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2023-04-15 21:35

917. 木星が太陽系にも地球外生命たいにも重要な理由【JUICE】

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1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております宇宙話。今回は、太陽系にとってものすごく重要な役割を持っている
木星を探査しに行くミッション、JUICEと呼ばれるヨーロッパと日本が協力して行っているミッションについて紹介していきたいと思います。
木星がどれだけ太陽系にとって重要なのか、皆さんご存知でしょうか。 そしてその情報を持っているのは、木星自体を観測するわけではなく、木星の周りを回っている
ある衛星、木星にとっての月を探査しに行くことによって明らかになるんじゃないか。 そんなJUICEと呼ばれるミッションを紹介していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
ささき寮の宇宙話
2023年4月15日始まりました、ささき寮の宇宙話。 このチャンネルでは1日10分、宇宙時間をテーマに天文学で白紙号を取得した専門家の寮が
毎日最新の宇宙トピックをお届けしております 本日でエピソードが917話目を迎えているというところで
毎日やっておりますが、気になる宇宙のワードとか気になる宇宙のタイトルのものから宇宙話聞いてもらうのが
楽しみ方的にはちょうどいいんじゃないかなと、新しく今回見つけていただいた方とかにはですね。 でそういうところから聞いてもらって面白いなぁと思ったらぜひフォローしていただいてですね
毎日ちょっとずつ楽しんでいただけたら嬉しいなというふうに思っております 917話もありますからね、よろしくお願い致します
そんな感じで今回どんなお話をするかというところで言うと ヨーロッパの宇宙機関、そしてJAXAも参加したミッションである
ジュースと呼ばれる木星系の探査機 こちらが打ち上げを成功したので、ジュースというミッションは一体何をするミッションなのか
そういったところを今回はいつ聞いても あ、ジュースってこういうミッションだったよね
あ、じゃあ今木星に向かっているのってこういうためなんだっていうのがわかるような そういう回にしていきたいなと思っています
なのでなんかこう打ち上げ成功みたいな話はちょくちょくハサミはするんですけど そこらへんはなんかこうふわっと聞き流していただいて
本質的にジュースっていうミッション 木星に向かっている人工衛星が一体何をしようとしているのか
そのあたりをちょっと深掘りしていただけたら嬉しいなというふうな回になっております で今回紹介するこのジュースっていうミッションなんですけど
ね、なんだいジュースと、変なねポップな名前ついてるなぁと思う人もいるかもしれません
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ジュースっていうのはこれまあ天文のミッションだと結構ありがちな頭文字を取ったものです みたいなNASAみたいなJAXAみたいなそういう感じですね
ジュース j-u-i-c-eと書いてこれ略称 略す前はジュピターアイシームーンズエクスプローラーというところで
これどういう意味かジュピター木星ですでアイシームーンズっていうのが凍った月 のエクスプローラーなので探査するもの探査機とかっていう意味合いですね
なので今回これも名前からそのままの通りでこの人工衛星たちは木星の方向には向かう けど木星自体に何かしに行くっていうところがメインのミッションではなくて
メインのミッションは木星の周りを回っている衛星 つまり地球にとっての月みたいなものを探査しに行くっていう実はそういうミッションなのが
このジュースと呼ばれるものなんですね なのでこれJAXAのホームページとか見てみると木星氷衛星探査計画
ガニメデシュー回衛星
漢字並べるなよみたいな漢字ばっかり並べるとやっぱちょっと拒否反応出るじゃないですか でもまぁそこは置いといてとにかく木星の周りに回ってる
凍ってる衛星凍ってる月を見に行きたいというようなそういうモチベーションで やっているのが今回のこのジュースプロジェクトになっております
いやーまぁ最近JAXAのミッション結構失敗続きのものが多かったところから考えると本当に 打ち上げうまくいってよかったなぁとちょっとこうマイナスの雰囲気が緩和された感じは
ありますよね なんかいくらねこう失敗を前向きに捉えようと言ったところで失敗は失敗っていうところで
見ると世間の風当たりは強くなるじゃないですか 僕結構そういうのなんかあのふわっと見てしまうタイプなので
