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2019-01-30 15:00

#31 ドラマが苦手な人もぜひ読んで欲しい原作小説「探偵が早すぎる」

(2018年8月22日収録)
最後まで伝えきれなかった。。
補足すると、ドラマと原作小説では使ってるトリックも違うし、似ていても物語の展開は違うので、両方楽しめます!

ドラマはコミカル寄りで、あのノリが苦手な人は確かに苦手かもしれません。
原作小説の方は物語としても面白いし、出てくる登場人物は真面目にやっているのに面白いという、どちらかというとシュールな笑いです。

怒涛の刺客たちを探偵、千曲川はどう阻止するのか?

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てみたーずのラジオショー、てみらじ。
まあね、いつも通りの日常に戻ったんですけど、甲子園も終わり、夏の暑さだけ残って、いつものように本屋で働いているわけなんですけど。今日は珍しく、あと早い出勤だったので、早めに上がることができたんですよ。
大宮にはですね、宇宙劇場っていうプラネタリウムがあって、今日は久々にそこに行ってきて、星空散歩っていう、解説員のコラムというか、説明を聞きながらプラネタリウムを楽しめるっていう番組というか、時間帯がありまして。
そんな中、610円で見れるんですよね。かなりお得でいいんですけど。映画と違って、このプラネタリウムって何て言うんだろう。何も考えずに楽しめるじゃないですか、見られるし。映画の場合は物語とかそういうのを追わなきゃいけないっていうので、それはそれで楽しいけど。
疲れてる時とかはね、ぼーっと音楽、クラシックとか流れたりするので、そのクラシックとか聴きながら目の前で。プラネタリウム、やっぱり星、すごく綺麗に見えるし、星にまつわる話とかも聴けるんで、面白いんですよ。
ぼーっとしながら聴けるんで、たまにリラックスしにとか行くんですけど。今日ね、星見宛に行ったんですけど、かなり疲れてたのが途中もまぶたが重くなってきちゃって、こっくりこっくりしながら、お金払って見に来たんだから、頑張って起きなきゃと思って起きてたんですけど。
ちょっともう、途中意識が飛びそうになりながら、もう朦朧となりながら星の話を聞いてたんですけど。ただ、なんかやっぱりリラックスできたのか。45分の上映なんですけど、15分くらいは意識飛びそうだったんですけど、その時間、心地いい時間があったからか、今すごくすっきりして疲れが取れたような気がしてます。
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いやー、でも本当にね、安くて、その解説員の方によってテイストもだいぶ変わったりするんで、すごく大宮の宇宙劇場オススメです。子供300円、大人600円くらいで楽しめるんで、ぜひ近くに行く機会があったり、興味があれば、大宮の宇宙劇場行ってみてください。
はい、日常に戻ったということで、本屋の仕事があるわけですけど。夏の暑さはまだ続きますけど、もう8月も残り10日ないわけですよ。あと1週間ちょっとしたら9月に入ってしまうわけで。
そうなると、本屋に関わらず、販売業というか小売業っていうんですか、飲食業もそうですけど、この季節の変わり目って、その次の季節の売り出すものの、先取り先取りで色々企画だったり商品の発注だったりっていうのを仕掛けていかなきゃいけないわけですよ。
例えばアパレルとか、洋服屋だったら秋物冬物っていうものも準備し始めなきゃいけないだろうし、飲食店だったら秋のおいしいスイーツだったり、そういう特別メニューみたいなやつをその前から結構準備してるわけじゃないですか。
それは本屋も一緒で、特に秋なんかは読書の秋なんていう言葉もあるから、ミステリーとかそういうしっかりとした読み物っていうのがやっぱり動きやすいんですよね。
これも担当してる、文庫を担当してるんですけど、今月なのかまだあれ、頭に青春18きっぷで東北行って、そこで見た沢谷書店のレイアウトとか見て、色々やりたいことっていうのが出てきて。
今年はちょっと秋、面白いことできないかななんて思いながら、色々と考えてるんですけど、パッと浮かんだのが、読書の秋と食欲の秋、この2つをいっぺんに満たせるおいしいミステリーを展開できたらなと今思っていて。
ただ、それを棚前とか店先に並べただけでは、今までと変わりがない。パッケージなんか面白く、例えばハンバーガーっぽく紙で包んだりとか、お皿の上にまるで料理のようにレイアウトというか置いて、そこからその本を取っていくみたいな感じで。
なんか面白い展開方法できないかななんて考えながら、この8月中旬からずっと過ごしてきてるわけなんですけど。やっぱり自分が進めたい本っていうのが色々、書店員にはそれぞれ担当がある人とかはあるわけで。
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こういう本を進めたいなっていう時があって、それを仕掛けてみるけど売れなかったり、思わぬものが売れたりとかっていうのが、書店員の面白さでもあるんですけど。今日ちょっととある本の話をしたくて、というのも同僚の人にこの本を紹介したんですけど。
今、ドラマ化してるんですよ。今日紹介したい本が。なんですけど、そのドラマを見て、いまいちだなと。ちょっとくだらないなと思ったらしくて、その子をいわく。読むつもりはないみたいな話をしていて。でも俺はこれを読んですごく面白かったんですよ。
ドラマ化されると、それのきっかけで入った人っていうのは、面白いと思ったらその小説も読んでくれるけど、ドラマが面白くなかったら、もしくはその人にはまらなかったら、その小説っていうのになかなか手を出しづらいじゃないですか。
それが、こちらとしてはちょっと悔しいというか。だって、原作の小説があって、それが映像化されてるんだから。やっぱり最初に楽しんでほしいのは原作小説だと。でも、そのドラマではまらないと、本までは言ってくれなくて。
