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2021-09-01 13:12

327. 僕もNASAで見た!ようやく打ち上がるジェームズウェッブ宇宙望遠鏡のハナシ

今日は"ようやく"打ち上げ準備に入るジェームズウェッブ宇宙望遠鏡について話します。

この望遠鏡、僕もNASAにいた時にみたのですが、それが3年前の話。

これがようやく打ち上げまで漕ぎ着けたときいて、これは話さなければと。

簡単に言えば、宇宙の最初の光を捉えようとするすごい望遠鏡です!


※最初の打ち上げ予定は2011年だった説もあります


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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。この番組では、1日10分宇宙時間をテーマに、誰でも毎日最新の宇宙を学べる話題を、Dr.佐々木がお届けしております。
ということで、早速今日の本題を紹介したいんですが、今日の本題は、宇宙の最初の光っていうのを観測しようとする宇宙に飛ばされる望遠鏡、
ジェームズウェップスペーステレスコープというものの計画、これがとうとう打ち上げ準備に入ったというお話をしていきたいと思います。
これですね、今もう一言で言ってしまったんですが、このジェームズウェップスペーステレスコープっていうのは、宇宙に飛ばされる天文台みたいなものなんですね。
これ以前、ポッドキャストでも話させていただいたと思うんですが、これの準備、地上でのいろんな試験とかっていうのが無事終了して打ち上げ準備に入ろうとしているっていうところのお話が、
昨日、今日とかで公開されていたので、今回はそちらについて、ホットなので紹介していきたいと思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
ということで、毎日恒例の緊急報告を先にさせていただきたいと思うんですね。本題よりも前に。
この放送から見たら、2日前からですかね、一昨日からYouTube の動画更新というのを再開いたしました。
これ、1年ぐらい前からちょっとやっていてはちょっと休みみたいな、なかなか動画続けられていなかったんですけど、ここら辺でやっぱり僕の最終的な目標としてはポッドキャストで日本国内のランキング1位を取るというところを目標に掲げてやっているので、
ポッドキャストの中だけで活動していても、なかなかこの1位にはたどり着けないんじゃないかなと思いまして、いろいろどういう方法がいいかなと探っていたんですが、やっぱり音声でいろいろ聞いていただきたいという気持ちはありつつも、入り口としては動画とかがあったほうがわかりやすいのかなと思って、今回またYouTubeを再開させるという手筈になりました。
なので、ぜひ動画で僕の顔とか、それはあまりないと思うんですけど、あとは写真とかテロップとか見ながら宇宙のことをちょっと見てみたいなって思う方はぜひ概要欄にリンク貼っておきますので、飛んでいただけたら嬉しいです。
YouTubeの方も宇宙話っていう名前でやっているので、検索でも出るかと思います。
僕この音声で宇宙スタートさせた理由っていうのが、YouTubeだと画像とか使えるし、届けられるだろうなみたいな、もちろんそんな伸ばせるとかそういう自信があったわけではなくて、単純にやっぱ宇宙っていうのは動画とか画像ありきで楽しむものだなっていう印象が僕の中にもあったんですね。
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ただそれだとあんまり面白くないなっていうのがざっくりとした僕の天の弱精神がありまして、
そしたらその情報を1個書いたもの、つまり見た目の宇宙の情報っていうのを一切排除した状態で、じゃあ宇宙楽しんでもらえる音声配信っていけるのかなっていう気持ちからスタートしたのがこのポッドキャストだったりするんですね。
そんな感じで続けてきたポッドキャストも結局は入り口の窓口を広げて、より今後宇宙に興味を持ってほしいというところを目標に掲げてきたので、
じゃあYouTubeは再開して、よりいろんな人に宇宙を知ってもらう窓口を作ろうというような感じで、
同じこと何回か言ってますね。そんな感じで始めました。
なので、このポッドキャスト聞いてる方でも興味ある方は見てほしいですし、YouTubeから来た方はこれから毎日どんどん宇宙の話を更新していきますので、
ぜひこれからも聞いていただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
そんな感じで、新しい配信活動もまた動かし始めましたっていうところで、今回の本題に入っていきたいと思います。
今日の本題は、ようやく打ち上げの目処が立ってきた宇宙に飛ばされる天文台、
James Webb 宇宙望遠鏡というものを紹介していきたいと思います。
冒頭にも話したんですが、この宇宙望遠鏡については一度ポッドキャストの中でも紹介してるかなと思うんですね。
とにかく見た目がかっこいいので、これはさっき散々音声で伝えたいとか偉そうなことを言いましたが、
ぜひ画像検索してほしいと。
James Webb 宇宙望遠鏡ですね。見た目がかっこよすぎるんですよ。
簡単に言うと、本当に天文台、巨大な望遠鏡があって、その土台があってみたいなのが、そのまま宇宙空間に飛ばされるようなイメージなんですね。
しかも宇宙船っぽい感じがすごくて、これがようやく打ち上げられる手筈が整ってきたという感じですね。
当初はこれ本当なのかなって思うんですけど、2007年に予定されていたらしいんですよ、打ち上げが。
ただ、開発の難しさとか、あとはいろんなところで工数がいろいろ伸びてしまって、この時期になってきてしまったと。
しかもこれ、僕が3年前にNASAに行っていた時の話なんですけど、そのNASAに行ったちょうどそのタイミングに、僕のいた研究所の中でこのJames Webb宇宙望遠鏡っていうのを組み立てていたんですね。
