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2022-05-14 11:35

585. ブラックホールの写真は姿ではなく影!

ブラックホールの姿が見えたと世界中が騒いでいる今週。

本当はあれ、ブラックホール自体の光ではなく、影なんです。

その名も「ブラックホール・シャドウ」。かっこいい。


ソース

https://www.nao.ac.jp/news/science/2022/20220512-eht.html


写真キャプション

https://www.nao.ac.jp/news/science/2019/20190410-eht.html


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今回は、天の川の中心で見つかったブラックホールで検出した、あの光の輪が一体どんなものなのか、こちらについて紹介していきたいと思っております。
あちらですね、正確にはブラックホールシャドウと呼ばれる、なかなか中二病チックというか、なかなかかっこいい名前をしているわけなんですけど、
このブラックホールシャドウっていうところ、実は多分皆さんがいろんなメディアだったりとかで見ている、その認識と若干ずれている部分があるかなというふうに思っているので、
ブラックホールの写真を撮るっていうのが一体どういうことなのか、そのあたりを今回はしっかりとお話ししていきたいなというふうに考えておりますので、ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
ささき寮の宇宙話
5月14日土曜日始まりました。ささき寮の宇宙話。このチャンネルでは1日10分、宇宙時間をテーマに最新の宇宙トピックスをお届けしております。
ということで今日で585エピソード目を迎えるというところで600回目前になってきましたね。
特に何があるわけではないんですけど、やっぱり100回ずつでカウントしていくと結構感慨深いので、またその頃ですね、なんかいろんなこと話すネタなんかあるかなとか妄想しながら
ポッドキャストを毎日収録しております。なかなか大変なんですよね、毎日更新するのって。でも楽しくやっております。
でですね、この毎日配信っていうところの立て付けが報われてきたなっていうふうな思いが思う瞬間がありまして、今スポティファイの日本ランキングなんとですね18位
日本ランキング18位に居座らせていただいております。めちゃめちゃ嬉しいですね。これやっぱり
5月からスポティファイの独占配信に切り替わりましたっていう話をして、多分今まで違う媒体で聞いてくださってた方もいるかなと思うんですが、そこから移ってきてくださった方のおかげ、そしてもともとスポティファイで聞いてくださってたおかげでですね
5月から独占配信に切り替わって、結構調子よくここまで来させていただきました。多分始まってすぐぐらいの頃は10分の1とかになってるよみたいな、助けてーっていう話をさせていただいてたと思うんですけど、そこからですね皆さんに助けていただいたおかげでここまで来れたっていうのは本当に嬉しく思っております。
いやもう並びがすごくて、16位、今18位にいるんですけど、16位が下振り明星で、17位がキリンの川島さんのポッドキャストあって、で僕いて、で佐久間信之さんいて、でダイヤンいてサンドイッチマンいるみたいな、ここに僕並ぶっていう。
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でしかも15位、3つ上のところにはコテンラジオとかいるわけですよ。コテンラジオはもうね、トップポッドキャスト番組と、もう誰もが思っているような番組だったと思うんですけど、そこにこう横並びにできるぐらいのところまでは来てるなっていうところで、なんかそうですね、一個の媒体に絞ったからこそっていうところはあるのかなと思いつつ、でもめちゃめちゃ嬉しいですね。
今までってアップルポッドキャストで日本全国で23位とかが最高だったので、なんかそことね、そこが最高地点だったっていうところを考えると、そこから5ランクもアップしてるし、まあスポティファーだから若干違うと思うものの、まあ嬉しいなーってところで最終的には何度も言わせていただいている通り、日本1位っていうのはやっぱり取りに行きたいわけなんですよね。
なのでそのあたりっていうのはしっかりこう半年、1年っていうところでいろいろ目標立てながらやらせていただこうかなと思っておりますので、引き続き応援していただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
とにかくですね、この18位っていうチャンネルの順位にしていただいたのは、今聞いてくださっている皆さんのおかげだと思っているので本当に感謝しております。ありがとうございます。
ということで、まあここから毎日配信していくわけなんですが、早速じゃあ今日の本題に行きたいと思っております。
今日の本題は天野川の中心のブラックホールの写真を撮影するのに成功したというお話の関連から、あの写真って一体どんなものなのかっていうところをお話ししていこうかなというふうに思っております。
昨日ですね、そもそも5月12日、この放送から言うと2日前のタイミングに天野川の中心に存在しているブラックホールの写真を撮ることに成功したというようなお話をした中で、そしてそういうプレスリリースが出て、かなり日本中騒いでいたところから開けてなんですけど、
いろんなメディアを見ていて、一つ多分勘違いというかなかなかしっかり伝わっていない部分あるんじゃないかなと思っているのが、あの赤く見えるドーナッツみたいな輪っか、あれが一体どうやって見えているのかっていうところですね。
こちらをしっかりとお伝えしていきたいなというふうに、この宇宙話では思っております。
で、あれの名称なんですけど、まずはあれってブラックホールシャドウと呼ばれる、ブラックホール自体の写真ではないっていうのが名前からわかる通り、ブラックホールの影なんですよ。
