1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 1060. 遠い海王星の雲は太陽と..
2023-09-03 18:50

1060. 遠い海王星の雲は太陽と一緒に変化する!?【sorae】

sorae「海王星の雲は太陽活動周期と連動して増減か ハッブル宇宙望遠鏡などの観測で明らかに」はこちら!!

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ソース


Credit :Imke de Pater, Erandi Chavez, Erin Redwing (UC Berkeley)/W. M. Keck Observatory

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1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙話。 今回は太陽系の一番外側、海王星にできる雲についてのお話です。
遠い惑星でできる雲、全く関係ない現象なのかと思いきや、 僕たちの生活を支えている太陽、この太陽が持っている活動の周期と、
海王星でできる雲の周期、これが一致している、 それは一体どういうことなのか、そういったところのお話をしていこうと思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いください。
3,2,1, Ignition, Japan, Space to the black hole, Japan to the black hole
佐々木亮の宇宙話
2023年9月3日始まりました。佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、 毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日でエピソードが1060話を迎えております。 基本的には1話完結でお話ししておりますので、気になるトピック、気になるタイトルからぜひ聞いていただけたら嬉しいです。
なので本当に1個1個は完結して、1個だけでもへーってなって終われるように作っているので、 本当、エピソード数とか気にしなくても大丈夫ですし、
あとたまにこう全部聞かないとポッドキャスト、質問投げられないみたいな、 っていう意見とかも聞いたりするんですけど、まず無理なんで1060話聞くのって。
だからまあもう最近の聞いて、こういうの気になるなぁみたいな。 もしね、もしすでにエピソードで取り上げてるやつあったら、
この回聞いてみてねーとかって言えるんで、そういうのちゃんとね、よろしくお願いします。 ちゃんとよろしくお願いしますって変ですね。
まあそんな感じでやっていきたいと思います。 で、前回までのだいたい1週間ぐらいっていうのは、X1000天文衛星クリズムってやつを大特集してたんですよ。
で、これスポーティファイのプレイリストとかも作っておいたので、 ぜひですね、そこから回って聞いていただけたら嬉しいなぁと思ったりしてるんですけど、
まあこれ僕がNASA行って研究させてもらうとか、 白紙取るとか、白紙を取ってみたいなところって、全部このX1000天文学っていうところに助けられてきたんですね。
だからちょっとここはぜひみんなに注目してほしいなぁというふうに思って、 こんな感じのエピソードをたくさん作ってみました。
全部聞くとかなり詳しくなれるんじゃないかなと個人的に思っているので、 ぜひ楽しんでみてください。
エピソードで言うと、スタートしたのが1053話から1059話、前回までのところですね。
03:00
で、前回その太陽とか光勢とかを研究していたっていう話をしたじゃないですか。 で、今回も実はそこにつながるお話ですね。
今回は、太陽って実は11年っていう活動の周期を持ってるんですね。
その11年の活動の周期っていうのは、ものすごく活動の高い時期と低い時期を11年で一周するっていうような周期なんですよ。
この周期の間に活動性が高い時には太陽フレアがものすごく大きくなって、 低い時には太陽フレアっていうのが少なくなるっていうね。
で、この多くなる少なくなるっていうのに合わせて、これ面白いのが 海洋性ですね。
水・金・地下・木・土・天・海の海洋性。 つまり太陽系の一番外側の星にできる雲。
この雲の発生に関連している。そんなお話をしていこうかなと思っています。 今話したのが実は全てではあるんですけど、そこの細かい情報っていうのを整理していきますね。
とにかくやっぱ太陽系っていうのは、太陽に支えられているからこそ、この太陽の活動性に左右される部分っていうのが多い。
そういったところが伝われば面白いかなと思っています。 今回はこれ大人気宇宙ポータルサイト
ソラエとのコラボ企画になっています。 なのでこれ文字でも音声でも宇宙が楽しめる
っていうところになっておりますので、ぜひソラエの方の記事ね、 リンク貼っておくのでそちらも楽しんでいただけたら嬉しいなと思っております。
ということでじゃあ早速いきたいとおもいます。 太陽系の中にはこれ8つの惑星があって、さっき言ったみたいに一番内側が
水星で、そこから金星、地球、火星っていうような感じでどんどんどんどん外側に行きますね。 でこれ海洋星っていうのは
一番外側。昔はね、 僕の世代とかだと
海洋星の外側に冥王星っていうのが一応入ってたんですけど、惑星として。 ただその軌道だったり大きさだったりっていうところの面から
