1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 518. 太陽系はバブリーな空間..
2022-03-08 12:03

518. 太陽系はバブリーな空間の中心

太陽系を中心に、1,000光年にわたって宇宙空間に広がる「泡」の構造。

その泡はなぜできたのか?いつできたのか?そこに答える研究結果が発表されました。


ソース

https://pweb.cfa.harvard.edu/news/1000-light-year-wide-bubble-surrounding-earth-source-all-nearby-young-stars


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はい、始まりました、佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、
毎日誰でも最新の宇宙が学べる話題を、Dr.佐々木がお届けしております。
早速今日の本題を紹介します。今日の本題は、太陽系の周りを包んでいる、約1000光年の大きさを持つ泡の構造、
これを紹介していきたいと思っております。でですね、これちょうど1ヶ月、いや2ヶ月前ぐらいにすごく話題になったんですが、
そういえば取り上げていなかったなぁと思ったので、これ紹介しようと思っていて、どんなお話なのかっていうと、
私たちがいるこの太陽系、この太陽系をもっと俯瞰でというか、引きで見ていったときに、
周りに実は比較的高温なガスですね。ガスっていうのが包み込むように太陽系の周りに存在していて、
それよりもさらに外側っていうのは、もう冷え切った宇宙空間が広がっているみたいな、
太陽系って実は比較的宇宙の中では暖かいところにあるんじゃないかというような、そんなお話ですね。
なので、ちょっと最近は地球だったり太陽だったりっていうような、比較的近い部分の話をしてきたかなと思っているんですけど、
そんなことはなくて、もっと大きい構造で、1000光年先にどんな宇宙が広がっているのか、そんなお話をしていこうかなと思っております。
今回のお話は、一つ前のエピソードで話した、星がどうやって作られるのかみたいな、そんなところのお話ともちょっと関連してくるので、
今回の話で面白いなと思ったら、ぜひ前の回も聞いていただけたらと思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いください。よろしくお願いいたします。
はい、ということで本題に入る前に毎日恒例の近況報告をさせていただきたいんですけど、
今日これ2個目の投稿ですね。3月8日2つ目の投稿になっていて、理由は簡単で、3月7日月曜日に更新することができなかったというような大変申し訳ない状況になっております。
なので2日分、今日更新させていただいているんですけど、今日はですね、実は僕はお休みをいただいていて、家にいましたと。
家にいたと言っても、税金関連の動きをしたりとか、あとは役所に行ったりとか、必要な書類とか諸々揃えたり、あとは打ち合わせしたりとかっていうところで、
休みを取ったものの朝からずっと動いていて、ようやくこの時間で少し落ち着いてきたかなというようなところになっております。
そんな感じでですね、いろんなお話を最近してもらえるんですよ。
ポッドキャストの調子が良くなってきたときって、結構いろんな人に僕自身の存在だったりとか、チャンネル自身の存在を知ってもらうっていう機会が多くて、
それのおかげでいろんなお声掛けいただいているという状況なので、このタイミングは忙しくなるのは仕方ないかなと思っていて、嬉しい悲鳴ってやつですね。
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ただですね、この1年間このポッドキャストをいろいろ聞いてくださってた方はわかるかなと思うんですが、まあ隙間なく働き続けていたなというような感覚なんですよ。
もちろん本業の方も天文のところから一旦暗がえしたっていうところで若干苦労もしてましたし、あとはこのポッドキャストっていうのをどうやって伸ばそうかとか、
そもそも僕自身をどうやって知ってもらうとか、知名度を上げるだったりとか、バリューを上げるってなんかすごい意識高いっぽく聞こえるからすごい嫌なんですけど、
自分の価値を高めていくみたいなところに時間もお金も使ってきたかなと思うんですね。
なので、あんなに働いてたのにその収入なのっていうような感じには若干振り返ってみたら見えるかもしれないんですけど、
ここからいろいろ面白いところまで広がっていきそうなので、この1年間のいろいろ仕掛けをやってきたのは間違いじゃなかったのかなというふうに思っております。
そういったところで広げてきたわっていうところをですね、少しずつ紹介していったりできるタイミングが近く来てきたりとか、
あとはこれから先ですね、週に1本ぐらいは映画が見れる余裕の時間が欲しいなと思っているので、その辺りはちょっと整理していこうかななんて思っております。
なのでですね、こいつ最近チャレンジしてないなと思ったらTwitterかなんかでカツを入れていただけたら嬉しいです。
そんな感じでですね、これからもずっとPodcastは続けていこうと思っておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。
じゃあですね、本題に入っていこうと思います。
今日の本題は、太陽系、私たちのいるこの太陽系を包む約1000光年の大きさを持つ泡、泡の構造を紹介していこうと思っております。
これですね、ちょっと前に話題になったので、存在自体、研究の存在自体は知っていたんですけど、多分いろんな取り上げたいものがあった中で実は埋もれてしまっていて話しできなかったんですね。
なので今回はそういった宇宙空間をもっと広く見る、太陽系とか近くの星ばっかり見るんではなくて、1000光年以上クーッと離れて俯瞰してみる宇宙っていうところのお話をしていきたいと思っております。
