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こんばんは、アンチ丸詰子です。
このポッドキャストは、好きな歌人の方の短歌や、自分で作った短歌について、勝手にあれこれ想像しながらおしゃべりしています。
毎週金曜、夜8時に配信しています。
1日の終わりの息抜きになったら嬉しいです。
今回は、多くの女の子が共感しそうな恋の短歌をご紹介します。
私が初めてアクセサリーをプレゼントされた時の思い出や、
単語一つで短歌に込めた思いが全然変わってくるよ、ということについてもお話ししたいと思います。
今私、無敵なんです。
こないだ、もらった星のピアスをつけて。
今私、無敵なんです。
こないだ、もらった星のピアスをつけて。
今日は千原小萩さんの、今私、無敵なんです。
こないだ、もらった星のピアスをつけて、という短歌をご紹介します。
千原さんは、現代短歌でもかなり名前を知っている方も多い方だと思うんですけれども、
普段はイラストレーターさんなんですかね。
2010年からツイッターで短歌の発表を開始されたというふうに略歴の方に書いてありました。
鳥かかいという、前回の歌を見たときの画会も主催をされていらっしゃいます。
この短歌を見た時に、すごくわかりやすくて可愛くて、
共感することの多い短歌だろうなというふうに思いました。
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私自身は、多分これって大切な人、好きな人とかから、
星のピアスをもらって、それをつけることで、気分的に無敵になったというようなタンクだと思うんですけど、
偶然的にはね、こういう気持ちって本当に、すごく遠い遠い昔のことのように感じる歌で、
今自分が誰かに星のピアスをもらったとしても、あんまりこれで自分は無敵だって感じないんですね。
それは何でかっていうと、多分自分が社会人としてだいぶ経つし、
自分でこう自立して長いことやってきたので、
なんかその誰かにもらったもので、無敵だってなるっていうよりは、自分の力で、
まあ無敵ではないですけどね、無敵じゃないけど、まあなんとかやってきたっていう経験があるからなんですよね。
だから誰かに何かをもらわなくても、まあなんとかやってこれてるっていうところがあるから、
だから今更誰かに何かをもらったから、何か変わるっていうことはあんまりないんですよね。
だから今私もねピアスじゃないけど、一緒に暮らしている人に指輪をね、お互い交換しあったんですよ、おそらいの指輪をね。
だけどまあそれは嬉しいし、それは毎日つけてますけど、
それによって何か変わるっていうのはそんなにないんですよね、大事なものだけど。
だけどね、すごく遠い昔の記憶をたどると、
初めてちゃんと付き合いしたなって自分の中で思った人がいるんですよ、19歳くらいの時に。
その前とかは本当に子供的な感じで付き合ったりとかありましたけど、そうじゃなくて、
本当にちゃんと付き合いしてるなっていう実感があった方がいて、
クリスマスに指輪をもらったんですよね。
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それがすごく嬉しくて、多分初めて人から指輪をもらったと思うんですよね、その時に。
すごく嬉しくて、翌日アルバイトに行く時とかも今でも覚えてますけど、
ゲームセンターで当時アルバイトをしていて、付けていったわけですよ。
いろいろ仕事をする時に指輪は正直邪魔なんですけど、ぶつかったりして、
だけど、例えばゲームマシンを磨いてる時とかね、例えば景品を足したりする時に手を使うわけですよね。
その時に指輪が目に入るわけですよね。
それがすごく嬉しくて、何とも言えない高揚した気分をもらった時のこととか、
その時のくれた人の顔とか、そういうのを思い出して、すごく嬉しい気分になったっていうのは覚えてますね。
その時ってやっぱりまだ幼いので、19とかですよね。学生なので社会にもまだ出てないし、
なんかその、もらったから無敵、別に自分に自信がなかったっていうわけではないですけど、
なんかそれをもらってそれを身につけることで、なんでしょうね、守られてるというか、すごく満たされた気分。
そうですね、すごく心が幸せで充満してるというか、
満たされたっていう気分になったのはすごく覚えてます。
だからなんかこの千原さんのね、今私無敵なんですって髪の毛で言い切ってるのは、
そういうなんかこう、なんでしょうね、女の子のそういう満たされた気持ちというか、
ないから無敵じゃないとかそういうことじゃないんだけど、
もらったそのアクセサリーを身につけることで、なんか心がすごく満ちたりてる。
で、今何があってももうその幸せな気持ちで心がパンパンになってて、
自分がしっかりしてるっていうか、そういうので充満してね、
しっかりしてるから何があっても大丈夫って思えるような、
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そういう強い守りみたいなものをもらったっていう、
そういう気持ちがすごく出てるなというふうに思いました。
あとはあの星のピアスで、星ってついてますよね。
で、この単歌を読んだ時にすごく感じたんですけど、
もらった星っていうその言葉がすごくなんか素敵だなと思って、
読んだ時にですよ、さらに感じたんですけど、
星っていう言葉がね、なんかすごく心強いというか、
星ってなんかその文明的な意味合いもあったりするじゃないですか。
こういう星のもとに生まれたとか、そういうふうに言ったりもしますよね。
で、なんかそういうなんか運命みたいな気持ち、
このピアスをもらったその人との縁の運命とか、
そういう気持ちもこの星っていう単語からすごく力強く感じたんですね。
これは本当にあの、ただ目で見る、見ただけの時はそんなに思わなかったんですけど、
声に出した時にこの星っていう単語の力強さっていうのをすごく感じたので、
なんかもしかしたらその、例えばピアスっていろんな形があるから、
ハートのピアスでもいいわけだし、ダイヤのピアスでもいいわけだし、
パールのピアスとか、いろいろあるじゃないですか。
それをあえて星でしたのは、そういうあったことのその運命みたいなことも、
この単語に込めたのかなというふうに感じました。
だからなんかその星っていうことで、星のピアスっていうことで、
この単語のすごく運命的な力強い感じっていうのが、
さらになんか感じるなというふうに思いました。
はい、あとはですね、あの今年からですね、
あの去年はポッドキャストを始めたばかりで、
割とこうダラダラとね、お話しすることが多かったんですけど、
今年からはですね、本編のこの勝手におしゃべりのコーナーは、
なるべく10分で終わらせようというふうに、
試験的にやってみています。
なので今日はこの辺で終わりにしたいと思います。
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はい、いかがでしたでしょうか。
今回は千原小萩さんの、
今私無敵なんですこの間もらった星のピアスをつけて、
をご紹介しました。
単歌でおしゃべりは毎週金曜夜8時に配信しています。
また来週金曜夜にお会いしましょう。
それではおやすみなさい。
