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2023-12-19 07:03

映画「君たちはどう生きるか」が北米で首位を取った裏側の努力 #556

映画「君たちはどう生きるか」が北米で首位を取った快挙の裏にいるGKIDSの努力|徳力基彦(tokuriki) https://note.com/tokuriki/n/n27a5f6e28bdc
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サマリー

ジブリ映画「君たちはどう生きるか?」は北米で首位を取り、1300万ドルの売り上げを記録しています。

北米での首位獲得
はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、ジブリ映画が開挙ということで、映画、「君たちはどう生きるか?」が北米でなんと1位スタート。ここのジブリ映画の記録を全部塗り替えて、首位発進ということで、おめでとうございます。
いやー、ちょっとね、しみじみしますよね。なんか、すごいみたいですからね。ちょっとその後どうなってるか、僕も追ってないですけど、北米の興行で首位。売り上げは1300万ドル。全米での興行、首位は宮崎監督作品として初めてっていう。
ジブリ作品としても北米の上昇比としては過去最高の成績で、今、結構海外でも賞を取りまくってるんですよね。そのオールデン・グローブ賞にもノミネートされて、
多分受賞は確実だろうと言われてますけれども、面白いなと思うのは、日本だとね、「君たちはどう生きるか?」って、多分最後の最後まで詐欺のイラストのポスターだけでプロモーションされてましたけど、
アメリカでは当然そういうことではないらしく、そもそも映画のタイトルがThe Boy and the Heronなんで、ヘロンが詐欺なのかな。少年と詐欺ってことですかね。
日本の詐欺ってちょっと別の意味があるんであれですけど、これね、ちゃんと実はYouTubeでトレーラーが回ってんですよね。再生回数1000万回近く回ってましたけど、映画のシーン見れるんですよね。
これなんかちょっとしみじみしちゃいますね。なんか日本だと本当その、最終的にどこまで解禁したんだろうな。結局YouTubeにトレーラーは上がってないですよね。
日本のシーンって放映されてないと思うんで、映画館以外でこの人たちはどう生きるかのシーンを僕はそう見てないかもしれないなと思って、ちょっとこのYouTubeの動画をしみじみ見ながらちょっと記憶を刺激されてましたけど、
アメリカは多分普通の映画のプロモーションのアプローチだったんだと思いますね。事前にティーザーが出て、素材も日本で画像が解禁されたのが、
アメリカ向けに先に画像素材が配られた後だったんで、そもそも映画のタイトルが君たちはどう生きるかじゃないですし、アメリカでは普通のジブリ作品としてプロモーションがされてた感じですね。
で、象徴的なのが、ファイナルティーザーっていう動画が、この俳句会社のGキッズのチャンネルに上がってるんですけど、そのファイナルティーザーなのに、ティーザーの冒頭はラピュタとかトトロとか、
ジブリ作品のシーンが連続でバンバン出てくる動画なんですよね。
これちょっと日本でも流せばいいのになって思っちゃいましたけど、このパターン結構新鮮ですね。
なんかジブリ映画の動画がYouTubeでそういえば見れないんだよなと思って、アメリカ向けは君たちはどう生きるか。
ザ・ボーイ・アン・ザ・ヘロンのプロモーションで。
で、ジブリ作品の過去作品のダイジェスト動画がファイナルティーザーで流れてるんですよね。ナムシカの動画とかも流れるんですよ。
ジブリ作品のキャラ同士がハグをする、抱き合うシーンとか印象的なシーンが立て続けに流れて、ジブリのアニメの動きって本当に独特だよなっていうのはちょっとわかる感じになってるんですけど、これで多分、映画を見に行こうという人たちを刺激したって話なんですけど、
これ結構。
面白いなと思ったのが、ジーキッズって多分日本だと皆さん、僕も昔知らなかったんで初めて知ったんですけど、日本だと当然ジブリはジブリでニッテレさんとか国を挙げてプロモーションしてる感じですけど、当然アメリカでは昔知名度が低かったんで、もともとはディズニーがジブリの版権を買ってプロモーションするはずだったのに、ディズニーはどうも中途半端にしか配給しなかったらしいんですよね。
で、ジーキッズ。
ジーキッズが2011年から2012年くらいからジブリ作品の配給に関わるようになって、最終的に2017年に北米における配給権をディズニーから引き継いでるんですけど、そのジーキッズがアメリカでHBO MAX配信サービスに配信権を提供したり、その流れで世界的に日本以外ではネットフリックスでジブリ作品が見れるようになって、多分これで世界のジブリファンが増えてるんですよね。
アメリカでもHBO MAX経由でジブリのファンが増えた。
結果、多分今回の映画のヒットに繋がってるんだと思いますね。
ネットフリックス経由で鬼滅の刃のファンが増えたから、鬼滅の刃の映画を見に行く人が増えたっていうのは多分同じ文脈で、本当にジーキッズありがとうって話なんですけど、ジーキッズのYouTubeチャンネルがすごいんですよ。
あと16万人しか登録者いないんですけど、過去のジブリ作品のディザーが全部上がってるんですよね。
ジーキッズの努力とプロモーション
冷静に考えるとこれ全部じゃないかな。一部だとなるかもしれないですけど。
ジブリってYouTubeチャンネルないから、ディザー見れないんですよね。冷静に考えると。
今度ニッテレさんが買ったから変わるかもしれないですけど、今ジーキッズに行くと見れます。
当然英語なんですけど、やっぱ大事なんだなっていうこういう努力が。
本当ジーキッズがこうやって多分ファンを増やしてくれたからこそ、ちゃんと配給も映画館をたくさん開くことができて。
日本の映画を観るようになってるっていう、そのコロナ禍での変化もあるんだと思うんですけど。
モジュラもね、東宝さんがアメリカにちゃんと配給会社作ってやった結果、今回アメリカでヒットしてるって話がありますけど。
やっぱ映画ってなんとなく素人からするとコンテンツが良ければ広がるんでしょうと思っちゃうんだけど、
本当は実はやっぱり配給の努力とか、ちゃんとそのプロモーションとか大事なんだなっていうのがちょっと改めて思い知らされる出来事でした。
でも一方でちゃんとね、これをやれば日本のコンテンツやっぱり広がると思うんですよ。
日本のコンテンツやっぱりアメリカでも受けるし、世界で受けるんだったらちょっと改めて確認できた出来事だったので。
今年は本当にいろんな日本の作品が海外でヒットしましたけど、ますます来年は楽しみだなと思うニュースだったのでご紹介です。
他にもこんな話してますよって方がおられましたら、是非コメントやツイートで教えていただけると幸いです。
今日もありがとうございます。
07:03

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