2024-12-10 32:17

#047 ほな特定少年のことを教えてみてよ

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〔トークテーマ〕

・アレは20歳で、ソレは18歳

・新入生は必聴!六法の選び方

・大人と同じ扱いになる⁉︎ “特定少年”

・実名報道と推知報道

・引き下げたい日本と引き上げたい海外

・少年の審判は少年に詳しい人で


〔キーワード〕

少年法、ミルクボーイ、適用年齢引き下げ、飲酒禁止法、喫煙禁止法、特定少年、逆送、要保護性、保護処分、検察官送致、全件送致主義、短期一年以上、少年法62条、ポケット六法、コンパクト六法、デイリー六法、実名報道、推知報道、匿名報道、デジタルタトゥー、脳科学


【犯罪学の観点から語るエンタメ】

『誰も守ってくれない』(2008年,日本)

・監督:君塚良一

・出演: 佐藤浩市、志田未来、松田龍平、石田ゆり子、佐々木蔵之介他

『MOTHER マザー』(2020年,日本)

・監督:大森立嗣

・出演:長澤まさみ、奥平大兼、阿部サダヲ他

『ヒーローショー』(2010年,日本)

・監督:井筒和幸

・出演:後藤淳平、福徳秀介、ちすん他


<過去のエンタメ一覧>

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#ツミナハナシ

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サマリー

少年法の改正により、大人と同様の扱いを受ける特定少年についての議論が展開されています。このエピソードでは、引き下げが行われていない少年法の適用年齢や、逆走事件の対処について詳しく解説されています。また、特定少年に関する法制度の変化が取り上げられ、逆走対象の拡大や交流請求の変更、実名報道の解禁が議論されています。特に、特定少年が大人と同様の扱いを受けることが強調されています。さらに、特定少年法についての議論が行われ、海外の少年犯罪に関する法律との比較や、日本の法改正の可能性についても掘り下げられています。少年犯罪を取り扱う制度や心理的側面についても触れられています。特定少年に関する議論が展開され、犯罪学や刑事政策に関する情報が共有されています。

