1. 子育てのラジオ「Teacher Teacher」
  2. 教員の過労はなぜ起きる? 一..
2023-09-05 36:03

教員の過労はなぜ起きる? 一斉一律 vs クリエイティビティの話 (ゲスト・山ちゃん先生)#19

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今回のゲストは2022年ジャパンポッドキャストアワード・ベストウェルビーング賞にノミネートされたポッドキャスト番組「山あり谷あり放送室」の山ちゃん先生。教員の過労と心の余裕のつくり方をテーマに話しました。


【山ちゃん先生の各SNSはこちらから】

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【お悩み】

教育者の過労問題について実際に小学校の先生だったはるか先生と山ちゃん先生はどう感じていて、どう考えてるのか知りたいと思いました。また、子供と関わる上で自分自身の心の余裕の作り方に工夫があれば教えて欲しいなと思いました。


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【今回の内容】

授業を均一化することの弊害 / 子どもと自分どっちも楽しむという心持ち / 「先生」という肩書きが不必要


【参考文献】

内閣総理大臣賞受賞「VIVISTOP NITOBE FURNITURE DESIGN PROJECT」

東洋経済「山ほど働いても「平気な人」と「病む人」の差」


【お便りはこちらから】

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【番組概要】

世界を回る先生はるかと、ラジオ番組プロデューサーひとしが子育てについて納得するまで考える番組「Teacher Teacher」


はるかの⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠Instagram⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠に届いたお悩みをテーマに語り尽くします。


