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2022-05-07 12:28

578. 隕石の衝突が生命を生む!?

隕石は地球上に生命を誕生させるのに重要な要素であることが最近強く支持されています!

しかし「隕石が材料を持ってきた説」以外にも「隕石の海面との衝突が重要説」もあるので

今回はそちらをご紹介!


ソース

https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20200605_01web_amino.pdf


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今回は、地球上にどうやって生命が誕生したのか、そのきっかけについて深掘りしていく、そんなお話をしていきたいと思っております。
で、今回お話しするのは、またもや隕石のお話です。先日、568エピソード目で、隕石の中に地球のこの私たちの生命を支える、このアミノ酸の元になるものが発見されたっていうお話をさせていただいたと思うんですが、
実はこれ以外にも、地球上でそういったアミノ酸を作る、つまり、私たちの根源的な物質、これを作るきっかけの現象っていうのが、実は研究の中で見つかってきていたというお話をしていきます。
で、こんな感じで、今、実際にこの生命の根源がどこにあったのかっていうお話は、今、ものすごいスピードでいろんな説が、そしていろんな証拠が揃ってきているので、
ここ数年の間で、きっとこの辺りにかっこたる仮説みたいなものが、かっこたる説みたいなものが今後出てくるんじゃないかというところで、このポッドキャストを聞いている方にはですね、
ぜひその辺りの変遷なんかもご紹介しつつ、あ、世の中の常識がこうやって変わっていったのかっていうところをですね、ちょっと体験していただきたいと思って今回取り上げておりますので、ぜひ最後までお付き合いください。
3、2、1、イギネション。
ということで、本日は5月7日土曜日、エピソードが578話を迎えております。
佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは1日10分、宇宙時間をテーマに毎日最新の宇宙のトピックスをお届けしております。
はい、ということでですね、本題入る前に緊急報告というか、昨日はですね、緊急報告でも話させていただいた通り、ちょっと温泉で療養をしていたというようなところになってたんですが、行き先は箱根だったんですよね。
で、箱根の近くに県立の化学博物館みたいなのがあって、それに帰りにちょっと寄ってきました。
で、その建物が神奈川県立生命の星地球博物館っていう、もうまさに宇宙話の配信者心をくすぐってくるような、そんな化学館の名前だったんで行ったんですよね。
で、そうしたら、スタートはやっぱり宇宙の話から始まって、地球がどうやってできたのか、みたいなブースから始まり、生命の進化みたいなところが博士生とか、あとは模型とか、あとは地層の話とかがあって、で、今現在生きてる昆虫たちの標本とかがあって、みたいなところで、
なんかめちゃめちゃ、なんか久しぶりに、そんな社会科見学で行くような化学館に行ったので、めちゃめちゃワクワクしましたね。で、そういうのを見てて、なんかやっぱり世の中の人ってそういう生命の根源って何なんだろうとか、そもそも地球どうやってできるのかみたいなのに、興味持ってる人って一定数いるんじゃないかなっていう、若干の希望も見えたっていう感じですね。
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だって神奈川県立で、生命の星地球博物館っていう、もうそこにしか特化してない博物館で、そうやって毎年毎日いろんな人が見に来るような場所っていうところって考えると、やっぱり興味を持ってくれる人がいるんだっていうところの裏付けだと思うんですよね。
で、しかも結構人いたんですよ。なので、そういったところの方にこういうポッドキャストを届いたらめちゃめちゃ嬉しいなと思いました。で、なんならこう、僕自身ね、こういう博物館とかで、なんかお話しさせていただく機会とか、そういうところがあったらものすごく嬉しいなというふうに感じてますので、なんかそういったポッドキャストの知られ方みたいなところもちょっと検討してもいいんじゃないかなっていうふうに思った。
そんなゴールデンウィークでした。まあどっちにしろね、なんかそういったいい経験もできたし、温泉で体の療養もできて、結構絶好調ですというような感じになってますんで、ここからポッドキャストガンガン攻めていこうと思っております。
引き続き応援よろしくお願いします。ただまあそうですね、こういうところに興味を持つ方とポッドキャストっていうところにはまた距離があると思うので、そこに届くように是非ですね、あの聞いてくださっている皆さんと一緒に大きくしていければなというふうに考えております。よろしくお願い致します。
はい、まあそんな感じでですね、休日っぽい話をさせていただきましたが、早速本題に入っていきたいと思います。今日の本題は、人類のそして生命の根源となるような物質が一体地球上、太陽系でどうやってできたのか、そんなお話を少し深掘りしていこうと思っております。
このテーマなんですけど、昨日、神奈川県立の博物館、生命の星地球博物館というところに行って、なんかやっぱりもう1回そういう話深掘りしたいなと思って、家に帰ってきてポッドキャストで何か話したいなと思ってたら、過去のちょっと研究にたどり着いたというお話です。
で、今回どんなお話ししていくかっていうと、結局は地球上に生命をもたらしたきっかけっていうのは隕石なんじゃないかっていうお話にはなるんですが、これですね、先日エピソードの568話で、結構これは世界中でも話題になっているセンセーショナルな研究出てきましたって紹介したんですが、
