1. タダの箱庭ラジヲ
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2024-04-06 15:50

♯1「私たちはふたつの世界に生きている?」

「あなたはふたつの世界をどう行き来する?」クラウドファンディングで1,000人を超える支援者と1,000万円以上の支援金が集まるほど注目を集めた「タダの箱庭」プロジェクト。

ついにプロジェクトの招待状となる1万冊の本が完成しました。ここからは、この本がバトンのように手渡されることで、ギフトの輪を広げていくやさしい社会実験のお話。

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世界の解像度を上げる、タダの箱庭ラジヲ。
さあ、記念すべき第1回目の放送となります。パチパチパチということで、早速話していきたいと思うのですが、
みなさん、タダの箱庭というプロジェクトはご存知でしょうか。
タダの箱庭プロジェクトは、今、お金を消えた世界という、ちょっとキャッチーなタイトルをつけて活動しているプロジェクトなんですが、
このプロジェクトがどういうものかということをお話ししていきたいなと最初には思っているんですが、
このプロジェクトは、僕らはふたつの全く異なる世界に生きているということをプロジェクトの軸にしまして、
そのふたつの世界というものを分けることで、僕らが生きているこの現実というものを認識していく活動というかプロジェクトになっております。
タダの箱庭プロジェクト、こちらはお金が消えた世界という仮想未来社会へ誘っていく実験となっております。
新感覚エンターテイメント、優しい社会実験を始めようということで、
タダの箱庭プロジェクトで体験するお金が消えた世界というのは、
信頼だったり善意、寛容さ、思いやりが生み出す世界を作ってみたら、
僕らが当たり前だと信じていた常識を超えて新しい気づきや発見をもたらしてくれるのではないかということで、
社会実験をしていきたいなと思っているところです。
冒頭にもありました、僕らは全く違うふたつの世界で生きているということをテーマにしているんですが、
このふたつの世界、どういう世界でできているというところなんですが、
今回分けたのが、見返りを求める世界と見返りを求めない世界、
利己的な世界と利他的な世界だったり、お金がある世界とかお金がない世界、
そういったことを分けてプロジェクトを進行しております。
そもそも、僕たちはこの違うふたつの世界というか概念を、
どれくらい皆さん意識されているでしょうか。
僕はですね、長いこと、なぜかそのふたつをまるでひとつのゲームかのように思って、
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そのひとつのゲームの中に利己的な時もあるし利他的な時もあるというか、
皆さんも大概は同じように感じているのではないかなと思うんですが、
ですがね、これ実は全然違う世界なんですよ。
どれくらい違うかというと、動物の森とフォートナイトくらい遊び方が違うという設定になっておりまして、
これがどういうことかということを話すと、
僕たちはですね、何かをしてあげたりとか、何か報酬をもらうことで、
それだったらそれに見合う何かを提供しますというふうに考えるんですね。
仕事の関係性もそうですし、
例えば家族、家庭の中でご飯を作ったんだから食器くらい洗ったよねって言わずとも思っているとか、
私がこんだけ頑張ったんだからあなたももっと頑張ったよねみたいに、
いわゆる尊徳感情みたいなフィルターというか尺度を自分の中で持った状態で、
いわゆる世界と関わっている瞬間。
それとまた別に、何か古い友達と出会って、
うちに招いてご飯を食べさせてあげて、
お風呂も入って布団もひいておいたからゆっくりしていってねっていうときって、
意外とその尊徳感情ってあんまり持ってなかったりしませんか?
僕たちがその中で、
この2つの世界をですね、何かこう行ったり来たりしてるわけですよ。
その尊徳感情がある状態とない状態っていうところで、
僕らはそのゲームというかフィルターを通して世界と関わっているわけですが、
これがさっきフォートナイトとアツモリくらい違うよって言ったんですけど、
これがどういうことかっていうと、
いわゆるフォートナイト的な世界っていうのは、
どれだけ自分がポテンシャルを発揮して、
そして報酬だったり学びを経て、
そしてステージを上げて、
さらに報酬や学びを得ていくっていうようなゲームだと思ってます。
なので資本主義競争社会と言ってもいいんですけれども、
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僕らが普段デフォルトで活動している時っていうのは、
結構史上規範的な世界が中心なんじゃないかなと思っております。
一方ですね、社会規範っていう世界は、
善意とかその利他的な、
自分のことよりも何かこう共にあるみたいなものを大事にしているような世界になっております。
なのでそこではどっちかというと、
あまり尊徳感情がないので、
ゲームの種類で言うと、
お庭をDIYして、
友達を呼んで、
お茶会をして、
おしゃべりをして、
そしてみんなで楽しいねみたいなことを言って、
みんなそれぞれお家に帰っていくっていうような、
本和化したゲームになっています。
これって全然違うんですよ。
想像してもらうとわかるように、
戦争、サバイバルゲームと本和化、
仲良しゲームみたいなくらい、
世界のゲームのジャンルというか、
遊び方って違うじゃないですか。
それを僕らは分かっている。
知ってはいるものの、
これを僕らは一つのまるで世界というか、
一つのゲーム化のように捉えて、
現代人生きてはいないでしょうか。
はい。