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00:01
スピーカー 2
山ちゃん先生、お願いします。
山ちゃん先生、無事進んでいるので大丈夫です。
スピーカー 3
はい。
スピーカー 1
なんか、ゲストさんいると緊張する。
緊張しちゃう。
久しぶり。
スピーカー 3
確かに、とも先生以来。
スピーカー 2
そうだそうだ。
スピーカー 3
始まりました。
スピーカー 1
Teacher Teacher
ひとしです。
スピーカー 3
はるかです。
この番組は、世界中を回る先生のはるかと
ラジオ番組のプロデューサーをやっているひとしの2人で
子育ての悩みを納得するまで考えていく
ポッドキャスト番組です。
よろしくお願いします。
スピーカー 1
今日は、なんと
スピーカー 3
杉上さんに引き続き
ジャパンポッドキャストアワードで
ウェルビング賞を受賞された
山有谷有放送室の
山ちゃん先生に
お越しいただきました。
スピーカー 2
やったー。
お邪魔します。よろしくお願いします。
スピーカー 1
お願いします。
冒頭1個だけちょっと
スピーカー 2
訂正を。僕ら実はね
受賞してないっていうね。
そうなんですよ。そうなんです。
カッコ悪いところなんですけども。
スピーカー 3
ちょっと待ってください。
言い直しますね。
スピーカー 2
今のくだりだけでも十分です。
スピーカー 1
もうこれで行きましょう。
受賞で行きましょう。
スピーカー 2
受賞ということで。
それは恐縮すぎるんで。ノミネートなんですよ。
スピーカー 1
すごい。
スピーカー 3
簡単に自己紹介を
スピーカー 2
していただきましょうか。
山有谷有放送室という
ポッドキャストを
高校の友人2人とやってます。
本業は今
一応東京の私立学校に
勤めてはいるんですけど
いわゆる学校の先生の働き方を
全然してなくて
ビビストップニトベっていうクリエイティブ空間の
運営が1つと
あとはその学校副業が
OKの学校で
今企業と契約しながら
動いてるっていう
社員としての働きもしつつ
あとはワークショップデザイナーとか
プロジェクトデザイナーの肩書きで
個人事業主として
いろんな案件を受け負ったり
あとは大学の非常勤やったり
大学院生になったり
っていう今5つぐらいの
顔を持ちながら
楽しく日々
過ごしております。山有です。
スピーカー 3
よろしくお願いします。
スピーカー 2
めちゃくちゃケウな。
バグってますよね。ちょっとよくわかんないですけど。
スピーカー 1
いや本当
初めて人の
やってること覚えられんやった。多すぎて。
スピーカー 2
覚えなくていいです。
スピーカー 1
ちょっとだけ紹介というか
僕も山ちゃん先生の
ラジオとか聞いたり
教員目線で山ちゃん先生の紹介
少ししてもいいですか。恐縮ながら。
スピーカー 2
どうぞ。ありがとうございます。
スピーカー 1
山ちゃん先生を
一言で言うと
教育界の坂本龍馬さん。
スピーカー 2
駄目ですそれ。
それ駄目です。
うちの相方が勝手に言ってるだけなんで。
スピーカー 1
あの
03:00
スピーカー 1
そうなんですよ。
どういう点がですか。
学校の現場で働かれてる
っていうので
僕が
想像し得る
教育のイノベーションを
まさにされているなっていう感じを
受けたんですよね。
こんなこと学校で
できるんだっていう衝撃を
受けてしまって
ありがとうございます。
僕が半ば諦めてたりとか
この先10年後かな
と思ってたことを今やっていて
どういうのだ。
具体的に言うと
僕が恐縮なんですけど
山ちゃん先生の大事にされていることが
ノーティーチャー
スピーカー 2
ノーカリキュラム。
スピーカー 1
理想だなっていう。
スピーカー 3
ノーティーチャーティーチャー
スピーカー 2
ノーティーチャーティーチャーです。
スピーカー 1
子どもしたいっていう僕が
一番大事にしている部分と
クリエイティブ、作り上げていくっていう
僕の理想としている
教育をまさに
形にしてて
ちょっと疑ってるんですよまだ。
本当にこんなこと実現できるのっていう。
はいはいはい。
企業のエンジニアの方とか
子どもが触れ合う機会があったりとか
あるいは子どもたちが作り上げたものが
スピーカー 2
渋谷に展示?
そうですね。販売することもできましたね。
スピーカー 1
えー。販売とかされてたりとか
まさに生きた学び
生活につながる学びとかを実現できてて
本当だ。
その辺も含めて話聞きたくて
すみません。長くなって申し訳ないんですけど
最後、さらにこれで
内閣総理大臣賞
受賞されたっていうことで
スピーカー 2
そうなんです。
キッズデザイン賞という賞の
受賞をいただいたことがありまして