ちょっと冥王星さんは今後太陽系の一員としては数えられません、申し訳ありません みたいなね。すごく冷たい態度であしらわれっていうような状態なんですよ。
でそんな感じで今は太陽系の一番外側の星として 君臨している海洋星
でこの海洋星ですけど距離でいう距離で言うとこれ 太陽から地球の距離のだいたい30倍ぐらいって言われています
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これを遠いと取るか近いと取るかっていうところはあるんですけど これね宇宙の距離って僕いつも思うんですけどなんかピンとくる数字がやっぱないんですよね
これわかりません? 聞いてる人も結構同意してくれるかなと思うんですけどよく言うんですよね
太陽、よく宇宙空間の距離とか速さとかを使う単位に
の基準になるのがそれこそ太陽から地球までの距離っていうのを1とする みたいなところでどのぐらい離れてるかっていうのを話をしたり
もうちょっと距離の単位で言うとまあ1光年っていう話ですよね 光の速さで1年
いやそもそも光の速さって速いのは知ってるけど そんな実感するかっていうとそんなしないじゃないですか
でしかもこれ宇宙の尺度として使うので一番ポピュラーな天文学者の中でもっと ポピュラーなのがこれパーセクっていう単位があるんですよ
1パーセク PCって書くんですけどこれはだいたい3光年ぐらい
正確には2.7光年ぐらいだったかな 2.6光年ぐらいだったかなっていうようなぐらいの距離感なんですね
だから結構天文学者はなんか1光年何光年離れてるみたいな話よりも何パーセクみたいな話をしたりするんですよ
っていうぐらいの距離感でピンとこないじゃないですか でしかもなんかキロメートルとかでやってもそもそもなんか地球の中でキロメートルの
表現するのはなんとなくわかるけど 宇宙でキロメートル言われてももうすげー遠いからよくわかんないしなんて
そんな感じじゃないですか 東京から名古屋が300キロでみたいな
じゃあ海洋星はみたいにならないじゃないですか そういうことなんですよねだからこその宇宙に感じるロマンみたいなのもあるだろうし
っていうところはまあまああるんだけどまあとにかく 遠いんですよ海洋星はでこの太陽から地球までの距離を1としてっていうのを1天文単位
って言ってそれこそなんかクイズとか でも実はこのあたりってちらっと出てきたりするんですよね
僕はあのちょくちょくクイズノックっていうあの youtube チャンネル最近見るにハマってて
みんな頭いいなぁみたいなすげーと思いながら見てるんですけど それでもなんかたまに出てくるでそこと部分だけ勝てるんですよね
まあそれはそうじゃないですか宇宙関連のやつだけはもうなんか みたいな
一応やっぱ早押しクイズみたいなのってちょっと競おうと思ったりしちゃうじゃない ですか
そういったので勝てるのが唯一こういう天文単位の話だったりとか パッと数字出てきてあ高速だみたいなね
09:00
っていうのとかあったりするっていうのはまああったりします そんな感じで海洋星に今回は着目していくっていうところになるんですけど
これ結構今回簡単な話で 過去に海洋星にアプローチした人工衛星探査機っていうのがあって
でこれは34年前に 海洋星に近づいていったボイジャー2っていうところですね
でこのボイジャー2っていうところが ボイジャー2っていう探査機があったんですけどこれが
海洋星にアプローチしていったことによって 海洋星に対する注目度っていうのはそこからどんどんどんどん上がっていったんですよね
でそれが 行われた後からはハップル宇宙望遠鏡っていう
まあ多分みんなが1回は見たことある超綺麗な宇宙の画像 天体の画像っていうのはこのハップルが作っただろうと言えるぐらいのものだったり
あとは2年前に打ち上がって今まさに大活躍中 宇宙話でも何度も紹介している
ジェームスウェップ宇宙望遠鏡 がそれぞれずっと観測してるんですよね
だからこれまでの今回の研究で扱うのって 1994年から2020年っていうところまでの
29年分のデータかな 29年分 20年2026年だろうな
まあえっと 26年分1994年から2020年までのデータっていうのを扱うようなそういった研究ですね
それでハップル宇宙望遠鏡だったりジェームスウェップ宇宙望遠鏡が 海洋星を見続けたところ何が見えるかっていうと雲が見えるんですよね
雲 海洋星の表面に発生する雲っていうのが観測の時に見えてくるというところになっていて
これはきっとハップル宇宙望遠鏡だったりジェームスウェップとかっていう望遠鏡が あそこらへんて人間の目で見える光あたりから赤外線あたりまでの光っていうのをカバーしてるんですよ
さすがに最近宇宙話たくさん聞いてるとこの光の種類っていうのがなんとなくピンとき始めてる人もいるんじゃないかなと思うんですけど
光の種類ごとに宇宙の見え方っていうのが違って太陽フレアを見るためには x 線が一番いいよみたいな話と同じ感じで
雲を見るためにはきっとハップルだったりジェームスウェップっていうのがいいんでしょうね
っていうのがあってでこの26年間の観測結果っていうのをずっと蓄積していったところですね
雲の発生の仕方に周期性があると でこれが11年の周期を持っているっていうところがわかりました
雲が多くなったり少なくなったりっていうのを11年で繰り返す 11年
12:06
何なんだろうってなりますよね これが研究の面白いところで単体の天体を見ていた時に
あこれ だいたいこれぐらいのペースで
増減を繰り返しているなっていうのがわかったとするじゃないですか なんでってなるんですよ
