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2021-07-08 14:05

272. 月が地球からちょっとずつ離れていってる!?なハナシ

今日はTwitterから頂いた質問を題材にしました!

実は月が地球からちょっとずつ離れていっているってみなさんご存知でしたか!?

これ、実は月のせいで地球がちょっと回転がゆっくりになって、

それのせいで月自身が地球から離れてしまってるってハナシなんです。

自業自得!?笑


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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。こちらのチャンネルでは、天文学で博士号を取得した私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けしております。
この放送は、よもやんさんの提供でお送りしております。よもやんさんどうもありがとうございます。
冒頭で読んでいるこちらのスポンサー枠、興味がある方はぜひ覗いてみていただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
ということで早速今日の本題に入っていきたいと思うんですが、今日の本題はツイッターでいただいた質問からそのままこの話題いいなと思ったお話で、
地球から月がだんだん離れていってるというのは皆さんご存知ですかね。実はこんな現象が毎日ゆっくりゆっくり起き続けていて、
そんなところ実はあまり知られていないんじゃないかなと思って、今回は月が地球から離れていく、そして地球の回転はだんだん遅くなっている、
そんなお話をしていきたいと思いますので、ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
そんなこんなで毎日恒例の緊急報告、活動報告になりますが、このポッドキャストチャンネルですね、毎日配信を続けていて、
これで271、272とかになるんですよ。ここまで頑張ってきてあれだったんですけど、なんとなく最近話題が尽きることはないものの、
単調になってきてしまってるんじゃないかなっていう懸念が若干ずっとありまして、それでオープニングを変えてみようかなとか、
テイストをいろいろ変えてみようかなと悩んだ結果ですね、一つちょっと面白い試みをしてみようと思いました。
それが収録の時、僕パソコンにマイクをつないでただ声を吹き込んで配信やってるんですけど、
ここにちょっと間にミキサーと呼ばれる音声加工機材みたいなのを挟んでみようかなと。
これを入れて、いろいろリズムとかをいじってみながら、毎日編集は絶対崩したくないのと、
あとは編集を入れるとどうしても毎日更新するのがしんどくなってしまうっていうところがあるので、
そこは崩さないようにリアルタイムで、本当に生のラジオ的な感覚でそういうのがお届けできたらいいなと思って、
ミキサーというのを購入させていただきました。
これはいつも冒頭で読ませていただいているスポンサー枠の売上から出させていただいております。
いつも応援してくださっている方々、どうもありがとうございます。
こちら価格12,000円とかのものを購入させていただいて、近いうちからPodcastの放送に順次取り入れていけたらなと思ってます。
今は宅配で届くの待ちってところですね。
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これによって毎日僕のゆったりした配信というところが気に入ってくださっている方がいると思いつつも、
テイストを変えることでより新しく宇宙に興味を持ってくれる方もいるんじゃないかなという淡い期待を抱いていたりします。
最初の方は若干手探りになってしまうかもしれませんが、
僕的には300回記念放送ぐらいのところまででそういった流れを完成させていけたらなと思ってます。
実際に300回に向けて、実は今いろいろと仕込んでいるものもあったりして、
これはこれで面白いんじゃないかなと思っているので、
ここからの大体30回分の放送とか、ここはもう本当に見物だと思ってますので、ぜひ楽しみにしていただけたら嬉しいです。
とにかくこうやって冒頭のスポンサー枠、ありがたいことに皆さんに購入いただいているので、
そういったところの使い道はこうやって明確にしていって、
どんどんポッドキャストを盛り上げていくために使っていけたらなと思っております。
そんな感じで今日の本題に移っていこうと思っております。
今日の本題は、月がだんだん地球から離れていっている。
それの理由が、またこれは大きな話ですね。
地球がだんだん回転が遅くなっている。
こんなお話をしていきましょうというところです。
こっちはですね、Twitterで僕基本的にポッドキャストの内容だったりとか、
あとは宇宙全般の質問、ぜひTwitterで飛ばしてくださいって言ってるんですけど、
Twitterでこんな質問をいただきました。
坂本周一さんからですね、宇宙にも興味あるっていう配信をしちゃって、
ささきさんがいう宇宙に関する質問は宇宙話でというので質問させていただきます。
銀河の中心のブラックホールに吸い込まれている途中なのに、
月が地球から離れていっているのは何でですか?といったところですね。
これどうでしょう?皆さん知ってた方いらっしゃいますか?
月が実は地球からどんどん離れていっていると。
これでもただ1年間に本当に3センチとかそのぐらいのレベルなので、
小さい頃より月ちっちゃく見えるんだよねみたいなことはあんまりないですね。
ただこういう現象が実際に私たちは近くでも起きていると。
これなんか星同士が動いていたりとか、
他の火星の惑星とか土星の惑星なんかだんだん離れていっているなんていう話、
ポッドキャストでもしてきたんですけど、
今回は地球自身もそういった影響を受けているというお話をしていきたいと思います。
このツイッターでいただいた質問について、
まず皆さんに理解していただきたいのは、
月がだんだん離れていっているっていうところを作り出しているのは、
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実は地球が原因で地球の回転がちょっとずつ遅い、
タイミングが遅くなっているっていうところから月が離れていってしまっているというような現象が発生しています。
これどういうことかっていうと、
