ツイッターの広告収益分配プログラムの減収
はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、ちょっと個人的にまだツイッターと呼び続けているXがですね、
色々と、何が起きても驚かないようにしてるんですけれども、ちょっと非常に悩ましいサイクルに入ってるなっていう出来事がありましたんで、ご紹介したいと思います。
記事は、元ネタがオタクマ経済新聞さんで、Xの収益が激減という人気漫画家が公開した収益推移が衝撃的すぎるという記事ですね。
単純に言うと、Xがツイッター時代から、影響力が高いユーザーを中心に広告収益分配プログラムを走らせて、他のサービスに影響力の高いユーザーが逃げてしまうのを防止するっていう施策をしてるんですけれども、
この広告収益が激減してるらしいですよね。これはぬこーさまちゃんっていう、漫画家の方なのかな?が50万フォロワーいる、めちゃめちゃ影響力ある方なんですけど、Xの収益、ついに200ドルだったって。
インプレッションは変わらずなのに。間違ってもこれ1本で食べていこうとしてはいけないっていう投稿されていて、実際のその広告収益の推移を管理画面のキャプチャーで投稿してくれてます。
最初はこれ3年分がまとめて投稿と振り込まれてるんで、2000ドルっていうと結構な額ですよね。
その後が2週間単位が600ドルとか、一時高いとき900ドルとかいってるんですけど、ここ数ヶ月ガンガン減ってるんですよね。
900ドル、600ドル、560ドル、233ドル、173ドルっていう。同じ2週間で、このぬこうさまのアカウントは漫画なんで、実は見た感じ安定してインプレッション出てるんだと思いますね。
漫画を見るために投稿を開くし、投稿のリプライに続きが載ってたりするので、これはインプレッションがめちゃめちゃ高くなりやすいものなので、いわゆる面白い投稿をして一時的にバズるとかじゃなくて、安定して多分表示数が漫画を見るためのファンが来ることによってあるアカウントなんだと思うんですよね。
何も関わらず、ピーク時からするとめちゃめちゃ下がってますからね、これ。4分の1とかになるかな。同じインプレッションになる、なぜこんなに下がるのかって話なんですよね。
元ネタの記事の分析では、リプライBotのせいではないかという分析がされていて、それはそうかもしれないなと思いました。実は僕のところにもリプライBotらしき投稿が最近つくようになってるんですよね。
外国人のアカウントとかでそれっぽい投稿なんですよ。たぶん生成AIでつくってるんだと思うんですけど、そのアカウントを見に行くといろんな言語のいろんな投稿に各国の言語で返事してるんですよね。明らかにツールで返事をつくって、それで返事を書くっていう。
なんでこうなっちゃうかというと、このXの広告収入のシェアの仕組みがタイムラインではなくて、この投稿欄のリプライにおける広告の表示数っていうことになってるんですよね。
なんでそんなことになってるかというと、YouTubeだったらクリエイターの動画自体に広告が出るんで、このクリエイターの動画が100万回再生されてそれに関連して広告がこれだけ表示されたから、この広告収入はこのクリエイターのものですっていうのが簡単に紐付けられるんですけど、Xってタイムラインに広告が出ちゃうんで、タイムラインの広告って誰のものでもないんですよね。
みんながタイムラインを作ってる結果そこに広告が出てるから、X側はこれは誰のものでもないからあくまでXの広告だって広告収入は分配しないっていう判断をしていて、これはマスクさんからするとこの広告収入がメインなんで、これ分配したらXの広告収益めちゃめちゃ下がっちゃいますから、当然広告収益対象、分配割合対象には僕はしないと思ってますけど、当面はですね、サブスクでプロジェクトになるまでは。
なのでリプライ欄っていう広告の中で、多分数パーセントしかない部分の広告収入のシェアを今はしてるんですよね。
で、その結果何が起こってるかっていうと、この広告リプライ欄にスパムコメントをすれば、このインプレッションをもらえてしまうんですね、他のアカウント。
で、本来だったらこのリプライ欄の表示の表示はあくまでこの投稿主のおかげだとみなして、この投稿主だけがこのリプライ欄の表示の広告収入を持ってればいいと思うんですけど、今回の騒動で多分そうかもしれないなって僕思ったんですけど、
多分今回のこの広告収入のシェアの仕組みって、めちゃめちゃ簡単な算数で作ってる気がするんですよね。多分ですけど、これ管理画面に何の表示もないんですよ。
これタバタさんが何をもとにこういう広告収益が計算されてるのか分かんないようなのに頼っちゃダメだって言ってて、そうだよなと思ってたんですけど、なんで表示しないのか。
