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  2. #118(s15-12)【肉食禁忌と豆腐..
2022-08-26 33:04

#118(s15-12)【肉食禁忌と豆腐(前編)】肉食文化からの肉食禁忌と穢れ(けがれ)(たべものラジオ)

日本では神饌(御供物)にお肉が使われていた!穢れと日本人特有の感覚。

※鈴虫の音が少し入っています・・・


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00:05
はい、では前回からの続きです。今回は
はい、日本の豆腐の伝来のところを前回やりましたので
次はですね、違う角度から日本に豆腐が入ってくる少し前から始まる肉食禁忌の観念
肉食禁忌?
そう、肉食禁忌わかります?
わかるってどういう意味?
イメージつきます?
イメージ?肉を食べたじゃ…ん?肉を食べたじゃ…ん?
今日何だろう?
肉を食べてはいけないっていう感じ?
そうですね。結構、巷のネットニュースとか読んでると
日本人は昔からあんま肉食わねえんだっていう話をしてて
もう菜食主義の国みたいなイメージを持ってる人が多いらしいんですね
ほう、そうなんだ
なんですけど、実はほんとに肉をほとんど食べなくなるのって
江戸時代中頃になってからなんですよ
江戸時代中頃?
そうなんです
結構遅いんだね
結構遅いんです
このシリーズ、豆腐のシリーズの第1話でちょっとお話をした
料理三階教で見たて料理が出てきたよみたいな話をしたの覚えてますかね?
見たて料理、あーあったね
もみじの葉形に野菜を切ってみたいな話をしたとこですね
それが発売されたのが1749年
1749年?
もう江戸幕府できて100年ちょっと経ってますね、軽くね
この時点でまだ肉結構食べてるんですよ
その頃まで食べてんだ
この辺りから徐々にほとんどの人が肉を食べなくなってくる感じなんですね
そうなんだ
その前の1643年に発売されている料理物語集から
あの本には肉料理のレシピ載ってるんでバリバリ
そうか、ジビエだとかって
そうです、ジビエしかありえない
ジビエしかありえない?
そうなんです、牛を飼って肉にするっていう感覚ないんですよ
あーそういうことね
何か動物を飼ってそれを肉にして食べるのって
ある程度してから鶏肉をするくらい
鶏とかね
主には卵ですけど
それ潰して食べるっていうのが出てくるんですけどね
牛を牧畜として飼ってそれを肉にするっていうのは
だいぶ後ですね明治入ってから
牛はいたんだ
いましたよ、もちろん
平安時代ギッシャって言って馬車じゃなくて牛が引くやつね
あれってでも水牛とかじゃないの?
どうなんでしょうね、牛の種類まで知らない
まあ牛は牛ですよ
くくりが雑
03:00
でも一応ね平安時代くらいまでは普通に牛も食べてるし
食べてるんだ
馬も食べてるし
あとねうさぎとか
鹿
鹿言った?あと犬
おー犬ね
あと猿
猿?
キジ
あーキジは効くよね
そうですね
桃太郎に出てくるお供の3つはみんな食べられてますね
残酷な話が
まあそういう世界観なんですよ
この肉食をしてたところから
どういう系譜でもって肉を食べなくなっていくのか
肉を食べなくなっていくって
グラフで言ったらだんだん右肩下がりでね
肉の消費量が減っていくイメージですよ
そこに豆腐が入ってきて普及していくのが
クロスしていく感じなんですね
豆腐も入ってきてすぐダーンって増えるわけじゃなくて
徐々に広まっていくので
そのクロスのところを肉食という視点から
今回は眺めてみようかなという試みです
ちょっと前振り長いなこれ
ここまで前振りね
ということで
いきなり時代は遡ります
遡る
平安時代以前奈良時代くらいまでのイメージですね
実は肉食は当然OKなんですけど
それがなんでわかるかっていうとですね
神様にお供え物するじゃないですか
神聖
普通に鹿の肉捧げてるんですよ
鹿の肉捧げてる?
