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集英社連載最新回「もはやアートを超える!? ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が撮った天体写真が美しすぎる!」 を公開しました!
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ソース
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今回は、はやぶさ2が次に行うミッション。 このミッションでたどり着こうとしている天体がですね、ちょっと面白い形をしている。
これが新たに明らかになったので、今回はこちらのお話をしていきたいとおもいます。 結構シンプルな方法なのに
意外とできなかったんだ、こういうアプローチっていう、なんか宇宙開発の大変さみたいなのが結構わかる。
そんな研究手法になってるんじゃないかなと思うので、ぜひ最後まで楽しんで聞いていただけたらと思います。 ということで改めまして始まりました佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは1日10分、宇宙時間をテーマに天文学で白紙語を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
今日でエピソードが1403話目を迎えてますね。 基本的には1話完結でお話ししてますので、気になるところからぜひぜひ聞いてもらえればと思いますが、
どうですか?昨日のペルセウス・ザ・流星群、皆さん見えましたか? 僕はね、全然見えなかったです。もう
3年ぶりの好状況だっていうからね、期待してたんですけど、 タイミングとかが悪かったんですかね。
あとはまあそんなに長い時間、 まあ子供生まれたばっかりっていうのもあるのでなかなかできなかったっていうのがありますよね。
基本的には流星群っていうのは、 一定時間にこれぐらい流れるよっていうのがあるから、見てる時間が長ければ長いほど見つけれる
ってことなんですよ。ある一定の確率で発生するから。 っていうのはあるんですけど、
見方が悪かったのかな。もしかしたらちょっと雲がかかってたとかあるかもしれないですね。 ぜひね、見えた人たちいたら教えてください。よろしくお願いします。
まあ宇宙話をね、きっかけにこうやって天体観測とかしてくれたらすごい嬉しいなぁとは思ってるんで、 そういうきっかけがあったりしてもね、教えてほしいですね。
で、 まあじゃあそんな感じで今日の本題いきますか。
あ、そうだそうだ、月の姿忘れてましたね。 毎日恒例の月の姿、本日どんな感じか、8月13日です。
8月13日は昨日が半月だったので、今日はちょっと ほんわりこうゆっくり大きくなっていってる様子が見えるかなと思います。
次の満月がちょうど1週間後、8月の20日になりますんで、 ここからどんどん大きくなっていく月の姿を捉えられる良いタイミングなのかなと思います。
ぜひチェックしてみてください。ということでじゃあ本題いきましょうか。 今回お話しするのは日本が世界に誇る小惑星探査ミッション
ハヤブサ2。これが今実は拡張ミッションというのに移行していて、その観測対象、訪れていく先の天体っていうのの形が分かってきた。
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そんなお話をしていきたいと思います。 みんなもうハヤブサ2はさすがに大好きな
ミッションの一つかなと思いますね。日本が世界に誇る小惑星探査ミッション。 簡単に言うとハヤブサ2は小惑星リュウグーに行って、
でリュウグーに行って、表面でこう 表面に降り立って、降り立ってというかポンってこう一瞬着地して、でそれで物を持って帰ってくる
っていうサンプルリターンミッションを行ってたんですね。 もうこれがずっと
日本の宇宙開発の代名詞にもなるぐらい、やっぱりすごい研究成果で、 ハヤブサ2っていうぐらいだから1もあって、ハヤブサがあってハヤブサ2があったと。
そういうのがあって、で実際に世界中のトレンドも超惑星探査、そして サンプルリターンっていうところに流れが来ている。
だからそれこそNASAが 実施していたオシリスレックスとかもまさにここの技術というかこの方針で進んでいる
研究になっているので、小惑星探査がこれからの時代どんどんどんどん進んでいくことは かなり期待値が高い部分かなと思っているんですね。
そんなハヤブサ2とか小惑星探査する理由っていうのの大きな一つが 太陽系の歴史を探っていくっていうところですね。
太陽系の中に僕たち生命がいて、そもそもじゃあこの 太陽を中心としたこの系っていうのがどういう状態で進化してきて、
これからのここまで来るにあたってどういう変化をしてきたのか、ここを捉えることが最終的には地球上に 生命をもたらすっていうのが太陽系が適していたのかどうかとか、