ここで重要なのがこうやって宇宙話でも話しているみたいにその天体だけ その天体の種類だけ
ここで言うと 海洋性を研究しているから海洋性の専門家だったら海洋性を組まなく知っていることが重要ではあるんですが
他の惑星の知識があればその他の惑星で起きていることを 変換できるじゃないですか海洋性のシチュエーションに
でこれをもうちょっと広げていくと 太陽まで理解していると太陽で同じような傾向がないのか
っていうところも変換していきますよね でまさにそれが成功した事例の一つになっていて実は
太陽系の中では11年っていう周期はものすごく一般的なんですよ ものすごく一般的
なんでかっていうと太陽が11年の周期で 活動性を高めたり下げたりしているっていうところがあるからですね
実はこれまあ物理分野とか科学 物理分野ぐらいかなで
研究をしている人とかっていうのは結構常識的に知ってるぐらいのレベルのものですね 太陽っていうのは11年の周期で活動性を増減させている
11年で活動性の高い時期には前回のエピソードで話したような フレアと呼ばれる現象を頻繁にそして規模の大きいものを発生させる
逆に11年の中で活動性の低いものっていうのは 全然フレアがを発生させないみたいな
この11年の周期に合わせて昨日話した太陽の黒点とかも増えていったりするし そもそも x 線で見た時の明るさも変わってきたりする
っていうようなところで太陽の11年周期っていうのは本当に面白い面がたくさんあるん ですね
で今回の海洋性で見つかったこの11年の傾向っていうのは まさに太陽のこの11年周期っていうところに関連がある
そんな事象であったっていうところが今回の研究で明らかになりました すごいですよねやっぱ太陽系なんだっていう
太陽が一番内側にあってそれの重力によって支えているこの太陽系の活動 っていうところを
しっかりとそして端っこまで太陽の影響を与えているっていうのはかなり面白い部分 かなぁと思いましたね
ちなみにお断なんですけど太陽の活動性っていうのは今最大級に高くなる タイミングに向かっている最中です
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実はこの向かっている最中が一番巨大フレアが発生しやすい時期でもあったりする イメージ的には
塩の満ち引きみたいなぐらいの感じですね 11年で塩の満ち引きみたいなのが発生する
11年で太陽の満潮の時期と干潮の時期みたいなので 太陽の活動性の高い時期低い時期っていうのをあの
タイドグラフとか見たことある人いるかもしれないけど 波の形をしてねやってきたりするんですよ
で今はまさに活動性が一気に高くなる時期なのでちょっと要注意です 逆に太陽フレアに注目するにはめちゃめちゃいい時期ってことですね
でそんな感じでこの11年の周期と照らし合わせると まあそのちゃんと海洋性の雲っていうのは11年でできていると
でただ面白かったのは これ2年
2年海洋性の雲ができるタイミングが遅いらしいんですね 本当に活動性の太陽高い時期から2年後に雲が一番多くなる時期が来ると
何なんだろうこれ でここはもうちょっと関係性というか要因の分析をするにはデータだったり
調査が必要ということにはなってるんですけど まあ雲っていうのは作るのに時間がかかるじゃないですか
ねその 光当てた配雲できるみたいなことではなくて地面が熱され雲ができるような
家庭って地球上だと水の循環があって 太陽の光とかそういうので蒸発させられてでどんどん上空に水分が上がっていって
ある程度の塊になったら雲としてなってみたいなことじゃないですか ここってタイムラグ発生しますよねこういうタイムラグっていうのがまああるんじゃないか
ただまあ2年っていうのはちょっと 遅すぎるんじゃないのみたいな話もあるんですよ
だからここっていうのをどうやって解明していくかっていうのはこれからの 海洋性の研究にとって非常に重要なことになってくるんじゃないかなというふうになっている
のでぜひですねこのあたりの研究 また宇宙話でも紹介していこうと思っているので楽しみにしておいてください
ということで今回は太陽系の一番外側の惑星である 海洋性の雲ができる周期っていうのが太陽の活動性の周期と一致している
そんなお話しさせていただきました 今回の話は大人気宇宙ポータルサイト空へとのコラボ企画になっておりますのでぜひ
概要欄に貼ってある記事の方も確認してみてください ということで本題は以上になりますね
いや面白かった久しぶりに x 線天文学以外の話をしたから 聞いてるみんなもちょっと新鮮だったんじゃないかなと思います
18:00
まあこうやって新鮮に感じてもらいながら 宇宙っていうのは専門分野もあれば広い分野いろいろ話すみたいなあるんだなっていうのが
実感してもらえたら個人的には嬉しいなぁと思ってるんでぜひ楽しんでいってください 今回の放送は以上にしていきたいと思います
今回の話も面白いなぁと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォローボタン の近くにある星マークこちらからレビューいただけたら嬉しいです
番組の感想や宇宙に関する質問についてはツイッターのハッシュタグ宇宙話 またはスポティファイの q & a コーナーだったり概要欄のお便りフォームから
じゃんじゃんお寄せください それではまた明日お会いしましょうさよなら
18:50

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