1. 佐々木亮の宇宙ばなし
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2022-08-03 11:09

665. 太陽よりぬるーーい星の周りに地球っぽい星を発見!

今回はTwitterでいただいたプレスリリースの解説リクエストを紹介!

地球みたいな星の新発見について紹介します。


ソース

https://subarutelescope.org/jp/results/2022/07/31/3076.html


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00:00
1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙話。
今回はですね、地球に似た星を探す、そして生命を宿す可能性があるのか、そんなところに関連する研究を紹介していきたいと思います。
今回紹介するのは、日本が持つ世界最大級の望遠鏡、ハワイにあるスバル望遠鏡を使って、
新たなスーパーアース、つまり地球に似た星っていうのが見つかったので、今回はその特徴と今後の展開についてお話ししていきたいと思います。
3、2、1、イクニション、スペース、スーパーアース、ジョピアン、佐々木亮の宇宙話。
2022年8月3日始まりました佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは1日10分、宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
ということで、本日でエピソードが665エピソード目を迎えるというところで、今回は僕がやっていた研究の専門分野に比較的近い、
そしてみんながワクワクする地球外生命体っていうところの議論につながるような、そんなお話をしていきたいと思っております。
で、今回ですね、この紹介するのは日本が持っているスバル望遠鏡というハワイにある世界屈指の望遠鏡を使って、地球っぽい星を見つけたっていうそんな研究なんですけど、
これ国立天文台から、スバル望遠鏡を持っている国立天文台からプレスリリースが出ていて、ツイッター上でいつも僕のポッドキャストを感想をつぶやいてくれたり、
あとはいつも質問をくださるNaoさんという方がリクエストしてくださったので、今回はこちらリクエストいただいた内容について紹介していこうというふうに思っている次第でございます。
リクエストいただいたニュースもですね、実はこれ7月の31日、本当に数日前に上がっただけのもので、それをリスナーの方が先に見つけてリクエストしてくれるっていうのは、
なんかものすごい嬉しい流れだなと思って、これはもう紹介しなきゃと思って今日は1日うずうずしてた、そんな1日でございました。
ということでですね、早速本題に入っていきたいと思うんですが、今回紹介するのはスバル望遠鏡、ハワイにある世界屈指の星土を持つ望遠鏡になるんですが、
これに乗っている観測器を使って、その観測器っていうのがなんか特別な仕様になっているんですけど、それを使って初めて太陽系以外の惑星っていうのを発見したという、そんな研究ですね。
しかもこの惑星っていうのが地球に似ている星、なおかつハビタブルゾーンと呼ばれる、ハビタブルって生息可能っていう意味なんですけど、
この生息可能っていうところのエリアにいる惑星が見つかったというところで、かなり注目度が高い研究なのかなというふうに思っております。
で、今回みたいに太陽系以外の惑星が見つかる、これ境外惑星って呼ぶんですけど、
03:05
この境外惑星の発見については、このポッドキャストでも何度か紹介してますし、今までも何度か紹介した上で何個見つかってるとかって話もしてると思うんですよね。
今までに大体、これ最近も検出数がどんどん上がっていて、5000個以上の境外惑星が見つかっているという状況の中で、
何が今回注目度が高いのかっていうところをですね、紹介していければと思います。
で、今回見つけた星の名前っていうのがこれ、ロス508Bという、中心の星がロス508っていう天体なので、
それの周りの惑星で回っているものには大体Bっていう名前を付けるみたいな、そんな属性、習慣みたいなのがあったりするんですね。
で、そういった天体で見つかったもので、これ地球の約4倍の重さを持っているスーパーアースと呼ばれる地球の大きさに似た星になってます。
で、これ何が注目度が高いかっていうと、私たちって太陽の周りをぐるぐるぐるぐる回ってるわけじゃないですか。
で、その太陽の中心の太陽の厚さ、太陽の温度っていうのは大体5800度っていうふうに言われてるんですね。
表面が5800度で、それの周りを惑星が回っていて、地球とかっていうのはいい感じに太陽から離れてるからこそ、
表面に例えば海があったりとかっていう液体を存在させることができる、結構好条件が揃った天体なわけなんですよ。
そんな中で今回に使った星っていうのは、大きさは地球に似ていると。
じゃあ、これがそもそもここの表面で水ができそうなのかどうか、みたいなところの判断に使われるのが、このハビタブルゾーンと呼ばれるもの。
ハビタブルゾーンの定義っていうのが、大体中心の星に対して、中心の星の温度とそれといい感じの距離感のところで、
水が液体で存在できるかどうかの温度条件を満たしているか、みたいなところが注目になってるんですね。
そんな中で今回見つかったのって、ちょっと太陽とは異なる部分があったんですよ。
どういうことかっていうと、中心の星が太陽よりも全然ぬるいと、もう冷たすぎると。
どんぐらい冷たいのかっていうと、これ太陽が5800度に対して、今回見つかったものっていうのが確か3000度とかだったかな?
表面の温度は本当にそれぐらいの厚さになっていると。
つまり、地球と太陽の関係とはちょっと違うけど、真ん中の星がぬるい分、その分近くを回っていても、