日本の神道で
中国じゃない日本でちゃんと捧げられてるんです
そうなんだ
鹿肉は神聖なお肉ですよ
肉を捧げるイメージ全くなかったけどね
俺もこれ読んでて
そうか言われてみたら確かにあるなっていう
中国の儒教の元である孔子
孔子先生をお祭りする行事があって
そこでもやっぱり肉をお供え物にやってるんで
似たような感じなんじゃないですか
そういうことになるよね
そうなんですよ
これが途中からダメになってくるんで
ダメになってくる?
なんで変えたみたいな
確かにね
途中からダメになるっていうのは何かないと
そうなんですよ
これがもしかしてやっぱり仏教の影響なのかなと思ったんですが
違った
違った?
違った
もともと神道
日本の神道っていうか
民間信仰みたいな中には
穢れっていう概念があるじゃないですか
はいはいはい
聞いたことあります?
不浄だとか
穢れって本当に汚れてるって
物理的な汚れではなくて
精神的な汚れみたいなものも表してるんですね
穢れを払うとかいうもんね
06:01
まさにそれそれ
日本人のほとんどの人は
穢れねって納得するんですけど
この肌感覚
海外の人ほとんどわからんぽい
悪魔笑いみたいなもんだもんね
そう
感覚が
体の周りにもやもや
何かがまとわりついてるような気持ち悪さ
なんだろうね
貧乏神みたいな
そのもっと貧乏神のオーラみたいな
これね
なんかいい例えがないかなと思って
ずっと考えたんですけど
難しいね
そっかないか
確かに思いつかないね
この汚れの感覚を
例えばアメリカ人に説明しますって言った時に
もちろん日本語でね
どういう例え話がいいのかなっていうのを
これ僕思いつかなかったので
ここはたりき本願で
リスナーさんからアイデアください
急に振ったね
思いつかない無耳
なんだろうね
汚れの概念自体やっぱ古いので
例えば古事記の神体記って
神話の世界にも当然出てくるんですよね
汚れの文字でいくと
例えばイザナギが
イザナミの愛に行くっていう
イザナギ・イザナミは変わるよね
イザナギの見事?
そうそう
イザナギの見事とイザナミの見事
男女が結婚して
で、ホコで地上をぐるぐるぐるぐるってかき混ぜて
ポチャンってやると島ができて
それが日本の一番最初の島になった
それが一応淡路島ってことに今はされてる
淡路島なんだ
そこから今の四国とかあの辺り
近畿地方作ってってみたいな
そういう神話なんですけど
イザナギとイザナミが夫婦なので
神産みをするんですね
神産み?
要は神様をどんどん産んでいくんですよ
子供として
で、イザナミがいっぱい子供を産むんですけど
火の神様を産むんですね
火の神様
炎そのものを
炎そのものを産んだら大火傷を負うんですよ
炎そのものを産む?
そうなんです
そうすると又の間が焼けただれちゃって
それが元でイザナミは亡くなって
黄泉の世界に行くんですよ
神様は亡くなる
亡くなるという言い方ではないんでしょうかね
世界を黄泉の国に移動するみたいな
行くわけですよ
で、イザナギ旦那さんは寂しくて寂しくてしょうがなくて
イザナミに会いたい!笑いたいんだ!って言って
会いに行くのね
会いに行けるんだ
本当にダメなんだけど
その坂をずっと下ってってね
で、イザナミが黄泉の国の門のとこ行くと
帰って!もうダメだから
あなたは聖者の世界だから
死者の世界に来ちゃダメ!みたいな
それでもわがまま言って
ごねてごねてごねまくって
決して驚いたり嫌いになったりしないでねって言って
ガラガラって開けてくれたら
もう断たれてるわけですよ
09:00
死体なんで目がゴロゴロって出たりとかいう
ゾンビ状態なわけですよ
うわー!化け物ー!って言って逃げるのね
お前が開けろ言ったんじゃ!
で、イザナミめっちゃ怒るわけ
お前が開けろって言ったじゃねーかー!って言って
後ろからうわー!ってゾンビが追っかけてくる
で、振り切って川を渡って逃げ帰った時に
そこで体中に
イザナミが穢れって書き方知らないですけどね
黄泉の国の空気が穢れとして体にまとわりついてる
それを綺麗な川でみそぎをする
で、そのみそぎをした時に生まれたのが三鬼神
アマテラス、ツクヨミ、スサノオがそこで生まれてくる
そんな理由で生まれるの?
