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2022-03-01 11:52

511. AIで見る太陽のうごき

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私たちの生活を支える太陽の表面の動きは、実はまだ表面のプラズマの動きは解明されていない。

それをAIによって明らかにする研究が発表されました。


ソース

https://www.nao.ac.jp/news/science/2022/20220225-sso.html


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始まりました、佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、毎日誰でも最新の宇宙が学べる話題を、ドクター佐々木がお届けしております。
ということで、早速今日の本題を紹介します。今日の本題は、AI技術、真相学習と呼ばれるものを使って、
太陽とその表面にあるプラズマの流れ、この構造を明らかにしていく、こんな研究結果をご紹介していきたいと思っております。
今日紹介するのは、国立天文台から出た最新の研究になっていて、私たちの生活を支える太陽。
この太陽というのは、実は全てを解明されたわけではないという、いまだに研究が発展していっている分野の一つなんですね。
その中で、太陽の表面に向かって中心からどんどん熱を運んでくるだったりとか、太陽ってものすごく熱いので、そういった熱を運んでくる流れだったりとか、
プラズマと呼ばれる、表面のガスみたいなものの流れとか、こういったところって、パッと見ではなんとなくできているっぽいっていうのが分かっているものの、
具体的なそれがどういう三次元的な動きをしているのか、下からどうやって熱が運ばれてきて、どういうふうに広がっていって、またどういう流れを作っているのか、
そんな構造っていうところが分かっていなかったものを、最新のAI技術っていうのを使って明らかにしていく、そんなすごく最新鋭っぽい響きがすごい研究をご紹介していきたいと思っております。
こうやって最新の技術と天文学を掛け合わせることで、また新しい研究結果が出てくる、そんなところをご紹介していこうと思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いいただけたらと思います。
よろしくお願いいたします。
はい、ということでですね、毎日恒例の緊急報告をさせていただこうかなと思うんですが、
ちょっとですね、本日は2月29日火曜日っていうところで土日若干バタついてしまっていたというところがあったものの、
空いてる時間で家の周りを散歩していたらですね、近くのサーフボードショップでものすごくいい感じのボードを見つけてしまい、半額セールをやっていたので、
これはもう買うしかないなと思って、何年ぶりだろう、6年ぶり?7年ぶり?もっとかな、ぶりぐらいに新しいボードを買いました。
で、ちょっとバタバタしてたので、まだサーフィン自体はできてないんですけど、そこをですね、新しいボードを買ったらやっぱりテンション上がるんですよね。
これ多分もうずっと、何でしょう、ちっちゃい頃から新しいものを買ったらやっぱりテンション上がるじゃないですか。
それって大人になっても全然変わらないんだなっていうのをすごい実感していて、新しいおもちゃを手に入れたのでですね、
03:02
なるべく早くサーフィンに行きたいなと思いつつも、最近はすごく出勤まみれで東京に出稼ぎに行ってる気分で頑張っているので、
来週の週末にでもゆっくりサーフィンに行けたらなというふうに妄想している今日この頃でございました。
そんな感じでですね、楽しみが少し増えたので、またサーフィンも頑張って、仕事も頑張ってみたいなところでモチベーションを保っていきたいなと思っています。
僕もすごい仕事いろいろするものの、結構外からの力でモチベーションをグッと上げなきゃいけない時もあったりするので、
そういったところは僕の中では結構大事だなと思っています。
なのでですね、そんなボードのいいレビューとかがあったらまたご紹介していきたいと思っておりますので、よろしくお願い致します。
はい、ということで早速今日の本題を紹介していこうかなと思いますね。
今日の本題は最新のAI技術を使って太陽表面の立体的な場の流れの構造、これについて解明していく、そんな研究結果をご紹介していきたいと思っております。
はい、で今回のはもうタイトルの時点ではって思っているかもしれないんですが、僕からしてもちょっと難しいかなと思う分野の研究なんですよね。
というのも、今回紹介するのは、いわば太陽の表面の三次元的な場の広がり方、空間のお話をしていくんですけど、そもそも太陽ってものすごく近い。
例えば星空とかを眺めているときに、太陽みたいに形がくっきり見えるものってほとんどないんですよね。
特に星っていう、光勢っていうものに関して言えば、太陽はくっきり丸く、そして立体的に見えるものの、他の天体っていうのは全て点でしか見えないというような特性があるので、
光勢を研究するっていうところの軸で考えたときに、太陽っていうのはやっぱり絶好の研究材料の一つになるわけですね。
で、今回紹介するのは、そんな太陽の表面で、
ものがどうやって太陽の内側から運ばれてくるのか、その熱の流れだったりとか、あとはプラズマって呼ばれるガスみたいな状態になったエネルギーの強いものっていうのが、