あーまぁそうだよね普通みんなそう思うよねでもでもみたいな なんかねそういうことじゃないじゃないですか
事実は事実だしみたいな まぁそんな中でJAXAが関わっているミッションであるこのジュースはしっかりとこう
打ち上げ成功で木星に向かうことができているっていうところは1個いい部分なん じゃないかなぁと思っています
でなんでこれ木星に行くのかっていうところのミッションの根幹というかやっぱり 大金かけているわけじゃないですか衛星に今回いくらかかってるのかちょっとよくわかんない
ですけど まあこう多分数十億ってお金はかかってると思うんですよ
ねメインで作る時とかってやっぱ100億規模とかそういうところになってくるので まあやっぱり
その部分は お金がかかってるとじゃあお金がかかった上で何をしていくのか
っていうところで言うとこれ木星っていうのがやっぱり太陽系にとってすごい重要な 天体であるっていうところが一番重要な部分になってくるんじゃないかなというところで
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太陽系の起源を解き明かすっていうような まあよく宇宙開発の最近のモチベーションって結構ここに近い部分が多いんじゃないかな
太陽系の起源の謎を解明するよくポッドキャストで紹介している みんな大好きな早草2がやっていたミッションもまさにこの太陽系の起源
っていうところにアプローチする上で 重要な研究だったわけなんですよ
そういうところがあって今回のジュースも 同様に太陽系の起源を解明していくことを目標にしているっていうところですね
でまぁそもそも私たちが住んでいる地球っていうのは 太陽の周りをぐるぐる回っていてで太陽の周りにぐるぐる回っているの実は
地球だけじゃなくて火星とか木星とか金星とか水星とか いろんなのがあるわけじゃないですか
このたこれ全体を太陽系っていうふうに呼ぶんですね内側から水金地下木土展開 名は世代が出るからまあやめといとして
まあそういった状況になっていると でこの中で太陽系がそもそもどうやってできてきたんだろうっていうような
形成のメカニズムだったりとか あとは地球に水とか大気っていうのがあること自体がすごく重要なわけですよ
私たちが地球上で住むっていう条件の上では っていう風になってくるとじゃあ地球に水だったり大気がどうやってもたらされたのか
でそういうところの謎を解き明かす鍵っていうのが ヒントっていうのがこれ木星にあるんじゃないかなっていう風に言われているのが
結構モチベーション一番根底にあるモチベーションというところですね なんでなのか
なんで木星みたいな話じゃないですかあんまり以降木星の重要性ってわかんないと思うん ですよね
僕も宇宙の研究するまで知らなかったしなんなら ずっと研究している中でもそこまでなんだろうなしっかりと木星に向き合った記憶があるかっていう
ところで言うとまあ結構怪しいかなと思うぐらい 木星の重要性ってあんまりみんなに知られてないから
知られてほしいなあっていう気持ちはすごく強いんですよね で木星ってどういう特徴があるのか
大きく2つで一つはもう全体がガスでできているっていう状態 そしてもう一つはめちゃめちゃでかいっていうところですね
なんならもうこの2つ目のポイントが一番 木星を特徴づけるそして太陽系の中での存在意義っていうのをもたらしてくれる
部分かなと思っていて木星めちゃめちゃでかいっていうのは何かっていうと地球の 300倍ぐらい重いんですよ
300倍ですよ 地球300個あってようやく同じ重さになるというところになってるんですよね
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でこれ重いから何なのっていう話ではあるんですけど そこが一番重要で
宇宙空間で物同士の間に働く力って一体どんなのが想像できると思いますか ここで想像できる力の中で一番重要なものって重力なんですよね
宇宙空間で働く力っていうのは物から引っ張られるみたいな 重力の性質っていうのがすごく重要になってくるんですよ
その重要になってくる重力って物の重さで決まるんですよね 重い方が重いだけ力は強くなる
つまり木星はめちゃめちゃに重力が強い天体なんですよ めちゃめちゃに重力が強い
この強い重力を持っていること自体が 太陽系の今の姿をデザインした重要な要素なんじゃないかっていうふうに言われてます
実はこの木星の重力があることによって実は木星より内側の惑星それこそ地球とか 火星とか金星とかそういったところって岩石の惑星って言われてるんですよね
表面のあるゴツゴツした岩でできているようなものに対して 木星より外側っていうのはガスでできてるみたいな
確かそのあたりをどうやって作ったのかみたいな形成過程についての話もポッドキャスト どっかでしたことある気がするんですよね
