論文誌の中で、天文だけを扱っている姉妹雑誌
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ネイチャーアストロノミーというのがあるんですけど、そちらに掲載されていた ブラックホールの論文に関するお話をしていきたいと思います。
でですね、これ面白いのが、今回観測されたのが、タイトルがですね、 スーパーエディントンアクリーティングブラックホールですね。
アクリーティングっていうのが降着する。でスーパーエディントン、ここちょっと後でお話ししますね。 で1.5ギガイヤーアフターでビッグバンオブザーブドゥウィズジェダブリエスティということで
かっこいい名前つけるなぁ。うちの研究室だったらこんななんか クールなタイトルをつけられない気がする。
なんか論文のタイトルってめちゃめちゃかっこいいんですよね。 で今回の場合は直訳するとビッグバンが観測されて、ビッグバンから1.5ギガイヤーなので15億年経ったタイミングにある
スーパーエディントンブラックホールがJWST、ジェームスウェップ宇宙望遠鏡によって観測されたよっていうお話ですね。
で今回のこのジェームスウェップ宇宙望遠鏡、これはもうポッドキャストで何度もお話ししているので
分かっている人も多いかなと思いますが、ジェームスウェップスペーステレスコープの略でJWSTですね。
でこれは僕たちの目では見えない赤外線という範囲の光を中心に観測を行っている人工衛星で本当に見た目が宇宙船ぽくてめちゃめちゃかっこいい
SF好き心をくすぐられるようなそんなフォルムになってるんですけど、でこのジェームスウェップ宇宙望遠鏡っていうのがJWSTが目指している
サイエンスっていうのがファーストスター、宇宙で一番最初にできた星を観測しようというそういうプロジェクトになってるんですよね。
でまぁなのでそれだけ目のいい望遠鏡であるというような中で宇宙ができてから1.5ギガイアーズなので15億年経ったタイミングの
ブラックホールを見るっていうのはもうお茶の粉祭祭なわけですね。 実際そんなに祭祭なのかっていうと、お茶の粉祭祭ってなんだ?
というのでとにかく簡単にある程度は観察できるわけですよ。 でそんな中で
観測したブラックホールがスーパーエディントン状態だったと。 でスーパーエディントン、そもそもこのエディントンって何なのかっていうと
エディントンさんが考えたブラックホールの限界値ですね。 ブラックホールっていうのは周囲にある物質とかを吸い込んで
円盤とかを作るこの硬着って呼ばれる現象を起こすんですよね。 でそれによって光を放射するっていうブラックホールからの放射があって
だからこそ僕らっていうのはブラックホールがそこにあることを 間接的な光の情報として取得することができるんですよ。
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でこの放射とあとはそれを物質を吸い込んでいく重力、 これが完全に釣り合うタイミングっていうのがブラックホールの限界的な明るさを示す
エディントン限界と呼ばれるものを決めると言われてるんですね。 これね大学1年生とかで勉強し始めた時に結構序盤に教えてもらう
ところ。だから天文検定とかこのポッドキャスト聞いててね 受けてる人いるかもしれないですけどそうするとだいたい
まあ 割と早いタイミングで勉強することになるのかな
っていうものですね。エディントン限界って言いますとかエディントン限界高度 エディントンリミットっていう風に英語でお訳したりします。
でこのエディントン限界高度っていう言葉がつくようにこの放射のエネルギー 放射の力がバーって強い状態と重力が釣り合ったタイミングっていうのが
ブラックホールが最も輝くタイミングっていうふうに言われてるんですね。 限界高度なわけですよ
でそれよりも輻射圧、光の放射の圧力がバーって強くなって 重力よりも強くなると何になるかっていうと
重力のエネルギーで蓄えていた物質たちを その放射によってバーって弾き飛ばしてしまう。
弾き飛ばしてしまうから物質を宇宙の外にバーンて飛ばすので 吸収する物質が少なくなって光がどんどん下がっていくみたいな
ところでエディントン高度っていうのは全然超えることもあるんだけど 超えた後にその光でずっと定常的に輝くっていうのは難しい
なぜなら材料が枯渇するからっていうところですね なので定常的にそのぐらいの成長で
スピードで物を吸い込んで成長していくっていうところはないだろうというふうに 考えられていたところを今回
ネイチャーアストロノミーに紹介された論文によるとですね その限界を超えて輝いている天体が発見されたんじゃなかろうかというところが
今回指摘されているポイントですね しかもこれ明るさがエディントン高度のえっとどんぐらいだっけな
えっと4,000%以上つまり40倍ということですね 40倍以上で硬着をしているっていうので硬着をすると
どんどん降ってつくで硬着ですね どんどんどんどんものを吸い込んでってそのものに
ブラックホールに物質がどんどん吸収されていくっていう形になるので 結果ブラックホールは成長していくんですね
僕らが考えているよりも40倍早くその成長をこなしているブラックホールが宇宙の初期に存在するってなると
