~2章のワーク2ー1〜 私たちは日常生活の中で無意識に「損得勘定」というフィルターを通して判断を下しています。スーパーでの買い物や家族とのやり取り、仕事の場面で、どのように損得を意識しているかを振り返り、私たちが無意識に使っている「色メガネ」を可視化してみよう!
サマリー
このエピソードでは、損得勘定が彼らの思考や行動にどのように影響を与えるかを掘り下げている。彼らは日常生活の中で無意識にこのフィルターを使っていること、そしてそれが人間関係や自分の価値観にどのように関わるのかを考察している。
損得勘定の基本
さあ始まりました、タダの箱庭ラジヲ。本屋では買えず増札もされない、読み手から読み手へとギフトされる1万冊の箱庭本についてお話ししていきたいと思います。
ということで、前回の放送で第2章のエピソードが終わったわけですが、今回は章ごとに挟まれているワークをですね、リスナーの皆さんに聞いてもらって、ぜひ自分について深掘りしてもらえたらなぁと、こんな風に思っております。
ちなみにこれまでのエピソードは、2章のテーマ、「損得勘定が損なうもの」についてインタビューしたものだったのですが、もう一度おさらいしますと、もしかすると私たちがお金を買い財させた時にもやもやするのは、損得勘定が働いているからかもしれません。
あるいは見返りを求める気持ち、ギブアンドテイクの関係と言ってもいいでしょう。ギブアンドテイクな関係は私たちの何を損ねてしまうのでしょうか。というテーマだったわけです。
なので、普段あまり意識しないけれど、私たちが日々の生活の中で必ずと言っていいほど使っている、この損得勘定というテーマについてリスナーの皆さんと深掘りしてみたいと思います。
この損得勘定という言葉ですね、聞いたことがある方も多いと思いますが、どう感じますでしょうか。
損得勘定というと、ネガティブなイメージを持ってしまう方もいるのではないでしょうか。
まず損得勘定という言葉を改めてご説明すると、自分にとって得か損かを天秤にかけて打算的に判断することを意味しています。
要するに、これをやったら自分にとって得になるのか、これは損するかもしれないからやめておこう、といった考え方になります。
このような考え方をする人は他人の利益よりも自分の利益を優先する、いわゆる利己的な人だと思われがちです。
ドライで経産高い、時には冷淡な印象を持たれることも多いかもしれません。
実際に損得勘定で行動する人に対して、金の猛者や悪体感などネガティブなイメージがつきまといます。
そういったレッテルを貼られるのは誰だって嫌ですよね。
私たちもそういった評価を避けたいという気持ちがあるからこそ、損得勘定で動いていると自分から言うことは少ないでしょう。
しかしですね、ちょっと待ってください。
実は私たちは日々の生活の中で無意識のうちにこの損得勘定というフィルターを使ってはいないでしょうか。
それを利己的とか打算的とか、あまり良い意味で捉えたくないかもしれませんが、損得勘定は実際に私たちのこの日常に深く根付いているものなんです。
例えば、スーパーでお買い物をしている時を想像してみてください。
新鮮だけど少し値段の高い野菜を買うのか、
それとも見切り品で安くなった少し古い野菜を買うか迷うことってありませんか。
これはまさに損得勘定です。
新鮮なものを買うことで健康に良い影響があるかもしれないけれど財布には痛いなとか、
安く済ませたいけどこれだと栄養が減ってしまうかもといった具合にですね、私たちは自然とあらゆるこの価値観を
っていう損得をですね、天秤にかけているわけです。
また道端でゴミが落ちているのを見かけた時、拾おうかなと両親が思うけれど、
その時にでもめんどくさいし他の人も見てないし、とかなんか逆にね他の人の目が気になってちょっとね、
ためらってしまうみたいな、まあそれでスズーしてしまうこともあるかと思います。
これも損得感情の一つです。
自分が行動を起こすことで得られる満足感や他人からの評価を意識している一方で、
面倒だという感情が損得のバランスに影響しているわけです。
もっと身近な例で言えば家族とのやりとりもそうです。
例えば誰かが料理を作ってくれた時に、
自分は料理を作ったんだから他の人が食器を片付けてくれたらいいのに、と思ったことはありませんか?