でも本当それは
プロジェクトが受賞してるんで
本当にラッキーみたいな感じですけど
スピーカー 3
へー。恐縮です。
いや本当覚えれない。覚えれない。覚えれない。
スピーカー 1
覚えれないぐらいすごい
肩書き持ってるっていう
スピーカー 3
覚えれないってことだけ
覚えれってたら一旦大丈夫。
これでオッケーよね今。
スピーカー 1
そうですそうです。
だから山ちゃん先生のホームページとか
あったし
フィジムにもたくさん載ってたので
リンクとか貼れたら
スピーカー 3
一緒に貼ってもらって。
スピーカー 2
概要欄に貼っておきましょう。
スピーカー 1
見てもらったらもう本当
ワクワクして教員ってこんな楽しいんだ
って思わせてくれる。
僕の憧れの
一人になったなという風に
思ってます。
スピーカー 2
冒頭から褒められまくっても
スピーカー 1
詰め込みました。
スピーカー 2
ありがとうございます。
スピーカー 3
そんな山ちゃん先生と今日は
一つお悩みを取り上げて
お話をしていきたいと思います。
スピーカー 2
よろしくお願いします。
スピーカー 3
では読みますね。
06:00
スピーカー 3
こんにちは。ラジオを聞いてて
ふと思うことが2点あったので
DMさせていただきました。
2点。
まず1つ目が教育者の過労問題について
実際に小学校の先生だった
はるか先生はどう感じていて
どう考えているのかを
スピーカー 2
知りたいと思いました。
スピーカー 3
2つ目。子供と関わる上で
自分自身の心の余裕の
作り方に工夫があれば
教えて欲しいなと思いました。
この2つですね。
教育者の過労問題と心の
余裕の作り方。
この相談してくれた方が実は
ラジオの編集に関わってくれてる。
スピーカー 1
へー。そうなんですよ。
スピーカー 3
看護師の方なんですよ。
僕自身看護師として
人と関わる中で激務や
余裕がない時の対応を
すごく後悔することがあります。
育児においても
一人の親として子供の相手をするときに
僕の親の精神状態っていうのが
子供に大きな影響を与えるんじゃないかと
感じていて
気になっているというお話でした。
スピーカー 1
これまさに山ちゃん先生が
先生しながらパパ
っていうところでマッチだな
スピーカー 2
って思いました。
僕は今から
3年前までは
6年間東京都の小学校の
公立の先生をやってたので
主にその時の
話になるのかなとは思うんですけど
ちょっと前提として
ずるいのが東京都って図工専科
っていう専科の先生がいるので
僕図工の先生だったんですよ。
いいですね。
他人の先生の
はるかさんの過労感と
僕全然違うんだろうと
思ってて
なので僕は
他人の先生を見てて
全然そうだなっていう
他人ごと感の問題を語るよりも
僕はこんなだったよっていう
自分ごとの話をしようかなと思って
スピーカー 1
今日来たんですけど
僕もちょっと
変な人なので
全然過労感を感じて
なかったタイプなんですよね。
スピーカー 3
やっぱり。
今日過労感感じたことある人がいない。
スピーカー 1
いない
3人なのかなと思って。
一応なんで
教員が忙しいって言われてるのかっていうのを
僕なりに
客観的に言うと
2021年に
名古屋大学が教員1000人に
アンケートを取ったっていうデータがあって
数字で見ると
1ヶ月の残業時間は
平均で
100時間以上。
スピーカー 3
100時間ってどのぐらいだ?
例えば
20日の勤務日としたら
スピーカー 1
1日5時間残業って感じか
だね
中学校の先生とかは
土日も出てるとかっていう感じなのかな
そっかそっかそっか
こんなにしてるんだっていう驚きと
過労死ラインっていうのが
あるみたいで
一定以上働きすぎると
過労死の危険がありますよみたいな
これを超えてるのが小学校の教員
26.2%
09:00
スピーカー 1
中学校が
57.7%超えている
スピーカー 3
死んじゃうやんそれ
スピーカー 1
そう死んじゃう可能性がある
ラインを超えてる人が
こんだけたくさんいるっていう
なんで
こんなに忙しいのかっていうと
学校の先生
勉強教えるだけとか
中学校部活だけとかって
思われると思うんですけど
結構それ以外に業務が忙しくて
一つ行事を成し遂げるのに
かなりの準備がいって
そのために会議があって
それを実現するために
もう一回学年で話し合って
たくさん会議があったり
業務があったりすることとか
あとは学校の先生って
自分の教員の仕事だけじゃなくて
公務文書っていうのがあるんよね
えーなんだ
公務文書
学校の運営をするために
必要な仕事を割り当てられていて
この仕事が結構
重たくて
これ研究主任ってやつやったんやけど
研究主任になると
この学校での新しい
授業での構想っていうのを立てて