どんどん下から持ち上がってきて、それによって太陽の表面だったり、外側にあるコロナっていうところがものすごく加熱されるだったりっていうような、そんな現象が捉えられる一方で、
やっぱり太陽その内側からものが上がってくるっていうこの3次元的な空間の広がりっていうところは、まだなかなか研究が進んでいなかったんですよね。
特に下から盛り上がってくる熱の流れはわかるものの、その熱が上がってきた後に横方向にこの熱が逃げていく様子っていうのは観測的にもなかなか取ることができなかったというところで、そこをどうやって解明していくか。
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太陽の3次元的な広がりを求めることによって、太陽自身がどういう風に熱を運んで、どういう風に太陽が熱く輝いているのかっていうのを明らかにする研究っていうのは、計算をベースにしたシミュレーションでずっと行われていたんですね。
ただそこになかなか制限がかかってこなかったっていうのが今までの課題としてありました。そんな中で、太陽のその表面にどうやって熱が上がってくるのか、このエネルギーっていうのがどうやって内側から外側に運ばれてくるのかっていうところを解明しようというモチベーションで、今回は最新の技術AIの真相学習と呼ばれるものを利用してですね。
その太陽の表面に出てくる内側から盛り上がってくる熱の流れ、これをどんどんシミュレーションしてあげるっていう研究を行ってあげたんですよね。
その結果、下から持ち上がってくる太陽のこの流れにプラスして、この流れが太陽の表面で広がっていくこの横方向の動きっていうところも新たに観測するというかシミュレーションすることに成功したというところが明らかになりました。
これって正直、太陽だけに限った話ではなくて、今回の話ちょっと難しくなっていることは重々承知なんですけど、内側から何か乱流と呼ばれる乱れた流れのエネルギーが内側から来て、それがどういうふうに広がっていくかっていうところ、こういった現象自体があまり解明されていない。
これと同じようなものがどういうところで見られるのかっていうと、例えば核融合って呼ばれる星の内側、星の一番内側でエネルギーを作っている核融合、ここから出てくるエネルギーの動きっていうのも実はこういった3次元方向にお湯を沸かしたときに熱い流れが来るみたいなのだったり、あとはお味噌汁ですね。
お味噌汁って何も触らないで放置しているとだんだん表面が谷みたいになってえぐれていったりするような味噌の分布の違いっていうのが出てきたりすると思うんですけど、あれって結局重い味噌っていうのがだんだん下に落ちていく部分があったりとか、逆に下から持ち上がってくる部分があったりとかっていう3次元的なちょっと複雑な動きをする様子が見れると思います。
もしこのポッドキャストですね、朝ごはんだったりお昼ご飯の時に聞いている方は目の前にあるお味噌汁を少し放置して見ていただけると、そんな岩みたいに崩れる様子が見えると思うんですが、今回はそれの話をしていると思っていただければいいですね。
で、そういう流れのより強い版、最強版みたいなのが太陽の表面で見えていたりとか、あとは核融合が起こっている現場で見えてきたりだとかっていう風に思われていると。
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ただ、こういったところって今までさっき言ったみたいに観測ができていなくて、今回みたいにシミュレーションをベースにしてAIで再現していく、制限していくっていうところから今話がスタートしていってるので、今後ですね、今回この太陽で見つかったこの制限だったりとか、この手法、モデルみたいなところっていうのがいろんな核融合の分析だったりとかっていうのに使われていく可能性があるというような、
これで面白いのは結局太陽の研究をしていたのに、他の分野にどんどん派生していくような、そんな技術をAIによって獲得したというところが非常に面白い点なのかなというふうに思っております。
僕自身も今、例えば業務でAIとかを組んで、いろんなことを予測したりとかっていうのをやったりするんですが、そんな中で、研究してるときも後輩と一緒に、今回みたいな真相学習と呼ばれるAIのものを作ってみたことがあるんですね。
ただ、これって自然科学とあんまり相性が良くなくて、自然科学って天文学みたいな、自然にあるものをどれだけ普遍的に説明できるか、そしてその説明が再現性がなければいけないみたいなところの軸が結構思想としては強いんですね。
ただ、AIっていうのを用いたときに、その再現性だったりとか、その計算がどうやって行われているのかっていうような、説明しやすさ、説明できる度合いみたいなのが当時はやっぱり低くて、そういったところで自然科学との相性って、もちろん分野にもよるものの、なかなか難しいんじゃないかなっていうふうに実感していたので、
こうやって研究結果としてAIと天文学っていうのを掛け合わせる人材っていうのは非常に素晴らしい人なんだろうなというふうに思っております。
なのでですね、直接話聞いてみたいなと思ったりしているので、そろそろですね、番組を盛り上げるっていう意味でもゲストの方にいろいろ来ていただいて話してもらうなんていう機会もこれからもっと作っていきたいなと思っておりますので、楽しみにしておいていただけたらと思います。
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それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
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