1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 61. 太陽ってだんだん遅くなる..
2020-12-10 10:51

61. 太陽ってだんだん遅くなるらしいハナシ

太陽は特殊な星?はたまた他にも同じ星がたくさんある?

今日はそんな中で、太陽の回転が今後どうなっていくのかを調査した研究を紹介します。

太陽って、どんどん遅くなるらしいですよ。止まっちゃう?


感想、質問は「#宇宙ばなし」をつけてツイッターで呟いてください!

すぐに見に行きます!


元論文

https://arxiv.org/abs/2006.06204


Instagram(ryo_astro)

https://www.instagram.com/ryo_astro/

Youtube(佐々木亮の宇宙ばなし)

https://www.youtube.com/channel/UCHW6gg92z7E7hdnhbStpzTA

Twitter(_ryo_astro)

https://twitter.com/_ryo_astro

00:04
はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。普段、国の研究機関で、天文学の研究をしている私が、毎日、最新の宇宙ニュースをお届けするこちらのポッドキャスト。
本日はですね、太陽は進化していくとだんだん遅くなるらしいというような、これまた面白い研究が出ていたので、紹介してみたいと思います。
今回のはですね、身近な太陽の話ですね。ここ何日か、一昨日ぐらいですかね。
昨日も一昨日とかも、やっぱり太陽の話がメインになっていて、というのも最新で打ち上がっている人工衛星、ガイアって呼ばれるものが大活躍しているおかげなのかなというところで、今回もそちらの研究を紹介させていただきます。
本日はどんな研究をしていたかというと、今日は白紙論文の内容を詰めていたというところですね。
ただちょっと、何日か話しているように議論の部分が行き詰まってきているところがあって、いろいろ相談させてもらったり、少し研究室のメンバーに研究を手伝ってもらったりしながら進めているところでございます。
ただちょっと行き詰まってくるとスピード感が出ないというのがなかなか追い詰められる部分ではあるなと思いますが、引き続き頑張っていきたいと思います。
あとですね、今日は午前中ちょっとだけ歯医者に行って、実は歯科矯正をしているので、それのメンテナンスというか調整をやってもらいました。
なので今日はちょっと歯が痛いので若干滑舌が悪くなっているかもしれませんが、ご了承ください。
では早速本題に入っていきましょうかね。
今日の本題は、太陽ってだんだん遅くなるらしいというような研究を紹介してみたいと思います。
今回も統計的な表像で何かを話をしようというような感じで、今回は太陽に似た星を193個、193個も観測してあげて、
それの時点周期と呼ばれる、星が一周するのにかかる時間ですね、っていうのの傾向を見てあげたというような研究が出ておりました。
太陽に似てる星っていってもいろいろ基準があるんですけど、とりあえず一番最初に言われるのは温度ですね。
太陽がだいたい5500度に対して温度が今回の場合は前後150度ぐらいの範囲で、太陽に似てる星と定義してサンプリングを行っているというところになってますね。
03:04
大きさっていうのも今回は制限をかけていて、太陽の大きさから10%以内、なので90%から110%ぐらいまでの大きさの星を研究の対象としたという感じですね。
それを193個もピックアップしたと。
これは今まで知られていた星なんですよ、この193個は。温度とか大きさとかはなんとなく分かっていたけど、
時点を求める、1回転にどれくらいの時間がかかるかっていうところに関しては今まで精度不足で見つからなかったんですね。
ただ今回その2018年か2017年に打ち上がった最新のガイア衛星と呼ばれる宇宙望遠鏡っていうのを駆使することによって、
それらの星の時点速度っていうのを、時点周期か、1週どれくらいかかるのかっていうところを調査してあげたっていうような研究ですね。
このガイア衛星3日連続ぐらいで出てるんじゃないでしょうか。なかなか注目の衛星でというのも、
これちょっと余談になるんですが、こういう最新の宇宙望遠鏡とか最新の観測器っていうものは、
何か達成したい科学的な成果みたいな、科学的ゴールっていうのがいくつか定められていて、
それを最初は片っ端から解決していくっていうような方針で進んでいくわけなんですよ。
なのでこういうふうに大きい成果っていうのがバンバンと出てくるのが割と衛星運用の序盤であると。
そこがクリアしていると、国からの衛星の運用費用とかも予算をどんどん取れるので、