少年法の改正と特定少年
ところで、南口さん。少年法が変わっていってるのってご存知ですか?
南口 それ、分かってますよ。あれでしょ、引き下げでしょ。
いやね、僕もそうやって引き下げていってんちゃうかな、思ってたんですけど、
ただね、お酒もタバコも二十歳のままなんですよね。
南口 そしたら、引き下げじゃないか。他に特徴を教えてみてよ。
いや、どうもね、ほとんどの事件は大人と同じ裁判に回されるらしいんですよ。
南口 こんな引き下げやんか。だって少年法のいいところは、第5回のあれで話したみたいにさ、
成長を考えて子供たちを対して保護するのが少年法でしょ。
大人の裁判に回すんやったら、もう引き下げやんか。他に特徴あったら教えてみてよ。
いやね、僕もそう思ってたんですけど、ただね、二十歳まではね、最初に家庭裁判所に行くんですよ。
南口 こんな引き下げと違うかってね、丸山さん。やっぱりね、ミルクボーイさんは偉大よ。
そうね。
南口 これ、私このまま絶対うまいこと落とされへんと思うから、この辺でまとめてもらっていいですか?
南口 あのね、南口さんにしてはすごい頑張られたと思って、僕応援してましたよ。
ほんと頑張ったと思うけど、プロはすごい。
というわけでですね、今日はみんなが悩む少年法は引き下げたんか、引き下げじゃないんか。
民法などで成人となった18歳、19歳をなぜ特定少年という風な位置づけにしていったかっていうことについて、少年法についてお話しします。
逆走事件の拡大
丸ちゃん教授の罪な話。市民のための犯罪学。
丸山 刑事政策・犯罪学を専門とする立証大学教授で、一般社団法人刑事司法未来の丸山康博です。
南口 刑事司法未来の南口です。
丸山 このトーク番組は、一般社団法人刑事司法未来が送る、これまでとは異なった視点から罪と罰を考えるものです。
ニュースでは聞けない犯罪学・刑事政策の話について、わかりやすく解説をしていきます。
お堅いテーマですが、なるべく親しみやすい形でお伝えできればと思います。よろしくお願いします。
丸山さん、私、オープニングで緊張感とすべてのエネルギーを使い果たした感じがするんですけど。
丸山 いや、何それ。南口さんファン増やそうと思ってるでしょ、それ。
全然そういうんじゃなくて、それはさておき少年法の話をしないといけないのに。
丸山 ありました。
私の魂が、今ちょっとミルクボーイさんの方に行ってしまってるんですけれども。
丸山 疲れ切ってるんですね。すみません。
気を取り直して、私、講義で法学入門という講義をお話しさせていただく機会があって。
丸山 講義されてるんですか。
そうなんです。それでちょっと調べたんですよ。民主主義と選挙って言うとですよ。
丸山 そっちか、ミルクボーイを調べたんじゃなくて。
そうじゃなくて、やっぱり法学入門やるにはやっぱり選挙の話とか民主主義の話とかするじゃないですか。
丸山 大事ですね。
これは投票の話になるから、ちょうど19歳とか20歳ぐらいの方たちなんですよね。2回政党の方なので。
なので投票は投票権が当たり前にある人たち。それで携帯というかスマホの契約もできる1人で。それで結婚もできる。
なんだけど、飲酒禁止法と喫煙禁止法は20歳未満のままっていう話でしょ。さっきの話でいくと。
丸山 20歳未満は飲んだり吸ったりできないまま。
そうするとですよ、このように20歳のままのものと18歳に変わったものっていうのが両方あると思うんですけど、少年法はつまり結論としてどうですか。
丸山 これ最初にこの話がややこしくなるから結論だけいきますけど、まず一番大事なのは少年法の適用年齢は引き下げなかったんです。20歳のままの運用です。
ということはさっきのグループで言ったら20歳のままそのままの理解でいいですか。
丸山 これが2021年に少年法が改正されていくんですけども、そこまでの18歳19歳と全く同じ運用するんじゃなくて、特定少年っていう名前にして扱いをちょっと変えていくっていう風にしたんですね。
その特定少年っていうのは年齢だけで決まる概念ですか。
丸山 そうですね。少年法が適用されるのが20歳未満の人でそれを年齢引き下げるかどうかの議論をしたんだけども、さっきも言ったとおり結論引き下げなかったんですね。