普通はこれ、ないプレッシャー表示されて、それの広告単価がいくらだったからいくらですっていうのはある程度出るもんなんですけど、これ一切ないんですよね、Twitter、マイクスの僕集は収益分配って。
多分ユーザーの表示インプレッションをリプライの広告収益分配、単純に分配してるだけな気がします。
だから広告収益分配プログラムに参加できるユーザーって500万インプレッションが毎月みたいなルールがあるんですけど、それに参加してる人たちのユーザーの多分全相互インプレッションで広告収益をみんなで割ってる気がしますね。
なので本来であれば多分このリプライ欄の投稿はこのリプライ主につけるっていう計算をすればいいんだけど、それをやろうと思うと毎回毎回非常に複雑な計算をしてデータを溜め込んでいかないといけないんで、この6ヶ月分遡って分配するとかできないはずなんですよね。
広告収益分配プログラムの問題点とマスクさんの対策
なんかおかしいなと思うんですけど、これ多分ね、すげー単純な算数で単純に割り算してるかもしれない。だから結局投稿のインプレッションが多ければ多いほど収益が増えるんで、どこであろうがとにかくスパムで表示を増やせば収益増えちゃうんだと思うんですよね。
これはね、ちょっと後戻りしにくい仕組み。ある意味合理的にめちゃめちゃ簡単な導入で収益分配したって話だと思うんですけど、結局これがボットを増やしたんですよね。
マスクさんはずっとTwitterはボットが多いから問題だっつってボットを減らすんだっていうロジックでいろんな対策をしてますけど、実は彼の打ち手によってボットがどんどん増えて、しかもボットが潤っているっていう。
これはちょっと皮肉な話だなって話ですね。多分これがあるんで、今回その海外の2カ国、フィリピンとニュージーランドでしたっけ、そのXのアカウントで投稿しようと思ったらもう年1ドルっていう最低課金をしなくちゃいけない。それによってスパムを減らすっていうことを言ってんですけど、いやでもこれね多分減らないと思いますね。
結局収入を上げようと思ったらこの月1000円ぐらいのサブスク入ってそれ以上に儲かるっていうのを見つけてしまったスパマーの集団がいるって話だと思うんで、これは根本的にこの広告収入のやり方を変えないと減らないと思うんですけど、多分マスクさんはもうXにおける広告収入はある程度見かけてると思うんで、そっちに手を入れない気がするんですよね。
Xビジネスのページに行くとクリエイター向けのページがあって、そこの収益を上げるためのメニューに、実はこの広告収益分配プログラムはまだ言及なかったですよね。
このページ多分Twitterの時のデザインのまんまなんで、中の文章もTwitterって文字がだんだんめちゃめちゃ残ってますから、多分まだ放置されて誰も手を入れてないって話だと思うんですけど、それぐらい多分こういう収益還元のところとかも会社としても力を入れないっていう感じになってると思うんで、この感じは続くと思うんですよね。
そうすると影響力のある人の投稿のリプランにスパマーのスパムが増え続けるっていう現象は続くんで、本当にTwitter好きとしてはちょっと残念な流れにどんどんなってるなっても、マスク師さんが手を打てば打つほどスパマーが増えていくっていう、どうなんですかね。
本当はやっぱりユーザーコミュニティの感覚がわかるCTOがちゃんと設計をもう一回し直したほうが、本気でスーパーアプリX目指すにしてもスパムの温床みたいなところでみんなが課金登録するのかってちょっとどうなんでしょうね。ちょっとわかんないですよね。
直近だとマスクさんなんか反ユダヤ的な投稿になんかその通りだみたいなコメントをして、広告主がただ減ってるのにさらにまたアップルとか大手広告主が広告やめますって宣言したりしてましたから、また多分それによってマスクさんは多分反省せずに逆にもっと維持になっちゃうと思うんで、これはちょっとどうなるのかなっていうのはなかなか。
日本は本当にツイッターユーザーが多い国なんで、このX引き続き使ってる人が多いし、僕もそのXが盛り上がってほしいんですけど、なかなかカオスになり続けてるなっていう感じがあったりします。
わかんないです。蓋を開けたら電外紙のウルトラスーパーE手段みたいなのが出てくるかもしれないんですけど、ちょっとわかんないですね。
ということで、できるだけこちらではポジティブな話をご紹介していきたいんですけども、今後のSNSの動向ということでご紹介しました。
他にもこんな話してますよって方がおられましたらコメントやツイートで教えていただけると幸いです。読まれてます。