1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 459. 地球で枯渇するリチウム..
2022-01-06 14:36

459. 地球で枯渇するリチウムは宇宙にめっちゃある

地球ではリチウム不足になることが不安視されている一方で、

宇宙にはどんどんリチウムが増えているなんていう状況が!?

どういうことなのか、どういう現象がリチウムを作り出すのか!?

そんなお話をこっそり。


ソース

https://subarutelescope.org/jp/results/2015/02/18/936.html


第3回Japan Podcast Awardのリスナー投票リンクはコチラ。

https://ssl.1242.com/aplform/form/aplform.php?fcode=jpa2021_listener

★★★★★★コピペでいける入力内容★★★★★★

番組名をコピペ:佐々木亮の宇宙ばなし

そのPodcastが好きな理由:(例)毎日配信してて頑張ってるから。

PodcastのURLはこちらをコピペ▶︎ https://open.spotify.com/show/1L36EH14fS6dHgpBF58lkW?si=80f2f3a92b834d42

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


感想、質問は「#宇宙ばなし」をつけてツイッターで呟いてください!

すぐに見に行きます!


リクエストフォームを開設しました!

話して欲しい宇宙の話題、いつも聞いてるよとかの感想、ジャンジャン受け付けております。

https://forms.gle/AFgYyA1W55u77V6D9


Youtube(佐々木亮の宇宙ばなし)を再開します!

顔が見たい!宇宙の画像を見ながら楽しみたい!という方におすすめです。

https://www.youtube.com/channel/UCHW6gg92z7E7hdnhbStpzT


Voicy公式パーソナリティーとしても活動中!

Podcastの収録と同時に、Voicyでの生配信も実施している!?

https://voicy.jp/channel/1726


Instagram(ryo_astro)

https://www.instagram.com/ryo_astro/

Twitter(_ryo_astro)

