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2022-06-14 12:42

615. 巨大ブラックホールの足元銀河【クエーサー】

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私たちのいる天の川銀河も昔は同じような状況だった!?

クエーサーと呼ばれる巨大なブラックホールを中心とした銀河について、

これまで明るすぎて見えなかった足元を、最新技術で照らすことに成功しました。

星は順調に生まれる環境だったみたいです。


ソース

https://alma-telescope.jp/news/press/3c273-202205


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今回は、明るすぎて見えなかった銀河を、最新技術で明らかにした、そんな研究結果を紹介していきたいと思っております。
で、今回紹介するのは、まぁちょっとマイナーな名前の天体、クエーサーと呼ばれる天体です。
このクエーサーっていうのは、多分ポッドキャストの中でもあんまり紹介してないんじゃないかなと思いますが、
今回紹介するのは、なんかすごい宇宙っぽい数字がたくさん出てきます。
24億光年先にある、超巨大なブラックホール、そしてその周りに広がる、何万光年も広がる構造っていうのが見つかった。
で、これが天の川銀河とかも、全体で5万光年、半径5万光年とかってぐらいの数字になってくるので、
まぁなかなかこうイメージしやすいのかしづらいのか、そんな天体を紹介していきたいと思います。
で、このクエーサーっていう天体、後で詳しく紹介しますが、天の川銀河、私たちがいるこの天の川銀河も、
昔クエーサーと同じような姿をしていたんじゃないかっていうところも言われているので、そんな太陽系の歴史も少し皆さんにイメージしていただければと思っております。
それでは最後までお願いします。
佐々木亮の宇宙話。
2022年6月14日始まりました佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは1日10分、宇宙時間をテーマに最新の宇宙トピックスをお届けしております。
ということで本日は615エピソード目を迎えるというところになっていて、今日は久しぶりにですねTwitterのスペースで同時公開生収録みたいなことをやっているので、
もしかしたらいつもよりも若干緊張気味な声で喋っているなぁと、もしかしたらSpotifyで聞いてくださっている方は思っているかもしれませんが、そんな感じで進めております。
というところでTwitterの方でもたくさんの方に聞きに来ていただいているのでめっちゃ嬉しいなぁと思いつつ、
Spotifyの方でいただいているQ&Aコーナーの番組の感想とかもちょっとご紹介していこうかなと思っております。
はい、じゃあ読み上げます。一つは文字起こしの回ですね。文字起こしされてるんですよっていうのを最初に紹介した回でいただいたコメントを読み上げます。
自動文字起こしの精度すごい。音声を聞きながら文章を見ると内容の理解度が上がりますね。たまに出てくる変換ミスがかわいいというコメントをいただきました。ありがとうございます。
そうですね。音声だけだとやっぱり理解しづらい部分っていうところが、この書き起こしとかそういったところでもしかしたら一部カバーできるのかなっていうところはちょっと思ってます。
なので、ちょっと前にお話ししましたけどSpotifyのアプリ上で歌詞みたいな感じでホーム画面開いていただくとSpotifyの独占配信の番組はそういった
実は処理が施されていたりするので、ちょっとそういった楽しみ方もね、宇宙話のリスナーの方には知っていただけたら嬉しいなぁなんていうふうに思っております。
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はい、コメントいただいてありがとうございました。続いてもう一つコメント読み上げさせていただきます。10分チャレンジした時の回ですね。
読み上げます。表示では10分になっていたよ。いましてなっていましたよ。今日ぴったりすごいと思って聞き始めたらなるほど。
でも私はりょうさんの近況話も好きだし、長い時はそれはそれで詳しいお話が聞けてお得な気持ちになってます。
これからも配信楽しみにしています。ということでコメントいただきました。ありがとうございます。そうですね、10分で綺麗に話し切るぞって言ってね
ようやくちゃんと10分っぽくなったなっていう感じですかね。表示が10分になってるだけで喜んでいただけるっていうのはなかなか嬉しいなぁとは思ってるんですけど
そうですね。長いのは長いので楽しんでくれるっていう気持ちをぶつけてくださる。ツイッターとかでもぶつけてくださる方いたので
なんかまあ伸びちゃったら伸びちゃったでもういいかなってちょっと前向きに思い始めてます。 しかもこれ10分とか言ってやって次の日
昨日か確かもう10分超えてるんですよね。12分とかの音源になってるんでなかなか有限実行難しいなぁと思ってるんですけど
今日もちょっとね10分以内に収められるように頑張っていきたいと思います。すでに5分ぐらい喋ってますもんね。
はいじゃあ早速本題に行きたいと思います。今日の本題は明るすぎて見えなかった銀河の構造が新たに見えてきた最新技術についてのお話をしていきたいと思っております。
で今回ちょっとタイトルからわかりづらいなぁと思うので結構背景を深掘りしていこうかなと思うんですが
今日紹介するのはクエーサーと呼ばれるちょっとマイナーな名前の天体です。クエーサー、このポッドキャストでも多分本当に数えるぐらいしか紹介したことないんじゃないかなと思うんですよね。
これって宇宙空間の中でも結構得意な天体で活動銀河核なんていうふうに呼ばれる。まあとにかくものすごく活動してる銀河だと思ってください。
でこれ銀河って言ってもなんかまあいろいろあるじゃん、あんまりピンとこないじゃんっていう方もいるかと思うんですが、その正体は銀河と言わずにブラックホールだと思っていただければいいです。
超巨大なブラックホール。私たちが住んでいる天の川銀河と呼ばれる、まあ銀河の中にこの太陽系っていうのがいるわけなんですけど、その銀河の中心にもブラックホールがあるというところで、先日こう実際に写真を撮って