簡単に言えば、過去に地球に落ちてきた隕石、この地球に落ちてきた隕石の中身を調べたら、アミノ酸とかっていうのを作るような材料、これって結局私たちの体を作り上げる材料っていうのが隕石の中から見つかったというところが話として出たんですけど、
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それだけが果たして本当にそういったアミノ酸とかを作るきっかけになるのかっていうところに、一つ問題提供してくれそうな、そんな研究の内容をご紹介させていただこうと思っております。
で、今回紹介するのは隕石がアミノ酸を持ってきたっていう話ではなくて、隕石が海に衝突するっていうその衝撃のそのタイミングでアミノ酸ができてるんじゃないかっていうお話です。
これ具体的には、隕石が海に落ちたところを直接探しに行ったっていうようなところではなくてですね、模擬的な実験を経て、つまり隕石と同じような物質が海水と同じような成分、そしてその周りの当時地球の表面を覆っていた大気の情報とかと重ねつつ、この衝突の実験を行った結果ですね、
この隕石がぶつかるタイミングに、タンパク質の元となるアミノ酸をその衝撃波によって生成しているというところが明らかになったというところなんですね。
で、これは具体的にはアンモニアっていうところを軸にして、こういった物質が生成されていたというところになってます。
具体的にもうちょい話していくと、今回検証された内容っていうのが隕石がそもそもアミノ酸を持ってくるっていうお話ではなくて、一般的な隕石の物質っていうところを地上にぶつける、ないしは海洋上にぶつけるっていうところを調査した結果になってるんですね。
そうすると、ここの衝突のタイミングで、その水面と隕石との間で化学反応が発生して、そこで窒素と二酸化炭素が水と隕石に含まれる主要な鉱物と反応する。
窒素と二酸化炭素っていうのは、その当時の地球の表面にも存在していたっていうふうに考えられているもので、それらが隕石と水の衝突と、そして隕石に含まれている鉱物と反応することによってアミノ酸を作っていったんじゃないかっていう研究が出ているというところなんですね。
つまり、これって先日ポッドキャストでもお話しさせていただいた結構センセーショナルな、隕石自体にアミノ酸が含まれていたんじゃないか説。
これはもう本当に実際の隕石を調べてアミノ酸を見つけたことなので、もう事実として捉えていただいて構いません。
で、プラスで、そういった環境を模擬して作った今回の実験結果もまた正であるっていうところですね。
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正しいと。で、つまりどういうことかっていうと、一つに限ることができないっていうのが結論にはなるわけです。
具体的には、アミノ酸はどうやってできたんですかっていう問いに対して、隕石が運んできた部分もあるし、隕石が衝突したタイミングで大気とか化学反応を起こしてできた部分もあるっていうような理解のされ方をされるわけですね。
他にも隕石を取り替えにして、いろんなタイミングでアミノ酸ができるんじゃないかっていう研究結果、過去にもいくつか出てきていたりするので、
そういったところの情報がうまく整理されてですね、一本の道筋みたいなのができたときに、
例えば理科の教科書だったりとか、あとはそれこそ冒頭にお話させていただいたような博物館での展示の内容っていうところに大きく響いてくるんじゃないかなというふうに考えております。
でですね、これはそういったお話を今日は紹介させていただきたかったわけなんですけど、こういったところっていうのは最終的に、
例えばちょっと隕石業界、隕石研究の大御所みたいな方がレビュー論文っていうのを書いたりするんですね。
これは別に大御所じゃなくても書けはするんですけど、包括的な話っていうのは結構そういったお偉いさんというか大御所みたいな方が書いてやったりするんですけど、
そこで多分いろんな説が整理されて、そこに対してこういう一本の筋が考えられるみたいな、
そういった多分公式な見解がどっかの論文とかに乗ることによって、今後の地球上に生命がどうやって誕生したかの定説が生まれてくるんじゃないかなと思うので、
今はこうやって単独の論文でいくつも説が出ている非常に面白い段階になってるんで、こういったところはですね、このポッドキャストを聞いてくださっている方には随時ご紹介していって、
一体世の中にどういう定説がどういう手順で生まれていくのか、そんなところもちょっと体験していただきたいなというふうに考えておりますので、そちら楽しみにしておいてください。
で、今回のお話に関しては、これ火星でも同じようなことが起きるんじゃないかっていうような話も出てきています。
当時以降に40億年前とかには火星の表面にも海があったって思われているので、そういった中で隕石が単純に衝突する回数が多ければ、それだけ表面でアミノ酸っていうのを生成していたんじゃないかというところで、
火星に生命の痕跡が残っていてもおかしくないというようなところまで指摘されているので、結構ワクワクする内容だと思います。
今後、火星表面の探査とかも始まっていくと思うので、そのあたりもですね、もしかしたらつながって紹介できたら嬉しいなと思っておりますので、皆さんもぜひ楽しみにしておいてください。
ということで今回は、地球上にどういうトリガーで生命が誕生したのか、そんなお話をさせていただきました。
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それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
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