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2018-10-21 15:00

#58 お金の正体について考えた事がありますか?ぜひ見てほしい映画「億男」

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マネーエンターテイメントと謳っていますが、割と深くて真面目なストーリーです。
僕はめちゃくちゃ好きなタイプですが、頭を空っぽにして映画を楽しみたいタイプの人には合わないかも?

当たり前のようにある「お金」の正体について考えさせられる映画なので、是非1度見てほしいです。
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てみたーずのラジオショー、てみたーず
今日で2日目なんですけど。僕、本屋で働いてるんで、ずっとこの本自体が有名で、すごく売れてるっていうのを知っていて。映画もやるって聞いて、すごく興味があったんですよ、ずっと。
なので、これは見に行こうと思って。たまたま今日、おやってみで。しかも無料のチケットがあったんで、俺は見に行ったんですけど。これはね、ぜひ見るべき映画ですね。
本当にお金って何なんだろう?幸せって何なんだろう?でも、映画のキャッチコピーそのままだけど、めちゃくちゃ考えさせられる映画でした。
これはね、歌い文句はね、新感覚マネーエンターテインメントってあるんですけど、お金って何なんだろう?っていうことをいろんな方向から見せて、いろんな方向から考えさせられるっていうことで、途中で怖くなっちゃって、俺は。
現タメ映画でもあるけど、ホラーでもあるんじゃないかなって思うぐらい、ものすごい怖い。それは心霊映画とか殺人とかっていう怖さじゃなくて、こんなにもわからなくて、こんなにも謎なものを当たり前に見ているお金っていうのは、
生活の中でも切っても切れないものじゃないですか。っていうものに対して、今まで一度も疑いを持たなかったことが怖かったし。この映画で描かれていることはもちろんフィクションなんだけれども、それでも実際にあり得ることなんだろうなって形を変えて、っていうことがすごくあるんですよ。
あらすじを言うと、借金3000万を抱えた佐藤武演じる和夫っていう主人公がいるんですけど、が、今、借金を抱えているがゆえに、妻と娘とも別居して、借金を返すために昼夜、休みなく働いているわけですよ。そんな中、宝くじが3億円当たったと。
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これでも借金返せるし、娘と妻も返せるし、全部元通りだって、すごく夢見るわけですね。3億円手に入ったから。ただ、このお金、実際どうしたらいいかわからないっていうことで、ITで起業して、金持ちの高橋一世演じる親友のつくもに会いに行くわけですよ。
相談している中で、信頼して3億円を託したら、そのままその3億円を持って、親友が忽然と消えてしまったと。でも3億円ないから、結局、元の生活に戻ってしまうっていうことで、
そのつくもの以前の共同経営者、一緒に仕事をしていた、一緒に会社を作っていた知り合いのところをたどって、つくもと3億円の足取りを追うっていうストーリーなんですよ。その中で、いろんな人間に会っていくわけなんですね。
今はセミナーの講師をやっているような人もいれば、つつましく静かに暮らしている人もいる。いろんな方向からお金っていうものをすごく見せられるんですけど、お金って何なんだろうね、本当にっていうことをすごく考えさせられるんですよ。
お金の正体がわからないじゃないですか。こんなに当たり前にあるのに。働いたらお給料をもらうし、何か買うときにはお金を払うしっていうことを僕らは知って、お金っていうものにすごく当たり前に触れていて、そこに当たり前にあるもののはずなんだけど、この映画を見たら、これって何なんだろうって思うんですよ、本当に。
CMとかで、この映画の藤原達也演じる人がお金ばらまいてる、こんな紙切れってやってるシーンがあるじゃないですか。あれとかね。ネタバレは絶対言わないですけど、見てほしいので。
本当にそういう紙切れなんだけど、これに振り回されてる。映画の中にも振り回されてる人間、出てくるんですよ。出てくるっていうか、みんな振り回されてるの、それは。貧乏人、お金持ち、関係なく、その違った形でそれぞれ振り回されてたりとか、囚われたりとかしていて、自由なようで。
そういうことを、佐藤武は3億円一回手に入れたけど手に失って、家族とのこともあってっていう中で、親友の足取りを辿っていく中で、少しずつだけどお金に対して、「お金って何なんだろう?お金を使うって何なんだろう?」っていうことを考えていくんですよ。
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その中で、「幸せって何なんだろう?」っていうところに最終的に行き着くっていうお話なんですけど、ざっくり言うとね。これはもうネタバレにはならないし、実際にインタビューの中とかでも言われてるんでちょっと言うんですけど、映画の冒頭にこういうセリフがあるんですよ。
1円と1万円の重さって同じなんだよっていうセリフがあるんですよ。これは物理的な重さなんですけど、1円玉は1グラム、そして1万円の紙切れも1グラムらしいんですよ。日本の通貨の中で一番安い通貨と一番高い1万円が全く同じ重さっていうのも皮肉なもんですよね。
というか、単体のものとして見たら何も変わらないはずなのに、でも全然違うと。この1万円に笑う人もいれば泣く人もいるし。
