1. 佐々木亮の宇宙ばなし
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2022-08-04 13:49

666. 120億光年先にダークマターあり

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00:00
1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙話。
今回は、120億年前にすでにダークマターがたくさん存在していた、
そんな研究結果が紹介されていたので、こちらをご紹介していきたいと思います。
ダークマター、見えないけどなんとなくみんながあるっぽいっていう話をどんどんしている中で、
一体いつから宇宙空間にどれぐらい存在していたのか、なんていうところは、現在研究がガンガン進んでいるところだったんですね。
そんな中で、私たちの身の回りにあるもあるこのダークマターがですね、120億年前にも見つかっていたというところで、
今回そちらについて紹介していきたいとおもいます。
2022年8月4日始まりました、佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
ということで、本日でエピソードが666を迎えるというところで、非常にフリーメイソン的な悪魔の数字的なそんな並びになってるわけなんですけど、
そんなことはさておき、今日はちょっとダークマターと呼ばれるものについてお話ししていこうかなと思います。
今日のポッドキャスト、ちょっと更新が遅れてしまっていたのは、実はですね、新潟の長岡の花火大会に車で行って夜中ずっと運転していたというような都合上、
ちょっとどうしても疲れが溜まっていて更新が遅くなってしまいました。
めっちゃいい花火大会だったなぁという余韻に浸りながら、ポッドキャストの配信をさせていただいているというような状況になってるんですが、
皆さん、ダークマターっていうのはご存知でしょうか?
ポッドキャストでも何度かご紹介しているんですけど、今回のお話の中では120億光年先にある銀河、私たち天の川銀河っていうところの中にいるんですけど、
そういった銀河ですね、別の銀河の中にあるダークマターがどれぐらいあるのかっていうところのお話をしていきます。
120億光年っていう相当離れた場所にあるものにはなるんですけど、そもそもじゃあダークマターって何なのかっていうところですね。
これ実は私たちの身の回りに存在している物質というふうに言われています。
これあくまで仮説上の物質というふうに言われているんですけど、
私たちが認識している物、身の回りの物っていうのは、宇宙全体にある物質っていう括りの中で言うと、わずか数パーセントとかっていうようなところのものでしか議論をしていないんですね。
それこそ原子がどうのこうのとか、そういった話、あとはもう身の回りのもの全てですね、ってなっていて、じゃあ宇宙空間には一体どんなものがあるのかっていうと、
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それのうちのだいたい27パーセントだったかな、ちょっと数字、20何パーセントかっていうところがダークマターと呼ばれるもの。
これ仮説上の物質ですね。で、7割近くのものがダークエネルギーと言われるような仮説上のもの。
こういったもので満たされているからこそ宇宙空間っていうのは成り立ってるんじゃないかっていうふうに言われているわけです。
で、このダークマターっていうものをどうやって観測していくかというか、その正体が何なのかっていうような研究が実は表に出ていない部分でたくさんされていたりするんですね。
で、どこから話せばいいのかなと思うんですけど、そもそもダークマター、本当にあるのかないのかよくわからんっていう話は確かにごもっともだと思うんですけど、
実際にダークマターがあるだろうっていうところの観測的な証拠がいくつか見つかっているっていうところが実は大きかったりします。
どういうことかっていうと、例えば最初に話した私たちが住むこの天の川銀河と呼ばれるもの。
天の川銀河の中にも実はダークマターがたくさん存在していないと、どうもこの回転っていうところが不自然になってしまう。
どういうことかっていうと、渦巻きをぐるぐる巻いているように存在しているこの天の川銀河で、それの円盤の結構、縁の方に私たちの太陽系っていうのはあるんですけど、