影ってどういうふうにできるか、皆さん覚えていますでしょうか。覚えてますかっていうか、毎日見る方見ると思うのであれなんですけど、影っていうのは後ろから光が当たって、その光が当たらなかった部分が黒く見えて、
その後ろから飛んできた光っていうのが、その影を浮き彫りにさせるみたいな状態で見えるものを黒い影と呼んでますよね。
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あれと同じような現象が、実はブラックホールでも起きているというのが今回のお話になります。
そしてですね、これSpotify独占配信に切り替わったからこそできることだなと思っているんですが、今回サムネイル画像、このエピソードのサムネイル画像にさせていただいているのが国立天文台のプレスリリースから引っ張らせていただいた、
ブラックホールシャドウの出来方っていうところの画像なんですね。こちらをちょっと参考にしながら皆さんには理解していただきたいなと思っていて、
これもう画像を見ていただければわかる通り、真ん中にブラックホールがあって、ブラックホールの近くを通っている光が私たちのこの目の方向に届いている。
今見ているサムネイルの右側に地球があるみたいなイメージです。
ブラックホールっていうのは光すらも吸い込むような超巨大な重力を持っている天体になるわけなんですね。
そんな天体がそこに存在していると一体どういうことが起きるのかというと、周りにある光、これ光子って呼ばれるんですけど、それをどんどん自分のところに吸い込んでいこうという力が働くと。
で、そんな中で単純に周りにある光を集めるだけじゃなくて、やっぱり重力がものすごく強いので、
例えば、地球に絶対に届かないような、私たちが見たところ、見た方向に対して垂直に行くような、つまり横切るような光すら、このブラックホールっていうのは自分の重力を使ってクイーッとその経路を曲げることができるんですね。
で、その曲げた光っていうのがたまたま地球の方向に向かって飛んでいく、そんなものを捉えたのが今回のこのブラックホールシャドウと呼ばれる赤いドーナッツ状の輪っかになっています。
で、これは何年前だ?3年前。3年前とかに初めてブラックホールの写真が撮れたっていう話が出たところから、今回の新しい天の川銀河の中心のブラックホール、両方で共通しているのは決してブラックホールの周りが光っているわけではないということですね。
これはぜひですね、宇宙話を毎日聞いてくださっている皆さんにはぜひ理解しておいていただきたいと。ブラックホール自体、つまりブラックホールの周りが輝いているものを撮っているわけではなくて、ブラックホールの近くを通った光っていうのをグイッとねじ曲げて、難しいですね。
グイッと曲げてですね、上手い例が今頭の中に思い浮かばなかったのであれですけど、グイッと曲げて私たちの方の目に届くような状況にしてくれていると。
で、その、つまりブラックホールが集めた周りからの光を地球方向に飛ばした時に見えるその輪っかを見ているっていう状況なんですよ。つまりブラックホール自体がこういうああいう炎上に輝いているというわけではないっていうところですね。これをしっかり頭に入れておいていただきたいと。
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で、これあんまりポッドキャストで話すつもりはないなと思っていた一つ、世の中で薄くささやかれているお話があって、あの画像、円盤状に見えるというかドーナッツ状に見える画像っていうのが実は研究所間違っているんじゃないかっていうような指摘が出ていたりします。
あれが画像処理の方法によっては丸く出るんじゃなくて、なんか点しか見えないみたいな2つの点にしか見えないみたいなところで言うと、もちろんそういう画像が画像処理上出てくるっていうところは一部論文の中でも指摘されていることで。
ただですね、確率的に何回もその画像っていうのを生成するようなモデルっていうのを通した時に確率的にああいう円型っていうんですかね、ドーナッツ型の形が見えてくるっていうようなところも論文に記載されているので、なんかこうこれは研究捏造だ陰謀だみたいな話をしているところっていうのは一つ横目に見ながらというかそういうところも研究者っていうのはしっかり考慮した。
上でちゃんと論文として出ているっていうところ、そちらですね、あのしっかりと皆さんの頭の中にも入れておいていただけたらなというふうに思っております。
こういったちょっと画像を用いた見せ方っていうのはポッドキャストの本質から若干崩れ外れそうな気がしているのであんまりできないんですけど、そういった見せ方っていうのは今後YouTubeとかでねやっていこうかなと思っています。
5月中にはYouTubeの動画どんどん復活させていく予定になっておりますので、ぜひそのあたりは参考にしながら一緒にですね、動画の方でも楽しんでいただいて、僕の日常と一緒にポッドキャストの方でも楽しんでいただくというようなところを皆さんには楽しんでいただけたらなと思っておりますので、これからもポッドキャストとYouTube両方ともよろしくお願い致します。
ということで今回は天の川の中心で見つかったブラックホールの写真、あれが一体どうやって見えているのか、そんなお話をさせていただきました。
今回の話も面白いなと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォロー、サブスクライブよろしくお願いいたします。
番組の感想や宇宙に関する質問についてはTwitterのハッシュタグ宇宙話、宇宙が漢字で話がひらがなになっておりますので、じゃんじゃんつぶやいていただけたら嬉しいです。
それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
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