それを授業レベルに落として
それを授業で実践して
評価して
研修してとかっていうのが
もうたくさんしなきゃいけなくて
その仕事に追われたりとか
っていうのもあったりするっていうところで
時間内に収めるのが厳しいですよ
っていう風に言われているのかな
っていう風に思う
スピーカー 3
これは山ちゃん先生も
そうだなって感じなんですか
スピーカー 2
そうですね
時間外っていうところに関して言えば
これ中学の先生も一緒ですけど
そういう要は事務作業が
子供たちが帰って
ようやくできるっていうところがあるので
中学の先生だったら
部活が終わるのが18時とかで
そっからようやく
パソコンに向かえるとか
それはまあそうだよな
とは思ったりは
しますね
スピーカー 3
これは遥かの中でなんとなく
まずはこういうところから取り組んだらいいんじゃないか
みたいなのがある
スピーカー 1
教員のね
過労問題について
先生とよく話し合うことってあって
愚痴よね言ったら
なんでこんな忙しいの
その時に結論が
結局国が変えてくれとか
時数を減らしてくれとか
っていうもうどうしようもない話になって
スピーカー 2
しまうよね
スピーカー 1
だから今日はそんな話じゃない
話がしたいなっていうところで
ですよね
スピーカー 2
そうそう
これ敵も多く作りそうなんですけど
今のとか数字とか
本当にって思うところもあって
スピーカー 1
僕も思います
スピーカー 2
だってね現に
楽しくやってる先生っていうのが
いるんですよ
僕もそうだったんですけど
その人たちなんかもうめちゃめちゃ
残業してはいになって楽しいって
言ってるわけじゃなくて
ちゃんと自分の時間作れているし
それはもしかしたら
職場環境が恵まれているかもしれないし
校長先生
12:00
スピーカー 2
管理職に恵まれているかもしれないし
当然そういう人の巡り合わせの
不幸幸運はあると思うんですけど
なんか決して
マイナスの話ばっかりで
暗くならないでハッピーな話もあるんだよ
っていうなんかそういうのは
伝えたいなと思うんですよね
スピーカー 1
本当僕も
学校の先生の仕事大好きすぎて
僕新しい
道を選んだんですけど
それも学校の
新しいスタイルの先生になるためなんですけど
もう学校の先生
辞めたくなすぎて
相当落ち込んだんですよ辞めた後
それぐらい
毎日楽しくて
大変なことも多いんですけど
それぐらいやりがいのある仕事だ
っていう魅力が
今日出たらいいなとかって思いながら
スピーカー 2
そうですね
普通今日なんかこのお題をもらって
これがそういう残業
っていうところじゃない多忙感っていうのは
僕一個感じてて
僕小学校の教員に転職する前は
9年間大学の職員やってたんで
なんかその時との明確な
違いが要はオフィスワーク
の時って大体1日の
スケジュールに段取りがつくんですよ見通しが
でそれに
よって大体タスクを
こなしていけるので
たまにハプニングはあったりはするけども
まあまあ
その時に疲れたとか言ってなるじゃないですか
教員の仕事って
言っちゃえばもうハプニングだらけで
もうはってこう
気合い入れて学校着いて
ふーって息抜いたらもう5時みたいな感じ
スピーカー 3
もう5時
スピーカー 1
そんな感じですよね
本当その感じです
気づいたら毎日一瞬で終わっちゃうっていう
スピーカー 2
だから即時判断
即時解決を求められることが
もう分刻みでやってくるので
そうした意味ではなんかタスクを
あらかじめこうだとか準備するっていうのが
ほぼない
だから多分働き方が全然
違うなと思ってて
その辺がこう僕たち大変です
感はなんか出ちゃうのかなと思うんだけど
楽しんでる先生は
それが楽しいんですよね
計画されたことじゃないことが
起きた時にどうするみたいになるのが
多分楽しいんだろうな
と思ってる
スピーカー 1
僕も一応考えてきたんですよ
僕らがどうにかできるとこって
どこだろうっていうのを考えてきて
僕この教員の
過労問題もそうだし
みんなが心が疲れてるのは
足並みを揃えましょうっていう
バイアスがすごいかかってるっていう風に
思ってて
これが山ちゃん先生みたいに
クリエイティブな仕事に変わっていくと
これかなり
良い方向に向かうなと思っていて
というのも
僕小学校の先生
一年目に
やりたいことたくさんあったんですよ
夢に向かってこんなことしたい
あんなことしたいって
休み時間入る前に
ドッチボール行くぞとかっていう
理想の教師像みたいなのがあって
それを
一年目実現しようとしたら
15:00
スピーカー 1
どんなことになったかっていうと
僕の中で一番
大事なのは
どんなことになったかっていうと
僕のクラスだけ勝手なことすると
他のクラスの子たちが
羨ましがって
勝手なことすんなと