そうですよ
そのみそぎの時に三鬼神が生まれてくるんですよ
そうなんだ
一応最高神はアマテラスじゃないですか
けどアマテラス結構生まれたの後
アマテラスとか結構もっと早いのかと思ってた
もうちょっと後
結構このぐらいの感じ
その前にいっぱい生まれてるんで
すごい今サザンアイズの絵がすごい出てきて
やっと繋がったよ俺
だってあれ見たのは小学校とかだから意味わかんないし
ゾンビみたいな神様的な存在
ああいう感じの世界か
だから怒って追いかけてくんだ
ちなみに三鬼神より前に生まれた神様で
これ本名全然書けないですけどね
土地とか食べ物とかになった神様を除くと
一番最初に人間ぽい神様
いわゆる長男っすね
これがエビスさんです
エビスさんそんな早いの?
結婚しましょうって言って結婚の儀式やるんですよ
一発目に生まれたのがヒルコ
儀式をね本当は儀式に乗ってると男性側から女性にプロポーズをして
右回りだったかな柱の周りをぐるぐる回るっていう儀式なんだけど
それをイザナミの方から女性側から急行をしてしまって
いいよって結婚して
回り方も逆だったかなんかなんですよね
で神踏みをしたらキケイジが生まれちゃった
回り方で変わるんだ
そういうことになってるんですよ
すごい前提条件
ヒルが生まれちゃったのね
ヒル?
ヒルみたいなブヨブヨのよくわかんない生命体が
だいぶキケイジだね
うわーってなってこの子はかわいそうだけど
草で作った船に乗せて海に流しちゃう
残酷な話になったよ
で儀式やり直してもう一回神踏みをしたらちゃんとできたみたいな話なんですけど
このヒルコがずっと流れ着いて別の土地で土着神
地面にもともと天界から来たんじゃない土着神に育てられて
大きくなったら後々恵比寿さんになる
恵比寿さん?
恵比寿っていう漢字が何パターンかありますけど
12:03
ヒルコって書く恵比寿さんの呼び方ありますね
へーそんな名前あるんだ
恵比寿義一さんの恵比寿がヒルコですよ
そうなの?
だからヒルコと書いて恵比寿っていうものはそこから
そうだね確かに
この人ある意味長男ではないけどかなり大先輩の神様
大先輩だね
全然台本に書いてない関係ない話してるけど
それで漫画家の恵比寿さんは恵比寿なんだね
漢字が
いろんな字ありますけどね
そんなパターンがあったんだね
そうなんですそうなんです
という日本神話の話で汚れの話をするだけでもう5分以上経っちゃった
だいぶ経ったよ今
ちょっとそれ置いといて汚れに戻りますね
で汚れの概念で大体書かれてるのはまず死ですね
死です
ですの死ですね
あと病気、疫病
あと出産
出産?
多分ね血を伴うからだと俺は思うんだけど
あーそういう感覚なんだ
あと排泄物とかね
見たまんますよね
こういったのが基本的に汚れなんですけど
これがだんだん変化するというかまとまっていってね
一般の人が分かりやすい汚れとして体系化されていくんですよ
それが死、え、えっていうのは汚れっていうですね
死と食肉と出産の3つに絞り込まれていくんですね
なんでっていう急に食肉出てきた
食肉そこに入るの?
急に出てきた感じしますよね
これは何本か読んだ論文というか論説みたいなのに書いてあったんですけど
奈良の平城京、長岡京、平安京っていう古い時代の都ね
あの時代の生活から来てるんじゃないか
どういうこと?
あの時代って人が死ぬじゃないですか
ほとんど埋葬しないんですよ
埋葬しない?
稀に埋葬するんだけど
基本的に捨てるっていう感覚なんですって
遺体を?
