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2023-06-29 11:30

アップルの「空間コンピュータ」はメタバース市場をひっくり返す? #444

Apple Vision Proと「空間コンピュータ」は、メタバース市場をひっくり返すことができるか(徳力基彦) - 個人 - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/byline/tokurikimotohiko/20230625-00355098
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サマリー

Apple Vision Proとメタ社の戦いを考えてみましょう。Apple Vision Proは空間コンピューターという新しいコンセプトを打ち出していますが、メタ社のメタクエストとは全く異なる市場をターゲットにしている可能性があります。

Apple Vision Proの挑戦
はい、こんにちは、徳里です。今日はですね、Apple Vision Pro、いよいよ開発者向けのビジョンOSが開放されて、開発者の方々が開発を始めているのが、結構Twitterでもチラチラと見えられるようになってますけど、
Apple Vision Proが空間コンピューターっていう、こうね、新しいコンセプトを打ち出してきましたけど、当然すでに既存のプレイヤーとしているメタ社との戦いになると思うので、この両者の戦いがどうなるんだろうっていうのをちょっと自分なりに整理してみましたので、ご紹介したいと思います。
ビジョンプロ、Apple Vision Proはね、もう本当この実際の端末が紹介されて、日本人がその発表会で7人、端末を実体験して、7人が7人とも絶賛するっていう展開になって、逆に僕みたいな触ってない人間からすると本当にってちょっとあまる弱に考えてしまったりもするんですけれども、
すごそうですよね。テクノエッジさんのApple Vision Pro、体験されたお二人に聞くイベントなんかもあって、いろいろお話を聞いても、やっぱりその完成度の高さは本当に結構から口の人も褒めてる感じはあるので、
これはやっぱね、ちょっと何とかお金を貯めて発売されたタイミングで実体験したいなと思う商品に育ってるのは間違いないんですけど、一方でなんかもうこれがもうこのARヘッドセットとかVRゴーグル市場全部持ってくんだみたいな論にはちょっと個人的にそうかなっていうのをちょっと思ってるところもあって、
今回一応3つのシナリオをAppleの今までの歴史を元に振り返って考えていました。今回Apple Vision Proは空間コンピューター、スペーシャルコンピューティングっていう概念を打ち出して、ARとかVRとかメタバースとかっていう言葉を一切使わなかったんですよね。
これはある意味、メタ社を意識しているっていうことじゃないかなと個人的には思ってですね。何つってもAppleっていうと、スティーブ・ジョブズがパーソナルコンピューターを市場、作り出した人だと思いますし、スマホにしてもiPodにしてもこの業界をね、新しいコンセプトを出してひっくり返すというか、もう一色に染めてしまうみたいなのが本当に得意な。
会社ですよね。そういう文脈で言うと、当然その今回のApple Vision Proも新しい時代のこのひらくま、ガブライアンになってるのであるっていう考え方は当然あると思うんですけど。
でもパターンはいろいろあると思うんですよね。一番わかりやすいのはiPodみたいにAppleが市場をひっくり返してリーダーになるっていうパターンで、iPodとかはそのMP3プレイヤー、当時僕も実は持ってたんですけど、あんまり曲数が入らなかったんですよね。
当時はメモリースティックがメインで、そこにハードディスク型のiPodを出して、すべての曲をポケットに入れて持ち運ぶことができるんだっていうコンセプトで市場を設計して、特にiTunes Music Storeが大きかったと思いますけどね。iPod一時期市場シェア7割とかですからね。
凄まじいんですよね。人体用のことはiPadとかApple WatchとかでもAppleは成し遂げていて、iPadも今タブレット市場で38%。スマートウォッチも34%になっちゃったんですよね。しかもこれ売り上げで見ると60%らしくて。
要は他の端末は安いから、端末の販売台数のシェアで言うと34%なんだけど、売り上げ金額を見ると60%っていう。確実に市場のリーダーを取っているっていう。このパターンを今回Apple Vision Proが出て、Vision OSがこれを取るんだって言ってる人がいるんですけど、
でも実はメタクエストってこのAppleのやり方を参考にVRゴーグル、VRデバイス市場を設計したんですよね。今VRデバイスにおけるメタのシェアって78%で、ある意味そのMP3プレイヤー的なものが乱立していったところにiPodがiTunes Music Storeをセットで市場を設計して7割取ったのと同じことを、
オキュラスがオキュラスクエスト、メタクエストになりましたけれども、プラットフォームもセットでやることによって78%になったっていう。PC、VRとか色々ありますけど、シェアで言うと78%なんですよね。
これをやっぱりひっくり返るのはね、言うても累計2000万台もメタクエスト売ってますからね。西田さんも言ってましたけど、数年でこれをひっくり返すのはさすがに無理だと思うんですよね。逆に言うと、Appleも失敗したケースっていうのはいくつもあって、直近だとわかりやすいのはホームポットで、
