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1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙話。今回は、全く正体不明な謎の光を宇宙から見つけた、そんな論文を紹介していきたいと思います。
そして、昨日公開された最新の読み対での連載、対談を行いました。お相手はティモンディー、お笑い芸人ティモンディーの前田さんです。
宇宙SF、三体に関する対談をしているので、そのあたりのお話も今回していこうと思っております。ぜひ最後までお付き合いください。どうぞ。
2024年4月17日、始まりました、佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに天文学で博士号を取得した専門家の亮が、
毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。 本日でエピソードが1286話目を迎えております。
本日は、そろそろ満月までの折り返し地点を迎えたということで、4月の17日は上限の月を超えて、ちょっとずつ月が満ちていくタイミングですね。
ぜひ、夜空の月、気にしながら宇宙話も聞いてくれたら嬉しいです。
毎日更新してるわけなんですけど、昨日はすごいシンプルで素敵なタイトルつけたなぁと思っていて、星の赤ちゃんのくしゃみということで、
人間の赤ちゃんも動物の赤ちゃんもくしゃみするとめっちゃ尊いですけど、 星の赤ちゃんとかも尊いんじゃないかなぁと、この尊さ感じてくれる人いるかな?
そんな気持ちでお話ししておりますので、ぜひこちらチェックしてみてください。 ということで、じゃあ今回の本題に行きたいと思います。
今回の本題は、これ、正体不明の謎の光、これが見つかった、そんなお話をしていきたいと思います。
すごいですね。全くわからない、ただの光見つけたよっていう、そういう研究結果なんですよ。
なんかこの観測結果がいろいろ、観測能力がいろいろ上がってきた中でだったり、
あとは、科学がいろいろ進んでいろんな解釈が出てきている中で、
いや、今回のはさすがに正体あんまわからんぞみたいになってきた。 まあそういう研究結果を紹介していくっていう感じですね。
で、今回紹介するのは、私たちに比較的距離が近い ウミヘビザ銀河団っていう銀河団のそんな内容です。
あ、今回ですね。今回のは、パス・J、Publications of the Astronomical Society of Japan という、
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まあ、天文の中では権威のある雑誌の一つである、中に紹介されていた研究を紹介していきます。
で、その私たちから距離が近い ウミヘビザ銀河団っていうところの中で、新しい電波放射っていうのを見つけたんですね。
電波放射って何かっていうと、もう簡単です。 宇宙から謎の電波の光が飛んできているってことですね。
宇宙空間はいろんな光で輝いています。 僕らが夜空を見上げて見える星たちっていうのは、
僕たちの目で見える光の範囲であって、で、この光っていうのは 可視光って呼ばれる光なんですよね。
けど、僕が専門でやっていたX線天文学ってなると、宇宙から飛んでくる、あのレントゲンで使うX線、
あれを見るっていうのがあったり、今回の研究みたいに電波が飛んでくるとか。 光っていうのはいろんな種類があって、その種類の中で
どうやって光ってるかによって天体の正体っていうのは明らかにできるんですけど、 今回面白いのは、電波でいきなり
まず訳のわからない光を見つけたと。 それがどこかのどこの方向から来たかっていうと、
海蛇座銀河団っていう比較的近い場所とは言いつつ、 地球から1億光年ぐらいの場所です。
光でも1億年かかる。 だから今僕たちが見ているその光っていうのは、1億年前に発せられた光ってことですね。
ただこれは天文学上、この銀河団っていう扱いの中では、比較的近い距離にある銀河団ということになります。
そもそも銀河団って何かっていうと、銀河団は数百から数千個の銀河が集まった巨大な天体です。
そもそも銀河の中に、何百万個とか何億個っていう星が含まれていて、それがさらに塊になって一つの天体になっている。
これが銀河団なんですね。 この銀河団からはいろんな光が放射されます。