引き下げなかったんだけど18、19の人これを特定少年っていう名前にしてちょっと扱いを変えていくと。
さっきの20歳のままのもの、18歳になったもの、新たなる概念として20歳のままのようでいて特別な新しい特定少年というグループができたよということですね。
そうすると一言では難しいと思うんでそこをしっかり説明していただきたいと思うんですけど、今までの18、19歳とその特定少年ってなったことで変わったところを教えてください。
これむっちゃあるんですけど、今日の放送回って3時間半ぐらいいけるやつですか?
ないですね。ない。それはね、やっぱり30分に収める必要があるので、大事なことを3つに絞ってほしい。
さすが。みなさんといえば3つに絞るロースクールで習ったの大事なね。3つ以上したらそれはちゃんと説明できてないのと同じだと。
そこまでは言ってないんですけど、3つに絞る視点を持つと分かりやすいという話なんですよ。
分かりました。頑張りますよ。僕3つに頑張ります。
お願いします。
でもね、いきなり難しいこと言っちゃうかもしれないんですけども、逆走事件の対処を拡大するんですよ。
まず漢字が思い浮かびませんよね。
逆走のね。逆に送るって書きます。
逆走ね。これまず今まではどうでした?
そもそもですけど、第5回目を聞いていただくと、そんな少年事件で普通の成人とは違った扱いをしているっていう話をしているので、
まずちょっとそっちで予習をしていただく必要があるんですけども、基本的には少年事件っていうのは一旦家庭裁判所に全権送るんですね。
これ全権掃除主義って言うんです。これは大人の裁判だと、やった事件に対してその事実が判明したら罰を与えるっていうのが普通の刑事裁判なんですけど、
少年の場合はそのやった非公の事実を判明することにプラスして、要保護性っていうのを見ないといけない。
この子は例えば事件をやったっていうのが判明すると同時に、どんだけ国が親の代わりになって育て直しとか教育しないといけないかってことを調べないといけないんですよ。
そういうのを調べるの大事だから全権家庭裁判所に送るって立て付けになってるんだけど、そのまま少年法の適用の範囲内でいけば、
そこで少年法上の保護処分とか教育っていうのを重視してやっていくんですが、刑事事件で相当性があってとか必要性があったりすると大人の方の手続きに乗っていくんですね。
それを検察官に戻すんですよ。家庭裁判所まで来ている事件を国会検察官に戻していく。これが逆に上っていくので逆走って言ってるんですね。
新たな犯罪の対象
これってあれですよね。例えば大人だと警察の段階で注意を受けて終了するとか、検察の段階で起訴するのかどうかとか検察官が決めるけど、少年の場合は先ほどのご説明にあったように
犯罪のことだけいましたかもしれないことだけ考えてていいわけじゃないから、全部1回家庭裁判所に行くっていうことですよ。そもそもね。
家庭裁判所がこれはもう大人と同じ裁判で行きましょうって言ったら逆に送り直すから逆走。
家庭裁判所の裁判官がこれは刑事処分相当だなって思う時は検察官に掃除するんですね。それを逆走って言ってたと。
これが対象が拡大したということは、まず今までの対象はどういう対象ですか。
だから2000年の少年法改正までは裁判官がその刑事処分相当だってのを逆走してたんだけども、そもそも2000年の少年法改正の時に
犯行時に16歳以上で、恋の行為で被害者が死亡している事件。交通事故とかで亡くなったとかじゃなくて、恋、わざとやった行動によって被害者が死亡している事件っていうのは
原則それを逆走して検察官に掃除するっていうのが2000年の少年法改正だったんです。
この2021年の今変わっていってるやつっていうのは、拡大した後はどう変わっていったかというと、恋の行為で被害者が亡くなったっていうのからもっと増えていって
死刑無期もしくは短期1年以上の自由刑にあたる罪の事件で、犯行時18歳19歳だった時は
逆走しますよ原則逆走するのをさっきの恋の行為で被害者が亡くなった事件に絞られるわけじゃなくて
18歳19歳に関してはなんと死刑無期はもちろんですけど短期1年以上の自由刑にあたる罪の事件も逆走しますよって言ってるわけで