遺体を、どこに捨てるのか知らないけど
そういうのが普通
なんだって
で例えば平安京って想像してみて
想像してもだって今地域ないからわかんないだろうけど
絵巻きのイメージね
あの五番の目になっててなんちゃら王子とかってあるじゃないですか
ああいうところに例えば犬とか馬とかの死骸が普通に転がってる
捨てるものなんだし
乗たれ死にしちゃったりするわけですよ犬とかも
食べるものも都に入っちゃったからさ
野犬のように物食べらんないわけですよ
じゃあみんなほいほい餌だぞってやってくれるわけじゃないから
今みたいに食料事情いいわけじゃないから
で痩せ細った犬が例えば病気になったりすると
15:02
ぴょっとっと死ぬわけじゃないですか
そしたら今度死が穢れだから
誰も人は触りたがらないので
永遠と片付けられずにそこにあるわけなんです
犬っていうのは冒頭で言いましたけど
食べ物の一つでもあったんで
ここら辺で食肉と死と穢れっていうのが
だんだんごちゃごちゃに混ざっていく
そういう感じになってくるらしいんですね
そういうことね
これね義士和人伝に記録があるんですけど
和人は墓中の時は肉を食べない
儀式の時には穢れが持ち込まれると嫌だから
例えば墓中の間とか神前で何か儀式をやる時には
1ヶ月くらい前から肉断ちをするとか
そういう感じで穢れを払うっていうことをやってたみたいな
だから今も法事で名残あるのか
そういうことみたいですね
肉四十億までは食べないのか
それまた別のルートから来るんだわ
別なんだ
そうなんです
あれじゃあ四本足だとか何とかって
これがねこの後わかるんですけど
この神道とか古代の民間伝承的な概念と仏教がガッチャンコするんですよ
そうなんだ
もともとこの今言った神道の穢れの概念っていうのは
ちょっと整理しますね
日常っていうのは常に穢れと隣り合わせにある
だから宗教行事とかで定期的にみそぎをする
身を清め続ける
ほっとくと汚れるから
ほっとくと汚れるんだ
これが毎日お風呂入るようなそういう清潔感も概念に変わっていくらしいんですけど
そうなの
日本人ぐらいですよね毎日湯船使うのね
日本人ぐらい
毎日湯船には入らないですね現代人でも
現代人でもね
毎日水浴びとかをして体を清めるっていう文化が
もう千年以上二千年近く長く続いてるっていうのは結構珍しい例らしくて
もちろん間飛びますけど
その辺はやっぱ汚れとみそぎの関連にのっとってるんじゃないかっていう書き方されてるのもありましたね
そうなんだ
特別な時には合わせてみそぎと汚れの概念から肉食を絶つっていうのが定着して
それが平安時代までいくんですよ
平安時代の初期ぐらいでもある程度形作られてます
という状態のところに仏教が中国からやってきます
そのタイミングで
そのタイミングで
そのタイミングで入ってくるんですね
そうなんだ
もうちょっと古い時代に入り始めてるんですけど
一般的に言われてるのは空海とか西朝とかその前の奈良時代とかにバババババッと
段階的に大乗仏教が入ってきますね
仏教には不摂生会
不摂生会
何の会だっけ何かの時にやりましたね日本史の時かな
いつだったなんかいろいろあったね何とか会っていうのは
18:02
そう八会でその時にフジャイン会とかね
飲酒会とかね酒飲むなとか
日本史でやっぱり
嘘つくなとか日本史の会の時にちょっと出ましたよね
あの中に不摂生会っていうのが出てくるんですけど
これもう読んで字のごとく殺すなよって話
まあそのままだね
生きとし生けるもの殺すなよなので
大本のねゴーダマシッタルダさん
釈迦が生きてた時代は別にそこまで幻覚じゃない
ああそうなの
大本 だってお釈迦様肉食べてそれが元で亡くなってるらしいので
肉が原因で亡くなるの
大本 みたいですよ
へえ
大本 っていうのはね自分で殺しちゃいけない
例えば私のために摂取をしたっていうのを知っちゃダメなわけ
見てもダメだし聞いてもダメ
ああ
大本 ただ卓発で施しをもらったりするわけじゃないですか
その人たちが清い気持ちでこの人のためにっていう気持ちを無駄にすることもよろしくないと
卓発って何?