その太陽系の、太陽系じゃないや、天の川銀河の内側から外側の星の運動っていうのを
粒さんに観測していってあげると、それぞれって結局、例えば渦巻きがあったとしたら、内側と外側で物の動き方って絶対に違うじゃないですか。
そこが大体、見えてる星の量だったりとか、あとは天の川銀河の中心のブラックホールの重さだったりとかっていうところから観測すると、
大体こういう動きをするだろうっていう予測の値に対して、天の川銀河の星たちの動きっていうのが実は不自然に速かったりするというようなところが実際にわかっているんですね。
で、その不自然に速い理由っていうのは、私たちが目に見えていないけど、実は何か重力を持った物質があって、
で、その物質が重力によって引っ張っているからこそ、他の周りの星の運動に影響を与えているんじゃないかというふうに言われている中で解かれている仮説っていうのがダークマターだったりダークエネルギーって呼ばれるものなんですね。
っていうところで、ただこれらっていうのは放射線、例えば私たちが目にするこの普通の光だったりとか、あとはよくポッドキャストの中で話してるX線だったりとか赤外線だったりとかっていうところの光を一切発しないと。
光を発してくれないと基本的に人間である私たちには認識することができないっていうのが現状だからこそ、そういう重力を持っていれば説明できる物質が目に見えないけど存在するだろうと考えざるを得ないのが今ダークマターっていうものの理解だったりするんですね。
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そんな中で、じゃあ私たちの周りのその天の川銀河の中にダークマターがあるだけなのか、はたまた宇宙空間にもやっぱりたくさんあるはずだけどそれがどこまで遠くにあって、例えば遠くにあるダークマターっていうのはどのぐらいの割合で存在しているのかみたいな、そういったところを研究する研究っていうのが実はあるんですね。
で、今回そういった遠くのダークマターを見つけてあげようっていうような研究が行われて、それの結果120億光年先にダークマターを発見することに成功したと。
で、これどうやって見つけたのか。さっき言ったみたいにダークマターと呼ばれるものの特徴は目に見えないけど重力を持っているという点です。
つまり重力っていうのは私たちの生活を支える上でも非常に重要な重力。
例えばブラックホールの周りを見たときに光っていうのはブラックホールに吸い込まれるって言いますよね。
それって何でかっていうとブラックホール非常に重い重力を持っていて、それが引っ張る、重力が引っ張る力が強いから光がそこに曲げられて吸い込まれていくっていうようなイメージなんですよ。
ってことはこれ逆にブラックホールまでたどり着かないけどものすごく大きな重力を持った天体でも光を曲げることができますよね。
そういった性質を用いてじゃあ見えないダークマターが曲げた光の性質っていうのを見てあげようというところで120億光年先にある銀河を見てあげたんです。
そうすると何がわかるかっていうとパッと見でこう見ている銀河の大きさ重さっていうところに対してそれより後ろから飛んでくる光っていうところを観測してあげるとその銀河によってどれだけその後ろの天体が飛ばしてきた光が曲げられたか
その銀河の周りの重力で120億光年先にある銀河の周りの重力によってものがどれ光がどれぐらい曲げられたかっていうところを観測してあげるっていう
非常にこう観測精度が上がってきたそして知見が溜まってきたからこそできるような研究っていうのが今回行われてその結果その120億光年先にある銀河っていうところにダークマターが存在しているという結果が明らかになったんですね。
そんな感じで今現在120億光年先までダークマターがあることがわかりそこにどれぐらいの密度でものが存在しているのかっていうところもがわかり始めたっていうところだったりするので
今後ダークマターの正体が何なのかっていう研究しているチームもありますしじゃあもっと遠くにダークマターを持っているダークマターがたくさん豊富にある銀河っていうのがあるかもしれない
じゃあそこを観測しに行ったら一体どうなってるのかっていうようなところもどんどん研究として明らかになってくるはずなのでそういったところをぜひ皆さんにもご理解していただきたいなと思うので
