VR・AR業界の動向
今日は、一時停滞気味だったVR、AR界隈が、にわかに盛り上がっています。ということで、ご紹介したいと思います。
メタバースとかVRとか、このChatGPTとか画像生成系AIが出てくるまでは、みんなのメインテーマだったんですけど、
今のChatGPTとか生成AI系の話が鼻がかりで、メタバースとかVRとかあったよね、それみたいな感じになっちゃってる面もあるんですけど、
ここに来て、Appleがヘッドセットを出すということで、メタグループも慌てて、メタクエスト3を発表しましたっていうのが、先日の出来事ですね。
これを撮っている昨日の夜に、AppleもVision Proっていう、VRヘッドセットって呼んでたんだけど、VRメインではなくて、あくまでARメインだったって話なんですけど、
順番に行くと、まずメタがメタクエスト2に続いてメタクエスト3を出しました。
メタクエスト3も、これは別にAppleの商品を意識してそうなったってわけではなくて、やっぱり商品の進化の流れ上そうなるって話なんですかね。
VRゴーグルっていうと、あくまでVRの世界に入って没入するっていうのが前提条件だったと思うんですけど、
今回のメタクエスト3は、それもあるんだけれども、ゴーグル経由にカメラがついていて、
現実世界、メタリアリティ、ミクストリアリティが多分マイクロソフトが撮ってるから、メタリアリティっていったんだと思うんですけど、
現実世界上にバーチャルで3DCGの映像を重ねるっていうのができるようになったタイプになってます。
で、それを499ドルというかなり戦略的なお値段にしたんだけれども、日本では74,800円っていうね。
いや、この辺がちょっと個人的にはモヤモヤするんですよね。
まあ、モヤモヤするつつも円安だからしょうがないんですけど、499ドルは多分かなりこの製品としては安く設定してきた値段だと思いますね。
メタクエスト2が一時期300ドル台だったのかな。
で、値上げしたのを、今回クエスト2は値下げするみたいな感じですけど、日本円だったら74,800円なんですかね。
499ドルが74,800円って言えば円安、円が強いかどうかって本当に大事だなと思うんですけど、
74,800円って言うともう本当物好きしか多分買わないですよね。
僕がオケラスクエスト2買った時、33,800円で買ってるんですよ。倍以上ですからね。
これはちょっと、まあメタクエスト2も妻にこっそり買っちゃったんですけど、ちょっと3はねこっそり買えないお値段ですね。
で、Apple Vision Proですね。
今回、明らかにメタクエスト3の発表は多分Appleの発表会があるっていう噂を元にこのゲームのショーケースで、
多分急遽前倒しで発表したんじゃなかろうかっていう、結局発売は秋ですからね。
多分通常のサイクルでちょっと発表するの早いんじゃないかなっていう気もするんですけど、
AppleのVision Proも何のことはない、まあ何のことはないって言い過ぎですけど、発売は来年。
この辺がちょっとね、個人的にはモヤモヤするんですよね。
全然アリなんですけど、スティーブ・ジョブズだったらもう今買えるよっていうパターンで発表したんじゃないかなってつい思っちゃうんですけど、
今回のVision Proの出し方はどっちかっていうとイーロンマスクっぽいですよね。
テスラっぽいなと思いました。
Apple Vision Pro。
Apple Vision Proの製品設定
まあとにかくスペックが凄まじくて、
メタクエストのプロに対抗するレイヤーの商品で、お値段が3499ドル。
日本円だと多分50万超えるだろうっていう。
もう文字通りプロ向けの商品ですけど、
面白いのはAppleのこの設定も、今回スペーシャルコンピューティングって言ってたかな。
空間コンピューティングっていうキーワード。
空間コンピューターっていうキーワードになったんですよね。
だからメタクエストはもう社名通りメタバースで、
その没入のバーチャル空間の方を中心にしていて、
今回MRにめくばせするというアプローチを取ってきたんですけど、
Appleはメタバースではなくて、あくまで空間コンピューターだと。
だからこのヘッドセット自体がコンピューターなのであると。
だからどちらかというとディスプレイ置き換えですよね。
巨大ディスプレイを持ち運べるサイズの端末にしましたよっていう世界観になってます。