あとはじゃあここが理解できたら次他の 惑星系を見に行った時に観測の結果的にこっちはこう見えるけどな みたいなので太陽系が
普遍的な存在、一般的に宇宙にあり得るものなのかそうじゃないのかっていうのが 分かってくる。そのためにまずは自分たちの住んでいるこの太陽系っていうのをしっかり理解しましょう
っていうのがこのハヤブサ2が目指している世界なわけですよ。 まあハヤブサ2がというか小惑星探査がというところですね。
そんな中でハヤブサ2は一旦こう自分が抱えていた メインのミッションというのはクリアして
そこから 次の拡張ミッションというところに今移行しています。
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で次の訪れる天体っていうのが全然なんかこう相性みたいなのがあるわけではなくて ターゲットの小惑星っていうのが2001 cc21ですね。
まあきっと2001年に見つかった Aとかから始まってCCだから相当な数のうちの21番目みたいな感じなのかな。
ちょっとちょっと定かじゃないですけどまあでもとにかくたくさん見つかったうちの何かしらの 法則の通し番号になっているんだと思います。
でこの小惑星に行ってハヤブサ2一体どんなことをしようとしているのかっていうと まあ行きますね。ハヤブサ2現地に行きます。でそれで近くを通過する。
近くを通ってその近くのタイミングで観測するっていうところを目指して研究を行って いこうとしているわけです。まあだから
サンプルリターンをする時は着地をしてたけど今回はフライバイミッションと呼ばれる 近くをわーって通っていくような
でそれで表面をバシャバシャバシャって観測していくようなそんな方法を提案しているわけですね。 でそれを行おうとした時にとにかく近くを高速で接近して
わーっとこう一瞬で撮影をする必要があるわけですよ。 なので対象の天体がどういう形状でどういう大きさなのか
っていうところこれをしっかりと理解しないといけない。 だってこれフライバイするタイミングでのスピードって時速で言うと18,000kmらしいですよ。
秒速5キロ。 これ2026年の7月にこれを行おうとしているということで今から○○2年
宇宙を旅しながらこの小惑星20989432001cc21っていう天体ですね。
この天体に対してアプローチしていくと。 で直径はおよそ500メートル程度っていうのが推測されながらこの天体が選ばれているわけなんですけど
じゃあ一体具体的にどんな形をしているのかっていうのが分からなかったと。 で今回その
観測をね行ってあげた結果ですね。 まあこう形状がうまく測定できるようになったというようなところでちょっとこう
○○っていうよりは細長い 岩の塊みたいなそんな感じの形状が見えてきたっていうところらしいですね。
でこの形状の測定方法が今回かなりユニークで面白くて どうやってやったかっていうとこの塩平って呼ばれる方法
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塩平 塩平?塩平でいいんだよ。あれ?
なんか今完全に頭の中での漢字のあれが分かんなくなっちゃったんですけど あの塩平ですね。構成塩平と呼ばれる現象を用いて形状を把握すると。
簡単に言うとシルエットを見るっていうイメージですね。 例えば何かめちゃめちゃ明るいものが皆さんの目の前のものを想像してください。
めちゃめちゃ明るいものがあってそれの前に何か物体を置かれたらその形状ってわかりません? どうやってみんなが把握しているかで言うと簡単に言うと影になっているものの形を
把握しているという状態ですね。これを実際に宇宙空間そして かなり離れた場所にある
小惑星でも行ってあげようと。具体的にはある構成がありますね。ある構成があって自分でめちゃめちゃ光って輝いています。
僕らから見ると本当天のようなもの。その天のようなものの前を この小惑星今回観測のターゲットにしている小惑星が通った時に
構成の光を遮ります。
遮るからそこに存在していることはわかる。この方法は
経外惑星、太陽系以外の惑星を発見する時によく使われる方法です。 トランジット法と言われるようなものです。
ただそれだけでは飽きたらず、今回のこの研究ではこの隠れていく過程を見ながら
どういう形だからこういうペースで欠けていっているのか。逆に抜けていく時のこの全ての動きをモデル化することで、
明るさの変化をモデル化することで小惑星が一体どういう形状なのかを調査して、今回このアプローチによって小惑星が細長い形状をしているということが明らかになったということです。
で、これ面白いのがアマチュア観測家が中心となって行われて、一応研究の取りまとめのグループとしては
理科学研究所、違う、理学研究科、これ京都大学か、京都大学の理学研究科特定助教をやられている
白鼻センター、有松さんという方が取りまとめてらっしゃるんですけど、これね余談だけど白鼻センター、白の眉毛のセンターって書いて白鼻センターなんですけど、
