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短歌でおしゃべり
このポッドキャストは、好きな歌人の方の短歌や、自分で作った短歌について、勝手にあれこれ想像しながらおしゃべりしています。
今回は、世界とか命とか大きなことをテーマにした短歌をご紹介します。
そよかぜにふかれみあげたそら、きみがのぼっていったとしるしぎょうしき
そよかぜにふかれみあげたそら、きみがのぼっていったとしるしぎょうしき
この短歌は、自分で作った自作の短歌です。
なんかあれですね、自分で作った短歌を紹介するっていうのは、ちょっと恥ずかしいですね。
これは、ツイッター上でやってる歌会ですね。歌会って書いて、かかいって読むんですけど
とりかかいオンツイッターというオンライン上の歌会がありまして、それに参加させていただいたときの短歌です。
歌会は、お題があって、お題がさわやかと書いて、そうだったんですね。さわやかのそうです。
お題のそうにあった歌を提出して、みんなで票をしあったり、最終的には点数を入れて、誰が一番よかったかっていうのを決める短歌のイベントです。
私の作った、そよ風に吹かれ見上げた空、君が昇っていったと知る試行式っていうのを出したんですけれども、
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結果的にはなかなか技術的なところができていなくて、そういうのをいろいろみなさん検索して教えてくださったりとかしました。
歌の背景は、歌の背景を短歌で歌えずに全部言葉で言っちゃうっていうのはちょっと野暮なんですけど、
そういう野暮なことをするのがこの短歌でおしゃべりの趣旨なので、勇気を持って言っちゃいたいと思います。
この歌は実話があって、この歌から、試行式で親しい人とか知ってる誰かが亡くなってしまったっていう歌だっていうことはわかると思うんですけど、
実際に会ったことで、舞台は学校じゃないんですけど、好きだったアーティストの方がいて、
その方がゴールデンウィークに実は亡くなってたっていうのをゴールデンウィークが開けた後に知ったっていうことがあったんですね。
そのアーティストさんたちは、ゴールデンウィークが開けたらメジャーデビューするっていうことが決まってて、
それもすごく楽しみだったし、ゴールデンウィークっていうこともあって、自分はすごくただ浮かれて楽しんでいたんですけど、
自分がそうやってのんきに浮かれてる間に、そんな大変なことがあったってのを知らなくて。
知らなかったっていうのは、知る由もないのでしょうがないんですけど、
すべて過ぎ去った後に、実はもうその時にその人はいなくなってたんだっていうのがすごく衝撃的だったんですよね。
自分の知らないところで世界が変わってたっていうのが、
誰か一人でも描けたら世界って全然ガラッと変わっちゃいますよね。
世界を構成しているピースだと思うんですね。
今生きている人とか、今あるものとか、今ある全部が揃って今自分が見ている世界だと思うんですけど、
それが自分の知らないところでそのピースが一つ描けてたっていうのが、
知らない間に自分の知っている世界じゃなくなっちゃってたんだっていうのがすごく衝撃的だったんですよね。
そういうのって毎日どこかでそうやって自分が知らない間に変わってるんだろうなと思って、
好きだったアーティストさんがいなくなったっていうことだけじゃなくて、
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他にも自分が知らないだけでどんどんどんどん毎日世界が変わってるんだなっていう、
やるせなさというか衝撃というか、そういうのを歌にしてみたいなと思って。
あとはちょっと喧嘩じゃないですけど、
亡くなった方にお花を備えるみたいな感じで歌をその方に送れたらいいなと思って、
そういう気持ちを込めて作りました。
結果、なかなかそういう気持ちを込めて作った歌なんだよっていうのは、
技術不足もあって伝わらなかったんですけど、
でもこれからも自分の中にある大きなテーマなので、
この世界を構成するものとか、この世界が知らないところで変わっちゃってるっていうのは、
自分の中の大きなテーマなので、
これからもそういったテーマに沿ったような歌が作れるといいなと思っています。
はい、いかがでしたでしょうか。
今日は自分で作った探花、
そよ風に吹かれ見上げた空、君が昇っていったと知る修行式をご紹介しました。
探花でおしゃべり、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
それではまた聞いてくださいね。バイバイ。