そんなこと言われないけど
そういったような
話し合いになる
だから合わせましょうっていう話になる
公立学校は
特にそうで
平等っていうのがすごく意識されてて
このクラスだけ
こんな楽しい授業をしたのに
許されにくい雰囲気は
あるよね
だから多分山ちゃん先生みたいに
すごい授業をしたときに
隣のクラスどうなるんだっけっていうのが起きて
ありますね
そしたらどうなるかっていうと
山ちゃん先生の授業がコンテンツ化する
と思うんですよ
コンテンツ化って一般化されて
誰でもできる状態に落とし込もうとする
再現性を高めようとする
そしたら他の人は
山ちゃん先生の授業をなぞる形になって
他の人は別に自分が作り上げたわけでもない
したいわけでもないことを
しなきゃいけない状況みたいなのが
生まれることが多くて
だから結構
学校の行事とかって
そうやってずっと引き継がれてるものも多くて
誰かが本当に子供を
育てようと思って作った行事が
じゃあこれ来年もしようとか
あの学校やってるから他の学校もしようとか
っていう風になっていっぱいできて
どんどん行事が増えて
なくせない状況が起きてるとかっていうのは
あるのかなと思っていて
スピーカー 2
たしかに
なんか今聞いてって思ったのが
結局もしかしたら学校の先生って
やっぱり情熱を持ったり夢持ったりして
入ってるんだけど
やりたいことをやってるっていうよりかは
いつの間にかやらされてることばっかりになってる
っていうのもありますね
たしかに
その点で僕
図学を作戦家っていう
要は図工の授業は僕が全部やるので
僕すっごく変なことできたんですよ
僕今のが起きない
どこのクラスでもやるし
だからずるい立場
立ったなとすごく思うんですよ
スピーカー 1
いやいや
僕はそれが起きてほしいんですよ
山ちゃん先生のクラスは
こんな風な授業をしていて
一方全然違う授業をしている
先生がいてっていう
それでいいはずなのに
さっき言った
コンテンツ内容の平等性を
求められていて
こんな風な力をつけたいとか
もっと高いところに
目標があって
それを求めてるはずなのに
具体化された内容だけが
平等にしようぜってなってるから
学校がサービスみたいになって
なんであのクラスだけ
これしてんのにうちのクラスないんですか
っていうクレームにつながったりするから
そこで僕たちはこんな力つけたいから
こんな授業してるんですって
言えるようになったら
もっと内容形状つけられて
自分でコントロール感が生まれて
しなきゃいけないことが減って
18:00
スピーカー 1
業務時間も減るのかなとか
スピーカー 2
っていう風に思ったりするんですよね
スピーカー 3
山ちゃん先生がやってる
面白い授業っていうのは
例えばどんなものがあるんですか
スピーカー 2
僕もいわば
図工の先生って
図工工作を教えるので
物作ったり絵描いたり
作品ができるイメージを
多分みんな持つと思うんですけど
僕の授業は作品できない授業ばっかり
へー
作品のクオリティとか完成を求めない
でも実は図画工作って造形遊び
っていう領域があって
遊びの特性をちゃんと担保してあげられる
ちゃんとそういうことが
指導要領で書いてあるんですよ
うんうん
落ち葉と戯れても授業になるし
木材と戯れても授業になるんですね
素敵ー
そういうのをめちゃくちゃやってたっていうのが
特徴
特別なことをやってるっていうよりかは
実はちゃんと国の指導要領に書いてあるんですよ
っていうのをやってたっていう感じです
スピーカー 1
そうなんですよね
実際国の指導要領って
実はめっちゃ教員一人一人に裁量がある
スピーカー 2
形になってますよね
そうそういいことめちゃめちゃ言ってるんですよ
スピーカー 3
へー
それがちょっと世間の見方とはギャップがありますね
スピーカー 2
うん
スピーカー 3
で僕もちょっとこのテーマをはるかからもらったときに
考えてみたんですよ
うん
僕は一般企業の広告制作とか
こういうポッドキャスト制作をやる仕事をしているんですけど
周りを見ても
めちゃくちゃやっぱ働いてるんですよね
うん
別に僕も朝5時から夜深夜1時とか全然やるし
うん
でそういう人周りにたくさんいて
そこはなんか先生だけでもないのかなと思って
それはすっごくわかる
そう思いますほんと
スピーカー 2
だからその点で考えてみたことがあったんですよね
スピーカー 3
うんうん
山ほどの
働いても平気な人と病む人の差っていう記事があって
ちょっとこれ概要欄に載っとこうと思うんだけど
おー面白い
長時間労働僕も嫌なときといいときがあって
スピーカー 1
その差は何かっていうと
スピーカー 3
うん
頑張ってることが自分自身で決めたことなのかどうなのか
っていうのと
うんうん
