Web2.0からZ世代のSNS観まで
はい、こんにちは、徳力です。
今日はですね、リハックでなうなう開発者の片岡さんのインタビュー会がありました。
それがめちゃめちゃ面白かったので紹介したいと思います。
ちょっと、記事のヘッダーには投稿しないで発信できるSNSっていう
片岡さんの発言をちょっと使わせてもらいましたけど
なうなうをご存じない方にご紹介しておくと
位置情報共有アプリですね。
Z世代が選ぶ次世代トップ10っていうのに
ミクシーが入ってて話題になってたんですけど
その時の1位がなうなうでした。
1月に紹介した話ですけど
なうなう、当時は片岡さんが個人で
大学生の方が個人で提供してるっていうので面白いなと思ったんですけど
この片岡さんは実は学生起業家で
2021年に会社を学生起業して
そっちはMetaverseとかNFT系のサービスをメインに
運営されてるみたいですけど
なうなうは全Dが閉鎖したから
個人でとりあえず作ってみたっていうものみたいですね。
最終的に今400万ダウンロード超えたらしいんで
人気になったんで自分の会社の推奨のサービスに
いかんしたのかなと今ウェブサイトに載ってますけど
すごい人ですね。学生起業家で
他の事業やってんのに全Dが終わるんだったら
作っちゃえって作っちゃったっていう。
なうなうが全D最終で悲しんでいる人
なうなうという全Dの代わりのアプリを作っていますっていうので
ツイートしてるツイートが去年の10月に上がってますけど
1万いいねついてますからね。
本当はその全Dはスナップが提供してたのは
全Dは終了してスナップとかに一時共有の機能が残ってるはずなんですけど
日本人はやっぱり全D単体で使ってる人が多かったから
日本人向けのなうなうが出てきたことによって
実はなうなうがそこを全部持ってったっていう感じになるんですかね。
今学生の間ではなうなうが非常に人気で
だからこそZ世代が選ぶ次世代SNSトップ10の1位になうなうが
入ってたんだと思うんですけど
一応フォーアプリがなんで流行るかは
なんとなく想像はできてたんですけど
片岡さんがリハックで高橋さん相手に語っている話がめちゃめちゃ腹落ちします。
動画を見てもらうのが一番早いと思うんですけど
要は若い世代からすると
既存のSNSは親が来るから使いたくなくなる
これはFacebookとかでよく言われていた
親に見られるのが気持ち悪いみたいな発言も連発してるんですけど
もう一個面白いなと思ったのは
投稿っていうもののハードルが高くなってるって話なんですよね
発信したいけど何人にも見られるのは気持ち悪いって
ここが結構すごいポイントな気がします
だからこそ投稿しないで発信できるSNSが必要なんだみたいな文脈ですね
僕みたいな昭和世代のWeb2.0に感動した側の世代の人間からすると
発信っていうのが世界に届くっていう
不特定多数に見られるっていうのが発信の魅力で
ブログ書いたりTwitterやったりっていう
投稿しないで発信するSNS
基本的にオープンな場所に自分の投稿をすることによって
大勢の人たちと繋がるっていうのが
SNSの魅力っていうふうに僕は理解してるんですけど
でもZ世代からすると逆なんですよね
そういうみんなに見られるものっていうのが逆に普通の世代で
逆にそこは親だったり関係ない人が入ってきて
嫌な場所になるっていう
学生の時は特に自分の周辺の人たちとだけコミュニケーションできれば十分だからっていうのは余計にあると思うんですけど
なかなか投稿っていう行為がハードルが高くなったんですよね
投稿するっていうのはやっぱり自分の意思を持って投稿するってことなんで
それ自体がすごい意味を持っちゃうんですよね
だから吉野家にいるよっていう
吉野家に行ったよっていうのを毎日投稿するのってうざいですよねみたいな話が出てくるんですけど
投稿することによって友達のタイムラインを汚すことにもなっちゃうから
やっぱりうざい投稿は基本しないみたいな
よくエアポートおじさんみたいなのいじられてますけど
空港に行くと必ず写真を投稿してしまうこのおじさんっていう
僕も投稿するタイプなんで
空港にいざるを投稿するでしょみたいな話なんですけど