木星超重要みたいな ぜひですねそういったエピソード覚えてたら教えていただけたら
僕も900何話もやってたらね分かんなくなるんですよ いつやったっけなぁみたいな
そういったところで木星重要なんですよね 今の太陽系を作るっていう考え方にとっては重要で
それが木星が誕生したことによって地球も誕生して 海とか大気の成分も地球にもたらされたっていうところの形っていうところが
実はこの重要になってくる中で肝心の木星ってどうやってできたのかっていうところが
そうすると重要になってきますよね これは何となく辻褄があるというか
でそこを探査する目的で行ってるのがジュースと呼ばれるミッションです このジュースで木星は木星じゃあ
普通に木星調べに行けばいいじゃんっていう話はあると思うんですよ たださっき言ったみたいに木星ってほぼガスでできていて
木星は本当に外から見るとただのガスの塊だからこそ 原子の最初の木星を作った情報っていうのは
その分厚いガスの中 分厚いガスの下に隠されているような状態なんですよね
このガスを切り分けていきながら 木星ができた当時のヒントを探しに行くっていう方法も
もちろん一つ手としてはあるんですけどやっぱなかなか困難なんですよね そういった中でじゃあもう1個どういう方法があるのか
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っていうところで言うとこれは木星の衛星 地球でいうところの月ですね
木星にとっての月っていうのを調べてあげることが重要なんじゃないかっていうところが 今回の研究のモチベーションになっています
簡単に言うと 木星ができた時に大体一緒にできただろうと
つまりその周りにあった宇宙の環境っていうのを そのまま木星の衛星たちは保持したまま
今存在してるんじゃないかって言われている 言ってしまえば化石みたいなものですね
化石みたいなものなんじゃないかっていうふうに言われていて その部分が結構期待されてるんですよ
なのでじゃあジュースは木星の衛星に行って その衛星の中から情報を探ってくるっていうのが今回のミッション
研究者ってこういうことばっか考えてるんですよ 今の現状ってここまでしかわかってないけど
これに影響を与えてるのってこの要素だから じゃあこの要素を調べる
でもこの要素よりももっと根本的なこういう問題も わかってないんじゃないのみたいな
じゃあまずはそっち調べてみようかっていうような どんどんブレイクダウンしていくっていうんですかね
っていうところでやっていくような感じで ミッションというのは決まっていくんですよ
今回このミッションの中で向かう木星の衛星っていうところは そもそも木星の衛星ってめちゃめちゃあるんですよ
これポッドキャストで紹介しそびれてるから 近いうち紹介したいなと思ってるんですけど
今年2023年に入って新しい研究発表されて それによるとなんと
木星の衛星の数って木星にとっての月って今92個あるんですよ 92個ですよ
多すぎないですかね そんな中でも92個の中でも注目度の高い衛星っていうのがあって
これはガリレオ衛星と呼ばれるものですね ガリレオ衛星これガリレオが見つけた衛星ってことでいいのかな
本当にだから400年ぐらい前の話か ガリレオガリレイが宇宙の観測を行って
その観測の時 1,600年ぐらいの話ですね 1,600年ぐらいだから本当に400年前にそういったのを発見した時に
木星を観測したら木星の周りに4つ衛星が見つかったというところで その名前がイオ、エウロパ、カニメデ、カリストって呼ばれるような4つですね
この4つっていうのがガリレオが初期の初期に見つけた天体だからこそ ガリレオ衛星っていうふうに呼ばれていて
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このガリレオ衛星っていうのは木星の92個衛星がある中でも 比較的注目度の高い衛星であると
いろいろ条件あるんですよ この4つぐるぐる回ってる軌道がめちゃめちゃ美しい
であったりとかそういう関係性があってこの4つが注目される理由っていうのは ガリレオが見つけたからっていうだけではない理由もちゃんとあって
でそれのうちの今回のミッションで言うと3つですね イオ以外の3つのエウロパ、カニメデ、カリストの3つに向かっていく
っていうのが今回のミッションになっています でそこを探しに行くことでまず木星がどうやってできたのかっていう情報
つまり木星の周り木星が形成された時の化石である と思われているこの衛星たちを観測しに行くことでいろいろこう発見していこう
っていうところだったりとか あとはこれ
実は最近僕が熱くお話しさせていただいている地球外生命体を探査しに行くっていう ミッションも実は隠れていたりするんですね
