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どうも、引き続きよざっちです。
というわけでですね、前回、先ほどパラサイトの感想についてちょろっと喋ったんですけども、
こっからはね、実際に見た感想っていうのをね、ちょっとね、もう本当にこれ喋りたいんですよ。
是非見た人と、そして映画の造形深い人でもいいし、そうでない人でもいいんで、
とりあえず見た人とちょっと語りたいなと思いながら、ただ身近に見てる人がいないので、
ここで一人喋りたいと思います。
うん、残念。
でもね、本当にね、いやーすごかったな、なんかもう最後、2時間本当にあっという間で、ずーっと圧倒され続けた映画でしたね、これ。
で、多分さ、いろんな人がいるんだろうね、この見た感想というか。
で、何パターンかでも大きく分けられると思うんですよ。
まあこの映画見て、面白かった、もう一個の音声でも言ったんですよ、録音したやつでも言ったんですけど、
面白かったとか怖かったっていうざっくりとした感想を言って、まあアホな奴って言ったら失礼だけど、まあってやっと、
まあ苦手だよと、これはちょっとヘビーだし、ね、なんかグロ表現とかあったじゃないですか、
グロ表現っていう、なんか安直な言い方もできない、本当に行き着く先の人殺しのシーンだったから、
なんかそれもまたちょっと違う気もするけど、ああいうのが苦手な人もいるし、あとなんかそういう描かれ方が苦手な人もいるっていうのもあるだろうし、
で、もう多分ここはマジョリティというか大多数だと思うんですけど、
もう本当に明確にあれに、映画に描かれた回想っていうものに対して、何か考察するというか考えさせられるっていう人が多分一番大多数なのかな、
俺も多分そこの口なんですけど、その中でも多分ね、映画いっぱい見てて、これはこの表現、描写じゃないかっていうのを考察する側と、
その考察を見て、ああなるほどって楽しむ側がいると思うんですよ、俺はその楽しむ側なんですけど、
なので、1、映画ファンじゃないな、1、視聴者の感想として喋りたいと思うんですけど、
これは本当にすごいですよね、何がすごいかって、わかんない、映画をいっぱい見てる人だったら多分、
見てる母数が違うから、そんなことないと思うんですけど、俺はこのエンタメとして楽しめるストーリーとして、物語として楽しめる映画と、
社会風刺みたいなやつが、こんなにうまく混ざり合って違和感ない映画って、すげえなと思って、
なんか前半はそれこそさ、金持ちの家にどんどん取り入って寄生していって、乗っ取ろうぜみたいな、そんな感じのノリだったじゃないですか、
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もちろんそんな警戒ではないけど、やっぱこの貧困層のちょっとした醜悪な、計画だ計画だってやって取り入っていくっていう感じっていうのもありながら、
でもなんかそういう、ちょっとしたブラックコメディみたいな感じで見れたじゃない、
だけどそれがさ、元家政婦、より主人公の反地下の暮らしをしてる人たちが出てきたことによってガラッとひっくり返されるというか、あそこが転換点でしたよね。
もともとこの貧困層・富裕層っていう、この二極なのかと思ったら、実はさらにその下がいたと。
だからそれが反地下っていうのがまた、なんでかなと思ったら、あれは韓国に実際にある独特の建築スタイルらしいんですけど、この考察のブログ記事で見たのでソースは確かじゃないですけど。
実はそこは中間ではないけど、よりさらに下がいたんだっていうところで構造がまず崩れるじゃないですか。
あれにドキッてしたのとさ、あそこら辺から終始ドキドキしてたんですよ。
まず最初にドキドキしたのは、このタイミングで金持ち家族が帰ってくるんじゃねえかと。
で、そこでも衝動に任せて家を乗っ取っちゃうのかなとかっていうことを考えてた。
そんな安直な話ではなくて、元家政婦が帰ってきたと。