そのブラックホールの姿を確認したなんていうニュースは結構ホットだったんじゃないかなと思いますが、まあそういった天体中心に巨大なブラックホールがあってその周りに銀河、星たちがぐるぐるぐるぐる回っている
なんていう状態のものっていうのは宇宙空間ではよく見かける光景なんですね。そんな中でもそこから強烈な光のエネルギーを発しているっていうのを
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こういうのをクエーサーというふうに呼んだりします。もちろん細かい説明していくと専門家の人にいやそんな定義じゃないよって言われちゃうんですけど
このポッドキャストでは宇宙の、ん?って思うようなちょっと知らない部分が知れるっていうところが特徴になっているので、そういった中心がブラックホールで光輝いている
そしてそこからなんならジェットとかが出ている。なんか宇宙空間ってそういう超巨大なブラックホールだったりとかっていう
なんかエネルギー超強そうなものの周りではジェットと呼ばれるそのブラックホールからものが吹き出すような現象みたいなのを見えたりするんですね
そういったのが見えるのも実はクエーサーの特徴で、今回最新の研究で注目されたクエーサーの名前っていうのは
3C273と呼ばれる、これ実は世界中でも相当有名なクエーサーなんですね
世界で初めて発見されたクエーサーとしても知られていて、その電波強度、そこから電波っていうのはものすごく出てるんですけど
電波ってあの皆さんが携帯とかで使ってるあの電波ですね
あれがものすごい勢いで出てるからすぐに見つかった、世界で初めて発見されたクエーサーなんていうふうに言われてるんですけど
そのジェットがものすごく勢いで出ているクエーサー、一体どこにあるのかっていうと
私たちの地球から27億光年も先っていうところでもう果てしないですよね
まあでも宇宙の年齢から言うと比較的近い方、130何億年とかっていう先にある宇宙の果てに比べたら
比較的近いところにあるって言ってもいいのかなというような天体になってます
でさっきお話ししたみたいに世界で初めて発見されたこのクエーサー、巨大なブラックホールからジェットが出ているような銀河
すごいなんかいろいろ言ってますけど、このクエーサーと呼ばれる天体は最初に見つかったからこそ本当に宇宙空間でも相当明るく輝いてるんですね
明るく輝きすぎているからこそその近くにある天体が見えないっていうようなウィークポイントも実は潜ませていたんですよ
正面から例えばものすごく明るいライトをハイビームにして近づいてくる車とかって
運転席が見えない、何なら車の本体も見えないぐらい眩しいじゃないですか
あんな感じで本体が全く見えずそのクエーサーの光だけがやたら見えるみたいな状況になっているような天体だったんですよね
なので、もともと根本にブラックホールがあってそれの周りに銀河が形成されているなんていうのは他の観測でいくつか言われてたものの
なかなか明るすぎてその根本が見えないっていうのがウィークポイントとして挙げられてました
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技術的になかなかそこを解決できないと、その中で今回は宇宙開発の技術が発達してきてそういった画像の処理とかがうまくいけるようになった
つまりこういった技術によってものすごく明るくて近くが見えなかったものっていうのを分解することができるようになった
その明るいもののさっき車のライトで言ってたのは車のライト明るすぎて車の本体見えなかったけど
いろいろ例えばすごい良いサングラスをつけたみたいな状態になると車体もはっきり見える
なんならエンブレムもはっきり見えるみたいなそういう状況を達成することができたっていうのが今回の研究なんですね
そういうところが発見されるとブラックホールの足元の部分っていうところには
ものすごく熱せられた星を作るためのガスとかがたくさんあったっていうのが研究結果として上がってきました
これによってこういった熱せられるつまりこのクエーサーが中心のブラックホールの周りにある
星を作る材料とかの元になっているガスとかを温めすぎているとそういった星っていうのをなかなか作りづらいんじゃないかっていうようなのが
今まで研究として結果として指摘されていたんですね
そういった星の生成を妨げる作用があると指摘されてたクエーサーについてなんですが
今回そういった根元の観測がしっかりできるという研究結果からそんな星の生成を妨げるような悪影響っていうのを銀河に与えることはないというような研究示唆が得られたというのが今回の研究結果になってました
この中心にブラックホールがあって周りに銀河が作られてジェットが出てるっていう構造
この構造って実は昔私たちのいた天の川銀河も実は同じ状況だったんじゃないかっていうのが今言われてるんですね
そうするとその天の川銀河の中心部分でもなかなか星が作れない状況がジェットのせいで起きていたんじゃないか
なんていうところもささやかれていたんですが今回ものすごく明るい天体の根元を観測したところ
そういった星を作るガスとかに悪影響を及ぼしていることはなかったという研究結果出てるので
天の川銀河でも昔そういう状況であったにもかかわらず星は順調に作られていたなんていうような姿が実は想像できるんじゃないかというところで
今後もクエーサーの研究っていうところは注目していかないといけないんだなというところをしみじみ感じさせられる
そんな研究結果でしたとにかくですね24億光年先の宇宙の天体っていうところから見えた知見が
実は私たちの天の川銀河にも対応させられるんじゃないかそんな視察が得られた面白い研究だったのでご紹介させていただきました
ということでですね今回はなかなか明るくて見えなかったクエーサーの足元を最新技術で明らかにした
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そんな研究結果をご紹介させていただきました
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番組の感想や宇宙に関する質問についてはTwitterのハッシュタグ宇宙話
またはSpotifyアプリの下にあるQ&Aコーナーからジャンジャン質問を飛ばしていただけたら嬉しいです
それではまた明日お会いしましょう
明日は昨日お話ししたゲスト回を公開していこうかなと思います
国立天文台の研究員がゲストとなってますのでぜひ楽しみにしてください
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