核運動量保存則っていう物理的な法則があるんですね。
核運動量保存則。
これ難しい言葉は基本的に頭からすっと飛ばしていただいて全然OKです。
今回何が言いたいかというと、
何かの物の周りを回るものっていうのは、
速さとか回転する物体の距離、中心からの距離とか、
あとは物体の重さとか、
そういったところの数字で数学的に表現されているっていうところが重要なんですね。
この核運動量保存ってどういうことなのかっていうと、
皆さんが一番見たことあるもので例に例えやすいので言うと、
フィギュアスケートですかね。
フィギュアスケートで回転しているところってよく見るじゃないですか。
滑ってる方が回転していて、
手とか足とかを広げてゆっくり回転していたと思ったら、
その両手足をグッと縮めた瞬間にものすごいスピードで回る。
あんな現象があれ実は今言った難しい言葉、
核運動量保存則って呼ばれるものなんですね。
どういうことかっていうとさっき言ったみたいに、
速度とあとは回転する物の半径っていうところで、
その核運動量ってのが決まるんですよ。
つまり手が広がってる状態って半径が大きい状態。
ただそれを縮めると半径が小さくなりますよね。
小さくなるとその分掛け算の数字が大きくなっていないといけないので、
速度が上がると。
つまり回転の半径が小さくなると速度が上がる。
あとはここに物体の重さも関わってくるので、
どこか一つが下がるとどこか一つが上がるみたいなイメージなんですね。
そんなようなのが核運動量保存則と呼ばれるもの。
これが宇宙空間でも基本的にはよく起きるというのがあり、
回っているもの全般でこういったことが発生するので、
これは地球と月っていうのも例外ではないんですね。
地球と月どういうふうになっているかというと、
単純に地球の周りを月が回っているじゃないですか。
つまりこれはさらに地球自身も回っていますよね。
そうすると地球が回っているっていう回転の運動と、
月が地球の周りを回っているっていう回転の運動、
これが合わさって日常の中でずっとぐるぐるぐるぐる回っているというのがあります。
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ただ地球って自転の軸、自分がぐるぐる回っている軸って
若干斜めになっているんですね。
この若干斜めになっていることによって、
月と地球って重力で釣り合っているので、
月から引っ張られる重力が地球に対して斜めに働くと。
さらに地球の基本的な要素って水じゃないですか。
海水が地球の大部分、7割を占めていて、
この海水っていうのは月の重力によって引っ張られたりするわけですね。
それが潮の満ち引きだったりします。
この潮の満ち引きっていうのは月の重力で起きていて、
月に海水が引っ張られるとどうなるかっていうと、
地球は回転しようとしているのに、その海水だけが月に引っ張られる。
そうするとどうなるかっていうと、
海水だけ引っ張られているから、
海底と海水の間で摩擦みたいな、
海水だけちょっと引っ張られているから、
地球の回転がちょっと弱められるっていうような感じなんですね。
そうするとどうなるかっていうと、
地球の回転するスピードってだんだんゆっくりになっていってしまってるんですよ。
なぜかというと、
海水が、地点が斜めになっていることによって、
海水が月に引っ張られて、
斜めに引っ張られるみたいなイメージになってるんですね。
そうすると、地球の回転するスピード減ります。
ただ、地球の重さ自体は変わらないですよね。
で、さっきの話に戻ると、
この地球の回転、遅くなりました。
重さが変わりません。
なると、どこが変わるのかっていうと、半径ですよね。
半径ってなって、
ただ、地球自体の形っていうのはあまり変わらない。
水がちょっと膨れたりするけど、基本的には変わらない。
しかもプラスで、地球が回ってる回転と、
月が回ってる回転っていうのは、
同じように回ってるというところがあるので、
そこで失われた地球の速度分のエネルギーっていうのがどこに行くか。
っていうと、これが派生していって、
月が回っている回転の半径っていうところにたどり着いてしまう。
なので、月自身が、結局この話って、
まず地球がだんだん回転が遅くなっていく理由っていうのは、
自分自身の周りを回ってる月によって海水が引っ張られる。
潮の道引きの海水が引っ張られて、
海水と海底の摩擦によって、
地球の回転がだんだん弱くなっていくように仕組まれてる。
そうすると、だんだん地球の回転がゆっくりになっていって、
そこのしわ寄せとして月の半径が大きくならないと、
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その中でエネルギーが保存されない。
核運動量っていうのが保存されないので、
月がだんだん離れていくしかないみたいな。
そんな状況になってるんですね。
これが月が離れていってるっていう現象の正体で、
じゃあ本当に地球ってゆっくりになってるのか、
というとこれ本当になっていて、
24時間ぴったりで地球って回ってると皆さん思ってるかもしれませんが、
これ実は数年に1回、
1秒その誤差を埋めるうるう秒っていうのが足されるタイミングがあるんですね。
これが前回とかだと2017年とかに起きています。
つまりこういう本当は地球が単純にぐるぐる回ってたら24時間なのに、
月に引っ張られることによって地球の24時間だとちょっと足りない、
しかも数えすぎてしまってるっていうところに発生したりして、
そこの調整のためにうるう秒っていうのが足されたりするというところで、
本当に地球はゆっくりになっていて、
なのでその調整としてうるう秒というものが存在している。
次これが少なくとも2021年には起きないというところなので、
次のこのうるう秒っていうイベント、
24時間と1秒になる日が本当にたまにやってくる、
そんなお話ぜひ楽しみにしておいていただけたら嬉しいです。
ということで今日は地球からなぜ月が離れていっているのかというお話をさせていただきました。
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ハッシュタグ宇宙話、宇宙が漢字で話がひらがなになってますので、
じゃんじゃんつぶやいていただけたら嬉しいです。
それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
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