1. 妄想ロンドン会議
  2. 第298回:アンソニー・ホロウ..
2021-05-06 58:08

第298回:アンソニー・ホロウィッツ『その裁きは死』を読み終えたよ!

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今わたしたちがハマりにハマってる推理小説シリーズの、何回目かの激推し回。ステイホーム中は本を読んでロンドンへ行こう!もちろんネタバレは一切ありませんのでご安心を◎
(2021/5/6収録)

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"What's 妄想ロンドン会議?

日本に居ながらロンドンカルチャーを遊び尽くそう!
オトナ女子ふたり(Miz&Sin)による、ロンドンニュース・英国Film/Stage/Drama/Book・英会話情報。神戸在住時々ロンドン。

Miz&Sinがロンドンについて二人でおしゃべりする通常シリーズ(ときどき、ロンドンと全く関係のない雑談回もあります)と、Mizがひとりで語る英語学習のシリーズ、2本でお送りします!

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00:06
第298回妄想ロンドン会議を始めます。
水口です。
しんじです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
皆さま、いかがお過ごしですか?
ねえ、しんちゃん、体調悪かったんだよね。
そうですね、ご時世的な何かとか、疫病的な何かではなく、
反面に歯が痛いっていう苦情が始まりまして。
ねえ、そうなんだよね。
前回の297回で、さっきしんちゃんに怒られたんですけど、
なんで、終わりがけにそんなこと言うねんと。
何かと言うと、私は、次回と言わず、今後の収録で、
楽しみにしてるのが、アンソニー・ホロウィッツさんのミステリーをね、
しんちゃんが読み終えて、それについてお話しできるのが楽しみだよっていうことを言ったら、
非常に怒られましてね、なんでそんなこと言うんだと。
読まねばならなくなってしまったじゃないかと。
一瞬、今でも、アンソニー・ホまで聞いたら、ホプキンスさんが出てきて、
アカデミー賞おめでとうございます。
おめでとうございます。でしょ?でしょっての以外で、ファーザーよ、ファーザー。
ねえ。
ねえ、私が見たいって言ってたやつよ。
いや、もうなんか、ちょっと周りの微妙な雰囲気をちょっと差し置いて、
いやもう本当におめでとうございます。
素晴らしいね。本当に何回目だ。本当に素晴らしいです。
早くね、その映画見に行けたらいいなって思うんですが、
寝しまってますんで、今映画館。
全然関係ない話していい?
いいよ。
見たい映画リストに入ってた、ジェントルメン。
8月14日からじゃなかったっけ?
いや、7日から。今日収録が6日にさせていただいてるので、
本当は明日からなんだ。
明日から公開予定だったんやけど、首都圏関西エリア、なんとか宣言が出てるエリアは、
映画館が閉まっているので、そこは近日公開に変わって、他の地域では見れる。
他はするんだ。まあそうだよね。
いいです。なので、見れる地域にお住まいの方は、
ちょっと十分気をつけた上で、楽しんできてください。
見てこい見てこい。
本当にもうね、羨ましくてしょうがない。
羨ましいね。だってさ、本屋さんも抜き並みしまっててさ、
私本当に今、エンターテインメントがさ、飢えてんのよ。
てか本屋が私にとっていかに大事なのかっていうのを再確認した。
うーん。
やっぱちょっとね、うちらにとってはいい息抜きの場というか。
そう、なんかフランと行ってさ、背拍子を眺めてるあの時間が最高なんよ。
なんか新刊の表紙眺めてるだけで、ちょっと落ち着くというか。
そうなの。もうだからさ、本屋なくてさ、だから毎日散歩とか行ってたけどさ、
03:03
本屋が開いてないから、ほんと行く気は起きないもんね。
行ってもしゃあないかなっていう。
こういう人の動きを封じてはんのかな。
いいことなんですよ。
私みたいな人の。そういうことよね。
お散歩はいいことだと思うんだけど、いいことなんですよ。
いいことなんやけど、ちょっとメンタル的にはね、しんどいところもあるので、
まあまあみんなうまいことを聞きも力も抜いていけたらなとは思うけど。
そんなですよ。
そんなご時世におうちで楽しんでいただける英国円溜め。
これのですね、本の回がようやくやってまいりました。
そうですね。久々かな、ちょっと。
そう、でもといっても、前に一回これについてはしんちゃんから
おすすめ本ということで紹介いただいてたんですよね。
そうですね。で、それの継続回として水口読書体験記みたいな回もやったしね。
やったね。
で、それ何かと言いますと、さっきも言いましたけど、
ちょっとアンソニー・ホップキングさんが出てきてしまったから、
ごめんごめんごめん。
途中でカットされちゃったんですが、
アンソニー・ホロウィッツさんのですね、日本語のほうでいいのかな、タイトル。
メインテーマは殺人っていう本と、あとその続きのその裁きは死というね、
今、探偵放送シリーズということで、シリーズが2冊出ております。
これをですね。
草原推理文庫です。
しんちゃんと私、読み終わりましたので、
私もね、しんちゃんの感想を聞くのが初めてなの、その裁きは死のね。
なんで、もちろん犯人は誰だとか、これが手がかりだとか、
そういったネタバレは今回は一切いたしませんので、
皆さんに楽しんでいただきたいと思っているので、
これを聞いてね、それだったらちょっと読んでみようかなって思われる方、
いらっしゃったらすぐその場でピチってきて、
今ね、本屋さん開いてない方はAmazonなり、
本屋さんの通販なり、ちょっと利用いただきまして、
本屋さん開いてるよって方はこれ絶対置いてるんでね、
ぜひぜひ買いに走ってくださいということで、
はい、しんちゃん。
アンソニー・ホロウィッツさん。
どこから説明したらいいの?
私たちがお説明する?