で、俺ここでなんか殺されちゃうのかな、あのお母さんが、と思ったのよ。
で、それを止めるためにまたその家政婦を、あと残りの3人で抑えて、それを隠蔽して隠すために次々殺人がみたいなそういうことかなと。
それでも違くて、さらにその下がいたと。地下の。
で、ここでさらに、じゃあ、えっと、うちらでうまく協力して、富裕層のこの家乗っ取っちゃおうよっていう話に行くのかなと。それもまたちょっと違うと。
これがなんか、あー確かになーと思ったんですけど、
なんだろうね、あの、本当にこの人間の汚い部分というか醜い部分をうまーく表現してるなーっていうのがあって。
なんかもう、あまりに遠すぎると嫉妬すらしないんだよね。感謝。
で、それにちょっと、本当に寄生して、あのー、すり寄っていって生活。
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で、その思い、でもやっぱその恵まれない自分たちの環境への思いっていうのがあってさ。
で、それに対しての鬱屈としたこの気持ちはどこに行くのかっていうと、ちょっと上とかさ、ちょっとあのー、近いところにいる似たような層のところに行くわけじゃないですか。
だからそれが見ててすごいこう、うわーっと思って、あのーね、なんか書くのボタンだなーみたいな感じで撮った動画をこうやって聞きとしてる奴らはいるわけじゃないですか。
お世辞にも品がいいとは言えない。で、それに対してでもその向こうにいるのも詐欺みたいなことやって取り入ってきた家族なわけですよ。
で、ここに明確な差はないけど、ここでこう、醜いところが生まれてるところ、醜い争いをやってるところに、あのー、金持ち風家族が帰ってくると。
でも何事もなかったかのようにそこが日常が繰り広げられていて、うわー、これはすごいなーと思って、そんなに社会を知らないけど俺は。
社会の祝辞じゃないけどっていうのがこの家ってもうすでに描写されてるんだっていうことにさ、すごい感じるわけですよ。
で、ここら辺からこう、なんかね、崩れていくというか、もともとあったけど、またこっからのさ、最後クライマックスに向けてのさ、なんかこの、なんだろう、無意識の差別というか、
極論さ、最後に地下の家政婦のさ、元家政婦の旦那は、男の子を殺しかけ、妹を殺し、で、お母さんに殺されるわけじゃないですか。
で、父親も社長を刺しちゃうよね。だからまあ、すげえもう、とんでもないシュラバ。シュラバっていう言葉も生ぬるいよね。
なんだけど、でも極論言うと、悪者っていないじゃないですか、明確な。これがまた怖いというか、なんかこう、なんだろう、無意識なんだよね。
無邪気。無邪気もまたちょっと違うけど、悪意はないんだよ。当人たちに。だけどそれ、特に富裕層の人だよね。悪意はないんだけど、それがかえって、明確にこの、同じところに取り入ったんだよ、反地下の家族は。
だけど、それでもやっぱ違う、だっていうのがさ、染み付いて取れない匂いとかの描写に繋がってくるわけじゃないですか。これがもう、見ててすげえ。
で、そのさ、ヘイトというか、あれがどんどんどんどん、ちょっとずつ裏返っていくじゃない、オセロみたいに一個ずつ。最初は奥様は素晴らしい、社長も素晴らしい人だって、もうお父さんは言っちゃったんだよね。
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で、多分あのお父さんも、頼んないけど人がいいというか、家族大事にする、貧しいけど家族大切に、みたいな感じなんだけど、多分ちょっと奥さんにいたい、憧れみたいな恋心みたいなのが、ちょっとまず匂いのことに関して言われて、ちょっと裏返るじゃない、社長とか奥さん。
で、そんな男が、自分がちょっと憧れたような、憧れた奥さんに対して、あのセックスのシーンもものすごい生々しいよね。あれが逆にすごいリアルというか、片家だって息を潜めて、その横でされてるわけですよ。