このビジョンはビジョンでわかるんですけど、
端末の発売が来年だし、まずは50万なんで、
ビジョンは分かったけど果たしてこれに乗っかる人がどれぐらいいるのかっていうのがポイントになりそうですね。
テスラ方式っていう意味だと、テスラは最初スポーツカーを出して、
お金持ちがスポーツカーを買うことによって、
それを原始に普及モデルをだんだん下げていくっていうやり方をしてるんですよね。
Appleのビジョンプロのやり方はそのパターン。
メタクエストの方がどちらかというと普及機を頑張って作って、
最初から普及を目指していくってパターンですけど、
Appleとメタの競争状況
Appleはある意味MOP的な高価格端末を出して、
それをビジョンのシンボルにして、
ここから値段を下げていくっていうパターンですね。
果たしてどっちが勝つのかって話なんですよね。
どうなんですかね。
Appleってどっちかっていうと、
最近はiPodとかiPhoneとかをユーザーインターフェースを革命させて、
普及価格で広げていくっていうので勝ってきたイメージですけど、
この高価格版から出すっていうやり方、
ある意味この古き良きマッキントッシュの初期のやり方戻ってる感じですよね。
だから今回50万で、
僕はもう速攻でこれは無理だ、買えねえなと思ったんですけど、
やっぱりAppleコア信者の方々が、
初期の頃のMacのことを考えたら同じくらいの値段で買えるって話だったので。
Appleは強いですね。
やっぱりこのApple信者の人たちが50万ポンド出せるお金持ちの人たちに今育っていることを考えると、
案外Teslaのスポーツカーと同じようにそれを原始に、
Apple Vision、プロじゃない方のApple Visionの普及期を数万円で出すサイクルに
繋げることができるかもしれないっていう。
その前にメタがデファクトを取れるのかどうかっていう。
個人的には結構ポイントになるのが、
今回のVision Proは目が周りから見えるっていうVRゴーグルをつけると、
ある意味この家の中にいても個人で孤立してしまうことに対して、
みんなと一緒にいる状態で使い続けられるっていう方に
踏み出したら面白いなと思うんですけど、
これにもう1個気にしてるのがインターフェースですね。
メタクエストは基本コントローラーを使って使う前提なんですけど、
Apple側も完全にコントローラーなしでタッチ操作でやる方を打ち出してきてるんで、
僕もメタクエスト2が指操作に対応したときに、
Appleとメタの操作方式の違い
これはちょっと波が来るかなってちょっと叫ばしちゃいましたけど、
やっぱり柄系がスマホにとって変わられたのがタッチ操作のユーザーインターフェースだったんで、
結構そっち側の端末自体も大事なんですけど、
こういうヘッドセット系を操作するときの操作感が、
いわゆるガジェット好きじゃなくて一般の人でも直感的に使えるかどうかみたいなのが、
案外勝負のポイントになってくるんじゃないかなっていう。
当然、メタクエストはメタバース、VR、ゴーグル、ボツニュー、ゲーム型の方に進化して、
Apple側はそうではなくて空間コンピューティング、ディスプレイが進化するっていう、
両方共存するってこともあり得るんですけど、
この辺ね、このメタ社としてはもうAppleにここを取られるわけにはいかないっつって、
クエスト3を先出したんだったと思うんですけど、
どうなるのかなっていうのが全然楽しみになってきたなと思って、
とりあえず、どうなんですかね。
ちょっとApple、今のお金めちゃめちゃあるし、
すべてがうまくいってるんで、これをやってる余裕あると思うんですけど、
ホンマの方のビジネス傾くと、こんなヘッドセットなんかやってる場合じゃないんじゃないかつって、
株主からの圧力でプロジェクトがプロで終わってしまうパターンもなくはない気がするんですけどね。
どうなんですかね、わかんないですね。
スマートスピーカーがやっぱりApple高価格版から入って、
ちょっとあまりうまくいってないイメージなので、
ヘッドセットがどうなるのか注目したいなっていう。
でもAppleですからね、iPhoneとかiPadと同様に、
今回もこの指示をひっくり返したかもしれないですけど、
ぜひ皆さんがどう思ってるかもコメントとかツイートで教えていただけると幸いです。
今日もありがとうございます。