自動文学なんかも手掛けられておられるので、
女王陛下の少年スパイアレックスシリーズですね、日本で言うと。
こう書かれておられる、もうなんかけっこうベストセラー作家だよね。
そうですね、ご本人のホームページからこちらですね、
紹介軽くさせていただきますと、
アンソニー・ホロウィッツさん、もちろん英国で活躍されている方です。
英国で最も多作で成功している作家の一人であり、
様々なメディアで活躍しているユニークな存在ですと。
06:02
どんなメディアかというと、本やテレビシリーズや映画、演劇、
そしてジャーナリスト的な形での執筆もされているそうです。
生まれながらの多彩な人物と書かれておりますね。
これは本人のホームページなんでね。
うん、良い歌。
今ね、40冊以上著書があるそうです。
いや、ほんと多作だよね。
色んなジャンルで、色んな作風で手掛けられてる感じかな。
で、さっきしんちゃんが言ってくれた、アレックスシリーズ、アレックスライダーシリーズ。
これが。
ちゃんと言って。
え、なに?
女王陛下の少年パイエクスクラメーションアレックスシリーズ。
それ知らんねんって。
今、ご本人のホームページ見てるからさ、ちょっと放題がごめん、放題注釈入れてくれる。
なに?女王陛下の、なにスパイ?
女王陛下の少年スパイ。
少年スパイね。
スパイの後はエクスクラメーションが。
これさ、いやエクスクラメーション入れましょう。
いや、いらないんじゃ。
いや、やっぱ入れましょうみたいなさ、きっと話し合いがYouTubeであったんだろうね。
パイって上がっていただきたいですね。
少年スパイ、アレックスクスシリーズ、アレックスライダーシリーズ。
アレックスライダーシリーズですね。
オッケーです、はい。
あの、こちらはティーム向けのスパイシリーズということでね。
英国といえばスパイですよ。
変哲もない10代の男の子が、中学生だったかな、がスパイになるっていうね、
MR6的なところで働くんですよ。
っていう、そういう物語なんですけれども、
これは映画化もされてますね。
映画化にもなってます、はい。
あとさ、テレビシリーズでもやってるんだよね。
今やってんのかな、アマゾンだっけ?
うん。
ちょっとわかんない。
見てないんで。
映画は見た。
見た。
ビルナイさん出てたし。
うん。
そう。
出てたしって、そうだね。
そうだね。
うん。
あの、本当に少年少女向けムービーって感じのね。
なんかね、不思議な日本感が出てきて。
そうそう。
ちょっとニヤリと出てる映画にはなってますね。
このアンソニーさん、結構日本が好きだよね。
なんやかんやでって、でもいろんな国の文化に長持てらっしゃるなっていうところはあるんだけど。
そうだよね。
この、そのさばきわし、今からしんちゃんの感想とかも聞きたいなと思ってるんだけど、
その中でも結構キーとなる人物が日本人だったりとかして、
へーみたいな、文学的なその、なんやろ、よう訳したなみたいなところがね、
私は見ながら、読みながら思いました。
よう、よう書いたなとも思うし、よう訳したなとも思う。
そうそう、両方ね、そうそうそう。
ちゃんとその推理の部分に関わってくる手がかりとしてね、部分にもうメインだからね、これがね。
そうだね。
すごく面白いなと思いつつ、はい。
09:00
でですね、えっと、アンソニーさんは、
アレックスラーダーシリーズがめちゃくちゃ有名なんだけど、
もちろん大人向けの作家としてもすごく有名でして、
私も持ってるんですけど、コナン・ドイルさんのですね、
後継作家として認定されまして、
公式やね、あれ。
公式です。
うん。
コナン・ドイルのね、エステート、
文化財団。
あ、エステートは違う。
そうそう、文化財団とあとオリオンブックスから直接依頼を受けて、
シャーロック・ホームズの新作2作を執筆っていう、
ちょっとよくわかんないと思うんだけど、
私もなんか、わかってるようではわからへんねんけど、
なぜか、コナン・ドイルさん亡くなったけども、
その続編のシャーロック・ホームズシリーズを、
アンソニー・ホロウィッツさんが書いてるってことなんだよね。
えっと、今日本ではキヌの家とモリアーティ、
あ、モリアーティ。
世界的にかな、この2冊が出版されてますね。
そう、しかもそれだけじゃなくてね、
もう一個、英国で有名な人と言ったら、
あれですよ、大人のスパイね、ジェームス・ボンドさん。
はい。
これもまた、公式にね、イアン・フレーミング関連のところから、
公式に依頼を受けて、ジェームス・ボンドの小説を執筆されてるんですね。
これもイアン・フレーミング財団みたいなとこから。
そうです、そうです。
めっちゃ面白いよね。
AOAO7、逆襲のトリガー。
逆襲のトリガーって言うんだね。
そうです。
で、なんか本当に面白いなと思うんだけど、
このヒット、何やろうな、自分が好きとか興味があるっていうものには、
なんかもう全力で進んでいくっていうかさ、
なんかこう、作家さんにもいろんなタイプあると思うんだけど、
こういう依頼のされ方を喜ばない作家さんっていうのもいらっしゃると思うんだよね。
オリジナル作品だけを書いていたいっていうね。
だってさ、言ったら、シャーロック・ホームズ、コナン・ドイルの文体真似て、
コナン・ドイルになりきってシャーロック・ホームズの新作書いてくれって言われてるのって、
なんかこう、それは君にしかできないって言われて喜ぶべきところなのか、
えっ、えっ、自分の存在意義は?って思っちゃう人いらっしゃると思うんだよね。
でも、それを喜んで、うわー、それやりたかったって言って、
やっちゃうような方っていうね。
もう本当に趣味が出されるし、パスティッシュも書かれるし、
オリジナルの作品ももちろん並行してどんどん出されてるし、
映像作品の劇局とか脚本とかっていうのにもすごい興味があって、
どんどん作を重ねていらっしゃるっていうのは本当にすごいなと思う。
本当にすごいです。そんなアンソニー・ホロウィッツさん、
今までもノリに乗ってましたけれども、いよいよね、
そういう踏まえてやってきた全てを、こういう経験があったからこそ、
12:02
今できたんちゃうっていう、もうなんかめちゃくちゃ面白いミステリーをね、
この、近年書かれてまして、
それがね、今日私たちがおすすめしたい放送シリーズの、
探偵放送シリーズって言ったらいいの?
元警察官放送シリーズって言ったらいいの?
いいと思うよ。そこで言葉を重ねる必要はあんまないかな。
の、メインテーマは殺人とその裁きは死です。
はい、しんちゃん。どうやった?