今の説明の拡大後にどういう犯罪が追加されるかをちょっと調べてみたんですけど
たとえば強盗罪とか強盗地消罪とか強制売接地消罪とか非厳重建造物等法科
住んでないところの法科とかも含まれるように私調べによると出てました
そうねだから短期1年以上ってからそういう犯罪も恋の行為で人が亡くなってなくてもそういう対象が広がっていくってことなんですけど
ただそれを原則を逆走していくぞって言いながらもう一方でちょっと注目しておきたいのは
改正法の中に62条というのがありまして家庭裁判所はそこに対象になる事件であったとしても調査してその結果ですよ
犯行の動機とか対応とか犯行後の状況とかそういう特定証年のいろんなことを調べて
刑事処分以外の措置が相当だよって考える時はその限りではないっていう風にも入っているので
一応原則逆走なんだけど一応家庭裁判所で調査した結果刑事処分以外の措置がいいよっていう時はそういう風にできるっていうことを一応改正法の中にも入ってはいるんですね
これそういう風な運用をちゃんと十分調査して考慮しましょうねってことは附帯決議にも入ってたりします
そしたらこの特定証年自体は年齢で要は客観的というか自動的に特定証年になるんだけど
逆走するかどうかはそれはいろいろ事情とか調べてちゃんとしましょうねっていう条文にはなっているってことですよね
たださっきの2000年の頃の原則逆走から対象事件が増えてはいるので
じゃあそこでいう短期1年以上のっていうのは結構増えるかもしれないと
じゃあどんなものが増えているのかさっき南口さんが言ってくださったような事件以外にどんなことがあるのかは
ぜひたまたま皆さん散歩しながら本屋に入ってロッポを手に取るってことあると思うんですよ
逆走対象の拡大と交流請求
あるもちろんあると思う
ねあのほら山口さんの趣味を思い出してください毎年ロッポを買うってやつねみたいにですよ
ふんふんふんって入ってロッポが並んでいるとこ行ってですよ手に取って
そういえば短期1年以上の犯罪って何かなってペラペラって刑法のとこを見てみるってすると
こんなものも対象なんだこんなものも対象なんだって見てみるといいかもしれないですね
確かに最近は特にいっぱい並んでますからね
いろんなロッポがねこれねぜひね僕ね法学部の1年生2年生に伝えたいんですけど
やっぱ大学でこのロッポ川根みたいに出てくるんだけどロッポって人に会う会わんってあるんですよ
あるんですわかる
これはね新入生ではわかりづらいけど学校指定してるロッポはこれだ指定というか
これ川根で出てるからそれを買うもんだと思いがちですけどロッポって内容で選ぶのもよし
僕が一番おすすめは大きな本屋に行ってコンパクトとかデイリーとか細かいやつを全部目の前に並べまして
友達と行くまあ一人でもいいけどじゃあ民法706条ってわーって全部のロッポを順番に開いてみるんですよ
そうするとですよ紙質がサラッサラなやつと手にむっちゃくっついてくるやつと
わかりますわかります
めくりやすいめくりにくいその人の手の油分あるないとか
手に持ちやすいなじむなじまないとか外カバー好き嫌いとかむっちゃ好み分かれるんで
僕のおすすめは同じ条文を探すのに民法の何条探しやすいとか刑法の何条探しやすいとかを手にシャシャシャシャシャシャって
わーめくりやすいってやつを買うのがおすすめですね
わかりますよさらに言えばですよじゃあ私からも一つもしそれに追加するとすれば
フォントも違うので
その通り
民法何条探しやすいとかはやっぱ目に自分のですよ
そのどのフォントが良いとか悪いとかじゃなくて私の目にどのフォントが飛び込んできやすいかが
その条文の前に説明書いてあるか後ろかとかいろいろあるんですよ
あとね毎日見るから箱のデザインも好きな方がいい
なるほどね
色とか
箱持ち歩く派ですか
箱私ぐちゃって何のあれやから箱に入れてました
僕箱入れない派ですね
そうですか私は気に入った年の箱は3年ぐらい使ってました
さすが箱入り娘ですね
そんなん言っても何も出てきませんからね
箱だけ見たらね古いやつ使ってるみたいに見えるけど実は中は最新で
すごい面白いことすんな
そうトラップがあったの
なるほど令和6年版とか令和7年版とかの中身はそうだけど