なんでかなんでかっていうとこれ 木星の衛星っていうのはパッと見氷の塊なんですよ
表面が氷でガチガチになっていてってなるんだけど まあその中身っていうのは実は全部が氷でできている塊っていうよりは
中にちょっとした熱源みたいなのがあって熱を発するものが それのおかげで氷の内側は実は液体の海が
存在しているんじゃないかっていうふうに言われています これが本当に水の状態液体の状態で存在しているのかどうなのかっていうところは
重要なポイントで 最初に話したみたいに伏線回収みたいになるけど地球
にこの生命体がいるっていう状態ってこの水とか大気とかが地球にもたらされたっていう ところが大きい要因になってくるじゃないですか
この地球の海と同じような性質でできるはずだと この氷の中にできる液体の海っていうところが
そういったところの内部の海が存在していて その内部の海っていうの環境は本当に地球の海と似ているのかどうか
っていうところを探査していくことっていうのは最終的にはこれ 地球外生命体っていうところの探索だったりとか
そもそも地球にどうやって水が運ばれてきたのかっていうようなところの情報にも 繋がってくるんじゃないかみたいな
そういった期待も込められているんですね この生命の定義とかそういったところ実は結構面白くて
なんかいろいろあるんですよ こう難しく 自分と外界外が完全に隔離されている
人間でいうと自分の外だから体っていう骨格とか皮膚があって それが外と完全に独立してるじゃないですか
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これ他の動物でもそうだし あとは自分で複製できる つまり子孫繁栄とかっていうところだったり
これ自己の活動を維持できる 僕たちってご飯を食べたりしてエネルギーを補給して自分の活動っていうのを維持できるじゃないですか
こういったところが生命の定義っていうところになっていて じゃあそれを可能にするのかみたいなところっていうのも結構重要になってくるっていうのが
今回の研究のポイントの一つというところになっていたりします でもこのジュースっていうミッションはめちゃめちゃ面白くて
他にもちょっとやっぱり音声だと伝えづらいなーって思ってる部分の一つで たまに僕が外の人と喋ったりしに行った時に
話す地場の話ですね 地球って大きな磁石って言われているような性質が
宇宙空間ではこの磁力っていうのがめちゃめちゃ重要な役割を担っていたりするんですよ この磁力が木星っていうのはめちゃめちゃ強い
太陽系の中で一番強力な磁力を持っているっていうふうに言われていて この磁力とオーロラとか地球でできるオーロラもそうですけど
これってすごい関係性が強いんですよ なので木星でできるオーロラっていうのが何年か前に発見されて
10年くらい前なのかな 発見されて その木星のオーロラっていうのは本当に地球を覆いかぶさるような
地球何個分の大きさみたいなオーロラができていたりするっていうところがあると この宇宙空間の磁力っていうのはやっぱり地球上で
再現できないレベルのものがあったりとか 何かものを加速させるっていう上でものすごく重要な要素を持っていて
そこを今回ジュースが木星の近くに行くことによって明らかにできるっていうような背景もあったりして
そういった意味でも注目されている今回のジュースですね 2023年の4月の日本時間でいうとこの14日夜に打ち上げを成功させた
っていうニュース出てきてます ここからしっかりと衛星の展開もうまくいったっていう速報も聞いてますので
ここから木星に向かって大体6年かけて 6年かけて木星にたどり着いていくというような形になっていくという風に聞いておりますので
これからまたどんどん続報出てきたらお話ししていきたいなと思ってますし 実は今回まだ話し切れてない部分がいくつかあったりするので
明日 明後日とか直近2,3回ぐらいのエピソードの間でちょっとお話しできればなと思ってます
ぜひ木星の衛星のミッション面白いなと思ったりとか もっと知りたいなっていう人はそっちも聞いていただきたいなっていうところと
ぜひこれの続報をどんどんお話ししていきますので あと関連のエピソードとか
なのでそういった意味でも宇宙話ぜひフォローしていただいたり コメントいただけたら嬉しいなと思っております
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ということで今回は以上になります 今回の話も面白いなと思ったら
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それではまた明日お会いしましょう さようなら
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