例えば生活に困ったときに、この1万円とかってお金をちらつかされて、宗教じゃないけど、それを持ってる人を崇めて自分が見えなくなったりしてる人とかも出てくるんですね、この中で。っていうのに怖いなと思いながら、でもお金はやっぱり必要だし。
あと、お金で物は買えないって言うけど、やっぱり人には値段がつくんですよ。例えば若い女の子と年とった女性がいたら、やっぱり若い女の子。変なことじゃないんですけど。っていう下世話の話、炎上交際とかそういうのがあるってそういうことじゃないですか。
サービスを売ってるより自分に値段をつけて、しかもその値段っていうのもすごく曖昧なもので。他人がいくら出すよみたいな、そういうお金を見直すことによって、人にもそういう値段ってつけられちゃうじゃないですか。
大金を得ても貧乏でもお金に振り回されて、お金に支配されているっていうことを、すごく両方の面から見せてくれるんですよね。それで最終的に主人公のカズオがどういう答えを出すのか、そして3億円はどうなるのかっていうところをぜひ見てほしいなと。
本当にお金が怖くなるね、これは。だから俺らはもっとお金を知らなきゃいけないんだなっていうことを、この作者の河村玄樹さんも書いてるんですけど、俺も思いました。
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だってめちゃくちゃお金欲しいじゃないですか、俺たち。お金欲しいくせに、お金のことは何も知らないと。で、たぶん、その稼ぎ方によってお金に感じるものも違うんですよ。違うじゃないですか。そうじゃないですか。
時給で働いたりとか、嫌な仕事をやっている人からしたら、お金って我慢料じゃないですか。我慢の対価。この我慢の対価だったら、使うのにもいろいろあるだろうし、手放したくないし。
ってなったら、自分の辛かったしんどい時間っていうのは、それに乗るわけですよ。かたや自分の好きなことをやって、それのお礼という形でもらったら、たぶんお礼として得られた対価だから、たぶんそれはまた人を喜ばすのに回すかもしれないし。
でね、FXとかやってる。俺の弟がそういうの出会って、ものすごい額を動かしてるわけじゃないけど、結構俺からしたらびっくりするような、100万単位ぐらいのお金を動かしていて、バイトで貯めてやったやつを運用してるんですけど。
っていう話を聞くと、もう数字なんですよね、お金なんて。奴らの話を聞いてると。ポンポン、ポンポン、減る、増えるっていう。で、トータルで見るとトントンとか、ちょっと今月はヤバいなみたいな話をしてるんですよね。
本当に違うんだと。で、幸せだけ追い求めてもたぶんダメだろうし、お金だけ追い求めてもダメだろうし、たぶんどっちかを深く考える、むしろどっちも深く考えることで、自分なりの答えっていうのを見つけ出さなきゃいけないんだなっていうことをすごく考え捨てられるんですよね。
使い方がいいか悪いか。で、どう使うかによって重くもなるし、軽くもなるし。本当に考えなきゃいけないし、向き合う。今まで逃げてきたことっていうのに向き合わされる映画です。
すごく脅したりというか、すごいよ、怖いよとしか言ってないんですけど、映画としてもすごく面白いけど、それよりも考えさせられるっていう。ただやっぱりそれはもちろんエンターテインメントですから、見終わった後は後味悪いようになりません。
本当にそれだけは映画見てよかったって思える。思えるけど、やっぱり俺らの日常に入り込んでくるお金っていうものについて考えさせられるので、やっぱり見る前と見た後では何か変わるんじゃないかなと思います。
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お金に振り回されたくないなって思ってるほど振り回されてたので、俺は。根本から考えなきゃいけないんだっていうことを思いました。苦手意識を持っちゃダメですね。しっかり向き合って考えなきゃいけないんだっていうことをすごく思いますよ。
あとね、高橋一生がいいんですよ、ほんと。なんて言えばいいんだろうな。なんで3億円持っていなくなったのかっていうのが徐々に紐解かれていくんですけど。それぞれの出てくる人たちみんなやっぱり違うんで。
みんなそれぞれの、主人公の2人だけじゃなくて、いろんな人が出したお金と幸せの答えっていうのを見た上で、自分なりのお金と幸せの答えっていうのを出すところまでがこの奥男っていう物語なんじゃないかなっていうことをすごく思います。
あとやっぱこれ見てたら、お金ばっか追ってたらダメだなっていうこともちょっと思いました。お金ばっか追ってたらうまい具合カモにされたなっていう月並みな話ですけど。っていうところもあるから、それを考えた上で本当に考えさせられますよ。
本当にこれはぜひ見てほしい。だってこの原作を書いた、君の名はとか、いろんな世界から猫が消えてなかった、いろいろと書いてるプロデューサーの河村玄樹さんのこれ、10億円以上持っている方に100人以上取材したんですって。
その上で出てきてる物語なんで、絶対これはいろんな体験に基づいて書かれてる本で、それをまたベースにした映画なので、たぶん普通のフィクションのストーリーとは違うと思う。
ほとんど生々しくて、ほとんど面白くて、ほとんど怖くて、ほとんど考えさせられる。お金払って考えさせられたくない。頭すっからかんにして空っぽにしてみたいと思うかもしれないですけど、ぜひ見てほしいです。
というわけで最後までお聞きくださいまして、ありがとうございました。ヨタッチでした。
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