箱が例えば令和2年版が好きだったら令和2年版に最新の6本入れるの
入れてました
不思議な人ですね本当に
色が気に入ってたりとかデザイン気に入ってて
なるほど
なんか今年の色あんまり好きちゃうわと思ってそういうのしてました
人やな本当に
ちょっとそろそろ次行っていいですか
どうぞどうぞ
次行きましょう2点目です2点目
1点目は逆走対象の拡大っていうやつだったんですけど
そうでしたね3点いよいよ言ってたね
そうなんです2点目お願いします
2点目は逆走された後の扱いで特定少年には今まで少年に適応しなかったことをするとか
することをしないとかこういうちょっと違いが出てくるんですね
ちょっと難しそうですね
そうですね例えばですよ交流請求をどうするのかと
例えば検察官は少年のその事件においてやむを得ない場合でなければ
裁判官に対して交流を請求することはできないとしてたんだけども
この2021年の改選で2022年から施行されているこの法律では逆走が決定されたその特定少年の
非疑事件には交流を請求することができるようになっていくとか
なるほど大人に近づいている感じですね
でしょなので今までその少年の置かれている立場この少年勘別所行って
家庭裁判所のところで非公事実と両方合わせを調べていくっていうような
その少年審判とちょっと別の扱いになっていって
さらにこの大人のような手続きに乗っかっていって
さらに交流されていくっていうのがちょっと幅が広がっていくということですね
他にもありますか
他のでいくと例えば他の非疑者非告人とかの接触をどうすんねんっていうのがあって
例えば少年の非疑者とか非告人は他の普通の成人の事件とか
少年事件とか非疑者非告人と分離して
その接触をさせないように避けなければならないってされてたんだけど
逆走されている特定少年が非疑者非告人の場合
それは適用しないことになっちゃって
なので他の非告人とか非疑者との接触
同じ留置所にいるとかすぐそばにいるとかってことがある
なるほどな
だからやっぱさっきと一緒で大人扱いってことですよね
どんどんねそういうのがいろいろあります
例えば労域上留置をどうするかとか
それも少年には労域上留置の言い渡ししないって言ってたんだけど
特定少年にはするとか
そうするとその他私も調べたんですよ
刑罰をどこでやるかとか仮釈放のこととかも
大人と同じような扱いになっていく
そうどんどんね
ってことですよね特定少年には適用しないっていうのが結構あるってことですね
なので冒頭からちょっと言ってた通り
特定少年の資格制限
少年法の適用年齢は下げなかったんだけど
形のままだ少年法の範囲はね
だけど18、19の取扱いが
より大人の手続きにどんどん近づいているってことですね
私これ調べてるときに一個ちょっと引っかかったのが
資格制限が
マニアックなとこ来ますね
やっぱほら生きていくって
お仕事をするって大切なことじゃないですか
だから資格を取って生きていくって結構大事と思うんですけど
少年の頃の犯罪だと
資格制限があまりないようなものが特定少年になると
適用されないんですよね
そうです
ってことは何年間は資格取れませんとか
っていうのが出てくる
そう
なんかね私今日オープニングのやつずっと気にしてるんですけど
ミルクボーイのやつ
そう
結果
トラウマやな
うん
結果なんか大人に近づいてるって感じですよね
うん
南口さんもどんどん大人に近づいて
頑張りたいと思います
じゃあ3点目お願いしていいですか
はい
実名報道の解禁
3点目は
実名報道の解禁ですね
嫌な予感がしますよ
嫌な予感しますか
嫌な予感しかしない
うん
基本的には少年法っていうのは
成長発達権とか
幸福追求権とか
いろんなことで守られていて
で実名報道どころか
推置できるやつ
多分あそこのあいつだなっていうのを
特定多数に知らせるような
推置ですよね
推理して知る
推置って書くんですけど
もうダメだっていうのが
少年法には書いてある
だけど特定少年の時に犯した罪で
控訴提起された場合
さっき言ったみたいに
検察官掃除されて
で通常の裁判に回るって時には
特定少年に関しては
実名報道ありっていうふうに変わっていきます
これはですよ丸山さん
このそもそも実名報道に関しては