いや、面白かったっすよ。面白かったけど、
ちょっと自分の読み方的に、ちょっとうがった読み方をしてしまったのが、
自分でもったいねえことしたらバカかって思ってる。
そんな、いじめないで。自分のこといじめないで。
その裁きは死の方?
第1作目のメインテーマは殺人が、
もう本当にすごく面白くて、というか興味深くて、
ぐいぐい読み進めた感覚とは、
ちょっと違うところで読んでしまったところもあんねんけど、
でもやっぱり、その見方の多面性というか、
この人のサービス精神ってすごいなってずっと思いながら読んでいた。
しんちゃんが最初にこのメインテーマは殺人をさ、
私におすすめしてくれたときにね、
たくさんしゃべってもらったんだけど、
改めてこの作品の見どころというか、
何がそんなに面白いのかっていうのを、
ちょっと教えていただきたいんですけど。
バリロンドン。
めっちゃロンドン。
めちゃくちゃロンドン。
アンソニー・ホロビッツさんが住んでいるロンドン。
生き生きしている生の声みたいな。
認定的には2013年あたりみたいだね。
そうやね。
ちょっと前ではあるんだけど、知ってるところもいっぱい出てくるし、
そこに実際生活しているアンソニー・ホロビッツという作家が、
ある探偵と出会って、どんどん事件に巻き込まれていく。
どこまでが現実でどこまでが虚構なのかがわからないような書き方をされているっていうのが、
すごい面白くて。
もちろんアンソニー・ホロビッツという作家さんが、
例えばテレビドラマだったりとか映画だったりとかっていう、
エンタメ系のお仕事をたくさんされていて、
その情報がどんどん盛り込まれていっていく。
例えばテレビドラマの打ち合わせとか、
映画の顔合わせとかっていうシーンが、
すごいリアルに出てくるから、エンタメ好きとしても、
こんな風に作ってんの、こういう感じの背景なんや、みたいなのが、
15:03
すごい身近に感じられて、すごい興奮して読んでた。
もちろん殺人という推理者としてのエッセンスも、
いかんなく発揮されているので、謎解きの部分でも、
どんどんエキサイトできる、非常に多面的に楽しめる作品やなっていうので、
読み終わった瞬間に私は大興奮で、
ぜひ紹介させてくれと言って、
この妄想論の会議でご案内させていただきましたけど。
私はその話を聞いて、これ面白そうと思って買ったんだよね。
本当に面白くて、あと文体がすごい読みやすくて好き。
私にはぴったり合ってたので、
それで、英語版と日本語訳と両方読むっていう、
バイブルみたいですね。
ハイブリッド読みと私は言ってます。
ミステリーなんでね、英語だけで読んでるとさ、
とんでもない手がかりを見落としてしまうんじゃないかっていう心配があったんで、
英語と日本語で両方で読んでた。
で、やっぱキャラクターが面白いよね。
この一冊目を読んだときは、まだそのホーソンさんについて、
なんか嫌なやつって思ってたんだけど、
本当に彼とアンソニーさんの、本当に出会いっていうか紹介ぐらいで、
この作品は今2冊出てるんだけど、
夏に3冊目が出て、
で、現在10冊出ますってご本人おっしゃっていただいてるんです。
うん。なんで、たぶんその10冊かけて、
このホーソンさんという探偵さんのね、
謎が解けてく、明らかになってくんじゃないかなって思ってる。
あとがきかなんかで書かれてたけど、
そのホーソンの謎を全て解明するためには、
それだけの分量が必要なんだっていうふうにおっしゃられてたからね。
そうだね。もうすごく贅沢なことじゃない?
1冊1冊にさ、それぞれ事件が起きてね、
で、その事件の犯人当てとかめっちゃ楽しませてもらって、
で、そうこうしてるうちによ、
だんだんだんだんその縦軸のね、ホーソンさんの謎っていうのが、
たぶんこれからもっと深まって、
もっといろんなその事件も起きて、
で、最後にきっとよ、きっとだけどあっと驚く最後が来るのよ。
もうワクワクしちゃって。
なんか関係性としては、
このアンドロイドが書いたシャーロック・ホームズとワトソン博士の、
18:01
なんか関係性にちょっと近いのよね。
近い。
嫌な探偵、超有能についていく、
記述者になるのかな。
そう。僕が関わる事件を書籍化してくれっていう依頼だったんだよね。
あくまで観察者やけれども、少し自負もあるので、
いつか打ち負かしてやりたいって自分でも推理してみるし、
少し動きも見るけれど、やはりその名探偵には敵わないみたいな構造が、
たぶんずっと続いていくんやとは思うけど、
その名探偵のキャラクターの味付けとして、
ちょっと謎を抱えてるよねっていうのが、
2作目にしてどんどんこう露呈してくるというか。
だって溶けてない謎がさ、
なんか出始めてるじゃん、ぽつぽつさ。
え、これとかんと終わんの?みたいな。
あれ、あの話何やったんやろ?みたいなのは、
ちょっとちょっと提示され出してきているので、
その謎を追っかけるだけの10作でも、
すごい楽しめるんやろうなって思う。
そうよね。
いやーほんとね、
しんちゃんどっちが好き?このメインテーマは殺人とさ、その裁きはし。
あーどうやろうな。
なんとなく持っていき方としては、1作目のほうが好きやったかな。
自分の衝撃度合いとかもあるんやと思うんやけど、
描かれてる背景的なところでも、メインテーマは殺人のほうが、
好きじゃ好き、どっちも好きやけどって感じかな。
そうね。
あれ水口さんは?