投稿するってこと自体がある意味自慢とかアピールっていう文脈がある
投稿っていう行為をすること自体に
友達にこういうふうに思われるだろうなっていうのが嫌っていう
そういう意味でやっぱZ世代は投稿が大勢に見られたりするのが
だんだん嫌になっている人が多くなってるっていう話みたいですね
だからこそ24時間で消えるストーリーズみたいなものが流行る
消えるっていうのはやっぱその
この残ることに意味があるだろうと思っちゃう
Web 2.0系の私からすると消えるのはもったいないと思っちゃうんですけど
より現実に近づいてるんですよね
で面白いのがやっぱその位置情報アプリっていうのは
投稿しないでも発信しているアプリなんだっていう文脈なんですよね
24時間で消えるストーリーズ
今日はこいつ今松屋にいるなっていうのが
松屋にいるっていう状態の位置情報によって発信されてるんですよね
わざわざ松屋にいますよって松屋の写真を上げなくても
友達には松屋にいるって伝わるっていう
松屋で食べてるよって情報自体その瞬間伝わるから
俺近くにいるからちょっと一緒に行こうかなっていう風に
松屋だと間に合わないんですけど
会話のきっかけになるって話だと思うんですよね
だからインスタのストーリーズとか写真を上げることによって
そこで食べてるよっていうことが会話のきっかけになるみたいなのが
今時のコミュニケーションの始まり方ですけど
それが写真を上げなくても位置情報が会話のきっかけになるっていうのが
まあ発信できる
投稿しないで発信できるSNSの象徴なんだっていう
片岡さんは多分ずっとそう思ってたから
ゼンビーが閉鎖されるタイミングで
じゃあ自分でやっちゃおうってなうなうを速攻で作ってリリースして
そこの位置情報アプリの日本代表の座をあっという風に持ってったって話だと思うんですよね
すごいですよね
個人的にもう一個感動したのが
前後編あるんでリアクトの動画見ていただくのもいいんですけど
個人でサービスを開発するの楽しくて仕方がないっていうのは
後半の動画にも満ち溢れてるんですよね
世界で一番使われるアプリを作りたいみたいな夢を語ってますけど
これはちょっと僕は古い人間なんで
Web 2.0初期のちょっと盛り上がりを思い出してるんですよね
最近ってどっちかというと個人が開発するサービスが世界に届くことはないっていうのが
ガーファーが確立してしまった雰囲気だと思うんですけど
まだあるかもなって
これは日本独自のアプリだからそうなのかもしれないですけど
個人によるサービス開発の可能性
学生企業だから大学生個人っていうのと違いますけど
個人でもこれだけ400万ダウンロードになるようなアプリを提供して
日本の学生のこの行動パターンを変えることができるかもしれないみたいなのは
これねちょっともう昔話ですけど
2004年7月にグリーを
今グリーゲームの話ですけど
グリーがSNSで運営されてた時に田中さんが
グリーの仕様ですけど田中さんが楽天の社員で個人で
7万人の街グリーを提供してたんですかね
これ数十万人くらい確か1人で
サーバー代カジで運営してるみたいなすごい印象的でしたけど
これも本当田中さんは楽しいからそれでいいんです
ノリだったんですよね
本当このインタビューとかに衝撃を受けて
僕はいわゆる7677世代の追っかけになったんですけど
なんかそういう時の個人がでかいことやれそうな雰囲気が
最近はなんかそのGAFAによる
河川状態でなくなってるなと思ってたんですけど
まだあるかもなって
実際Web3なんかもそうだと思うんですけどね
なんかやっぱり面白いですよね
革命って学生から起きるんだよな
Facebookも学生協力ですねGoogleもそうですし
やっぱり大学生っていうのが新しいライフスタイルを生み出して
それが実は上の世代に広がっていくパターンは
まだまだあるんじゃないかなっていうのを
ちょっと片岡さんの動画を見てすごい思いました
リハックを全公演フルで見ていただくのが
一番分かると思いますので
ぜひご覧になっていただければと思います
他にもこんな話してますよっていうのをご存知でしたら
ぜひコメントやツイッターで教えていただけると幸いです
今日もありがとうございます