我々第20回で
そうですね
しっかりお話をしたと思うんですけど
すごい一言で言えば
あんまり良いことないっていう結論やったと思うんですよ
デジタルタトゥーにもなるしね
はい
30分の番組を一言でまとめるのがありか
っていう問題はあるけど
一言で言うとそうだったと思うんですよね
そうですね
なのに
そのお若い方のところ
そういうふうに報道していいっていうのは
なんかこう
すごいもやもやしますね
でしょ
なのでこれに関しては
3時間半ぐらい喋っていいのかって言ったでしょ
うん
でもそれはちょっと困るんで
で3点にしろって言うから
まあこういう3点となりますね
これって
実際その報道の人たちって
どんなふうに受け止めてるとか
っていうのはあるんですかね
これねでも何柄なんでも
逆走された事件全部報道していくかっていうと
当初はそれ心配されたんだけど
ただそういう運用じゃない方がいいんじゃないか
そこはみんな思うわけですよね
そうですよね
例えばですけど
2022年の2月8日付で
最高検察庁の文書が出てきているんですけど
これが例えば少年法の一部を改正する法律の施行に伴う
事件広報についてっていうのが
文書で出てくるんですけど
例えば推置報道はさっき言ったみたいに解除はされるんだけども
国会の附帯決議に示された通り
引き続き少年の健全育成や
公正に十分配慮した取扱いをしましょうとか
犯罪が重大で地域社会に与える影響も深刻な場合に
氏名等の公表を検討して
それは例えば裁判員裁判に該当するような事案だとか
それ以外であっても社会の要請が高い場合などには
公表があり得るっていうようにしようとか
だから何が何でも即逆走されたやつを
どんどん名前出しましょうというよりは
重大事件であったり
それは裁判員裁判であったり
もしくは地域社会に影響を与えるような
深刻な場合にしませんかっていうのは出てたりします
この件については私やっぱり20回と同じく
納得がいかないところが多々あるんですけど
ただそれをここで話し出すと
実名報道の会議になってしまうので
せっかく丸山さんが3点に無理やりまとめていただいたので
18歳19歳の特定少年に関しては
この3つが大きく変わったと
海外との法的比較
なので最後にですね
とても大事なことを質問したいんですけど私
これってどうも私は今の説明を聞いてて
一個一個は理解はしますよ
なるほどなって思わなくはないけど
なんかモヤモヤするんですよね
さすがですね
で質問としては
海外的にはどんな感じですか
なるほど
僕結構海外の少年手続きって調べたりするんですけど
仕事からね
でしょうと思いまして
で海外基本的には18から大人のような取り扱いしてるとこも多いんですよ
日本は20歳だったじゃないですか
少年法で適用年齢引き下げるって時に
また引き下がる議論されてる時に
例えばですよ
ドイツとか行ったりとかアメリカ行ったりとかに行くと
日本って20歳だよねいいなって言われるんですよね
なんかもっと引き上げたいんだって
むしろ海外は
確かに海外って日本より早いって聞きますもんね
なので法律によって18から大人っていう
むしろ海外の方がそうやってたりするんだけど
いや日本って20歳でしょって
成人の境目が
少年法の
いやすごいいいよねって
僕らも引き上げようと思うんだっていうことを言われて
いやこれから引き下げようかという議論をしていますということが
なかなかグヌグヌとなるんだけど
言いますよそれは研究者だからね
いやこれから引き下げようって議論は今日本で起きてるんですよ
医科学と教育の重要性
むしろ引き上げたいと思ってるんだって
そこは
すごくシンプルに考えると
人間の人生も長くなっているわけじゃないですか
なるほどなるほど
だから人生のうちの何パーセントとか何割ぐらいを
可能性のある
時として見るかみたいな見方とかがあったりするんですか
それはないとははっきり言えないけど
どうも僕が聞いた
例えばドイツの検察官の方々が言うような話を聞くと
僕らの中では確かに常識になってて
農科学的には25、6歳まで成長してるんですね
なんか聞いたことありますよ
なのでその引き下げて原罰を与えるより
教育とかより社会復帰につながるような原罰よりは