それをちょっとね、この前。面白いんだよ、この本っていうの。いろいろ魅力を語ったら面白がってくれて、読んでみようなんていうことを言ってくれたんで。ちょっとこれは、もしかしたら他の人も、そのドラマでちょっとなんかうまくはまんないな、自分に。
っていうことで、もしこの本を読む機会を逃してるんだったら、ちょっと悔しいなと思って。もしそういう人がこれを聞いてる中にいるとしたら、ちょっと今回もう一回だけチャンスをくださいと。この本の面白さっていうのは、原作とドラマを両方楽しんでる、見てる。
自分から見た魅力っていうのはやっぱりちょっとお勧めしたいなと思って、今日はちょっと久しぶりに本を紹介したいと思います。はい、というわけで久々のテミターズレコメント。今日ご紹介したいのはこちら。
高談社より出ています、井上麻衣、探偵が早すぎる。はい、というわけで、井上麻衣の探偵が早すぎる。今、広瀬アリスさん、滝藤健一さん主演でドラマ化されているものの原作小説なんですけど。
これは東北三大祭りの旅に行った時に、第1日目に話したと思うんですけど。あの時、長旅でちょっと疲れてたのと、仙台駅の駅前で喋ってて、道行く人もいる中で喋ってたので、ちょっと恥ずかしくて、何喋ってるかわからないような状態で喋ってたので。
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今日はしっかりこの本の魅力をお話ししたいなと思うんですけど、これ本当に面白いんですよ。ドラマ見てる人は多分わかると思うんですけど、ドラマを見てない人のために説明すると、いちかちゃんという女子高生がいまして、実はとある大財閥の隠し子の娘だと。
父親が亡くなってしまったんですけど、その財閥の遺産が、その隠し子の娘の主人公のいちかちゃんに入ることになったと。
その大財閥のそれぞれの主人公の子からしたら、おじ、おば、もしくはいとこだったりするわけですけど、彼は、なんであの子が遺産を全部総取りするんだと。納得はいかないと。
ただ言っても、相続の遺言で決まってしまってるわけですから、もうこれは抗えないと。じゃあこの子が死んでしまえば、遺産はその子に行かなくなって、どうとでもなると。
じゃあ一族の中で、一番先にこの娘を始末した奴が遺産総取り、そして今後の一族の主導権を握れるゲームをしようじゃないかっていう流れになって、そのまま女子高生のかわいい女の子が、ありとあらゆる大人の人から命を狙われるわけですよ。
それを助けるために雇われたのが、ドラマでは滝藤健一が演じる、ちくま川という探偵なんですけど。この探偵が、この彼女を守るために事件を未然に防いでいくっていうのが、ドラマと原作小説で大きく変わらない大まかなストーリーなわけですよ。
これ、タイトルにもある探偵が早すぎる。何が早いかというと、本当に事件の解決がめちゃくちゃ早いんですよ。今ちょろっと言ったんですけど、しかもその解決は、事件を起きる前に未然に防いじゃうんですね、全部。
いろんな探偵、たぶん。今まで例えば、漫画で言うと名探偵コナン、金大地少年、古くで言うとシャーロックホームズとか、いろんな名探偵いれど、結局事件が起きた後にしか解決できないわけですよ。
事件が起きて、例えば殺人事件だったら殺人事件、強盗だったら強盗事件っていうのが起きてしまった後に犯人を探すっていうことで事件を解決するわけですけど、この竹間川という探偵は、そもそも事件を起こさせないんですよね。
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今回に限っては、いちかちゃんっていうのをみんなが暗殺しにかかっているわけですから、それを未然に阻止するわけですよ、ことごとく。事件を未然に防ぐって言っても、ある程度いろいろ段階があると思うんですけど、例えば爆弾で爆死させてやろうと。
事件爆弾を作った。それをその子がいるところに仕掛けた。よし。あるタイミングを見計らって爆発しようと。っていうときに、この爆弾を仕掛けました。爆発するまでで未然に抑えるっていうことも言えるじゃないですか。
あとは事故死に見せかけるために、車のブレーキにサイクをして、止まらないようにして車に乗ったときに事故が起きてしまうと。それを乗せないように未然に防ぐとか。そういう未然に防ぐにもいろいろあると思うんですけど、この竹間川という探偵がすごいのが、そもそもまだしてないのに止めちゃうんですよね。
だからもう、例えば爆弾を手に入れた。よしこれからこれをどこに仕掛けようかっていうところに来るわけですよ。君はこれこれこれを使って、こういうふうに犯行を行うつもりだろう。でも止めたよ。もうそこには仕掛けられないよっていうふうに犯人のところに詰めてくるわけですよ。
犯人としてはまだ頭の中でしか行ってない、実際にやってない犯行を止められるから、ものすごい戸惑うわけですよね。見てると、読んでると、犯人の方がかわいそうになっちゃうんですよね。ぐらいものすごい史上最速の探偵なわけですよ。
またドラマと違うのは、割とこの遺産相続とか、そういう一族を巡る醜い争いっていうのが、わりとしっかり書かれていて、その中でいろんな刺客を送るわけですけど、それをバシバシ止めていくわけですよ。
ドラマでは結構完全にコメディに振り切っちゃってるんで、見る人を選ぶと思うんですけど、小説に関してはしっかりとそういう醜い争いが描かれながら、暗殺者は真剣に暗殺しようとしてるのに、それをことごとく止められるっていう、それがちょっと面白いみたいなシュールな笑いっていうのが生まれてくるんですよね。
なので、すごく面白いです。その探偵が早すぎる、上下巻なんですけど、上巻に関してはまだ守られるイチカちゃんと探偵は会ってないですからね。そこら辺もすごいんですよ。
ぜひ、もうちょっと時間がないんで、ぜひ読んでみてください。というわけで、今日は探偵が早すぎる紹介させていただきます。
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