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2020-01-17 12:11

短歌でおしゃべり 38【辻井竜一】総務課の田中は夢をつかみ次第戻る予定となっております

今回は、【辻井竜一】総務課の田中は夢をつかみ次第戻る予定となっております をご紹介します。今回は、コントみたいに面白い短歌をご紹介します。総務課の田中って一体何者なのよ!?自分の良さをわかってもらうには人づてに伝えてもらうほうが効果がある、というお話もします。
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マンチマル詰子です。
このポッドキャストは、好きな歌人の方の短歌や、自分で作った短歌について、勝手にあれこれ想像しながらおしゃべりしています。
毎週金曜、夜8時に配信しています。
1日の終わりの息抜きになったら嬉しいです。
今回は、コントみたいに面白い短歌をご紹介します。
そうむかの田中って一体何者なんでしょうか。
自分の良さをわかってもらうには、一つ手に伝えてもらう方が効果があるかも、というお話もしたいと思います。
そうむかの田中は夢をつかみ次第、戻る予定となっております。
そうむかの田中は夢をつかみ次第、戻る予定となっております。
今日は辻井隆一さんのそうむかの田中は夢をつかみ次第、戻る予定となっております。
という短歌をご紹介します。
こちらは本村ひろしさんの、「短歌ください」という、
タビンチに掲載されている短歌の読者投稿のコーナーをまとめた本に掲載されている短歌です。
辻井隆一さんも歌人の方なんですけれども、
そうむかの田中の連作というのがあるらしくてですね、
そうむかの田中さんというすごく一般的な感じ、
山田太郎みたいな感じのすごく凡人なイメージの方が、
どこかに行ってたりするっていうシリーズなんですけれども、
そういうそうむかの田中っていう、同じような状況の短歌がたくさん書いてある、
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そういう連作なんですけど、
あのね、他にはですね、
そうむかの田中でしたら青空の見えるところにいるはずですが、
とかね、あとは、
そうむかの田中は次の一目惚れまでお休みをいただいております。
あ、いただいてます。ね。
とか、そういうなんか会社の取り継ぎの対応、電話の取り継ぎの対応とかにありそうなフレーズで、
ありそうでありえないフレーズっていうのを、
そうむかの田中は何々のためどこどこにおりますとか、
席を外しておりますみたいな、そういうののシリーズの短歌なんですね。
で、その連作の一番最後の短歌が今回ご紹介する、
そうむかの田中は夢をつかみ次第戻る予定となっておりますっていう短歌なんです。
で、本当にそうむかの田中さんってどこにでもいそうな感じで、
なかなかいないかもしれないですけど、
なんかすごくぼくとつとした感じ、
なんか本当に真面目で仕事をきんとこなすみたいな、
黙々とこなすみたいな感じのイメージがそうむかの田中にもあるんだけど、
そのそうむかの田中さんは青空の見える場所にいたり、
なんですか、一目惚れするまで会社を休んでたり、
姉妹には夢をつかむまで戻らないっていう、
そういうなんか実は一番エキセントリックな人だったっていうのが、
すごくその対比が面白いですよね。
あとはその会社のその立場、それをそうむかの田中さんが、
例えば、俺そうむかの田中は夢をつかむまで戻りませんとか、
そういう単価だったらなんだこいつってなるんですけど、
それをそのそうむかの田中さんが所属する会社の人が、
うちの田中はこういう理由で戻りませんとか、
こういう理由でおりませんみたいなのをいうことで、
会社に黙認されている会社としては、
そんな田中さんの行動をある種容認しているわけですよね。
そうやって対外的に喋っちゃうわけだから。
なんでなんかそのところにすごくこの単価のおかしな感じがあるかな、
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というふうに思いました。
ところでこのそうむかの田中って本当に一体何者なんでしょうね。
すごくロマンチストなんでしょうね。
なんかそのロマンチスト具合も、
そうむかの田中さん本人が、
俺は青空の見えるところにいるぜみたいなふうに言ったら、
本当変な人って感じなんですけど、
こういうふうに淡々とその所属している会社の人に言われると、
なんかちょっとそうむかの田中さんってもしかして素敵な人なんじゃないかなって思っちゃいますよね。
なんかそこに自分で主張するのと他人の推薦というか、
田中さんってこういう人なんだよっていうので、
人に与える影響って結構違うんですね。
なんかそれをすごく感じました。
なんか私は今の会社では電話の取り付きって一切なくって、
まずそもそも私のいる部署が外部からは電話はかかってこないですし、
内線とかもですね、うちは電話じゃなくてチャットでのやり取りが多いので、
電話はですね、かかってこないですね。
なのでこういう取り付きもすごく、
昔は違う会社ではありましたけど懐かしい感じのやり取りだなというふうに思います。
他の会社さんって今でもそういう電話の取り付けがあったりするんですよね。
あるとこはありますよね。
あとはなんか今お話ししていて、
自分で主張するのと他人のあの人ってああいう人なんだよっていうのに与える印象が違うっていうのが、
すごく私の胸に今響いているんですけど、
なんかあの、なんだろう、やっぱりだからなんだろうな、
例えば恋愛の友達づけの紹介みたいのは結構相手に与える影響としてはすごくいいのかもしれないですよね。
なんかその自分からアタックしていくんじゃなくて、
友達づけで、うちは友達の誰々さんっていう人がいて、すごくロマンチストな人なんだけどどうかなとか、
例えばあの人いつも青空を見に行ってるから席を外してるんだよねとかなんか、
ちょっとその言い方だと変か、この言い方だと仕事してない人みたいですけど、
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なんかそういうふうに進めてあげたら、
ああなんか素敵そうな人だから会ってみようかなみたいな気持ちになったりしますよね。
だからそういう効果ってすごく大きいんだなっていうふうに思いました。
なんか自分で言っててね、全然感じ方が違うんですよね。
これが自分でびっくりしてます。
だからなんか自分のことをよく思ってもらいたかったら、
なんかこう周りの人が思わず他の人に喋りたくなっちゃうような人になるのを目指すっていうのはすごくいいかもしれないですよね。
例えばなんか、マンチマル爪子さんってこういう感じの人ですごくいいんだよねみたいな、
こういうこと普段言ってるんだよとかってお友達に話していただくと、
私がこうやって、私こうやってますって言うよりも響く、どんどん広がっていって、
あ、何?その人なんか面白そうだねみたいな感じで思ってもらえるんじゃないかなって思ったりしました。
どうやってそういうふうに言ってもらえる人になるかっていうのが悩ましいんですけど、
まあそこはでも信頼ですよね。
あ、そうそう、信頼だだからあるから、その他の田中さんも会社の人にきっと容認されてるんですよねって思いました。
なんか面白いですね、喋っててすごくあ、そうかってふうに落ちることもあるし、
そういう意味でもPodcastっていいなというふうに思いました。
いろいろ皆さんにはその、私がふに落ちるためのおしゃべりに付き合ってもらっているような形なんですけど、
ちょっとでもためになったら嬉しいです。
はい、いかがでしたでしょうか。
今回は辻井隆一さんの総務課の田中は夢をつかみしたい、戻る予定となっております。
をご紹介しました。
なんかでおしゃべりは毎週金曜夜8時に配信しています。
また来週金曜夜にお会いしましょう。
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それではおやすみなさい。
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