頑張ったことによる成果がわかりやすいか
成果ね
スピーカー 1
っていうこの2つがちゃんと自分で決めてて
スピーカー 3
成果もちゃんと目に見えてることが
確かに
忙しくて力使ってもストレスにはそんなならない
とかあるなと思って
うん
でその中で具体的に出てきてたのが
日々の中でちょっと工夫してみるっていうのが
いいんじゃないみたいな話が出てて
うん
生徒の丸付けをできるだけ短い時間でやるには
どうしたらいいかって考えて
主体性を生むみたいな話が書いてあって
そういう2人が日々の中で目標にしてたこととかがあったら
うん
聞きたいなと思ったところでした
僕でもね
今の話で言うと
スピーカー 2
健やかなのは
自分がやりたいことをやってたから
100割としたら
子供のためと自分のための割合って
どっちみたいな話しかあって
うん
多分先生の中では100%子供のためにやる先生もいるはずなんですよ
21:00
スピーカー 2
はい
でも僕完全に50-50なんですね
僕も楽しくないから嫌なんですよ
うーん
だから僕毎朝
都合の授業をする日って
朝早くしたくてしょうがなくて
遊びの提案なので
これめっちゃ面白いからやろうよ
っていうのが僕の授業
だから多分楽しかったんですずっと
大事ですよね
スピーカー 1
それは
スピーカー 3
図工のどこに楽しさを感じていたんですか
まず
スピーカー 2
その一つが
僕自身が
バックボーンにアートとかデザインとかっていう大学出てるわけじゃないので
はい
その図工の先生として転職した直後
からの
世界が新鮮だったっていうことが
どんな授業にチャレンジしても
僕初めてのことだったので
面白かった
もう一個は多分もう指導するとか
いうことを捨ててるんですよ
鼻からできないので
だから一緒に遊ぼうぜが僕の授業のスタンスなんですね
うんうん
だからその子供に対して変な期待感を持ってないんですよ
ここまで絵を描かせるとか
こうなってほしいっていうよりかは
その場でこう生成してくるものを
一緒に面白がれるというか
こうなっちゃったかとか
こういうのもあるんだとか
先読みしすぎないっていうか
むしろできないんですよね
想像できないから
スピーカー 1
そういうのに慣れてくと
スピーカー 2
本当にこう毎日が冒険みたいな
感じ
スピーカー 3
期待しないって面白いですね
そうですね
スピーカー 2
いい意味で本当に期待してない
全く
スピーカー 1
この山ちゃん先生の
ポッドキャストとか
取り組みを聞いて
気づいたことがあって
期待しないっておっしゃったんですけど
子供の心理的安全性
どう作るかって考えたときに
山ちゃん先生はもう
クリエイティブな授業をしてるじゃないですか
ここまで
作ろうねじゃなくて
ゼロから1を生み出すような授業を
作ってるからこそ
期待しないっていうより
何作っても面白いっていう状態があって
だからこそ子供って
心理的安全に作れるんだなって
思ったので
つまり何が言いたいかというと
クリエイティブと心理的安全性って
関わってるんだなってことに
山ちゃん先生のおかげで気づけたっていう
そうかも
スピーカー 2
そうかもしれない
安全じゃないとクリエイティブは出せないですよね
スピーカー 1
っていうのをすごく感じました
じゃあ
スピーカー 3
2つ目に聞かれて
そんな中でどう心の余裕を作るのかでいうと
そうですね
スピーカー 2
今の話とちょっと重なるんですけど
もしかして
僕がすごく計画を緻密に
組んだ授業をする人だとしたら
やっぱそっちの方向に
子供を向かわせたいんですよね
そうすると
はみ出した時に
一生懸命流れを
当初予想してた方に
寄せていく時の
結構疲れるんですよ
でも僕は
24:00
スピーカー 2
そこがどっち行ってもいいっていう
最初から心構えだと
全部ははははーで
すまされる
絶対超えちゃいけない策はあるんですけど
それは結構遠くて
どう動こうがいいよっていう形だと
割と余裕は持てるかな
と思ったりはしますね
なるほど
でもこれ相談の内容としては
日常生活の
対自分の子供だと
全然話違くて
スピーカー 1
おーそれを聞きたい
スピーカー 2
授業ってある程度
いい意味無責任でいられるんですよね
あと僕は授業っていうところの
時間を管理してればいいので
でも生活ってやっぱり僕は
その瞬間洗濯物干さなきゃいけないし
この時間内にスーパーから
帰ってこないといけないしっていう
子供に関わる以外に
すべきことが堪積してるから
そっちじゃなくてとか
急いでとか
日常生活は
後悔の連続ですね
本当そうですよね
スピーカー 1
2年生の担任してる時があって
僕もそれこそ我慢の限界が
何回も起きるような日々があって
もう全然授業聞けなくて
立ち歩く子がいて
その子に対して話してる時に
