1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 523. 他の惑星を探す3つの方法..
2022-03-13 12:53

523. 他の惑星を探す3つの方法がスゴい

地球みたいな星はあるのか?地球外生命体はいるのか?地球はどのようにできてどのような未来を迎えるのか?

そんな疑問を解決するために、太陽系以外の惑星「系外惑星」の探査が激化しています。

その惑星を探す方法を3つピックアップしてご紹介しようと思います!


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はい、始まりました、佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに、毎日誰でも最新の宇宙が学べる話題を、ドクター佐々木がお届けしております。
早速今日の本題を紹介します。今日の本題は、昨日の話に結構関連しているんですが、太陽系以外の惑星っていうのをどうやって見つけているのかっていうような観測方法のお話をしていこうかなというふうに思っております。
今回紹介するのは、最近、太陽系以外の惑星、ないしは、その中から地球みたいに生命が住めるかもしれない星っていうのがいくつもあるっていうようなお話をしてきたと思うんですね。
そんな中で、じゃあそれってどうやって見つけているのかっていう話になってくると思うんですが、実はこれあんまりちゃんと説明してなかったかなと思うので、今回はちょっとなんか最新の研究結果っていうよりは、そういった研究結果が出てくる背景として、どんな方法があるのかっていうところをご紹介していく、基礎的な部分をちょっと今回はお話しできればなと思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いいただけたらと思います。よろしくお願いいたします。
はい、ということでですね、毎日恒例の近況報告をさせていただこうかなと思うんですが、昨日もちょっと冒頭でお話ししたポッドキャストウィークエンドっていうイベントですね、これ、2022年3月の12日に下北沢で開催されたイベントで、
ポッドキャストをやっている番組とかが出展をして、番組グッズを買えたりとか、それこそ農家の種とかの農業系ポッドキャストの組合で、いろんなところの野菜が買えるとかっていうような、そういうイベントがやられていたみたいなんですけど、そこに数千人だったかな、千人を超えるような参加者が訪れていたというようなのをTwitterで拝見いたしました。
僕はですね、ちょっと他の予定があったり、税金関連の書類をやらなきゃいけなかったりと、今朝すごく弱音を吐いていたような内容があったので、なかなか参加することができなかったんですけど、オンラインで見てた方々がそこで実際に交流しているっていう場があったりとか、そもそもそんなに千何人、2000人弱ぐらいの人が来るっていうところが、
ポッドキャストがそれだけ認知度が高いというか、支えられてるんだなっていうところを知れたすごく良いイベントだなって僕は思いました。
本当になんかちょっとしたお祭りみたいになっている写真の様子っていうのをいくつも見かけていたので、これは行けなかったな、非常に惜しいことをしたなと思っております。
この番組も聞いてくださっている方が一定いらっしゃいますので、そういう方と一緒にオンラインのイベントも含め、実際に会えるイベントなんていうのもやってみると結構面白いのかなと思っていたりします。
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なかなかポッドキャストを聞いているだけだから、そこまで直接見たいわけじゃないよっていう方も全然いると思うんですけど、
そういった中で、ちょっとでも話してみたいとか思ってくれる方がいるんだったら、僕はもう全然お会いしたいなと思っているので、
時期を見てイベントとかできたら嬉しいなというふうに思っていたりします。とにかくそういうポッドキャスト単体のイベントっていうところを見て、リアルイベントの重要性っていうのを気づかされた、そんな1日でした。
とにかくですね、いけばよかったなって思いますね。この確定申告とかがない時期にまたやってほしいなと思います。
なんか関西でやってほしいみたいな意見もツイッターで関西のポッドキャスト勢から出ていたと思うんで、関西でやる際はですね、もう飛んでいこうかなと思っております。
はい、まあそんな感じで、じゃあ早速本題に行こうと思います。今日の本題は最近太陽系以外の惑星が見つかってきたというところで、
一体どうやって他の惑星を見つけてるんでしょうかというようなお話をしていきたいと思っております。
いろんな方法があるんですけど、今回は大きく3つ紹介していきたいと思います。
でですね、そもそもこれまでだいたい4,000から5,000ぐらいの太陽系以外の惑星が見つかっているという状況がある中で、
それらをどうやって見つけているのかっていうのの8割は1つの観測方法に集約されるっていうところなんですね。
なのでそれを1つ、そして他注目のある方法っていうのを2つご紹介していこうというふうに考えています。
じゃあまずその4,000、5,000見つかっている太陽系以外の惑星、境外惑星をどうやって見つけているのか、
その8割をカバーしている観測方法が、これトランジット法と呼ばれるものです。
トランジット法、まあ言葉だけ聞いてもピンとこないのは間違いないかなと思いますが、
これものすごく簡単です。簡単に何が簡単かっていうと、どうやって見つけるのか。
これは言ってしまえば、火星が太陽の前を通るだったりとか、
火星は嘘か、金星だったりとか、水星が太陽の表面を通るっていう現象が今まで観測されたことがあると思います。
これは太陽系って内側から、太陽の近いところから、水、金、地下、木ってなってるじゃないですか。
なので地球の内側には水素とか、水星、金星っていうところの星がある。
で、その星が太陽の前を通過するっていうタイミングも、太陽の周りをぐるぐる回っていれば、タイミングとしては訪れるわけですよね。
そんな中で、星の前をあるものが通ったらどうなるのかっていうと、例えば太陽一面から飛んできてる星の光が100だとしたら、