いや、選べない。
おー。
選べないなー。
難しいね。
でもなんか、1作目で、
どうやろうな。
なんかその、私その、
1冊1冊にメインの事件が起こるじゃない。
殺人事件がね。
で、その殺人事件の手がかりを、すごくアンソニー・ホロウィッチさんが、
とてもフェアな状態で、私たちに全部手がかりを見せてくれるのよね。
この時にこの人がこう言ったとか、ああ言ったとか、ここにあれがあったとかっていうのを、
全部書いてくれてるから、それを読むと、
で、推理をちゃんとできれば、その殺人事件の犯人を解けるはずだっていう、
そういう、もうなんか、犯人宛月としてはすごく楽しい。
めちゃくちゃフェアなのね。
そう。めっちゃ楽しんでるんだけれども、
21:02
なんかそのあいまいま周りに起こった出来事に、
その殺人事件と関係ありそうでなさそうでありそうな、
その出来事っていうのが、まあ捜査の過程の中で出てくるわけね。
で、それが私たち読者は、まあ私はなんだけど、読みながら、
それを謎と気づかずに読んでいて、
で、しばらくたって、あ、あれってこういうことだったの?っていう、
なんか大きな殺人事件以外のところにも、小さな小謎みたいなのがいっぱいあってね。
それが私はすごく楽しくて、意外性があるというか。
なんか、そのちっちゃい謎を組み合わせていくと、
あ、この人じゃないんだっていう理由も明確にわかったりするっていうね。
そう。で、なんかそれがね、その小さな謎の、
まあまあ小さくなくて、まあまあ大きかった、びっくりしたというか、
面白かったのはその裁きらしいかな。
ほうほうほうほう。
なるほどね。
どこの部分とか言われへんけど、たぶんしんちゃんはわかるんじゃないかと思うんだけど。
あ、そういうことねっていう。
とても興味深い人物が出てきて、その人がどういう、なぜこういう行動をとっていたのかっていうのが、
事件に関わってるようにも見えるし、関わっていないようにも見えるしっていう、
その微妙な差事件がカチッてはまる瞬間ってことね。
そう。あれはなんか予想してなくて全く。
でも読み進めていって、あ、もしかして次のページをめくるとババーンやっぱりーみたいな。
あれがすごく、そういうところが、その裁きはしのほうが、私はあったかなっていう。
なんかちょっとしたミスリードではないけれど、あれってこういうことかなって、
見逃してる方向性があって、そっちのほうで進んでいくと、
そっちでも読めることはないねんけど、あ、違ったかーみたいな衝撃もあるんよね。
そう。だから、この方の作品に関しては、やっぱ読み終わった後にもう一回読みたくなるんよね。
あのときってほんまにそうやった?みたいなのを、確認したくなっちゃう。
で、実際そうなんで、おー書いてるーみたいな。
書いとるんよ。
だから、知ってしまった後でね、もう一回最初から読むと見える景色が違うなっていうのが。
なんか作中で、これはネタバレにならないと思うからいいけど、
24:02
アンソニー・ホロビッツさんが描写するっていう形式をとっている理由が、
この人が見えているものをすべて提示してくれてるんだけど、
その中で見るべきものが違うけど、
アンソニー・ホロビッツさんの視点を通しているので、書かれているけどフォーカスが当たってない部分がある。
そこにすごく重要なヒントがあるっていうのは、たぶんこの2作に共通していて、
パリに行って、金属でとても大きな建造物を見ましたっていうことは書いてあるけれど、
それがとても有名な観光地で見るべきものだっていうことは書かれていない。
たぶんそういうことだよねっていうふうに、ホウソンが言うシーンがあってんけど、
それをほんまに全編に関してまんべんなく散りばめられているので、気が抜けないんだよね。
その法定式じゃないけど、法則を1作目で教えてくれたから、
私たちは履修したわけじゃない、こういうふうに読み解けばいいんだなみたいなの。
2作目のそのさばきわしでさ、なんかすごい書いてくるんかなと思ったら、
すごくちゃんとそれにも忠実やし、でもなんかちゃんとびっくりどころもあるっていう、
ミトコウモン的な面白さも感じるじゃないんだけど、なんかそれが気持ちいいみたいな。
その本格というか、古典というか、変革とかではないんだよね。
本当にドストレートに勝負をされてるなっていう。
ただその謎にプラスして、アーソニー・ホロビッツっていう作家が、
現実に生きてる世界を描かれてるから、どこまでが現実なんやろうみたいな。
ちょっと境界が曖昧に読者側になる瞬間があって、
全部が本間やと思ってしまう瞬間とかもあったりするっていうのは。
例えばそのメインテーマは殺人、1作目で書いてたけど、本人もね、
ある人は実名で載せてるし、ある人は実名じゃなく載せてるっていうふうに、
作中のアーソニー・ホロビッツさんはおっしゃってて、
その裁きは、Cの中でメインテーマは殺人が発刊されて、発行されて、発売されて、
実際のその名前を使った人がめっちゃ怒って裁判してるみたいな、書いてあるくだりがあってさ。
でもそれが本当なのか嘘なのか、ちょっとわかんないし、私らとしては。
27:03
でもなんか、え、本物なんかなって思っちゃって、
どの人が怒ってんねんやろとか、ちょっと考えちゃったもんね。
奥様とかお子さんとかの名前は、多分完全に実名で、
お家の中の様子とかっていうのも結構リアルに書かれてて、だろうなって推測される。
たぶん、例えば今回出てきてたけど、
ケージホイルっていうドラマ、作本を書いていて、
そこの撮影現場に見学に行って、
実際あったちょっとしたゴタゴタ撮影に関するトラブルの面にして、
どういう対処をして、誰だかこうやって動いてとかっていう細かい描写をされてるっていうので、
これはリアルやなって思うねんけど、
その延長線上で、おそらく創作された人物が流れでスッと出てくるから、
あれ、この人絶対モデルおるんちゃうかなとか。
あ、しんちゃんはそうね。そうやって読むよね。
そのさばきのシーでもしんちゃんの知ってそうなモデルいた?