大本 卓発って今でもたまに見るよね
傘かぶってさ蜂を持ってさチリーンチリーンってながら
ああいる
大本 あれは卓発って言って施しをいただいて回ってるんですね
ああそういう名前なんだ
大本 そうですそうです
へえ
大本 まああれはもっと原型があんのかどうか知らないですけど
大本 ああいう感じで施してもらうんですよ
親切心じゃないですかこれを拒否するのはよろしくないので受け取るんですよ
それが痛んでたらしくてお釈迦様はそれが元でめっちゃお腹痛くなって
恒例だったんでそのまま入滅されるっていうことらしいんですね
ああそうなんだ
大本 詳しいことはあれですけど
この見ず聞かず知らずっていう大原則がもともと肉食についてはあったらしいんですけど
これやってるとねちゃんと理解してる人はいいんですよ
ある程度悟りに近づいてる人たちはね
だけどこれをねじ曲げて解釈する人たちいるわけですよ当然
もう釈尊が入滅してから500年後1000年後ぐらいになってくると
お釈迦様が亡くなったのは紀元前500年とかじゃないですか
そんな頃だっけ そうそうなんですよ
なんで1000年後ってまだ500年とかなんだよ
このぐらい経ってくるとだんだんと
うまいこと解釈すれば肉食ってもいいんじゃねみたいななるじゃん
特に大乗仏教はとにかく信者増やす方向でいったから薄まっちゃうのよ
だからもうそういうことやってるからダメだから
大乗仏教においてはそもそも肉食っちゃダメだっていうのを
論理的に体系化してルールにしよう
っていう状態のものが日本に入ってくる
その段階に入ってくるのか そうなんです
前回かな
手記の豆腐史の話をしたの覚えてます?
21:01
手記の豆腐史?
中国の宗の時代に豆腐についての漢詩があるよって
話しましたね 歌というか詩ね
歌ですね漢詩ですね
あれは豆腐詩っていうのは精進詩という
精進のための生活習慣を詩に謳った
詩集の中の一編なんですよ
ああそう言ってたね
この精進の歌中の何かっていうと
あの人は儒教ですけど概念としては仏教の
そういう精進っていうものがあっての詩なんですね
という感じなので結構精進の概念は
中国の長い歴史の間で再形化されていったと
いうことらしいんです
これ何がすごいって
仏教って勉強したことある人は分かると思うんですけど
めちゃくちゃリズメなんですよ
リズメ
もうロジック半端ないんですよ
ああそういうことね
一個の回律をとっても
こうこうこうでこうなってだったらこうなるじゃん
っていうことはこうでこうなると
やっぱダメよねみたいな
話が全部きちっと書かれてる
ああそうなんだ
もうルールベースに近いぐらい
しっかり定められている
これが日本入ってきたタイミングが
イコール律令制を導入したタイミングなんですよ
律令制
法律で国を統治しましょうってやつね
ああ法治国家
法治国家に近いやつね
だから聖徳太子の十七条の憲法みたいなのあったでしょ
あれがあのあたりですよ
ああそうなんだ
ルールと刑罰をちゃんと決めて
これにのっとってやっていきましょう
ああそういうことね
このタイミングでガッチャンコで入ってきて
神道の穢れの概念と
仏教の不摂生解と
律令制が入ってくるじゃん
これすげえ肉食ダメなオーラだんだん出てくるよね
ああ確かに
体系化して固められそうになるじゃんね
しかもですね
この時代の天皇家っていうのは
そもそも天皇家の仕事って
稲作のトップなわけですよ
わかりますか
稲作のトップ
そもそも天皇家が
伊勢神宮でやってる
祭りごとお祈りですよね
五穀奉上なわけですよ
ああ五穀奉上
はいで今でも
田植えの儀式とかされてますよね
天皇陛下自らが田植えをする
もうね
米イコール天皇家みたいな感じなんですよね
ああそんなに神聖な感じなんだね
そうこれなんでかっていうと
それが都合がいいっていう側面もあってですね
ああ都合がいい
はいというのは
もう弥生時代以降ですけど
稲作を中心とした社会を
作ろうとしてたわけですね
これ何がいいかっていうと
狩猟採集だと
獣のいるところに