その後その後っていう感じで継続的に運用がされていくと。
なので後半になってくると最初注目されてなかったけど、実はこういうのがわかるなみたいな、
その宇宙望遠鏡が考えていたメインストリームとはもしかしたら少しずれたような研究成果っていうのもバンバン出てくるというようなところで、
まずは今初期成果っていうのをどんどん出していこうっていう段階なんだと思われます。
結構見かけますからねガイア衛星の名前覚えておくといいと思います。
あんまりこう普段注目されることないんですけど、宇宙のなんか研究やってる人にガイア衛星の話をしたらかなりこう知ってるねってなる感じすると思うので、
このポッドキャスト聞いている方はぜひ頭に入れておくといいと思います。
そんな感じで余談を置いておいて、この性能が格段に上がった宇宙望遠鏡ガイアっていうのを使ってあげて、
193個の星の時点周期、何日で一周するのかっていうのを調べてあげました。
06:08
ちなみに太陽っていうのは27日なんですね。結構長いですよね。意外と知らなかった方もいるんじゃないでしょうか。
今回見つけた193個のうち125個は今回ガイアの衛星の観測によって時点の周期が明らかになった。
その回転は太陽よりも長かったり短かったりと様々だったんですけど、その傾向を見ていってあげると、
どうもこの太陽にいた星の中で限った話で言うと、年齢が年老いていけばいくほどこの周期っていうのが長くなっているっていう傾向が明らかになったんですね。
これが今回の新しい研究の成果になっていて、つまりですよ、つまり太陽はここからどんどん星の回転がゆっくりになっていくと。
おじいさんになると動きがゆっくりになっていく人間みたいなものですね。
これやっぱり赤ちゃんの星とかみたいに意外と人間と似てるじゃんみたいなところもあったりするので、そういう共通性はかなり面白いかなと。
なので今後、私たちが生きている間に明らかに動きが遅くなるっていうところは少ないかもしれませんが、せいぜい数十年なんでね。
なので、孫の孫の孫ぐらいになったときには、もしかしたらその27日っていう太陽の時点周期っていうものが変わっている可能性もなきにしもあらずといったところで、今回の話以上にしたいと思います。
ということで今日は、太陽って年を取るとだんだん遅くなるらしいという研究を紹介させていただきました。
ではですね、恒例のTwitterでのコメント返しをしていきたいと思います。
まずTwitterネームにちこさんですね。
いつもコメントありがとうございます。
太陽が、おとといのポッドキャストに対するコメントですね。
昨日あげていただいておりました。
太陽が活発になるってことは電子機器がやばくなるんじゃ。
よく知ってますね。
現代社会でネット使われへんってなったら生活全部ストップする。
近所の小さい商店と顔なじみになっとこということで、そうなんですよね。
何回かこのポッドキャストでも話してる通りで、太陽フレアっていうのは結構私たちの生活を脅かすぐらいの宇宙からの災害みたいなことになってしまうので、
そうするとIT機器で囲まれた私たちの生活っていうのは一気にシャットダウンされてしまう可能性があるというところで、
実はアナログなつながりというかっていうところはすごく大事になってくるんじゃないかなと思いますね。
09:07
いつ起こるかわかりませんが。
では続いてカラフルさん。
こういう話ワクワクします。
昨日の話ですね。
昨日の声談の中に太陽に似てる星がたくさんあったってやつですね。
最初から読みます。
こういう話はワクワクします。
宇宙に生命体はいるってずっと思っているので、こんなにたくさんの太陽と似た星が見つかったら本当にいるかもしれませんね。
というところで、やっぱり太陽に似てる星っていうところが意外と珍しくないっていうところまで来ているので、
そうすると昨日言ったみたいに、次はその周りに惑星があるのか、その惑星が住めるような状況なのか、
はたまた宇宙に生命体がいるのかどうかっていうような研究もガンガン進んでいくと思うので、
今後の天文学の研究の発展はかなり注目度が高いと思います。
こういった感じで毎回Twitterでいただいたコメント等を取り上げさせていただきますので、
面白いなと思った方はぜひチャンネル登録、お手元のPodcastアプリでフォロー、サブスクライブ等よろしくお願いいたします。
今回と同じように感想、質問募集しております。
Twitterでハッシュタグ宇宙話、宇宙が漢字で話し、ひらがなでつぶやいていただけたら自分どんどん見に行きますので、
ぜひ皆さんこのPodcast上でやりとりし合いましょう。
ということで、明日はまた別の話を用意しておきます。
それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
10:51

コメント

スクロール