いや、今回はでもそこをちょっと仕掛けとして一人、
この人に関してはちょっと実名は出せないんだっていう風に冒頭に書いて、
出てきた登場人物がいたから、その構図を、
あ、そうか、こういうことで虚構と現実入り混じっていくっていう作風なんやなって思いながら読んでしまったから、
ちょっとそこが味わいきれんくて、
そっかそっか。
もっともっと混じればよかったなっていう。
なるほどね。そっか。
殺人事件自体がちょっと今回はエンタメ回から離れてるので、
前作目もね、本当にエンタメ回で起こった殺人事件やったから、
おっとこの俳優さんか?みたいなことは思いながら読んでたけど、
今回はね、なんか弁護士さんが殺されてみたいな話で、
この弁護士にモデルあの人かな?って絶対思えへんもんね。
それはね、それは確かにそうだね。
ちょっとそこもあれば及んでないんけど、
そういうメタ的な楽しみ方っていうのもできるなっていうので、
結構ツーの味わい方もね、
イギリス知ってれば知ってるほど面白いっていう感じではある。
私たちの大好きな本屋さんも出てきたりしてね。
出てきましたね。ちょっとトラブルになってたけどね。
でもそうなるのがわかるっていうぐらいの有名本屋さんなので、
それ合わせるやろうなとか。
そうだね。
なんか私そこの本屋さんで、2013年かな?ロンドン行ったときにさ、初めて、
30:06
その絹の家を買ってるんだよね。
っていう思い出とかもね。
そう。読んでないけど。読めてない、読めてない。
難しすぎてその当時はさ、全く読めない。
でも欲しかったの?みたいな。これこれ?みたいな感じで。
そう、そういうのをロンドンが好きな人だったら、読みながら景色が本当に浮かんでくるから。
途中で、どこのページか忘れてんけど、
シェパードマーケットの描写が出てきて、
すごく佇まいが美しくて、雰囲気が良くて、みたいなことを書かれてるところがあって、
ここ行きたいってずっと思ってた。
思った、思った。行きたくなるとこも出てくるよね。
そうそう、だからこれちゃんとチェックして、
おかしい、おかしい。チェックの仕方おかしい。
あれ、そうかな。あれ?ライトブックやと思ってるけどダメかな。
ライトブック。いいともいいとも。
でもアンソニー・ホロミッドさんが素敵だと思うロンドンっていうのも必ず出てくるので、
そういうところもちゃんとチェックして、
その目線で見れたらいいなとは思う。
そうよね。
ちょっとしたガイドブックじゃないけれど、
ロンドン案内書みたいな使い方もしてもいいよねって。
全然いい。ほんといい。むしろどんどんロンドンの名称を出してほしい。
パディントン並みに。
巡ってほしいよね。
巡ってほしい。
で、なんかいろんなもの食べてほしい。
主人公の2人がコスタで待ち合わせて、コスタ行きてーって。
そうそうそう、コスタね。
払わないんだよね、ホウソンさんはね、お金をね。
でっかいマグカップで飲んでたのかなとか。
コスタさ、なんか最近コスタ売ってるやん。何あれ?日本で。
ペットボトルで、コンビニ先行発売でもスーパーにも並んでるかな。
ちょっとちっちゃめのペットボトルで、コスタのブラックコーヒーとカフェオレ出ます。
しかもさ、なんかポップアップストア的なのが銀座とかにも出てんだっけ?
出店すんのかな?
わかんない。来んのかな、コスタ。
結構推してたから、コンビニも結構キャンペーン貼ってて、1本買ったら1本プレゼントみたいなことまでしてたから。
まじか。もう私らにはさ、プレタマンジェの苦い思い出っていうのがあるからさ、
コスタもし出店するんやったら撤退しないように、私飲みに行くわ、頑張って。
いや、もう通う通う。頑張って通う。
何やろね、コスタ。
コスタ来たのに帰っていったからね。
33:00
帰っていった。帰って、もうすぐ帰っていっちゃった。
待ってーと思ったけど。
そう、でもコスタなぁ。どうなんだろう。よく行ったね、コスタね。
いや、あの、角角にあるうちの一つにあったりとか、あと結構なんか、何つーか、全部がでかいのよね。
でかいでかい。でかいし。
カフェオレボールもでかかったし、なんかドーナツとかもなんか超でかかった気がする。
なんか、あのー、何やろうな、ちょっと安いじゃないけど、なんか何て言ったらいいの。
めっちゃ美味しいねーって一回も思ったことないんだけど、あのー。
プレタマンジェが、なんか。
入りやすいのかな。
うん。タリーズコーヒーとか。
賞味的。
うん。
エクセルシオールカフェぐらいやとしたら、コスタは完全にドトールかな。
あー、ドトール的。わかるわかる。そんな感じ、そんな感じ。
でもなんか、私、なんか生クリームのさ、にゅるにゅるにゅるってめっちゃのったカフェオレみたいなの飲んでる人を見て、
すげーなって、めっちゃそれ覚えてるんだよね。あれ何やろうって、何なのかわかんないまま。
なんかすごい大きい。
語弊があったらごめんなさい。大雑把。
お店も、なんかあんましこだわりがない。内装っていうかさ、なんか、うん。
で、唯一さ、あれ、ヒースローで着いた時のターミナルにあったコスタはオシャレだったよね。
なんか、本棚のディスプレイのところ?
そう、コスタなのにオシャレみたいなさ、失礼なこと言っちゃったんだけど。
なんかちょっと時間、ちゃんとランチとかご飯食べ、朝ご飯食べよって言ってイイトとかプレータマンジェに入る感じではなく、
えーっと、とりあえずガイドブック見て次確認しようやぐらいで入れる。
そうそう、うちにとってはね。
そう、でも、だからめっちゃ入りやすいし、なんか長居もしやすいし、みたいな。
ね、あのテーブルとテーブルの間も超狭くてね、今どうなってるんだろうね。
そう、っていう感じなんだけど、そういう庶民的なね、あのコスタがやってくるということで。
コーヒーとかココアとか飲んではったけどね。
そうそう、メニューもなんかいっぱいあるんだよね。
うん。
そう、なんで楽しみです。
はい、ココア飲んではったね、ココアだっけ?
うん、なんか。
ホロウィッチさん?
うん、なんか大変そうな後にココア飲んではったなっていう。
そうそう、なんかココアとかのイメージをね、ちょっと甘いやつみたいな。
そうやね、なんかカフェラテとかじゃなくて、カフェオレなんか乗ってるみたいな。
そう、なんか嬉しかったね。
あ、この人たちもコスタ行くんだ、みたいな。
うん、ただそれが今日本でちょっと気分は味わえるので。
36:02
うん、うん、うん。
コンビニに、どこのコンビニもある?
あるある。
あ、まじで?