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ポッドキャストでお話ししていければというふうに思っております このダークマターっていう話ですねちょっとわかりづらい部分あるかと思います僕も初めて調べた時は正直
うんってなって何回かそういう銀河とプラダークマターっていう話を聞いてあーなるほどって思うところがあったりみたいな感じでまぁちょっとずつ理解してきた僕そんなに頭良い方じゃないのでそうやってゆっくり理解してきた部分があるので皆さんにもこう目に見えないけどあるものみたいなそのダークマター
に関するお話はですね繰り返し話していくことで理解していただければなと思っているので これからも続報を楽しみにしていただけたらと思いますということで今回は120億光年先に見つかった
ダークマターの分布についてのお話をさせていただきました ということですねじゃあ本日の
問題は以上とさせていただくので簡単に緊急報告というかちょっとお寄せいただいたですね 番組への質問をご紹介していきたいなと思います
昨日放送した8月3日分の放送にいただいたコメントでなんとですね過去にも コメントいただいてたんですけど僕のポッドキャストこれ11歳
方が見てくれている聞いてくれているというところで視聴者の幅すごいなぁっていうところを 関心してものすごく嬉しいコメントいくつかいただいているので今回ちょっと一つ
読み上げさせていただきます 読み上げますいつもわかりやすく説明してくれてありがとうございます
今回のテーマの質問なんですが地球っぽい星やぬるい星は他にもあるんですか あともしよかったら夏休みの自由研究のテーマになるようなことはありますか
というところで紹介いただいておりますでまず一つ目ですねこれ本当にありがとうございます 11歳の子が聞いてると思うともうちょっと噛み砕かなきゃいけない部分あるのかなぁと思っているので
わかんないとこはどんどん質問してください で一つ目の質問の地球っぽい星やぬるい星って他にもあるんですかというとこれはもうたくさん
見つかっています 地球っぽい星
今回スーパーアースっていう名前をつけていたと思うんですけどそういう地球の大きさ だったりとかあとは地球の大きさが似ているものだったりとか
あとは そうですね今回のハビタブルゾーンと呼ばれる生命がいるかもしれないっていうところの距離感で
回ってる星っていうのはたくさん見つかってます あとはぬるい星っていうところも
赤い小さい星っていうのを今回テーマに話したと思うんですけど 宇宙空間には実はそういう天体でたくさんいてその周りにたまたま惑星がどんどん見つかって
いってるみたいなところだったりするのでたくさんありますっていうのが回答ですかね あともしよかったら夏休みの自由研究のテーマになりそうなことっていう話があったんです
けどこれ結構いろいろあるんじゃないかなと思うんですよね 例えば
まあ一番いいのは 太陽系の惑星について全部調べてみるっていうのも一つ面白いかな
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太陽系の惑星の中には本当に超巨大な惑星みたいな惑星があったり あとは逆にものすごく早く時点している時点って自分で回ってる星ですね
そういったものがあったりであとは何だろうな それぞれが太陽からどれぐらい離れてるからどれぐらいの温度になってるみたいな
そういった温度のランキングとか大きさのランキングとか作ったらめっちゃ面白いん じゃないかなっていうのはちょっと思いました
あとは国際宇宙ステーションの動き方をちょっと調べてみるだったりとか 8月の半ばに確か流星群があるんですよね
ペルセウスザ流星群だったかな そういった流星群がどうやって起きるのかっていうところを下調べして
実際に流星群見てみて どこからどういう風な あと1時間あたりどれぐらい見つかったみたいな
そんな調べ方をしてまとめたらすごい良い自由研究になるんじゃないかなって思いました
なんかこの中で気になることがあってもっと聞きたいなみたいな あったらまたコメントくれたら嬉しいです
11歳の子にはもう一生聞いてもらうポッドキャストにしてもらおうと 勝手に思ってはいるんですけど
こんな感じでねいただいたコメントだったりとか質問とかにはどんどん答えていきたいなと思っているので
皆さんもぜひコメントいただけたら嬉しいです ということで今回以上とさせていただきます
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