移動しなきゃいけない
でも稲作だったら定住してくれるわけでしょ
確かにね
で狩猟の場合はある程度こう
生産性としては
24:01
運任せっぽいとかあるじゃないですか
まあほぼ運みたいな
で稲作にしてれば頑張れば増やせますよね
確かにね
で当然収入は不安定のと
安定の差がありますよね
稲作の方が政治形態として
ありがたいんですね
しかも保存きくじゃん
税収取れるわけだよね
国家運営としてはもう
是非是非稲作に行ってくださいよって
思ってるわけですよ
そんな時に
俺たちちょっと肉好きなんで
狩猟行ってきますわ
稲作とかちょっと狩猟してもらっていいですか
ちょっと俺肉取ってくるわって
こんなのが人口の半分
言ってると国家運営なりたたないんだよね
まあそうなるね
ということでこれ最初の法律ですね
法律っていうか直例
見事乗り天皇が
本人が発布する
ルールね
これが見事乗りって言うんですけど
675年
天武天皇肉食禁止の
見事乗りってのが
まんま
来るなって
そのままなんですよ
見事乗りって読むんだねこれね
ゴンベンに
刀に口
マネクとかメスとか
昭和の正の右耳みたいな
そうそうそう
見事乗りって言うんだ
そうなんですよ
肉食禁止の概念ってのは
いきなりできたのではなくて
元々そこに
体系化された仏教が来て
仏教ベースの
政治システムとか社会システムを
構築した結果
稲作の方がいいよねそっちが
正だよね
肉食の方は
ちょっと不条だし悪じゃねっていう
ある意味善悪の
劣跡な構図作っちゃうんですよ
ここから
これを受けて
天皇の下にいる人たちってのは
クゲがいるよね
自社があるよね
寺とか神社とか
武士がいるじゃん
農民がいるじゃんとか
天皇家が発布した朝廷以外の人たちが
どのように受け止めてどう動くか
っていう話なんですよ
今だったら法律バシッて決めて
現代で
肉食うなってなって
もし食べてたら
捕まるわけじゃん
まあ普通に密告されたら終わりだね
ですよね捕まんないんですよ
なかなか
捕まってどうにかなるレベル
じゃないぐらい
誰も言うこと聞かんのよ
天皇陛下の
直例なのに結構
みんな言うこと聞いてない
まあ赤信号当たんないよって
見えないとこもあるしね
ちょっと渡る人いるみたいなぐらいな
行き届かないです
システムがまだ整ってないから
上から下にシャワーで
下ろしてたって末端の方とかって
27:00
なんかお偉い方が
神様みたいな人がなんか言ってるらしい
みたいな
こんなこと言ってもなーみたいな
まあ死刑とかになればね
また話は違うんだろうけど別にそこまで
でもないだろうしね
なんでね例えば
お坊さんぐらいだとね
天皇陛下とか朝廷と比較的
距離が近いわけですよ
お坊さんも上の方のランクにいる
階級にいるんで比較的近いんで
肉食べてると捕まっちゃったり
してます ああそうなんだ
へえ
なんか記録に残って
記録にあったのが
そのお坊さんの
お母さんが病気になってて
どうしても生のつくもの食べさせたくて
鹿の肉を取ってきてね
でそれをあげたんですよ
でももう仏教的にも
政治的にもアウトなわけですよ
摂政しちゃってるんで
でも事情を聞いたら
親孝行か
しょうがない
おとがめなしみたいな
ああそこあったんだね
そういう上場借料とかね
善悪の判断を一律でばしてきるわけじゃないみたいなのが
ああそうなんだ
言っても食べ物なしね
っていう
そういう理由なしにやると
この野郎ってなる
ただ肉が食べたいからとかね
贅沢じゃないけどそういうね
だいたいだって平安時代
お坊さん骨格重いなんで
そうかそうだっけね
確かに
骨格重いんだから海外に行くにも
あれだったもんね商業船じゃなくて
国の船じゃないと乗れなかったもんね
そうなんですよね
それを守んないとダメっていう
うーん
この時代に摂取してる人そのものも
不条になってっちゃうんですね
だから漁師は不条のもの
漁師は
そうかそうなるのか
だから魚取ってる人もダメですよね
そうだね
あの人も悪人扱いなんですよ
悪人扱いなのそんなに?