いわゆるスマートスピーカーをアレクサとGoogleホームが先行して出ているところに、Appleもほっとり刀でホームポット出したんですけど、値段が高かったのもあって、そんなにシェアは取れてないっていう。
今、シェア、市場シェア1割前後って言われてるみたいですね。新しいモデルも出してますし、市場を諦めてるわけではなく、ホームポットミニとかは結構売れたみたいな話もあるんで、長い目で見たらどうなのかわからないですけど、
ホームポットも結構、綾瀬さんとかAppleレポーターの方から大絶賛されてましたけど、言うてもそんなに市場のリーダーになってないですけど、こういうパターンもあるんですよね。Apple TV、セットトップボックス市場でApple TVの市場2%らしいですし、
パーソナルコンピューターも、そもそもそのパーソナルコンピューターって概念は、スティーブ・ジョブズがApple 2で一気に一般的にしたイメージはありますけど、Macの市場シェアって、今上がってきて多分10%とかなんですよね。
だから一時期は本当はMacはパーソナルのWindowsに消されそうになってたんで、そういう意味で言うと当然負けるっていうシナリオもあり得るよね。ただ、今回のAppleのスタンスを考えるとシナリオの3つ目ですね、両方が全然違う市場になるっていうのが今回のイメージかなって。
だからAppleすげーっつって言い過ぎるのも違うし、Appleは失敗するっていうのも違うかなって、たまのしいろの結論なんですけど、この辺は岩澤さんが結構発表会の翌日かな、Apple Vision Proを見て、これはVRヘッドセットではないっていう、かぶれる大我慢ディスプレイコンセプトだっていうのを全然違うものとして考えた方がいいっていう記事を出してるのが個人的にも印象深かったんで、それが軸になったんですけど。
Appleの過去の成功と失敗
冷静にApple Vision Proのティザー動画とメタ社の動画を見ると違いは明確なんですよね。Apple Vision Proって本当その大画面で映像を楽しんだりとか、仕事をやるみたいな文脈のデモ映像になってますけど、メタの動画ってもうとにかくゲームゲームゲームなんですよね。
実際に小原さんとかに話を聞くと、メタクエストはコントローラーを使って、どこにコントローラーがあってもわかるようになってるから、この件を振り回したりするゲームに向いてるんだけど、当然Apple Vision Proはコントローラーがないから、カメラから消えてしまうと手がどこにあるかわからなくなっちゃうんで、そういうゲームには向いてない。
当然違うゲームが出てくると思うんですけど、既存のゲームはそのままApple Vision Proに移植してもコントローラーがないとできないやつが結構多いっていう話だと思うんですよね。
メタクエストはコントローラーがないようなアプリも開発してはいるんですが、基本コントローラベースでゲームをやるのに向いている。特に立って遊ぶっていう感じですね。
Apple Vision Proはどっちかというと座ってじっくり大画面楽しんだり、仕事したりみたいなのがコンセプトになってますけど、そういう意味で言ったら全然違うものであるっていうのが確かにわかりやすいなっていう感じですね。
そう考えると、Apple Vision Proがディズニーと組んで大画面コンテスト頑張りますみたいなのはそうだよなって話だし、メタクエストはますます多分ゲームの方に特化することによってゲームを楽しむっていう。
僕はビートセイバーが好きなんで、一番ビートセイバーがわかりやすいですけど、ビートセイバーは多分VRゲームで一番売れてるゲームで、これこそそのコントローラーがないと相当難しいと思うんですよね。
どうなんだろうな、頑張ればVision Proでもやれるのかなって。でも角度とかね、結構ちゃんとやらないとできないですからね。
そう考えると、Apple Vision Proとメタクエストは、メタクエストがどっちかっていうとファミコンとかプレステみたいな家庭用ゲーム機で、当時もう多分数万円で買えたと思うんですよね。
当時実は98とかのパソコンって数十万円したんで、Apple Vision Proは本当その初期の家庭用パソコン。考えると30年ぐらい前のパソコンとゲーム機市場、30年以上前の話も年数の計算がわかんないんですけど、
っていうのがいわゆる空間コンピューターとかVRデバイスっていう業界を中心に今始まっているっていうふうに考えるといいのかなっていう。市場全体が、そもそもこのね、大苦労するのを女性は一切しないっていう可能性も全然あるんですけど、
初期の頃のゲーム機とかそのパソコンを使ってるのはほとんど男性だったことを考えると、そう考えるとVRチャットとかね、結構女性使ってる人も増えてますからね。
もう初期の家庭用ゲーム機とパソコンのそれぞれの市場がそれぞれ伸びていくみたいなことが、この空間コンピューターとかVRゴーグルの市場でも起きるっていうふうに思ってこの両者を見ていくのがいいのかなっていう。
空間コンピューターとVRゲーム市場
両者を理解しようと思ったら、両方変わらなくちゃいけないのかなっていうのを頑張って、我が家も家庭内決済を通してちょっとApple Vision Proを使ってみたいなと思っているところですけど、半発出るので来年初頭とかですかね、半年以上待たされるの確定なんで、ちょっと早く使ってみたいなっていうだけの記事なんですけど。
皆さんもこんなこと思ってますっていうのがぜひありましたら、コメントやツイートで教えていただけると幸いです。
今日もありがとうございます。
11:30

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