白鼻センターって、そもそも白鼻ってことわかりますかね。僕もこれ、自分の研究分野の近くにいた方、それこそこのポッドキャストに出ていただいてた
榎本さんという方いらっしゃるんですけど、榎本さんも白鼻センターっていうところにいらっしゃって、京都の白鼻でやってるような、はい、ごめんなさい、間違ってたら大変申し訳ないんですけど、
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で、その時に、白鼻って何?白の眉毛?みたいな。僕全然額がなかったんで、なんかすごい名前だなと思ってたんですけど、これあれらしいですね。
三国志とか、中国の昔の呼び方で、白い眉毛を持っている人に対して、なんかその白い眉毛を持っている人がすごい人だったから、白鼻っていうのがそもそもこの白い、すごい人みたいなの、突出しているみたいな言葉として使われるっていう。
結構、一般的に使われる、日本でも一般的に使われる言葉になっているらしいんですけど、意外と僕は知らないんじゃないかな、みんなと思って。まるで自分が知ってるかのようにしゃべりましたが、実は知ってんのかな。みんな物知りだからな。
僕は意外とそういうの、カバーできてなかったタイプなんで、へーってなりましたね。この白鼻っていうの、言葉を聞いて。
で、この白鼻センターの方っていうのが、今回の研究を取りまとめるというので、日本全国20箇所のアマチュア観測家と、天文学者の方のコラボレーションの研究になっていた。
これは解析技術っていうのが、高いっていうところの技術提供と、あとは観測技術、観測のプロによる技術提供っていうところが掛け合わさっているので、非常に面白い研究だなと思ったし、
これが最終的には、ハヤブサ2の研究をどんどんどんどん推し進めていく、そして成功確率をグッと上げていくような研究生涯になりそうなんで、非常に面白いアプローチですね。
で、これ京都大学からプレスリリースが出てるんですけど、研究者のコメントっていうところがもうなんか、初めてこんなプレスリリースで、
こう、おちゃらけてるというかふざけてるっぽい雰囲気が出てるのを見た気がするんですけど、研究者のコメントっていうところに本当に
2文だけポンって書いてあって、「隠蔽観測楽しいよ!びっくりマーク!みんなやってみて!びっくりマーク!」以上。
これすごいっすね面白すぎる。いいプレスリリース。なんかこうやってプレスリリースの式みたいなのが下がるような見え方っていうのをしていただいてるっていうのもすごい面白いなぁと思ったんで、
ぜひ皆さんなんかこう、ハヤブサ2の話題になった時に、そういえばこの間なんか京都大学の人がやってたよねーみたいな、
隠蔽観測だっけ?とか言ったら超詳しい人みたいになるんで、
ポッドキャストで入れた知恵をいろんなところで使ってもらえたら嬉しいなと思っております。
はい、よろしくお願いいたします。 ということでじゃあ今回は以上にしていきますね。
次回はですね、火星の生命体。 みんな大好きですね。火星に生命がいたのか。
そんな研究でまた新しいのが7月の末に論文出ていたっぽいのでこちら紹介していこうと思っております。
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ぜひ最後まで、あっすいません、ぜひ明日も楽しんで聞いていただけたらと思っております。
アフタートークです。 1個コメントを読み上げさせていただきます。
Apple Podcastsにコメントいただきました。
リスナーネームたきがわ000000さんからいただきました。
身近な宇宙っていうタイトルで、とてもわかりやすく噛み砕いて話してくださるのでめちゃくちゃわかりやすいです。
毎日聞きながら仕事をしています。これからもよろしくお願いします。
ありがとうございます。 嬉しいですね、こんな。
ありがたい。本当にありがたい。
Apple Podcastsね、最近どんどんいろんなコメントがまた増えてきていて、
こう読み返すのがものすごく楽しくなっているので、ぜひ皆さんからのコメントもお待ちしております。
で、今Apple Podcastsのレビュー数557っていうところになってきていて、うん、嬉しい限りですね。
ぜひ600を目指して皆さんからのレビューね。なんか聞いてくれている人の数はわかってるんですよ、だいたい。
って考えるとちょっとレビュー数少ないんじゃないかなっていう。 皆さんよろしくお願いします。
これもうね、Podcastなんて趣味の範囲みたいなもんなんで、こういう数字がちょっとずつ増えていくだけでだいぶ嬉しい気持ちになってきますんで、
僕のモチベーションをただ皆さんにコントロールしてもらおうと言ったらそれだけのお願いでございました。
ぜひよろしくお願いします。 ということで、じゃあいただいたコメントとかどんどんどんどん紹介していこうと思っております。
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