中心の星の近くを回っていても、水として存在できるぐらいの温度なんじゃないかみたいな。
ちょっとなんかすぐ黙っちゃいましたね。
そんな感じで見つかった今回の天体なんですね。
こういった太陽よりももっとぬるい星のこと、今回見つかった中心の星のことを赤色惑星って呼ぶんですよ。
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赤色の惑星ですね。
惑星っていうのは、文字の通りといえば文字の通りなんですけど、小さい星みたいな意味で、
赤色惑星っていう太陽の5分の1ぐらいの重さしかないような天体だったわけなんですよね。
地球からの距離は37光年というところで、宇宙空間だったら比較的近いかなと。
この宇宙空間で比較的近いっていう距離感はみんなに覚えてほしいかなと思います。
僕は研究してて、600光年、700光年ぐらいのところを、近いねって言われてたので、近いです、37は。
そんな感じで、今回こういった小さい星の周りから見つかったと。
で、真ん中の星が小さくて穏やかっぽいから、周りにある星ももしかしたら生命いるんじゃないかみたいな、
そのハビタブルゾーンって言われる水があるような星なんじゃないかっていうふうに言われてるんですけど、
ここがですね、ちょっと注目のポイントとしてあって、真ん中の星が赤色惑星って呼ばれるように分類されると、
この星、太陽ではあんまり起こってほしくないフレアっていうのを頻繁に起こす可能性があるんですよね。
僕が研究をしていた時にも、これと同じようなタイプの赤色惑星から、ものすごい大きな爆発とかを捉えてたわけですよ。
で、これってもう太陽が爆発する。
太陽で地球にものすごい被害を与えるって言われている爆発のレベルから、
もう10倍、100倍、何なら1000倍ぐらいの大きさの爆発を起こしてる証拠とかも見つかっていたりするんですね。
ただ、もちろんこの天体ではないので何とも言えないんですが、
そういったところから爆発が見つかっているっていうところの背景を考えると、
単純に今回、プレスリリースの中では、ハビタブルゾーン、赤色惑星と呼ばれる星の周りにある
ハビタブルゾーンの星が見つかったと、結構世界中に向かって言ってるわけなんですけど、
その条件の中には、やっぱり私たちの存在を脅かす太陽フレアみたいな
中心の星でのフレアっていうのが考慮されていなかったりするんですね。
なので、今後はこういった星がどんどん見つかっていって、
そこで生命がいるかいないかっていう議論は、またしっかりとされていくと思われますし、
そこに付随して、太陽フレアの研究者、光勢フレアの研究者みたいな、
僕の周りにいた人たちっていうのは、じゃあ本当にそこに生命がいて、
継続的に生命の維持ができるのか、みたいな、そういう話もきっとしてくるんだろうなと思って、
そういった意味で、今回のこのNaoさんからTwitter上でリクエストいただいた研究については、
なかなか面白みがあるんじゃないかなというふうに思っております。
ということで、今回はなんか、あんまり噛まずに、すごい饒舌に話し切ってしまったなと思うんですが、
ハビタブルゾーンと呼ばれる、まあ、惑星、太陽みたいな中心の星の周りを回ってる惑星の中に、
水があるかもしれないっていう条件を満たす星が見つかったというところを、
09:01
今回はお話しさせていただきました。
この赤色惑星っていうところから見つかった星っていうのはですね、
今後どんどん増えていって、この研究もどんどん発展していくと思うので、
Podcastでも紹介できればなと思っております。
はい、ということで、今回の本題は以上とさせていただきたいなと思っていて、
こんな感じで今日はですね、Twitterでいただいたリクエストをそのままお届けしたというような形になってるので、
これの流れでそのままいつもいただいているコメントをちょっと読み上げさせていただければ嬉しいなというふうに思っております。
まあ、ちょっと前の回も含めですけど、いくつか紹介します。
まず、前回と663話のところ、お話しさせていただきます。
コメントいただきました。
今日も楽しく聞かせていただきました。
太陽系地球の歴史がひも解かれるのは、理科にはロマンがあるって小学校教諭がおっしゃっていたのを思い出します。
パッションは自分のカテゴリーにはなかったので、いい言葉ですね。
というところで、いただいたコメントなかなか嬉しいですね。
ありがとうございます。
いつもコメントいただいている方なので、これはちょっとぜひこれからもコメントいただけたらちょっとテンション上がるかなと思います。
次が663話は、662、661で土日で公開したJAXAの特任除去をやられている尾崎さんが今やられている研究なんですね。
なので、そういった意味で尾崎さんの熱量が今がっつり入った研究というところで、皆さんにも注目していただきたいなというふうに思っております。
こんな感じでコメントを読み上げさせていただきましたが、またですね、まだいくつかというか結構くれるんですよ、皆さんコメント。
なので、皆さんのコメントお待ちしてますし、明日、あさってとかもそういうのを読み上げていきたいなと思ってますので、皆さんからのコメントを引き続きお待ちしております。
今回の話も面白いなと思ったらお手元のSpotifyアプリでフォロー、そしてフォローボタンの横にあるレビューよろしくお願いいたします。
番組の感想や宇宙に関する質問についてはTwitterのハッシュタグ宇宙話し、またはSpotify上のQ&Aコーナーからじゃんじゃんお寄せいただけたら嬉しいです。
それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
11:09

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