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前を別の惑星が通過した時って明るさ全体って、ぱっと見わかんないかもしれないけど、総量がだいたい99とか98とかに若干落ちてるはずなんですよね。
暗くなっているはずだというところで、星自体の明るさが目の前を通った惑星によって変わるっていうところを見ていくのがこのトランジット法というものになります。
なので本当に簡単で、そこに回っているはずである惑星の影を見つけるっていうのがトランジット法ですね。
これをやっているのがテスって呼ばれる、最近力を見せている衛星で、アメリカから打ち上がった衛星になっていて、過去の人工衛星の後継機ですね。
この後継機になっているからこそ、これからもどんどん新しい太陽系以外の惑星、境外惑星っていうのを見つけていくだろうと期待されています。
今までの8割をカバーしているので、これからも近い部分というのはどんどんカバーしていくかなと思っているので、この手法だけは皆さんに覚えておいていただきたいなと思っています。
残り2つなんですけど、もう1つはドップラー分光法と呼ばれるもの。ドップラー分光法、これまた難しい名前が出ていますね。
ただこれドップラーっていうのは光とか音とかの性質で、救急車が近づいてくるときと遠くなっていくときで音が変わるっていう性質あったと思うんですね。
あれが目に見える光だとどうなるのかっていうと、私たちに近づきながら輝きを放っている光っていうのはだんだん青みがかる。
逆に遠ざかりながら光を出しているものっていうのはだんだん赤みがかっていくっていうような性質があるんですよね。
これは私たちの目で見える光っていうのが赤から紫までのだいたい7色に分けられるっていう話があると思いますが、虹っていうのはそういう光の性質のことなのでそういった分けられる。
で、その光を出している物体自体が動くとその光の性質が赤側だったり青側だったりっていうのに偏ってしまうっていうのがこれドップラー効果と呼ばれるものです。
光も波だし音も波だから物体が動いて救急車が近づいてきて遠くなっていくときに音が変わるのも光が赤色になったり青色になったりするのっていうのも同じ現象であると。
で、こういうふうになっていたときにじゃあどうやって惑星を見つける方法として使うのかっていうと、惑星が例えば星の周りを回っていると
なんか単純に私たちも太陽の周りをくるくる回っているだけではなくて、その重力が一定強かった場合、惑星側の
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星の周りを回っているとそいつの重力によって中心の星っていうのも少し回転する、その重力に引っ張られて動いてしまうっていうような性質があるんですよね。
この性質を利用してその天体から来るはずであろう光っていうのが上下に動いたような光の揺れを観測できるんじゃないかっていうのがこのドップラー分光法になります。
星が単体でいる状態では前後に揺れたりしないので、星が前後に揺れるような光の違いっていうのが見えているんであれば、それっていうのは
他の目に見えていない惑星から引っ張られて、重力によって軌道が変わってるんじゃないかって考えられるので、ドップラー分光法と呼ばれるものが利用されるというふうになっていたりします。
最後もう一つですね、重力マイクロレンズ法と呼ばれるものがあります。 これは結構イメージしづらい部分もあってさらっとお話ししていこうかなと思うんですけど、
重力レンズって言われるぐらいですから、何かをレンズにする。何かっていうと重力ですね。
どうやって見つけるかっていうと、簡単に言えば星の重力っていうのを一つ、虫眼鏡みたいな扱い方をして、
それの近くにある惑星っていうのを見つけてあげようっていうようなプロジェクトですね。
この重力マイクロレンズっていうのは実際にNASAで僕が一緒に働いていた別のチームの同僚の人とかもやっていた非常に注目度の高い実験になっていて、
簡単に言えば2つ星が前後に並んでいるっていう状況で、例えば手前の星のところに惑星が回っているんだけど、
なかなか見つけられない。それはトランジット法だったりとか、さっきの星の前を惑星が通るっていうトランジットだったり、
あとはそのドップラー法っていうのが使ってもなかなか見つからないものがあると。ただ、星の重力っていうのは必ず存在しているので、
例えば中心の星の重力っていうのが、奥にある星の重力、星の光っていうのを曲げて、まるで虫眼鏡のように光を集めて私たちの目に届かせてるんじゃないかと。
その重力によって集められた光っていうのの性質が反映されて、惑星っていうのが浮き彫りになってくるんじゃないか、そんな研究方法があったりするんですね。
こういった感じで宇宙空間で重力をあえて利用して惑星を発見するっていう方法もあったりするので、こういった方法も頭の中に入れておいていただければと思います。
最後紹介した重力マイクロレンズ法っていうところについては、実は最近結構発見件数っていうところが増加している傾向にあったりします。
だいたい過去に1000件ぐらい見つけていたりするのかなと思うので、ここもしっかり抑えておくことで、今後このポッドキャストでどういうふうにこの惑星を見つけましたっていう話をしたときに、
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この回を振り返っていただいて、目の前が星を通るトランジット法なんだなとか、あとは惑星が重力で中心の星を動かしてしまうドップラー法なんだなっていうところとか、
あとは星自体の重力と光の性質を組み合わせて虫眼鏡みたいにして見ている重力レンズ法っていうものなのか、
そういったところを聞き分けられるようになっていただけたら非常に嬉しいなと思っておりますので、
気になる方はもう一度聞いていただいたり、あとはGoogleで見る、Twitterとかで僕に質問していただけたらお答えしますので、ぜひよろしくお願いいたします。
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それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
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