これどういうことになるかっていうと 例えばブラックホールってどう成長して超巨大なものを作ってるんだろうっていうのが
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今まで考えていたペースだったらなかなか作り出せない巨大なブラックホールとか 中間質量ブラックホールって言われるもの
中くらいの重さのやつですね そういったものを作り出すのに実は環境的には整ってたんじゃないかみたいな
そこがちょっと注目され始めてブラックホール進化論みたいなところですね もしかしたら刷新されるのかもしれない
ただあくまで今回例としてJWSTで見つかっただけなので この見つかったものが天文の研究で言うとここからどんどん統計的にまとめられるっていうステップに入っていって
ブラックホールの理解がグッと上がる そんなタイミングが来るかもしれないんでぜひ皆さんこのあたりは楽しみにしておいて欲しいなと思っております
こんなね James Webb 宇宙望遠鏡の話もそうだし 今後半で話した中間質量のブラックホールってなかなかないんだよねみたいな話
でそれが宇宙が進化していく上でどれぐらい必要なのかっていうところは 実は今回出版させていただく
やっぱり宇宙はすごいの中にも記載させていただいているので 本の発売ぜひ楽しみにしてほしいなと思っておりますよろしくお願いします
はいということでじゃあ今回は以上ですね 次回どんな話しようかなと思うんですが
水星ですね水星の話をしていこうかなと思います 水星ってですね太陽系の水金地下木土展開の水星です
でその水星の 情報これからどんどん
MIOっていうJAXAの人工衛星が解き明かしていく ところになってるんですがその前にシミュレーションで見えてきた
水星の新たな姿この辺りについて整理していこうと思っておりますので ぜひ明日も楽しみにしておいてください
アフタートークです はいということでいかがでしたでしょうか
ブラックホールねみんな好きなんで取り上げられて良かったかなと思います で一つお知らせですね
あの散々毎日お話しさせていただいている書籍やっぱり宇宙はすごいですね こちらがあの
新たにこちらあの 予約がアマゾンで受付しているんですけどその受付ているアマゾンのページに
書英ですねあの先日お話ししためちゃめちゃかっこいい本のカバー そして地球の運動についての作者である
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いろんな人に知ってもらえればいいかなと思っておりますのでぜひこちらアマゾン の方でチェックしてみてください概要欄にリンク貼ってありますよろしくお願い致します
でまぁそんな中でやっぱり sf 作品ていいよねっていう話もいろいろ書籍の中でしてるんです けど
あのそういうねコメントも ポッドキャストにいただいているので紹介していきたいと思います
リスナーネーム激減タイムさんからいただきました 先日のインターステラーの記事とあのそれを紹介したエピソード1489話にいただいたコメント
ですね まさにインターステラーきっかけで映画のブラックホールについて検索したときに出てきた
量産の記事から宇宙話を知りましたのは嬉しい ポッドキャストでしかもリアルタイムに映画の話を聞けて嬉しいですといただきました
ありがとうございます そのパターン初めて聞いたなぁ
あのまあもちろんねたくさんいると思うんですけど僕今の周囲者のウェブメディア 読みたいで連載させていただいていてでそこの中で今インターステラーの記事めちゃめちゃ人気
なんですよね でそれを知っていただいてということでもしかしたらそれきっかけで聞き始めてくれた人もいるの
かな もしねそういう人いたらぜひぜひあのコメントで教えてください
ということで そんな感じで今日は以上にしていきましょうかね
そうあの最近月の紹介をすっかり漏らしてしまっていたんですが本日11月の12日 の夜見える月は次の満月が土曜日16日になるので16いや15日の夜が満月かな
はいっていう形になるんでそれの-3日4日っていうような状態になっております かなり丸に近づいてきているものですね
そんな3日とか4日で満月になるのかなぁっていうぐらいの形ではあると思うので ぜひね夜空見上げてみてください
であの宇宙話のねー あのハッシュタグで結構みんな教えてくれるんですよ
でね昨日めちゃめちゃ綺麗なのあってましてねリスナーネームあやさんから 量産今日今夜の月綺麗ですめっちゃ綺麗ですよーっていうので昨日はヤバかった
僕はマジでカメラで撮る才能がなさすぎてですね全然綺麗なの撮れないんですけど iphone の性能問題かな
あやさんの上がる写真マジで綺麗なんでぜひ x のハッシュタグ 見てみてくださいであとフェリックスさんからねいつもコメントいただいているとあのフェリックス
さんからも月が綺麗っていうのでビルと月の写真上げていただいてますぜひ皆さん ハッシュタグ宇宙話チェックしてみてください
ということで今日も綺麗な月見えるといいですね 今回の話も面白いなぁと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォロー
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さようなら