そうなんです
当然平安時代なんで商園ってあるじゃないですか
うんうん
くげとか自社が商園を持ってて
商園の中で農民たちが
働いてそれを治めるわけでしょ
この商園を守ってるのが
もともと武士になる前の
武士の人たちですよね
摂取をするじゃないですか戦うんで
だからこの人たちも悪人なんですよ
下賤の野蛮なやつらみたいな
すごい格下げだね
もともと
武士にもいろんな起こりがあるんでね
もともとくげの人の中で
武士になってくる人たちもいれば
商園の中の警備隊が
武士になってったりするんで
公社の方は完全に
見下されてますよね
ヤバンで下賤なやつら
みたいな
だからヤンキーみたいな扱いなんだ
だし本人たちもそのまんま
ヤンキーっすね
そうねお茶のシリーズあったね
ヤンキーシリーズみたいな
武力一発腕力一発で生きてるような人たち
この人たちさ
武士になるかどうかぐらいの時代の
30:00
後の武士の人たちって
腕力一発で生きてるところがあるので
稲作とか畑とか
向かんのですよ
腕力あるのに
ヤンキー 警備の畑仕事じゃなくて
戦うに特化してるんですよね
血の毛が多いやつらみたいな
ヤンキー この人たち元々どうやって生活してたか
この人たちこそ
そもそも狩猟民族なの
ヤンキー 山で狩りして生きてんの
はいはい
ヤンキー 例えば鹿とか取ってくるじゃん
取ってきて
肉は食べますよね
この角の部分は後々
兜の角になってるみたいな
いろいろ加工して矢尻に使ったりとか
使うわけですよ
川で武具作るわけです
兜に角とか
トンボとかいろんなのついてるのは
あれは たぶん名残とか
あんのかね
ヤンキー つけようっていうのは山の
獣に例えてみたいなところは
あるんですね
強いものに見立てるみたいな
その発想がそもそも狩猟系の
この人たちだったらすぐそっち行くよね
ヤンキー そうそうかもしれない
元が狩猟民なんでこの人たち
この人たちは
狩猟やってる人たち
やってる人たちに言い分があって
言うこと聞かないなりは
言うこと聞かないなりの理屈がちゃんとある
あるんだ
ヤンキー くげとか大臣は
膨大な声持ってるわけじゃん
肉食うなって言われても
米だの栗だの冷えだの泡だの
いろんなものがやってくるわけですよ
庶民は
肉取り上げられたら俺たち食料そもそも
足りてねーし
タンパク質欲しいわけじゃん
まあもちろんね
ヤンキー 米だけで生きてこうと思ったらそれなりに量食べなきゃいけないし
生きてけないのよ
半分ぐらい狩猟採集の
生活してないと死んじゃうの
そうね
ヤンキー お前らはいいよ金持ってるし食礼ばっかり
あしらがの
しゃあない
ヤンキー うさぎでも取って食わんや生きてけんのじゃ
うーん
ヤンキー ごめんよって言って生きてる感じ
はあ
鶏の卵ってどうなんだろうね
ヤンキー うわあ
調べなかったな卵どうなんだろうな
鶏はねもちろん殺したらだめだけど
卵も一応タンパク質
じゃない?
ヤンキー 卵どうなんだろうね
今回の文章には見てないな
見てないのか
ヤンキー ちょっと調べとくね
ヤンキー だからね卵自体がさ
なんとなくだけど
セッションの中に入れちゃいそうだよね
ヤンキー 微妙なラインだけどね
卵だからさ
ヤンキー でもまあ
優勢覧とか無勢覧とか
概念ないもんねまだこの時ね
ないと思う
たまたま変えらなかったやつがいるぐらいのもんじゃない
ヤンキー そういうことだよね
知らんけど
ヤンキー まあまあうんそっか
まあまあちょっと武士の話続きするとね
ヤンキー 長すぎたので次回に続く
33:04

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