見かけたよ、こないだ。
ほんとに?じゃあちょっと買いに行ってみよう。
ちょっと、だから普通に、あのボスとかよりはお高め設定、ちっちゃいし、やけどおいしい。
私はカフェオレをよく飲んでいる。
ほんとに?なんかツイッターとかで見てたらさ、
もうスタバなんかより断然コスタの方がおいしいっておっしゃってる、
あのロンドンに在住の日本の方とかもいらしてね。
なんで、あ、味ってどうなんかなって思った、あのしんちゃんにとって。
しんちゃんコーヒー等やからさ。
ペットボトルに関してはすごいおいしい。
ほんと?
ただ現地のコスタは、たぶん店とか時間帯とか人によってすごいムラがあると思う。
人によってムラはあるよね。絶対あるよね。
うん。
スタバですら思うもん。
うん。
確かに。
ただ、あの、なんか気楽やなっていうのはある。
そうだね。
ちょっとなのでロンドン気分味わいてえなっていう方は、ペットボトルでどうぞ。
私買いに行く。今から行こうかな。
いいと思うよ。私は今家にストックがあるので。
ストック。おかしいおかしい。
気に入って買ってしまっているので。
ちょっと次買ってみます。
はい、というわけでね。
そう、私あとは、やっぱりこの2人のキャラクターが、もうすっごい好きで、
あの、しんちゃんと前に喋ったときに、このホーソンさんとアンソニー・ホロウィッチさんはどの役者さんがイメージだろうっていう話をずっとしてたじゃない。
で、何人か出たけど、私はもう完全に、あの2作目は、もうあのシャーロックコンビのベネティクト・カンババッチさんとマーティン・フリーマンさんで呼んでしまいました。
ずっともうそれでした。それがもう一番ぴったりでした。
まあまあ変わり者的な感じの描写はあのシャーロックかな。
うん、なんかちょっとあと影があるんだよね。
うん。
あとはしんちゃんが、あれヒューローリーさんって言ってたっけ?
ヒューローリーさん。
ヒューローリーさんもやっぱいい。
いや、なんか、ちょっとお年は違うんやとは思うんやけど、
いや、あのなんか佇まいというか、ひょうひょうとしてて、ちょっとなんか小難しい顔をしてるときのヒューローリーさんがちょっと浮かんでくるなと思って。
なんかコートが似合う感じ?
うん、あと調子にね。
そうそうそうそう、しょっとした感じ。
怒らせた怖そうな。が、ふくり笑いを浮かべて取り調べをするみたいな感じが、ちょっとイメージやなと思って。
39:00
いいよヒューローリーさん。
うん、結構いいとこついたよね私。
いや、いいと思います。あの様々な人を思い浮かべながら読みますよ。
いや、ヒューローリーさんいいと思います。
結構秀逸でしょ。
いけてた、そう。
まあね、でも誰を思い浮かべながらってさ、あのアンソニー・ホロビッツさんは実在の人物なわけで、
あの本当普通にお顔も出てるから、この人の顔で読めばいいんだと思うんだけど、
ちょっとあまりにも私の想像の作中のアンソニー・ホロビッツさんとご本人のビジュアル違いすぎて、ちょっとご本人の顔で読めないっていう。
意外となんか穂がらかな感じ。
そうなのよ、そうなのよ。
本当にアカネイカとなんやなと思う。
それは思う。
そうそうそう。
ちょっとね、あとヒューローリーさんとベネリクト・カマーバッツさんと並べたビジュアル感もあるじゃん。
うんうん。
そこも含めてだね。ごめんって思った。
それに関してほんまに、ほんまにアンソニーさんごめんって思ってるよ。
だっているの、日本人。
そうやな。そういうことやな。
そう。
誰か、アンソニー役を誰かに。
これドラマ化してほしいなと思うんだけど、そこで本人出すわけにはいかんからさ。
これドラマでやったら、もうロンドン中のさ、ロケで、めっちゃ楽しくて。
ドラマの中でドラマ作らなあかんからな。
そうなんだよね。
この人現実、この人虚構ってなってくるからな。
アンソニー・フォービスの奥さん役はどうすんだっつーね。
ジルさん?
なんかイメージでおしっとしてる感じやねんけどな。
全然別のドラマの中で、もう一回ケージホイール取らなあかんのかいっていう。
マイケル・ピッケさんってくるかいっていう話になってくるからね。
そこはやっぱりさ、本人にホイール、本当のホイール役に似た誰かであってほしいな。
ちょっとずらしてほしい。
いや、でもそれでちゃんとこのシーンを撮ったっていう再現で、
やってくれるかな。
ここで苦労したとかっていう。
それはそれで面白い。
見たいし、なんかそれやったら俺やるよとか言って、
なんかイギリスのドラマ界やったらやりそう。
なんか家族みたいやん、英国のドラマ界。
再現するんやったらちょっと、
なんていうか、主役のホイールさんはちょっとともかく、
その人はリアルで出してみようかとかね。
スタッフとかってこと?
そうそう。
スタッフさん?