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なので、クリーンルームっていう望遠鏡を組み立てるすごい綺麗な部屋があるんですけど、そこに実際に3年前にあったんですよ。
なので、僕はその3年前の時点で組み立て終わっていたりとかいたにも関わらず、やっぱりコロナの影響とかもさらにプラスして、3年後の今、ようやく打ち上げのための準備が整ったという状況になってるわけなんですね。
なので、どれだけゆっくり準備するんだと。
これ天文の中でもかなり時間がかかっている衛星ではあって、昔から知っている人からすると、ようやく打ち上がったのか、打ち上がるのか、そんな感じの感想を持っていたりするそうです。
僕自身はまだ宇宙に関わり始めてから歴が浅いので、この望遠鏡の方が先輩みたいなもんですね。
この望遠鏡がどんなことをしようとしているのかっていうところのお話なんですが、簡単にものすごくざっくり言うと、宇宙ができて一番最初の光、またはそれに近いものを見つけたいというところが、このジェームスウェップ宇宙望遠鏡の大きなゴールなんですね。
宇宙ができてから何億年、何十億年、何百億年とか経っているわけなんですけど、光っていうのは基本的にはまっすぐ進んでくると。
それの速さっていうのがだいたい秒速30万キロとかなんですね。それがまっすぐ飛んでくるので、宇宙の最初にできた光っていうのもその分ちゃんと飛んできていると。
そうすると宇宙ができた初期の宇宙、何百億年先の光、場所から飛んできた光っていうのは単純に考えてそれだけ前の光なわけですよ。
っていうところで、ただ昔に出た光なので、数百億年分走ってくるとだんだん光が弱くなってきていたりして、なかなか見つけることができない。
なので、そういったところの課題を超えるために実際に宇宙空間に出て、地上では見れないような光を見つけに行きたいっていうところがモチベーションとしてあります。
で、このジェームスウェップ宇宙望遠鏡っていうのは、宇宙からの赤外線を見るカメラが搭載されているんですね。
赤外線って、例えば今コロナウイルスの状況で、例えばデパートに入るとかってなったときの入り口で、暑いところは赤く光る、赤くとかオレンジぐらいに光って、冷たいところは青く光るみたいな。
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あれも赤外線カメラって言って、人間の体からも結構出てるんですよね、赤外線って。
で、これが宇宙の遠くの初期の宇宙から飛んでくると。
なんで赤外線なんだっていう話になるかと思うんですが、これはちょっとややこしくてですね。
ただこれを伝えるのが僕のお仕事なのであれなんですが、普通の太陽とかそういう星みたいな感じで、普通のまず光が飛ばされてきます。
ただ宇宙っていうのは最初ビッグバンっていう爆発が起きて、その爆発からどんどん宇宙っていうのはその爆発が広がるように、それに合わせるように宇宙空間っていうのはどんどん広がっていってるんですね。
ただ光もまっすぐ飛び続けてると。
で、これつまり外側にどんどん引っ張られながらも光が飛んでくるっていう状況になっていて、
こういう遠ざかりながら光がどんどん出てるっていう状況っていうのは、これどんどん光が赤外線っていうエネルギーの低い方に光の波が伸ばされていくっていうようなことになるんですね。
で、これ何か身近なことに例えると分かりやすいかなと思うんですが、この光っていうのは波なので波の性質が変化する、動きながら波が変化するっていうのは救急車とか消防車とかそういったところでそれ実感できるかなと思うんですよ。
結局は光っていうのも波ですし、音っていうのも波なので、この波が出てる状況で物が動くとどうなるか。
簡単に言えば救急車が自分の方に速いスピードで近づいてくるときと遠ざかっていくとき、どっちの方が音が低くなっているかっていうとこれは遠ざかるときの方が低くなってるんですね。
高い音で近づいてきて低い音で遠ざかっていくと。これが宇宙空間でも同じことが起きていて、宇宙がどんどん宇宙の果てが遠ざかっていくに合わせてその初期の光っていうのはこちらに飛んでくると。
つまり外側に動きながらこちら側に光を飛ばしているので、どんどん光っていうのがこの低い音になっていくようなイメージ。これが何百億年とかっていうこの道のりを越えてきたときに赤外線として私たちの目に届いてくる。
地球の近くに届いてくるっていう話になるんですね。なのでこの赤外線を取るために今回この宇宙望遠鏡っていうのは打ち上げられたっていうそんな経緯があります。
この光の話ちょっとややこしくなってしまったかと思うんですが、とにかくこのジェームスウェップ宇宙望遠鏡っていうのは宇宙から来る赤外線を見ると。
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この赤外線の光っていうのはどういうのかっていうと、宇宙の果てから飛んでくる光の種類だからっていうところですね。
なので今回はこのジェームスウェップ宇宙望遠鏡をまずググっていただいて写真でかっこよさを実感し、さらに宇宙の果てを見ようとしている壮大な計画が進行しているというところを実感していただければ嬉しいなと思っております。
ということで今日は長年の開発がようやく実を結びそうであるジェームスウェップ宇宙望遠鏡というものを紹介させていただきました。
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冒頭でも話した通りYouTube再開させました。
映像や字幕付きで宇宙を楽しみたい方はぜひYouTubeの方も飛んでみてください。
それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
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