これは家族であっても無意識に損得を考えてしまっている瞬間です。
自分がどれだけ貢献したか、それに対して他の人がどれだけ応じてくれるかを天秤にかけているんですね。
自分がこんだけやったんだからあなたもこれだけやったよね、みたいなこともそういうことだと思います。
つまり損得感情というのは打算的で冷たい行動をする時だけに使うものでもなく、
私たちの日常のすべてのシーンで無意識に使っている色眼鏡みたいなものなんです。
損得勘定の影響
スーパーの買い物から家族との関係、そして人との、あらゆる人とのやり取りまで、どんなに小さなことでも私たちは常に損か得かを考えて判断しているのではないでしょうか。
ここで一つ皆さんに問いかけたいのは、あなたはどんな時にこの損得感情の色眼鏡をかけているというふうに感じますでしょうか。
日常生活の中でどんな時に損得を意識していますか。
普段は意識していなくても改めてメタ認知じゃないですけど、俯瞰して日々の自分のこの思考を振り返ってみると、
実は驚くほどたくさんの場面で損得感情を使っていることに気づくかもしれません。
まあ、僕自身もなんかね、こう、
ああ、ってなんかこう、なんかこう、
利己的な自分だったりとか、 なってる時は損得感情って物事を見てるケースが結構多くてですね。
本当にいいんですよ。一日の中でね、朝起きた瞬間から、それこそ寝る瞬間まで、至るところでこの損得感情の色眼鏡をかけてみたり、
それを外してみたりっていうね。 たまにこうやっぱね、半分半分の眼鏡をかけてみるよね。
とにかくこれはすごい僕らに無意識なんですけど、この損得感情という
色眼鏡に大きな影響を与えているということなんですけれども、
まあ損得感情をですね、ネガティブに捉えるのだけではなくてですね、むしろ私たちが生きていく上で欠かせない、
もう判断基準の一つとしてね、受け入れることが大切かもしれません。 だってまあ誰だって損はしたくはないですし、
得をしたいと思うのは当然のことですから。 問題はそれが行き過ぎてしまったり、もしくは他者との関わりに悪影響を及ぼしてしまわないように気をつけましょうということなんですね。
例えば職場での人間関係を考えてみてください。 損得感情だけで動くとあまり良い結果にならないことも多いですよね。
例えば誰かが困っていても自分には関係ないから助けないっていう態度だったり、上司に嫌い、気に入られたいから他の同僚を踏み台にしてしまおうみたいね。
こういった行動は短期的には得をするかもしれませんが長期的に見ると組織全体の力だったりね、人間関係が壊れてしまうということもあると思います。
だからこそ損得感情を使う際には自分の利益だけではなく周りの人たちとのバランスを考えることが重要です。
私たちは一人では生きていけません。他者との関わりの中で時には損をすることも必要だと思います。
損得感情の自己認識
短期的な損は長期的な信頼や人間関係の構築につながることもあるのではないでしょうか。
はいみなさんどうでしょうか。日常生活の中で損得感情をどのようにどのぐらい使っていますか。
仕事や家庭、友人関係などどんな時に損得を意識してしまうのでしょうか。
それが自分の価値観や大切にしているものとあっているか一度考えてみるといいかもしれませんね。
今日は損得感情という色眼鏡意識してみるとこの世界は損得だらけというテーマでお話しさせていただきました。
私たちが無意識に使っている損得感情というフィルターがどのように私たちの行動や考え方に影響を及ぼしているのか少しでも考えるきっかけになれれば嬉しいです。
はい、ということでまた次回お会いしましょう。ありがとうございました。
10:14
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