トイレ行きたいですって来て
トイレの対応してると思ったら
横で喧嘩してて
喧嘩してると思ったら
違うとこでまた喧嘩が起きてて
もういっぱい
解決しなきゃいけないことがあって
最初は丁寧に
子供の心の声を聞いて
しようと思ってたのが
とにかく安全に
過ごさせなきゃいけないから
とにかく一回落ち着けなきゃいけない
というところで
余裕がなくなって
大きな声出すみたいなことがあったり
とかあったんですよね
だから相当
重なると心の余裕なくなるな
っていうのがすごく感じたことでした
なりますよね
スピーカー 2
どうしたらいいんだろう
スピーカー 3
その中で
スピーカー 1
すごい心がけてたのが
タイミング
いうタイミング
教師としてさ
時間を守れるような人になってほしい
とかさ
これから守れるようになってないと
きついだろうなってことあるじゃん
それ思った時に
今言ったら多分
反抗的な態度で帰ってくるなっていう
時間帯があるよね
子供疲れてて
子供いっぱいいっぱいなのに
でも言わなきゃいけないみたいな葛藤がある時に
俺はもう書き止めて
今言ったらね
こっちもイライラしてるから
トゲがある形で言っちゃう
時間守ってやろうとか
朝に持ち越したら
こんな風になろうねっていう
ポジティブな形で提案できるっていう
だからもう
言いたいことをバーって書いて
次の日の朝ね
時間を守る良さとかさ
スピーカー 3
時間を守ったらこんな風に気持ちがいいよね
スピーカー 1
とかっていう
ポジティブな気持ちのいい姿を思い浮かべて
こんな人になるために
27:00
スピーカー 1
時間を守って
時間を守って
時間を守って
時間を守って
時間を守って
時間を守って
時間を守って
時間を守って
思い浮かべて
こんな人になれたらいいよねっていう
提案ができる
スピーカー 3
しかも朝すっきりして頭の状態が
注意から提案に変わるんや
スピーカー 1
そうそう
それはその時に書いてしまって
自分の余裕がある時に
ふーって考えて
スピーカー 3
次の日提案するみたいなことをやってた
山ちゃん先生は家でそういう
怒っちゃうみたいなことに対しては
スピーカー 2
どう向き合ってるんですか
妻と
反省会をする
スピーカー 3
反省会いいですね
スピーカー 2
言っちゃった
とか
慰め合うしかないかな
って思って結局ゼロにはできない
ですよね
余裕ない瞬間はあるし
余裕ない場面は訪れるし
でもそれが夫婦だったり
それが職場内であっても
タイミングずれるじゃないですか多分
あるよね
どんまいって言って
スピーカー 1
どんまいって
スピーカー 2
いい関係
スピーカー 3
それしかない気がする
それ夫婦で時間を
作ってるみたいな感じなんですか
スピーカー 2
そういう振り返る
振り返りですとかはないんですけど
子供が寝た後ってまだまだ
僕らはよく喋る夫婦なんで
俺今日言いすぎたわとか
さっき言ってたのは聞いてたけどさ
お疲れ
スピーカー 3
そんな感じなんですね
スピーカー 2
決して妻が
めちゃめちゃ怒って
子供をやったとしても
その妻は責めないようにしようと
ってさっき結構
大変だったねみたいなムカついてたし
言いすぎたとか絶対反省
してるんですよ
スピーカー 3
わかるーって
スピーカー 2
涙出てくる
補うしかない
スピーカー 3
めっちゃいい関係
スピーカー 2
なんかそうやって
乗り越えてきています
たぶん
すごい
教員でも一緒だなと思って
担任がぶち切れてるときに
戦果として見てると
後でスーってやってて
お疲れって
あとであの子はね
俺ニコニコさせるから任しといてって
結構そういう夫婦関係に似てるかもしれないですね
担任と戦果の関係って
とにかく僕は子供も喜ばすんだけど
担任にも楽してほしいから
そういう立ち回りでずっと
戦果としても立ち回ってた思いがあって
あーいい
スピーカー 3
みんなやっちゃうよっていう
担任の先生についてるその
戦果って言われてる人はいるもんなんですか
珍しいパターンですか
スピーカー 2
担任についてるわけじゃなくて
例えばその6年1組の
はい
全部の教科を普通はたぶん
はるかさんも教えるんだけども
図工っていう時間だけ僕のとこ来るわけですよ
30:00
スピーカー 2
はいはいはいはい
それは2組もそうだし
そうすると僕は一応
全先生と関係が取れるので
みんなの図工の先生だから
なるほどなるほど
えなにその前の学校
学級の時間で揉めたの
学校ってどうしてもチャイム鳴ったら
移動しなきゃいけないんで
ぐったぐたなままクラスが図工室に来るわけですよ
はい
そしたら僕は学級会から始めればいいと思ってるんで
ちょっとじゃあ続き
俺が聞くから話してみとか
やったりとか
山ちゃん先生も大丈夫俺ちょっと俺に任せて