教育なり他のものでその人に向き合っていく方が
その後の人生その人の立ち直りもだし
例えば犯罪しなくなるんだったら
被害者が次生まれなくなってくるわけですよね
そういった介入を
農の成長発達している段階なんだから
引き下げるんではなく
何ならその刑罰を原罰化するのをもっと後にして
成長してるんだからここで重要なのは教育だねとか言ったりとか
もっと南口さん好きそうな話しましょうか
お願いします
ドイツって少年専門の少年係の検察官がいて
少年事件を担当する人がいるんですけど
さらに審判する3審とか入ってくる人は
聞いた話だとその少年の担当の検察官がいて
この人はそもそもですよ
なって日本はそういうふうに原罰化に向かうかもしれないとか言った時に
いや少年に原罰化してもそんな意味ないですよねって
はっきり言いましたね僕には
そういう人が少年たちのことを考えるっていうのはめちゃくちゃいいですよね
大事でしょ
さらにその少年の審判をする時の
3審とか市民が入ってきますね日本みたいに
その一般市民の方も少年に関わる仕事をしてた人が入ってくるんだって
いいですねそれ
例えば学校の先生してましたとか
少年に関わる仕事をしてる人が来る市民の代表だからこそ
少年とかってこういうふうなマインドになってこういうふうになんか暴れたりとか
こんな気持ちになって自暴自棄になったりとか
この時期の反抗期が現れてこうなりますよねっていう
少年の動向をよく知っている人たちが
そういう審判に入ってきたりするって言ってましたね
ちょっと私
農科学の話とかも他の分野でも科学的な研究が進んでるわけじゃないですか
だから50年前はわからなかったことが今はわかるとかあるから
科学が進歩して変わっていく
政策みたいな話もまた別でねぜひ聞けたらいいなと思います
さてここで犯罪学をもっと身近に感じてもらうために
エンタメと少年犯罪
犯罪学の観点からエンタメを見ていきたいと思います
今回は過去に紹介した作品を振り返っていって
少年法が改正されていった時の影響とかちょっと考えてみたいなと思います
ではですよ
私の方から過去作品紹介したいと思うんですけど
まず42回
犯罪被害を考える映画や本っていうところで
山口さんが紹介してくれた誰も守ってくれない
はいありましたね
中学校の女の子がお兄ちゃんが逮捕されて
連れてかれた後その女の子をどう守るって話だったんですけど
あの逮捕されるお兄ちゃん
18歳の少年っていうような表現があるんですよね
なるほど特定少年ですね
そうなんですよ
だから場合によってはお兄ちゃんの名前とか
顔が出る
逆走されて
あれ大正事件やった?
小学生の子供殺したかなと思ったと思うんで
ああ大正事件ですね
そう
そっか実名報道あり得ますね
そうすると
もっと報道が加熱する可能性とか出てきますよね
なるほど
結局守らなきゃいけない
その匿名性で守る対象じゃなくなる可能性があるってことですよね
あの事件ね
38回
少年法エンタメの時に
これまた山口さんが紹介してくれたマザー
のお母さんと
閉ざされた関係性の中で
生きていて
お母さんに言われるまま物を取ったりとかしてる中で
殺人を
自分のおじいちゃんおばあちゃんを殺してしまうんだよね
あの少年は
17歳なんですね
だから匿名だけど
誕生日がさ
そうね
もしちょっと過ぎてたりとかしたら
ああいう風な感じの少年にも
実名が出たりとか
っていう可能性が出てくる
そうですね
あの子に刑罰でって
なんかちょっとピンとこないですよね
育て直しと
そもそも直すも何もでき方とか
教育っていうのがね
ちょっとやっぱ行き届いてないとこがあるから
育てるって感じよね
もう1回育てようっていう感じなんですけど
これがあれもし名前が出てたりすると
もう顔が出ちゃったりすると
ずっと残るっていう話ですよね
さて続きまして
同じ回に私の方から紹介したヒーロー賞
これね年齢はっきり分からないんですけど
そもそも車の運転してたり
もう仕事してたりする人たちなので
確かにね
むしろみんな特定少年か
もう20歳ぐらいかみたいな感じがするので
なんかバーッと顔写真が新聞に出ちゃう可能性がある
これに関しては
もしかしたら僕どっかで
以前に話したかどうか記憶がないんだけど
