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2022-03-08 12:41

517. 巨大な星が生まれる現場

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太陽なんてちっぽけに見えるような星が宇宙にはたくさん。

ブラックホールにもなりうる元の星が、どのように生まれるかの理解が一気に進んだ研究を紹介!


ソース

https://www.nro.nao.ac.jp/news/2022/0302-miyawaki.html?fbclid=IwAR0mWbMR7ygAW5NmBCYv67Ud5UpPjB3HbjZ_gqO9E9cUgzg8jU8NcfE1w7s


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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに、毎日誰でも最新の宇宙が学べる話題を、ドクター佐々木がお届けしております。
早速、今日の本題を紹介します。今日の本題は、重い星が誕生していく様子、これが観測された、そんなお話をしていきたいと思っております。
今回お話しする、重い星っていうのがどれぐらいの星なのかっていうと、 これは大体太陽の8倍以上っていうところを考えていただければよくて、
宇宙空間には様々な大きさの星がいる中で、 太陽っていうのは一種、基準になるような
比較的小さめの星というか、通常サイズだと考えた時に、 大質量星と呼ばれる太陽の8倍以上重い星。
で、それらっていうのはブラックホールになったりとか、 あとは死ぬタイミングで超新星爆発を起こすとか、
まあそういった特性を持っているので、宇宙空間の中でも非常に面白い天体として注目度は高いんですね。
ただ、そういった巨大な星ができるタイミングっていうところをしっかり観測して、 それらがどういうふうに進化をしていくのか、どういうふうに形成されていくのかっていうところは、
まだまだ謎に包まれている部分が多かったというような特徴があったりします。
で、そんな中で今回最新の研究によって、 その大質量星と呼ばれる太陽よりももっともっと重い星、
これらの誕生するタイミングの観測結果が出てきているので、 今回はこちらをご紹介していきたいと思っております。
ブラックホールだったりにつながる非常に面白い研究、 がっつりとした天文会になっておりますので、
ぜひ最後までお付き合いいただけたらと思います。 よろしくお願い致します。
はい、ということでですね、毎日恒例の近況報告を本題の前に挟ませていただこうかなと思うんですが、
今日ですね、今これ更新しているのが3月8日の朝になっております。
毎日聞いていただいている方は何となく気づいていると思いますが、 3月7日更新してないんじゃねえかなという状況になってますが、
おっしゃる通りで3月7日分の更新ができず、 3月8日の朝になってしまっているという状況です。
毎日聞いていただいている方は、楽しみにしていただいている方、 大変申し訳ありませんでした。
でですね、これはもう完全に僕の体力の調整不足といいますか、 気が緩んでしまったというところが確実に大きいかなと思っているので、
何も言えないなという状況なんですが、 ここからちょっと言い訳させてください。
昨日、普通に夜更新しようと思ったんですよ。 最近はもう昼間に更新する時間が全然ないので、
夜に仕方なく回ってしまっているんですけど、そうなった時に、 仕事とかから帰ってきて何話そうかなっていうのを
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探してたんですよね、論文とかを。そうしたら飼っている犬がですね、 めちゃめちゃ甘えてきて、膝の上でポンと寝始めて、
あーやばいみたいな、可愛すぎると思って、 そのままそうするとなかなか動けないなぁと思ってたら、 それと一緒に寝てしまったというような、もう完全に
僕の気の緩みですね。なので、大変申し訳ありませんでしたと。 ツイッターにも書いたんですけど、本当に可愛くて、
可愛いと思いながら写真撮ってツイッターにあげるみたいな、 そんなことをしていたものの、結局収録ができないという、もうダメダメな1日でございました。
まあですね、その分、今日の夕方以降に更新させていただこうと思っているので、 今日は2回宇宙話楽しみにしていただけたらと思っております。
はい、じゃあ早速今日の本題いきたいと思います。 今日の本題は、太陽の8倍以上の重さを持つ巨大な星ですね。
これらがどういうタイミングでできて、そしてどういう成長過程を経て、 星形成の過程を経て、大きくなっていくのかというところの観測結果、
こちらをご紹介していきたいと思っております。 でですね、今回紹介するのは、太陽みたいに自分で光っている星、
光星と呼ばれるものですね。 ただ自分で光ってはいるものの重さがものすごく重いです。
この特徴どれぐらいかっていうと、大体宇宙空間の星っていうのは、 私たちに一番身近なのが太陽なので、私たちは太陽を基準にして重さの話をするんですけど、
今回お話しするのは、太陽の8倍以上重い星っていうところを対象にしています。 で、これこの8倍以上っていうところにどんな違いがあるのかっていうところなんですけど、
8倍以上の星になると、まず星がどんどん進化していく中で、 太陽とかもそうなんですが、中心で核融合っていうのを起こしていって、
水素を使ってどんどんエネルギーを放出していって、星が維持されているんですね。 で、核融合っていうぐらいだから、くっついて何か新しいものができているわけですよ。
で、それが中学とか高校の時にやった周期表あるじゃないですか。 水平理米みたいな、ああいった周期表というのになぞって、水素って一番最初ですよね。
で、それがくっついて1さす1は2みたいな感じで、次ヘリウムみたいな感じで、 どんどん酸素とか炭素とか鉄とかそういったところまで作っていくっていうような、
そんな過程を経ていくのが、いわゆる星の核融合で起こされる星の進化なんですよね。
で、そんな感じで中でどんどん進化が進んでいくんですけど、 その進化の過程が異常に早いと、大きい星っていうのは。