見つかるかもしれないっていうドキドキもありながら、その中でさ、明確にもう同じところにいるけど、でもやっぱり自分は半地下の匂いが染み込んだ、その階層の人間なんだっていうのを明確に見せてるじゃない。あれがもうすごいよね、本当に。
っていうところで、あの、何だっけな、こみやまよもさんっていう、俺が今すごく大好きなラジオトークのしゃべり手さんがいるんですけど、人も語ってたんだけど、あれのセックスの描写はリアルだよね。エロいし、エロいんだけど、ただそんな単純なもんじゃなくて、本当になんか人間くさい、本当にこうなんだろうなっていう、単なる性愛としての表現ではなくて。
なんか、父親にその感情を抱かせるにはもう十分なすごくやらしい描写でしたよね。そっからだんだんちょっとお父さんも変わっていって、でさ、最後の仕事だから、仕事と思ったよねっていうのでバーンと行くわけですよね。
でもそれでも、まあたぶん最後の一戦は踏み越えないんだろうけど、そこで地下にいた男がさ、あれもでも奥さんがもう死んでしまったことに対してのものがドーンと出たわけじゃないですか。
だから誰も悪者はいないんだけど、そこで結果殺し合ってっていう、あれがもうなんかすごかったなと思って。っていう描写がさ、逐一ね、例えば洪水、家がもう浸水しちゃってのシーンとかもさ、もうその翌日何事もなかったかのように誕生パーティーしようとかしてんのよ。
してるけど、その一方で家をもう失ってたわけじゃない、なんか避難所みたいなとこ台風が入ってさ、っていうあたりからもうどんどんどんどんこう展開していって、でその中での唯一の希望が、誰だっけ、名前はちゃんと覚えてないんだけど、あの女の子、まあお姉ちゃんの方か、あの子可愛かったなっていうのを思うあたりで、
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多分あの子に感情移入とか、あの子可愛いなーっていく時点で俺はやばい大人だと思うんですけど。ただ、あの子がまたちょっと、あの裕福な家庭の中でもちょっとまたヒエラルキーが下なのかなっていう印象を受けたんですけど。
あのね、弟ばっかり優遇されてみたいなのちょっと出てきて、それの埋められない寂しさっていうのはちょっと家庭教師のちょっと年上のお兄ちゃんに見出してるのかなみたいなところがあって、そこでさ、顔をしかめたりとか、全くピュアで全然意に返してない奥さんと違って、お兄ちゃん、あの頭殴られて、もう頭石でゴーンとやられて、
もうあの描写も隠すかと思ったら、本当に石を落としてるからびっくりしたよね、刺すところとかも。あれは心臓に悪かった。いやーきつかったなー。あ、で、それでもこの担いで助け出そうとしたじゃん、っていうあたりが本当あの高い目というかさ、その富裕層と反地下と地下に暮らす人間のさ、
まあ地下に暮らす人間はもう最後まで救いはなかったんだけど、反地下の人間の唯一の希望だったよね。あれでも、たぶんさ、紹介した友達のお兄ちゃんにもやってるよね。と思うとあの子もどこまで本当なんだろうとかって考え出したりしたらもうすげえ、
いやー怖いとも言えるし面白いとも言えるしすごいし、なんかでも考えさせられるっていう、考えさせられるんだけど結果。けどなんかそんな説教臭い映画でもない。なんか本当にだからすごいとしか言いようがない映画でしたね。いやーで考察サイトを見るとすごくやっぱ面白くて、いろいろまだまだ見落としてる描写があるんだろうなと思うと、結構噛めば噛むほど味が出る映画なのかなと思ったりします。
ただね、もう一回見るのは勇気がいるというか、たぶん自分がいる、あれ見た人の感想を見てもいろいろ面白かったけどやっぱりさ、自分がどこにいるかによって感じ方も違うんだろうね。その辺りも怖いというか、あの世界観は映画のフィクションであるけどフィクションじゃないみたいなところがさ、この浸食、自分たちの現実世界にも浸食してくるあたりが怖いですよね。
いやーぜひぜひあの、僕まだあんま詳しくないんですけど、パラサイト見た感想あったらぜひぜひ教えてください。それでは最後までお聞きくださいましてありがとうございました。