この少年犯罪って
少年被告
高年齢化してるのも問題で
逮捕されてる時って一番下のやつが
報道では出るんですよ
でこれは名前がなかったとしても
例えばですよ
12歳ラーとか
11歳ラーって書いてあって
ラーなんですよラー
だから皆さんちょっと少年被告の集団の
犯罪とか報道があった時に
え中学生がとか思わないで
中学生ラーって書いてるから
ラーはそこに入ってる確かに
だけど先導してるのは
18、19でやめれへんかったら
20とか30とか
年齢いってる人が
そのやんちゃグループ戻ってきて
先輩面ふかしながら
中学生ラーを巻き込んでいくようなやつがあるんで
中学生がこんなに仕上がってると思う前に
抜け切れへんかった20代30代のやつらが
戻ってきてやってるんじゃないか
っていうのをちょっと見てほしい
ちょっと今日の趣旨と違うけどね
はいこれやっぱり良い視点ですよね
ちょっと新たな視点で思い出していただきたいですね
丸山さんに解説してほしいエンタメ作品がありましたら
番組詳細欄にあるリンクよりご投稿ください
さてこの番組では感想や質問リクエストなどお待ちしております
番組詳細欄にあるリンクよりお気軽にご投稿ください
Xではカタカナでハッシュタグ
罪な話をつけてポストしてください
ではここでメッセージをご紹介します
Xでポストしていただきました
扱っている題材が犯罪学のため
ラジオ聞くときちょっと気軽に聞くのは重いなって思うけど
今日逆に何も考えずに再生したら
すごい面白い内容で聞いてよかった
これくらい自分もハードル下げて聞けると良きといただいてます
ちょっと追加がありまして
ちなみに隠れ南口さんファンです
ぜひ起き上がりこぼし作成お願いします
ほら来た
いうメッセージをいただいております
私ですね最近ですよ
起き上がりほごちゃん買ったんですよね
拝見しました
むちゃむちゃ可愛いですよ
みんな一家に一台欲しいんじゃないですか
丸山さんその前半の方なんですよ
ここ読むか迷ったんです私だから
むしろちょっとハードルが高いと思いからテーマが
なるほど
でも何も考えずに再生したら面白かったよってことを
Xで言ってくださって
これは嬉しいことなんですよ
すごく嬉しい
我々やっぱテーマが扱うものが重いので
深刻な話になるんだが
なりすぎずかといっておちゃらけすぎず
っていう微妙なラインを狙おうと
それがこういうふうにちょっとコメントいただけると
嬉しいですよね
特定少年の議論
嬉しい感想をXでいただいて
ありがたいと思います
で最後に恐縮なんですけれども
皆様に起き上がりこぼしの話で
思い出していただいたかと思いますが
クラウドファンディング本当にありがとうございました
たくさんのご協力いただいたり
Xでリポストしていただいたりとか
本当に感謝しています
リターンは今準備中で
順番に送ったりしたいと思っておりますので
お待ちいただければと思います
さっきサンプル見ましたけど
いい感じですね
なんか良さげですよね
これからもちょっともしも欲しいという方がいらっしゃったら
手に入れていただけるような感じで
考えたいなと
そうね
思います
毎月第三火曜日の夜9時半から
Xのスペースで行っていた
罪の話で裏話を10月よりYouTubeライブで行っています
ポッドキャストで話しきれなかった内容や
参加してくださった皆さんの質問にお答えしています
こちらのご参加もお待ちしています
YouTubeライブのチャンネル登録をしていただけますと
ライブが始まると通知が行くので
ぜひチャンネル登録もお願いします
それからノートも始めました
こちらもぜひフォローしていただけると嬉しいです
これもどんどん今ね
南口さんがフォロワーを増やすために
頑張ってくださって
おしゃれな感じになってますよね
頑張ってます
すごいなと思って見てますよ
ありがとうございます
お願いします
また私が所属する一般社団法人刑事司法未来でも
犯罪学や刑事政策について発信しています
刑事司法未来で検索してみてください
ではまたお会いしましょう
お相手は丸山康博と
南口文でした
32:17

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