これ僕もずっとそうだったんですけど、
つまりは、
フォートナイトとアツモリって全然違うゲームなのに、
まるで一つのゲーム化のように、
相手が、自分はものすごい、
なんていうんですかね、
その尊徳感情をバリバリ使って世界を見ていて、
それでじゃあこの物事に対してどう向き合うかって言っているときに、
アツモリ側のゲームの感覚とか、
自分の感覚とか、
みんなと仲良くしていたいんだよね、みたいなことを大事にしていて、
それがお互いに認識されないままに、
僕らはそれが当たり前かのようにコミュニケーションをしている。
普段、
当たり前のように、
それぞれ自分の世界が相手もそうだろうと思い込んでコミュニケーションすることによって、
自分の世界がどんな世界であっても、
どんな世界でも、
相手もそうだろうと思い込んで、
コミュニケーションをすることによって、
自分の世界がどんな世界でも、
相手もそうだろうと思い込んでコミュニケーションをすることによって、
たくさんのミスコミュニケーションというか、
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ヒューマンエラーが起こっているのではないかということを、
このプロジェクトを軸にしておりまして、
なので、全然この2つの世界というものはそもそも全く違うんだということを、
まずは皆さんにこれをちょっと伝えたいなというのがありまして、
なのでこのただの箱庭プロジェクトというのは冒頭にありました、
私たちは全く違う2つの世界に生きているというところから、
このプロジェクトは進んでいきます。
この2つの世界なんですが、
行動経済学の世界では、
この世界は市場規範と社会規範というふうに分けています。
簡単に言ってしまえば市場規範は1円でも存続感情的な感覚が働く世界、
そして社会規範は簡単に言えばそれがない世界。
例えばどういうときにこの2つの世界が見えてくるのかといったときのお話をしたいんですが、
ある日ですね、小さな女の子がお母さんからお菓子を買ってもらって公園にやってきたんですね。
その子は公園の広場に集まっている友達を見つけて嬉しそうに駆け出したんですよ。
僕見ていたんですけど、
そのときに僕が女の子の表情から読み取った未来っていうのは、
彼女は買ってもらったお菓子をみんなのところに持って行って、
みんながお菓子いいなってなって、一緒に食べようって言って、
一緒にお菓子をみんなで食べて、
ありがとう、一緒に遊ぼうよ、いいよみたいな感じで、
なんかこう広がっていく、
それこそ仲良しゲームのね、なんかゲームをやろうっていう感じで走り出したように見えたんですよ。
でもその瞬間にママがですね、その子を呼び止めます。
なんて呼び止めたかというと、
ママはですね、そっちに行ったらみんなにお菓子を分けなきゃいけないよ、
自分の分が減っちゃうから食べてから行ったらっていう風に呼び止めたんですね。
このシーンをちょっとみなさん想像してみてほしいんですけど、
確かにそれはお母さんの言うこともわかると。
小さい女の子はですね、戸惑いながらも、
ママの言うことを聞かないといけないかなみたいな、
確かになんか自分の分が減っちゃうのかなみたいな、
そんなことを考えてもいなかったのにっていうような顔をした後に、
従ってちょっとこっそり住み子の方でお菓子を食べ、
そして食べ終わってから友達のいる広場にかけて行ったんですけど、
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その頃にはですね、もう友達はまた別の興味が行くところに行ってしまっていてですね、
その広場にもういなかったんです。
結果その子は一人でブラコに乗って遊んでいたっていうその光景を僕は目の当たりにしたときにですね、
こういったことが僕ら小さい頃からやっていて、
何かその2つの世界がなんだかよくわからないままに、
言ったら親や大人から教えられるこの世界の扱い方、プレイの仕方っていうことが、
何かその矛盾した中で僕らは大きくなり、
それが当たり前のような感覚で常日頃生きている。
それが日本だけじゃなく世界中で起こっているっていうことが、
僕はちょっとこの数年前にこの事実に気づいたときに衝撃が走ったというかですね、
これ何が正解だったかっていうことはさておき、
こういったことが僕らの日常で起こりまくっているっていうことにあまりみんな気づいていないんですよ。
どうでしょうか?
リスナーの皆さんも常にそのどっちかの世界、
ちゃんと意識して生きているよっていう人そんなにいないんじゃないかな。
で、これが言ったら、
僕らは子供の頃から親やその大人に、
なんていうか友達を大事にしなさいとか、
仲良くするんだよっていうのを毎日のように教えられながらも、
いかにテストの点をいい点とって、
他の人よりもいい学校行って、他の人よりもいい会社行って、
人よりもなるべくいっぱいを勝ち取って生きていきなさいよということを、
同じテンションでまた教えられるという、
どっちなんかなって僕はちっちゃい時から矛盾を感じて、
どっちなんやみたいな感じで思って生きていたので、
それに対しての一つ答えではないですけど、
全然違うじゃんこの2つの世界ってっていうのが、
これからのラジオを通して、
この2つの世界っていうものを紐解きながら、
どうやったら僕らがその2つの世界を自由に行き来できるのかっていうことを、
皆さんと考えていけたらなと思っております。
ということで、今日はこの辺にして、
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次回はまた話の続きをしていきたいと思います。
ありがとうございます。
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