1. 徳力のミライカフェ
  2. ツイッターの現在の接続制限は..
2023-07-12 07:04

ツイッターの現在の接続制限は、広告収入減少の影響? #451

ツイッターの米国の広告収入は、現時点でも、まだ6割減のままになっている模様。|徳力基彦(tokuriki) https://note.com/tokuriki/n/n4ebe81758ed2
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/63d3437e70af05f9d1fa0caa

サマリー

マスクさんのツイッター広告収入が減少していることが明らかになり、ツイッターの財務状況が厳しい状況にあることが分かりました。

マスク氏による買収と広告収入減少
はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、スレッツが大躍進を遂げていて、ちょっと不況に立たされているマスクさんのツイッターですけれども、どうも、思ったよりもツイッターの広告収入の状況が良くないんじゃないかっていう記事が出てきましたので、ご紹介したいと思います。
元ネタは、ヤフーニュースに国語さんが寄稿され、ツイッターの広告収入6割減、マスク氏による買収5倍で止まる広告主のツイッター離れという記事ですね。
マスク氏さんがツイッター買収して、広告主が1回様子見で6割7割減ったっていう話は元々あったんですけど、その後、まさに様子さんがいろんなメディアのインタビューを答えて、広告主は戻ってきているからもう大丈夫なんだみたいな発言をしてたんですけど、今回ニューヨークタイムズが内部資料をリークしたものを記事化していまして、実は2023年4月から5月の期間も前年同期期で6割、
6割、米国の広告収入減ってますっていう、なかなかなデータが出てきたんですよね。僕も一時的に減ってるだけで広告主戻ったのかなってちょっと思ってたんですけど、どうも違うっぽいですね。マスクさんの広告主が戻ってきてるっていうのはちょっと希望的観測だったんじゃないのかなっていう。
どの数字を起点にするかでちょっと話変わってくるんですけど、ざっくりわかりやすい数字で言うと、2021年12月期のツイッターの売り上げが50億ドルです。この時、従業員を8000人ぐらいまで増やしちゃって赤字体質になっちゃったんですけど、コロナでね、広告の伸びがいいから従業員もついでにめちゃめちゃ増やしちゃったら赤字になっちゃったっていう。
イロマスさんはこれをもとにツイッターは赤字会社なんだみたいなこと言ってますけど、実は2018年、19年とか結構いい利益を出せてたんですよね。
35億ぐらいの売り上げで従業員が4000人、5000人ぐらいの頃には黒字だったんですけれども、8000人に増やして赤字になっちゃったみたいな話なんですが。
これだから、米国の収入が30億ドルぐらいなんですよね。30億ドルが6割減すると12億ドルになっちゃうんですよ。
アメリカの収入がツイッターの収入の半分以上を占めてるんですよね。そうすると50億の売り上げが32億ドルに単純計算になっちゃうんですよ。18億ドル減ですからね。
これは従業員が3500人の頃なんですよね。3500人の頃、32億ドルでこれでトントンとなったんだから大丈夫なはずなんですけど、
残念ながらイーロン・マスクさんがツイッターを買収した時に生まれた借金を全部ツイッター社、今だとX社に付け替えてるんですよね。
その額なんと15億ドルらしいんですよ。これ算数をすると32億ドルの売り上げがあっても15億ドルまず引かれるんですよ。
ツイッターの赤字体質と借金の影響
売り上げ17億ドルの会社になっちゃってるんですよね。17億ドルだったら多分2014年ぐらいとかなんですよ。
そりゃ従業員1000人まで減らしてもお金足りないからAPIも無料やめて高額に変更して、
家賃は滞納して訴訟されてればGoogleクラウドも支払い止めたりして再開したみたいですけどみたいなのが起こってるって。
これはねちょっと個人的に思ってたよりも相当赤字体質、財務状況がやっぱりその15億ドルの利子を付け替えたことによって
ツイッターめちゃめちゃだから高コスト体質になっちゃってるんですよね。
だからもうマスクさんが自分の資産減らさないように買収しようとしてるからそうなってるんであって、
借金上げられて全部テスラ株売ればまた話かかってくるんですけど、多分そうはしないでしょうから。
これだから利益構造としてツイッターの構造、マスク買収でめちゃめちゃ悪くなってるって話だと思うんですよね。
これに対して広告10億に見えるまで入れないっていうスレッツと戦わなくちゃいけないツイッターの中の人たちの大変さっていう穴じゃん。
これはちょっと思ってたよりも相当大変な状況だなって思って。
結論は簡単で、多分アメリカの広告主を戻すためにマスク体制じゃない体制にするしかないんですよね。
マスクさんが黙って、やっかりのさん、やっかりのさんは米国における広告主の信頼が厚いみたいですから、やっかりのさんに任せるべきだと思うんですけど、
多分マスクさんは感覚ないからスティーブン・キングとかのやつに絡んだりとかまだしてますからね。
それがまたメディアで取り上げられちゃったりしてるんで。
数日前にイロン・マスクさんが急にどうもありがとうございますっていう日本のコミュニティの音運用を日本語で投稿するっていうのは、これが日本のメディアで取り上げられてましたけど、
これは気持ちわかりますね。多分日本の広告主にそんなに言うほど下がってないんだと思うんですよね。
アメリカの6割言うんですから、日本の広告主、別にそこまでこのツイッターのアメリカにおける右左問題みたいなのがあんまり日本だとピンとこない人が多いと思うんで、そんなに広告減ってる感じじゃないですかね。
イロン・マスクさんがしたら本当日本広告市場が多分頼みの綱みたいな感じになってる可能性があって、わざわざ日本語で投稿したってことじゃないかなっていうふうにすら見えてくるっていう。
これだから接続制限問題とかも多分スパム対策はあるんでしょうけど、ひょっとしたらGoogleクラウド止めたりした関係で、サーバーの負荷対策で本当はもっと高度なことをやるべきなんだけどエンジニアの手数が足らなくてとりあえず接続制限ってシンプルな形でやらざるをえなかったっていう。
結構この資金状態が影響しているトラブルだとすると結構長引いちゃうんじゃないかなっていう。
いやーTwitterね、本当頑張ってほしいんですけど、ちょっととりあえずマスクさん黙って役割の差に本当に後を渡してほしいなっていう。
マスクさん企業化としてはすごいんだと思うんですけど、多分やっぱりハードウェア企業感覚なんだと思うんですよね。
やっぱりそのコミュニティ、無料ユーザーの価値とかネットワーク外部性みたいなことを実はマスクさんあんまりよく分かってなかったんじゃないかなっていう。
だからこういう算数の世界でミスをしたんじゃないかなってちょっと気がしてきましたっていう。
これ分かんないですけどね、ここから巻き返しは当然あり得ると思っておりますけど、なかなか財務状況の算数だけ見るときついなっていうのはちょっと分かってきましたということでご紹介です。
他にもこんな話してますよっていうのがありましたらぜひコメントやTwitterで教えていただけると幸いです。
今日はありがとうございます。
07:04

コメント

スクロール