でですね、最初から散々泡の構造とか泡、泡とか言ってるんですけど、宇宙空間に泡って何なんだよっていう話があると思います。
なので今回はそれを紹介していきたいと思うんですけど、宇宙空間でいうこの泡の構造っていうのが何なのか、これは簡単に言えば性質の違う2つのガスの境界線ですね。
今回のお話で言うと、基本的に宇宙空間っていうのは冷えた、物が少ないようなスカスカのまるで真空みたいな状態を想像する方いらっしゃるかなと思うんですが、それがおおむね正解の印象です。
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そんな中で宇宙空間にはたまに周りに比べて温度が高くて、その領域が丸く残っているっていうような高温のガスの領域っていうのが存在するんですね。
これを俯瞰で見たときに、その高温ガスの塊自体が泡っぽく見えるから泡の構造っていう風に言ったりします。
あとは今回の話で言うと、これをローカルバブルと呼んだりするんですね。
なので、これは多分英語でローカルバブルって言ったものをそのまま日本語にしたせいで、泡というシンプルかつ掴みどころのないワードになってるのかなと思います。
こういう言葉っていうのは日本語に訳したせいで分かりづらくなってるものっていくらでもあるんですけど、そういったところは一旦置いておいて、
今回紹介するこのローカルバブルと呼ばれるものがですね、実は太陽系の周りを囲むように残っていて、それの大きさ直径が約1000光年程度という風になっています。
この泡、最初に話させていただいたみたいにガスなんですよね。ガスなのでそこには小さい質量を持った粒みたいなのがたくさん集まって、比較的温度の高い密度の高い状況っていうのがその泡の中には実在していると。
その泡の中に一体どれぐらいの物質の量が含まれているのかっていうと、これですね、太陽を基準にしてお話しすると、太陽100万個分の質量が含まれていると言われてます。わけわかんないですよね。
昨日は太陽の8倍以上の星がすごいとか言ってたのに、今日は太陽の100万倍とかっていう重さがまた出てくると。
これが今どんどん広がっていっているという状況なんですよね。これが初めて観測的に明らかになったわけなんですが、じゃあなんでこういった泡の構造ができるのかっていうところで言うと、これ星の最後に起こす大爆発である超新星爆発と呼ばれるもの。
英語でいうところのスーパーノヴァですね。スーパーノヴァっていうのが発生した名残、つまり昔宇宙空間のある場所で星が爆発しました。で、その爆発の熱だったりっていうか衝撃とかっていうのがどんどんどんどん今のタイミングまで広がっていって、まるで1000光年分の大きさの泡っていうのができているように見えているというような状況になっていたりします。
じゃあこの1000光年っていう巨大な泡の構造を作るために一体どれぐらいの時間を要したのかっていうところなんですけど、これが今回の研究結果で1400万年前に起きた爆発だと言われていて、そこからどんどんこう少しずつ少しずつですね、宇宙空間に広がっていっている構造というようなところになっていたりします。
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今現在もですね、6.7km毎秒、1秒間で6.7km進むようなスピードで広がっているということなんですけど、宇宙空間でのこの動きっていうのはありきたりな数字なのかなっていうところですかね。
特別早いわけでもないし特別遅いわけでもないというような感じかなと感覚的には感じております。
でですね、そんなローカルバブルと呼ばれる構造の中に今太陽系がある、つまり私たちはその熱いガスの領域の中に存在しているんですね。
比較的宇宙の中では暖かい部類にいるこの地球ですが、もともとその泡の中にいたわけではないと。
どういうことかっていうと、昔その超新星爆発っていうのが起こりまくっていて、今のこの泡っていうのを形成しているという時に近くで超新星爆発を感じていて、たまたまその泡の中に取り込まれたっていうところではなくて、
こういった超新星爆発を発生させたタイミングっていうのは、太陽系とかっていうのは全然近くにいなかったみたいなんですね、太陽とかっていうのは。
そんな中で大体500万年前ぐらい、1400万年前に起こった大爆発なので、大体爆発が起こってから900万年後とかに広がったその泡の構造の中に太陽系が入っていったというようなところで、今回の研究の中では比較的偶然なんじゃないかと。
しかもその中で、今、太陽系って泡の中心にいるんですよね。そうなると、この泡っていうのを見つけた時に、太陽系が作り出した泡なんじゃないかとか、そういう研究が出ていたんですが、一旦そういうところはなくて、単純に太陽系がその中に入っていって、今のタイミングがちょうど中心であったというだけなんですね。
こういった感じで、科学で解明できることっていうのは、この今の例えば泡の中心にいる太陽系って、昔すごい衝撃波を作っていたんじゃないかとかっていうようなものを、なんかそういうセンセーショナルなものを発見するっていうだけじゃなくて、いや、たまたまですよっていうのをしっかりと観測、そして理論的な数式を用いて証明するっていうような研究も出てきているので、
こういったところで、一見インパクトが少なそうに見えるものの、実は大事な研究っていうのが続いているので、今後、宇宙話でもこういった話っていうのもどんどん扱っていきたいなというふうに思っておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。
ということで、今回は宇宙空間に広がる泡を紹介させていただきました。
今回の話も面白いなと思ったら、お手元のPodcastアプリでフォロー、サブスクライブよろしくお願いいたします。
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それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
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