https://twitter.com/_ryo_astro

00:00
はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、毎日誰でも最新の宇宙が学べる話題を、ドクター佐々木がお届けしております。
ということで、今日の本題を紹介します。今日の本題は、地球上でもものすごく需要が高まっているリチウム。
例えば、スマホとかに使われているバッテリーの材料になるリチウム。これが宇宙空間でどのように作られているのか、というような天文の現象を、宇宙の研究の内容に沿ってお話ししていければなというふうに考えております。
今回紹介するのは、このポッドキャストであまり紹介してこなかった、新生爆発と呼ばれるものを紹介しようと思っております。
これが宇宙空間でリチウムをバンバン作っていく、いわゆるリチウムの合成の工場だった、みたいなお話なんですね。
この新生爆発っていうのは、ちょっと似た言葉もある超新生爆発とは少し異なるもの。
ただし、宇宙空間の中では割と比較的話題に上がるような天文現象になっているので、ここら辺でしっかりと新しい言葉とかも聞いているリスナーの皆様にお届けしながら、宇宙の理解を深めていければなと思ってますので、ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
ということでですね、毎日恒例の近況報告させていただこうかなと思うんですけど、今日はめっちゃ余談っぽくなるので、本当に興味ない人は飛ばしていただければなと思うんですが、皆さん高校サッカーとかって見ますかね。
僕、小学校とかまでしかサッカーやってなかったんですけど、今も月に1回とかそのぐらいフットサルの大会出たりとかするぐらいサッカー好きで、そんな中で高校サッカー今年も高校生の全国大会みたいなのやっていて、たまたま年末年始に運転しているとき、首都高運転しているときに横に1回戦目か2回戦目が終わった静岡学園。
っていう高校の遠征のバスが通っていて、この全国大会終わりのバス見かけて、そこでたまたまちょっと気になって親近感を持ちながら、ハイライトだったりとか結果を追ってたんですね。
それで静岡学園、結局準決勝、準々決勝で負けてしまったんですけど、その中、準々決勝関東第一っていうところでやって、その結果の試合の内容がまずものすごくて、静岡学園なんかもめっちゃ圧倒的に攻めまくってたんですけど、
うまく勝利に結びつかずっていうところと、あとは逆に関東第一っていうその相手側の目線で見たときに、なんか監督のインタビューとかが後々ニュースになってて、
03:00
なんかもう圧倒的な実力差があることは事前に分かってたから、守備に徹して勝ちに行ったみたいな、守備に徹することで相手を苦しめて、時間いっぱいまで引っ張って、それでPK戦で勝つみたいなところで、
なんかかなり高校サッカーってそんなレベルでやってるんだなっていうのをマジマジと実感した、そんな一試合を見て若干胸の熱い思いをしているっていうのが、最近の本当にただの近況報告ですね。
一応僕、ポッドキャストやってたり、いろんな仕事たくさんやらせてもらってるんですけど、そういうところにもぼちぼちアンテナを張りながらというか、いろんなものを興味持って情報収集してるので、そんなサッカーのニュースとかも気になってましたっていうお話です。
YouTubeとかでめっちゃサッカーの動画とかも見ますし、そんな感じで割とサッカー好きですっていうお話でした、というめちゃめちゃ余談を挟んで、あんまり長くしゃべると聞いてくれないかもしれないので、このぐらいにしておきます。
ということで、早速本題入っていこうと思います。
今日の本題は、新生爆発と呼ばれる現象。この現象が実は宇宙空間でリチウムを合成する工場だった。そんなお話をしていきたいと思っております。
今回紹介するのは、宇宙空間でどのようにリチウムという素材ができるのかっていうお話なんですね。
これもちろん、いろんな元素の作り方っていうのがあるので、一概に今回のが全てとは言えないんですけど、宇宙空間の割と大部分というか、大きい割合を占めるような生成の仕方をしている方法っていうのをご紹介していきたいと思います。
なんで今回このリチウムっていうのを紹介するかっていうと、今って世間の情勢とか見ると半導体不足だったりっていう言葉よく聞いたりするかと思うんですね。半導体が不足してますみたいな。
これって、材料になっているシリコンとかそういったところが非常に注目されるわけなんですけど、実はリチウムっていうのも結構注目度は高くて、というのもスマホだったりとかノートパソコン、今後は電気自動車とかも増えてきて、そういうののバッテリーの素材として欠かせないのがリチウムなんですね。
実際に皆さん使っているスマホとかもリチウムイオン電池っていうのを使っていたりして、充電の性能がものすごくいいと。そんな中でリチウムっていうのは地球上にも有限にしかないものだから、需要がどんどん高まっていくと近く10年ぐらいで下手したら供給量よりも需要の量が増えるんじゃないかって言われてたりするらしいんですね。
そんな中でリチウムとかそういった半導体もそうですけど、そういった諸々の材料が足りないっていう現象が地球上で起こっている中で、じゃあもっと引きで見て、結局地球にそういった物質をもたらしているのって宇宙空間の現象そのものなわけですよ。
06:18
今回はそういった意味で、じゃあ宇宙空間でリチウムってどうやってできるのかっていうお話をしようと思っております。リチウムって中学校とかの科学理科の授業で水平リーベイとかやったと思うんですね。
現象、周期表を覚える時のやつ。あれでもう3番目に出てくるぐらい結構軽い現象なんですよ。水素、ヘリウム、リチウムっていうぐらいの番号で出てくるものがリチウムっていう現象になるんですけど、じゃあどうやってできるのかっていうところは宇宙空間で結構いろいろ説が唱えられていたんですよ、一時期まで。
それが日本が抱えるスバル望遠鏡、ハワイに置かれているスバル望遠鏡っていうものの超高精度観測によって、なんとこれが新生爆発っていうものが宇宙空間でより支配的にリチウムを作っている現象なんじゃないかっていうふうに言われ始めました。
