今回と次回は「教育経済学」という眼鏡の話。正解がないと言われる子育てについて、あえて一般解を提示させていただきながら「ご褒美って必要なの?どう設計すればいいの?」を考察していきます!
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【お悩み】
3年生の後半から、やっと行き渋りがおさまり、宿題も泣くことなく出来るようになったのですが、今年度から学校全体の方針で宿題がなくなり、家庭学習は自由になりました。元々昨年度まで夏休みの宿題もガッツリ出すような学校だったためいきなり無くなってしまい、親も子も少し戸惑っています。
ミライシードというタブレット学習が推奨されていますが、4年生でも1人で目標を決めて進めるのはかなり難しいみたいです。家庭学習テキスト(チャレンジや学研)や塾などやらせた方が良いのでしょうか?
【今回の内容】
ご褒美で釣ってよい?褒めて育てるだけではダメ? /
教育経済学とは「教育を経済学の議論やデータを用いて分析することとする応用経済学」 / 因果関係と相関関係
を理解しよう! / 近い未来のことは、短期的なメリットを魅力的に感じる / 明日のメリットと将来のメリットを繋げる / 学業では、ご褒美は子どもの内発的動機を削がない / 過去回「勉強するのは何のため?」はこちら(Spotify , Apple)
【参考書籍等】
・葛原祥太(著) , 雛川まつり(著) マンガでわかる けテぶれ学習法
・ウェイン・ホルムス(著) , マヤ・ビアリック (著) , チャールズ・ファデル (著) 教育AIが変える21世紀の学び : 指導と学習の新たなかたち
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【ひとしの編集後記】
皆さんは日々の自分へのご褒美ってどんなものを設計してるんでしょうか?僕は長期的な目標はあるけども、日々の自分への報酬をうまく与えられていないような気がして考えていけるといいなぁと思いました。
僕はすでに後編も聞いているのですが、めっちゃ勉強になりました。日々力をつけていく過程を楽しめるような目標づくりをしていきたいと思います。
それと、途中出てきた「社会貢献活動に外発的なインセンティブをつけると意欲が低下した」って面白いですね。たしかに気持ち良く誰かのためを想って活動してるときに「お金をもらっちゃうとなんか違うんですよ」って場面はよくあると思いました。人が気持ち良く動けるってどんな状況なんだろう?と考えていることが多いので一つの眼鏡をいただきました。
サマリー
このエピソードでは、宿題がない教育環境における子どもたちの家庭学習についての悩みを取り上げており、自由な学習がどのように進められるべきかを考察しています。また、子どもを勉強に誘導するための「ご褒美」の意義を教育経済学の視点から検証しています。中村牧子さんが提唱するデータに基づく教育論の重要性が強調され、将来の自己実現と短期的なメリットのバランスをとることが問われています。さらに、子どもへのご褒美の使用が学業にもたらす影響について、教育経済学の視点から検討しています。実験結果を基に内発的動機が希薄化する可能性や、長期的な学業の成果との関係が議論される重要なエピソードです。
コメント
どうして勉強するの?をわかる機会がないのに勉強させられている子は特に多いなと感じます。ゲーム含め、デジタルなものには「これがわかりたいから勉強するんだ」というきっかけが沢山あると思います。これらを活かせる環境がもっとふえればいいのになと思います。 ゲームも所詮はただの遊びですが、人は遊びの中で成長するものです。ただしゲームについては周りの大人が前にいないといけないのかな と。