とか、ちょっとした役で出てらっしゃる方ね、そのシーン。
本人やけど、真ん中だけちょっと違うとか。
ご本人でもいいよ、真ん中。
全然いいけど。
まあね、無理が。そんな超役する?みたいなね。
めっためたやん。
めっためたやね。
でもそのメタ感がいいよね、ほんといいよね。
42:01
なんで、すごくなんか、どっちを楽しんでるのかな、私は。
謎解き小説としての物語楽しんでんのか、
このアンソニー・フォロビッツさんを取り巻く英国円ため会、
あとはロンドン楽しんでるのか、そうだよね。
物語に入り込みやすくするための構造として使ってらっしゃるってのはすごくわかるし、
上手いとこ突き張ったなって思って。
いや、本当に上手い。
なんかこういうね、推理小説ってね、なんか前にも話したかもしれないけどさ、
やっぱり殺人事件が起こるわけじゃない。
で、小説を書くときのジレンマとして、
どなたがおっしゃってたのか、吉村達也さんが多分おっしゃってたと思うんだけどね、
謎解きという面においては、一刻も早く被害者を殺したいと、
早く事件が起こってほしいんだけど、
その被害者がどういう人でとか、そのバックグラウンドを深く掘り下げれば、
掘り下げるほど、やっぱり読者の共感だったりとか、
あとその物語が深まるっていうのよね。
で、でもそれはやっぱりジレンマで、そのなんか、
まあ被害者の部分を掘り下げるってことはさ、
事件がなかなか起こらなかったりするんだよね。
じゃあ読者はその殺人事件が起こるまでに離脱しちゃうと、
疲れちゃっていたり。
もう起こらへんなーって。
なんかつまんないみたいな気持ちになっちゃうから、
なんかジレンマなんだっていうのを書いてらして何かで、
で、ああそうなんかと思って、
私は割とそのバックグラウンドとかをね、
読んだりするのがすごく好きなんだけど、
けど、このアンソニー・ホロウィッツさんの作品は、
言ったらさ、アンソニー・ホロウィッツさんの作品じゃない、
このシリーズは、主人公がアンソニー・ホロウィッツさんなので、
で、いつも放送が、事件が起きたぞ、来いって言って、
無理やり連れて行くっていうね。
無理やり連れて行かれるじゃない。
で、もう事件は起きてしまった状態のところから、
私たちもそのアンソニーさんの目線を通して、
事件を見ていくわけなんだけど、
なんかその他に、
殺人事件の被害者のバックグラウンドも、もちろん、
うまいこと描いてあると思うんだけども、
それももっともっと他に、
メタ構造的なことだったりね、
アンソニーさんは今どういう状態だったとか、
放送にちょっと謎があるとか、
そういう部分での気になるところとか、
一章ごとに終わりが、次の章をすぐ読みたくなるような終わり方したりとか、
45:02
ちっちゃいちっちゃい、どんどん読んでいきたい仕掛けっていうのがいっぱいあって、
しかも、なんかその共感できる部分っていうのが、
本当にそうだよね、私本当、アンソニーさんその通り、みたいな、
なんか、そこにすごく共感ができて、
なんで、うまいなーって偉そうに言いますけど、
私、生まれてこの方、一回も小説なんて書いたことはないんですけど、
一読者としてね、思いますわ。
本人やし、作家やし、導き手やけど、読者の目線っていう、
すごい複雑なことをうまいこと反映してあるからこそ、
読みやすいんだろうなとは思う。
小説そんなに読んだことがないっていう方でも、
たぶんすごくなじみやすいと思う。
すぐ読めると思う。
すぐ読めるっていうのは、世界に入っていきやすいと思う。
何一つ難しいことはないですっていうんで、
ちょっと、この昨今ね、少しおうち時間が増えられてとかって、
ちょっと本でもって思った時に手出しやすいなって。
たぶん、あれだね、登場人物の名前がちょっとこう、
分かりづらいっていうところぐらいじゃない?
洋装ありがちなさ。
全部カタカナやからみたいなさ。
あれ誰だっけっていうのは、
まあでも一応ね、関東に登場人物表はあるので、
そうそうそう。
そこを行きつ戻りつしながら。
行きつ戻りつね。
本名と別に相性で呼ばれるとさ、ちょっと分かんなくなるところってあるよね。
作中でさ、えっと誰だっけみたいな。
ミリアムどっちなんだいみたいな。
そうそうそう。
一応この作品に関してはね、カッコ書きしてくれてるよ。
本当だ。
チャールズカッコ、チャーリーリチャールスとか。
名前は?
そう、なんかでもね、リチャードさんもいるし、リチャードスンさんもいるし、なんかチャールズもいるし、なんかその辺がちょっとややこしかったな。
なんかその裁き推しは。
なんか似たような名前の人がいっぱい出てきたりね。
そうそうそうそう。
これもマスクかなって思う。
えー、そうなの?
なんか、だって実際分かりやすい名前でさ、呼ばれるわけじゃないじゃん。
似たような名前の人いっぱいいてはるからさっていう。
ま、綴りで見たら全然違うからかな。
いや、綴りで見ても似てたよ。
あ、似てた。
そうそう、似てるは似てるね。リチャードとリチャードスンは似てるわ。
でもそれ、ちょっと現実なんかなっていう。
48:03
そうそうそう、現実っぽいし。
いちろうさんといちろうたさんっていう友達がいて、ややこしいよねみたいなことが現実に起こるよねっていうのを、
ちゃんとパッキリすごい名前がドイツ風の名前とフランス風の名前とみたいなんじゃないっていうのも、
この人のすごいリアリズムなんかなとは思う。
そうだね。
なんでね、もうぜひ読んでみていただきたいなっていうその裁きは、
しめてまさつじんでした。
しんちゃん、その裁き、私の犯人は当たった?
なんとなく、消去法で言ったかな。
そうね、私でも出てきた瞬間、こいつやと思った。
あ、ほんと?
うん。
すげえな。私にはそこまでの洞察力はないわ。
メインテーマは殺人を読んだ後に読むと、この人かなって。
出てき方はね。
でも、その法則を3作目も継続するとは思わないので、
3作目だってさ、次あれだよ、クローズドサークルものだよ。
ね、なんか故闘で同行みたいになってたよね。
そう、アライン・トゥ・キルです。
はい、ペーパーバック版2021年8月19日間もなく発売です。
ねえ、早く読みたくって。
そう、でもこれさ、いつもタイトルの翻訳が素敵だなと思うんだけどね、
これ次どうなるんだろうね。
ね。
どうなると思う?
ワード、センテンスときて、次ラインですね。
行だね。
うん。
なんだろうね。
役やられてる山田さん、たぶんすごく苦労されてるよね、山田蘭さん。
いやー、山田蘭さん苦労されてると思う。
読みやすいのよ、ちょっと古風なのよね。
あ、そうかもしれない。
なんか読んでて、日々の係がどうこうみたいな表現が出てきて、
日々の係って最近、なんかとんと聞かねえなと思って。
そんな表現があったんだね。
ちょっとそれがすごい気になって、なんかちょっと、すごい新しい表現もされるけど、
少し、なんというか古風な表現もされてて。
あ、それはそうかも。なんかあえてなのかなと思ったりもするんだけど、
なんかロンドンぽさというか、なんやろ。
私気になったのは、ホウソウンさんが時々さ、なんかなんとかしちまったんだっていうのが気になる。
なんかそんなイメージなくって、私の中のホウソウンさんはね。
51:01
うん、してしまったんだ。
しちまうんだ、この人と思って。
でもなんかそれはあれなんじゃないの?