休んで休んでとか言って
そういう引き取り方とかしたりとか
スピーカー 1
いいチームだね
チーム
スピーカー 2
お互いしょうがないよっていうね
人間なものの世界
スピーカー 1
大事だ
いや僕
めっちゃ調べてきて
実は山ちゃん先生
ってウェルビーイングの方なので
あの僕
準備するタイプなので
ウェルビーイングから調べてきたんですよ
おお
すげー
そんな話をしようかなと思ってたけど
あの今日犬の散歩しながら
今日僕
1時間前犬の散歩してきたんですよ
スイスで
はいスイスの
僕今ホストのお家に泊まらせてもらってて
スピーカー 2
情景だけで癒される
そうなんですよ
スピーカー 1
犬が
全力で走り回る姿を見て
今この瞬間に全力だな
と思ったんですよ
スピーカー 3
犬が
犬が
スピーカー 1
犬の姿を見るまでは
今日ラジオ何話そうかな
ウェルビーイングってこんな定義で
これとこんな関係があって
とかって考えてたけど
犬がそれを忘れさせてくれて
スピーカー 2
やるね犬
スピーカー 1
そうなんですよ
今山ちゃん先生と対峙して
その時に思った感情を話そうと思って
犬のおかげで
今日めっちゃいい話できたなと思ってます
スピーカー 2
でもさっきね
収録前にも
お伝えしましたが
僕にはないところをはるかさんめっちゃ思ってて
理論をちゃんとバックボーンに
持っててそれで実践してるって
エビデンスの強さがものすごくあるから
それは
すごいことですよ
本当に絶対できないと思って
だから
お話に来る人もいっぱいいるし
そこで
僕が直感的にこうだじゃなくて
こういうデータがあって
こういう人も言ってて
だからこうなんですよってすごく
シミるじゃないですか
だからねいいなすごいです
スピーカー 1
ありがたいです
もう経験がない分勉強するしかなくて
いやすごくかわいい
いやいやいやいや
ありがとうございます褒めてもらって
ありがとうございます
スピーカー 2
じゃあまとめていいですか
スピーカー 1
まとめれる
33:00
スピーカー 3
まとめれるかな
今日はそんなベストウェルビング賞も
ノミネートされた
山ちゃん先生とお話してきたんですけど
テーマ2つよね
教員の過労と
心の余裕をどう保つか
っていう話で
スピーカー 1
何の話したんだっけ
難しいね
スピーカー 3
つまり犬がウェルビングだっていう
スピーカー 1
まとまった
スピーカー 2
僕もう先生っていう肩書きが
嫌だなと思って
先生っていう肩書きが
均一性を生むじゃないですかまた
先生なんだからとか
だから6年1組の担任は
魚屋さんですと
6年2組の担任は
冒険家ですと
自称肩書きですよ
魚が大好きな人と
冒険大好きな人と
数学社外3組ですと
その3クラスの学年構成だったら
同じ算数やってても
全然違うに決まってるじゃないですか
っていう
先生っていう概念がなくなったら
学校はもっと今のままでも
人は多様性にあふれてるし
それを保護者もだよね
って言えればいいのになってずっと思ってるんですよ
山内次郎
確かに
スピーカー 1
いい
すごいな
スピーカー 3
言葉勝手に定義しちゃってたけど
そもそも
均一じゃないっていう可能性が
スピーカー 2
ありますよね
そもそも均一じゃないんですよ
均一化すればするほど今苦しくなってるから
立ち戻って
はるかさんの言う通りなんですよ
均一化が圧力になったら
先生っていう言葉も結構そこにかかってるな
スピーカー 3
確かに
スピーカー 1
なるほど
スピーカー 2
それでノーティーチャーなんだ
ノーティーチャー
ノーティーチャーのカルクラムは
ビビストップを立ち上げたときの
孫大蔵さんっていう企業家たちの
中で生まれた言葉
スピーカー 1
そうなんですね
最高のまとまりだ
スピーカー 3
はいじゃあ
そんな感じで山ちゃん先生との
スピーカー 1
コラボでした
スピーカー 3
ありがとうございました
スピーカー 2
ありがとうございました
スピーカー 1
ありがとうございました
楽しかった
スピーカー 3
そして山あり谷あり放送室にも
遊びに行かせていただくので
スピーカー 2
やった
ぜひぜひね
たね君もボケボケのたね君を
紹介させていただきますので
スピーカー 3
楽しみ
スピーカー 2
ありがとうございます
山あり谷あり放送室は本当に
教育の話をあんまり
学校とかいう脈では話さないので
僕は今日とても新鮮でしたし
お話できて嬉しかったです
スピーカー 3
ありがとうございます
そんな感じですかね
スピーカー 1
じゃあ皆さんさよなら
さよなら
スピーカー 2
ありがとうございました
ありがとうございました
36:03

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