なんでかっていうと、中心で起こる核融合っていうのは何によって引き起こされているのかっていうところを考えていきたいと思います。
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星が輝くために必要な核融合、これが何をトリガーにして起こっているのかというと、これは重力ですね。
まあいろいろ要因はありますけど、一つ大きなのは重力です。 重力が中心にぐっとかかった時に核融合を起こすような力が中心に加わるというようなところでなっているので、
この重力が強ければ強いほど、中心で起こる核融合のペースっていうのは上がっていく。
つまりは星の進化っていうのが進むスピードが異常に速くなるというところで、 私たちが生活を支えられている太陽とかとはまた別のスピード感で進んでいくような天体。
これが太陽よりも8倍以上重い星っていうところですね。 そんな自ら輝いている星たちなんですけど、この8倍以上重い大質量星と呼ばれるもの。
大きい質量で大質量ですね。大質量星っていうものは最終的にその核融合の進化が終わったタイミングで超新星爆発っていう爆発を起こしたりとか、
それの後にブラックホールをそこで形成するだったりとかっていうところで結構面白い一生をたどっていくわけですよ。
そんな最後の姿っていうところは結構このポッドキャストでもいろいろ話してきたと思うんですね。
皆さんブラックホールの話大好きなので僕は多めに取り上げるようにしてるんですけど、
そうなった時にじゃあどういうタイミングでどんな感じで作られてるのそういう星たちってっていう話も最初の方に戻っていくとできてくるわけじゃないですか。
ただこの進化のスピードの速さが一つネックになってなかなか星ができるすぐのタイミングっていうのを観測できなかったっていうのが特徴として挙げられています。
そんな中で今回はタイミングよく観測することに成功して、大質量性の星が形成されるタイミングの姿っていうのを捉えることに成功したんですね。
今回観測に成功したのっていうのはどういうものかっていうと、星ができる場。
じゃあどうやって星ができるのかっていうところなんですけど、星ができるタイミングっていうのは宇宙空間には実は真空で何もないわけではなくて、
ガスとか塵とかそういったものがうよいよ漂っていたりするわけなんですね。
でそうなった時にその塵とかガスとかがまんべんなくではなくて偏りを持って存在しているので、それらがくっつくタイミングで言ってしまえばそれらが星の材料になります。
その星の材料が十分になったタイミングでそれぞれが重力でくっつき始めて、
でだんだん大きい塊を作っていって、ある程度の重力になってきたらそこの中心で核融合がパチッと発生して星に変わるみたいな。
これをざっくりとした星の形成の流れになってるんですが、つまり星の宇宙空間で星ができるタイミングっていうのはそういった材料が豊富にある状態で、
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なおかつ今回みたいに重い星が発生するってことは同じ場所に大量の材料が存在しているというところが大事なわけですね。
で今回観測に成功したのは太陽の1万倍、太陽の1万倍の質量を持つガスの塊ですね。
この太陽の1万倍っていう異常な数字のガスの塊っていうのが形成されている領域っていうのが存在していて、そこをガッと観測してあげたんですよ。
そうすると太陽の1万倍ものガスとかチリとかがあるわけですから、そこでどんどんどんどん星の生成が始まっていくと、星が形成され始めていくっていうところで、
普通の大きさの星だけじゃなくて、そういった大質量性っていうのもガンガン作られているっていうところの現場を発見したんですね、観測によって。
そこが面白い星の作り方をしてるぞっていうのが明らかになったので、もっとさらに目の良い望遠鏡っていうのを、視力が強いのをガンって導入して、
それによってその大質量性ができている現場っていうのをより細かく、何なら画像として撮れるぐらいの勢いでどんどん見ていったというような研究が行われたんですよね、今回の研究で。
で、それの結果どんなことがわかったのかっていうと、何かガスの塊によって星が形成され始めるっていうところ。
そうするとその星っていうのは一定の重力を持ちながら存在しているので、その重力だったりとか星ができる時のその勢いで周りのガスをガーッとかき集めながら、
周りに円盤みたいなのを作ってどんどんガスを溜め込んでいって、星がどんどん大きくなっていく過程っていうのがそのまま観測結果として出てきたというのが今回の研究結果の面白いところです。
そうするとですね、ブラックホールとか超新星爆発を起こすみたいなところの星が最初はやっぱり周りから材料をどんどん重力によってかき集めていくっていう様子が撮れたっていうところで、
また一つ面白い天体である大質量星の生まれたてのタイミング、赤ちゃんのタイミングから死ぬまでのタイミングの新たなデータが揃ってきたというようなお話が今回の研究結果になっておりました。
最終的にはですね、こういう星とかっていうのは爆発して、また周りに材料をまき散らして、それでまた新しい星に含まれたりとか、惑星に吸収されたりとかっていうところで、
一種輪廻転生みたいなことを行っていくものなので、そういったところでこれからもどんどんですね、星の進化、ないしは星形成、星が生まれるタイミングについて理解が深まっていくかなと思うので、
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これからもポッドキャストでこういったお話はいろいろ紹介していきたいと思っております。ということで今回は太陽よりも8倍以上重い大質量星、これらがどういうふうにできていくのか、そんなお話をさせていただきました。
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番組の感想や宇宙に関する質問はツイッターのハッシュタグ宇宙話、宇宙が漢字で話がひらがなになってますので、
じゃんじゃん呟いていただけたら嬉しいです。それではまた明日お会いしましょう。明日じゃないや、今日の夕方お会いしましょう。さようなら。
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