ちょっとテヘペロを演出してるお茶目ホウソウンの時なんじゃないの?
そうなの?そうなのかな。
危機者の前で取調べというか、ちょっと事情聴取するときとかに、ちょっとダメっ子出してくるやん。
出してくる。あれでしょ?ちょっとさ、あのー。
ちょっと奇策キャラ気取ってくるやん。
うん、うん、気取ってくるね。
心を開示させるためにかな。
目は全然笑ってねえぜみたいな。
その流れかなって思ってたけど。
あとはさ、あなたって呼びかけるときにさ、オタクは?って言うでしょ?
なんかそれもすごい気になって。
ホウソウンさんの気になるポイント、私の役においての。
だってさ、英語版は当たり前だけど、愛やし、
言うやし。
してしまったんだ、的な、そういうのないからさ、
なんかへーって思って、それがこの山田さんの見たホウソウンのキャラクターなんだなって思うと、面白いなと思って。
役もすごくね、開けた役というか、読みやすいので。
ただね、私これしんちゃんに、またちょっと確認はしたいんだけどさ、後でね。
結構ご役がある。
あ、そうなんや。
あるね。
あらま。
僕、だから呼んだ人とこれについてはちょっと語りたいので、後でちょっと聞かせてっていうか、聞いてほしい。
はいはい。
あれ?みたいな、不思議だなって思うんだけどね。
まあ、しゃーないよね。あるはあるよね。
まあね、結構せっつかれてったりとかしたらね、大変やと思うから。
そう。
っていうね、そんなことを気づいてしまうぐらい読み込んじゃったっていう、私でございます。
満喫やね。
満喫です。なので、ぜひぜひね、この、もちろんメインテーマ殺人から読んでください。
はい、のほが数倍、数百倍楽しめます。
おもしろいです。
あり得る。
で、2冊。
そうだね。
で、そのさばきはしで、たぶん日本で翻訳版がLINE TO KILLが入ってくるのは来年とかになるのかな。
かな。
1年後ぐらいかな。
でもほんとにね、これどちらも、このミステリーがすごいとか、本格ミステリーベスト10とかで、もう1位そうな目なの。
なので、3年連続なのかな、アンソニー・ホロビッツさん的には。
笠詐殺人事件からかな。
そうなんです。
なんで、ほんと日本でも今、超超ノリに乗ってる作家さんなので、全世界ではね。
今日本って、こういう作家さんがちょっと少ないっていうのもあるかもね。
そうかも、今ってどういう系が流行ってんの、日本では。
なんか結構変化球系多くない?
54:02
まあ確かにそうだね、最近のあれも、なんだっけ、昭和のやつとかもね。
昭和のやつって、タイトル忘れちゃったんだよ。
20年前のやつよ。
ああ、何やっけ、まあいいや。
でしょ。
なんかちょっと結構、昔から推理小説読んでる人とかが、もうなんか喜んで飛びついちゃう感じ。
こういうので優れた作品に出会えたら嬉しいよねっていう作品のど真ん中一本なので。
きっと平積みでね、海外小説コーナー、草原推理文庫なんですけど、あると思うので。
はい。
ぜひ読んでみてください。
これは今笠詐殺人事件読んでるんだけど、これはこれでね、全然やっぱりあの、
アガサクリスティぽさを意識して書かれたっていうだけあって、アガサクリスティぺ。
ぺ。
ぽい。
うん。
結構いろいろ。
面白い。
いろいろなカメレオン作家さんだね。
そう、なんかそういった違いをシリーズごとに楽しんでみることもおすすめじゃないかなって思います。
はい、というわけで今日は改めて、
アンソニー・ホロビッツさんのメインテーマは殺人、あとそのさばきわしの紹介でした。
はい。またね、面白い本あったらご紹介させていただきますので、お付き合いいただければと思います。
ちょっとね、もし洋書で読もうと思ってる方がいたら、ちょっと注意があるんですけど、
私このそのさばきわしね、The Sentencesです、読んでたんよ。読んでて、読み終わったの最後まで。
はーって思って、わー面白かったなって思ったらさ、
なんか、これ本当にさ、あとガキとかに至るまで、メタ構造が続くじゃない?
うんうん、そうね。
そうそう、で、その後にさ、あのー、一作目のね、メインテーマは殺人、
The Word is Murderの試し読みが入ってたの。
ほうほうほう。
でまた始まったよね。で、え、これなんか仕掛けなんかなと思って、
すごい頑張って読んだけど、ほんまの試し読みやったっていうオチがあるんで、
それ関係ないですっていうのを伝えておきます。
そういうプロモーションってことね。
そう、そういう文化あるんだね。
試し読みついてた、一作目の。
でも二作目読んでる人ってさ、一作目大体読んでると思うんだけど、
まあ読んでない人向けなのかな。
まあまあ本屋でパッと見かけて買って、
お、これ二作目やったんやっていう人がいて、あるかもねっていう。
なるほどね。
なんでそれは注意してくださいというね、はい。
そうだね、1とか2とか振ってないからね。
あ、ほんまやね。振ってないわ。
うん、なのですよ。
ほんまだわ。
なのでお間違いなく、一作目はメインテーマは殺人。
57:02
その次にその裁きは死に進んでいただければと思います。
はい。
はいです。
お気をつけください。
というわけで、妄想ロンドン会議ではお便り募集しております。
ハッシュタグ、妄想ロンドン会議をつけて、
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皆様のおすすめ本も待ってます。
はい、あとは読んだよっていう方のご感想などもお待ちしております。
たくさんいただいたらネタバレ会みたいなのもね、できたらいいね。
あー、そうだね。
聞かないでって書いてある。
もう絶対聞いたらあかんやつやん。
やで。
ね。
読了後にお楽しみいただけるものもちょっとできればと思って。
なかなかそういう場ってないもんね。
でも本当に本当におすすめなので、ぜひぜひ読んでください。
ではでは、またお会いしましょう。さよなら。
ありがとうございました。
58:08

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