それこそ、X線で見えるとか、可視光の光で見えるとかいろいろあるんですね。
そんな中で、銀河団の中からあるエネルギー、ある光がバーって強くなるタイミングっていうのがよく言われてるんですね。
これ高温なガスから放たれるX線だったりとか、高速に近い速さで運動する粒子が加速させるエネルギー源っていうのは、
銀河団のものすごい強い、一個一個の天体の真ん中に、例えばブラックホールとかがあったりして、星が一箇所に固まって、それがくっついてってなったら、もうなんかめっちゃ重力強そうじゃないですか。
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その膨大な重力エネルギーが、そういった光とかっていうのを出す要因になってるんじゃないかって言われてるんですけど、
その気候ってまだ全然わかってないんですよね。
で、一つ、銀河団同士がぶつかってそのエネルギーが放出されるとかって言われるんですけど、その観測的な証拠もやっぱなかなか見つけられていないと。
特にX線とか宇宙線とかで観測するような範囲では、その衝突の影響っていうのが見られなかったりするんですよね。
だから、なかなか研究進まないなぁみたいな話をしながら、今までやってきたと。
そんな中で、それの判断材料になるんではないかというのが、今回の正体不明の電波放射です。
正体不明の電波放射、本当に結局論文になってるけど、その正体はわかってません。
で、ウミヘビ座の方向の領域から、今までに報告されていない広がった電波放射っていうのを 発見することができました。
ただ、これ、可視光線、僕たちの目で見える光とかで見ても、その広がった電波放射の中から対応する天体っていうのは見つけられなかったし、
X線で見ても 特徴的な構造ってのは見つかっていないんですね。
つまり、本当に電波だけしか輝いていない。じゃあこれ何なんだろうっていうので、さっき言ったみたいなこの重力エネルギーがいろんなものに
変換されていく現場が見えてるんじゃないかとか、いろんな説が出てきているので、ちょっとこのあたりは最新の研究待っていきたいかなと思います。
それに加えて、このリリースの中で話されていたのは、日本のX線観測衛星、クリズムですね。
このクリズムが、もし新たにそこを観測することになれば、より精密な情報が獲得できて、
今回の電波放射に対して新たな知見というのを得られるんじゃないかっていう期待の文章も書かれていたので、
これからちょっとね、そんな観測が増えるのかなと思うとワクワクするポイントですね。
ぜひこのあたり一緒に楽しみに待っていきたいと思います、皆さんとね。
はい、ということで今回は正体不明の謎の電波放射、こちら紹介させていただきました。
アフタートークです。
はい、ということで、今日も不思議な宇宙の話ししていきましたけど、なんとですね、私今、周囲者の読みたいっていうメディアで連載させていただいてるじゃないですか。
そこでですね、ある対談記事が公開されました。
これね、ぜひぜひぜひ注目していただきたいんですけど、お笑い芸人のティモンディっていう、ティモンディさんっていうお笑いコンビいるんですけど、
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そのコンビの前田さんとの対談記事っていうのがリリースされまして、でこれ何の対談をしてるかっていうと、
あれですね、3体ネットフリックスで映像化されて、で小説も僕が超好きだよって言ってる3体について、
読書芸人として超3体好きな前田さんと3体の話をしてくると。
しかもティモンディの前田さんなんと宇宙話も聞いてくれているというところをラジオとかで言ってくれていて、
この対談めちゃめちゃ楽しみにして、1週間2週間くらい前かな、対談してきて今回公開されたということで、
概要欄にリンク貼っておくので、ぜひぜひこちらチェックしてみていただけたら嬉しいです。
どんな内容なのか、まあ記事読んでくださいっていう話もそうだし、明日またちらっと話してみようかなと思います。
その前に記事チェックしてくれたら嬉しいです。よろしくお願い致します。
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概要欄のお便りフォームからじゃんじゃんお寄せください。 それではまた明日お会いしましょう。バイバーイ。