この新生爆発ってじゃあ何なのかっていうお話なんですけど、似た言葉、超新生爆発ってこのポッドキャストでも何度かお話ししてるかと思うんですが、それとは全然違う現象になります。超新生爆発っていうのは太陽とかよりも8倍とか10倍とか、なんならそれ以上よりもっと重いような星っていうのが構成がどんどん進化していく。
だから中で水素の核融合を起こして、そこからどんどんこうもっと重い元素を作っていって、最終的にブラックホールだったり、あとは中性子星って呼ばれる星になる前に、星が進化していった最後に起こす大爆発みたいな、いうので超新生爆発っていうのを起こすんですけど、その超新生爆発、スーパーノバとは違くて、超がつかない新生爆発っていうのが今回のテーマです。
ただ、超がつくかつかないかで大きく変わるのか、実はあんまり変わらないんじゃないかとか思うかもしれませんが、めちゃめちゃ大きく変わります。
どういうことかっていうと、新生爆発っていうのはどこで起きるのか。これは星の死骸と言われるような、星が死んだ後に残る、残りカスみたいなところで起こるのが新生爆発なんですね。
具体的にお話しすると、星っていうのは太陽と同じぐらいの重さとか、超新生爆発を起こすのが8倍とか10倍とかの太陽の重さなんですけど、それに比べて本当に太陽と大体同じぐらいのものだったり、もっと小さいものっていうのは、
09:01
進化していった後どうなるかっていうと、周りにガスを最後吐き出した後に白色外星っていう状態になるんですね。これはもう核融合っていうのが一旦落ち着ききった後の本当に星の死骸みたいな状況で残っているものになっていて、
ただ重力がものすごく強いんですよ。これは周りの無駄なガスとかを吐き出したから、半径がすごく小さくなっていて、けどそれなのに太陽と同じぐらいの重さを持っていたりする。半径が小さくなっているからその分重力も実は強かったりする。
なんていうような、そんな状況で残っているのが白色外星なんですね。その白色外星っていう星はそのまま存在するのであれば、もうその状態でずっと残るみたいなものなんですよ。
ただ、運悪くなのか運良くなのか、その近くにまた別の構成、例えば太陽みたいな星とかがその近くにいたとしますよね。そうしたらこの白色外星っていうのは結構重力が強いので、ある程度の近さまで星が近づいてくると、
その星が持っているガスを白色外星、その星の死骸がどんどん引っ張り込んでいって、自分に自分に集めていくっていう、そんな傾向が見えてくるんですよ。で、そうなった時にだんだん白色外星っていうのは死骸みたいなものなんですけど、
だんだんその表面に周りにいた星の物質が積み重なって積み重なって、その星の上にものがたくさん蓄積していくと、その一箇所でものすごく温度が高くなって、ものすごく力が溜まっていく、エネルギーが溜まっていくっていうところである臨界点を超えたタイミングで、
その場所で核融合がバチッと起こってしまうっていうのがこの新星爆発と呼ばれるものなんですよ。ここでバチッと周りから降ってきた星の材料を使って、星の表面で爆発を起こすっていうのがこれが新星爆発なんですね。
で、この新星爆発っていうのを起こすと爆発っていうぐらいですから周りにものを吹き飛ばしてとかっていうようなそんな現象が見える。プラスしてこういうのって実は新星爆発が起こると今まで全く宇宙空間に何もなかった夜空とかにもそれこそ目で見える光ぐらいで輝いたりとかっていうようなそんな現象もちらほら見えたりするっていうのがこの新星爆発。
の特徴でもあるんですね。で、今回この日本が抱えるスバル望遠鏡っていうものがその新星爆発で吹き出した物質がどういうものなのかっていうところを細かーくものすごく高性能な望遠鏡で調査してあげた結果、その中にリチウムって呼ばれるそのリチウムイオン電池みたいないわゆるバッテリーに使うような元素。
12:10
これがたくさん含まれていたと。で、これがそれまでに考えられてきたいろんな説でこうやってリチウムできるんじゃないか、ああやってリチウムできるんじゃないかっていう中のどれの可能性よりも群を抜いて生成されている量がすごかったんですね。
で、こういった新星爆発を起こすっていうのは宇宙空間に頻繁に見つかったりたくさんあったりするので、もし全体的にそういったリチウムの作るペースがものすごくすごいのであれば一瞬で、それが宇宙空間でどんどん急増しているリチウムっていう元素を作り出している要因なんじゃないかっていうのが研究で明らかになったっていうのが今回のお話のひとつオチというところになります。
なので、実はリチウムって宇宙空間では結構増大の傾向にあるというか、たくさん増えてきてるんですね。ただリチウムがいざ地球上っていう限られた空間になってくると、これよくよく考えたら有限な数を奪い合うっていう感じになるので、供給量を需要が越してだんだん枯渇していって石油みたいな扱い方にされてしまうっていうような未来が待ってるかなと。
思うので、なんかそういった地球上での問題とあえて宇宙空間でもっと引き目で見たときに、実はそれって宇宙だとすごくイレギュラーな現象だったりするっていうところをちょっと面白がりながら楽しむのも宇宙の楽しみ方のひとつなのかなというふうに思っております。
ということで、今回は宇宙空間でリチウム、バッテリーとかに使う材料のリチウムがどのようにできるのかっていうそんなお話をさせていただきました。
今回の話も面白いなと思ったらお手元のPodcastアプリでフォロー、サブスクライブよろしくお願いいたします。
番組の感想や宇宙に関する質問についてはTwitterのハッシュタグ宇宙話で募集しておりますので、じゃんじゃんつぶやいていただけたら嬉しいです。
でですね、皆さんのおかげでApple Podcastのレビューが240を突破いたしました。
まだもしレビューつけていない方いらっしゃいましたら是非☆5をつけていただけると嬉しいです。
コメントは任意で大丈夫なので☆だけつけていただけたら嬉しいです。
それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
14:36

コメント

スクロール