1. たべものラジオ 〜食を面白く学ぶ〜
  2. #151 (s19-4)【砂糖って儲かる..
2023-02-21 1:10:36

#151 (s19-4)【砂糖って儲かるの?】インドから始まる砂糖貿易

  • インド初!砂糖貿易 
  • ペルシア、アラビアの情勢 
  • 砂糖製造業の伝播 
  • ムスリム商人の繁栄 

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00:06
タベモノラジオ
カチャ料理無頭無頭卓郎です
無頭太郎です
このラジオは少し変わった経歴の料理人兄弟が
食べ物の知られざる世界を
ちょっと変わった視点から学んでいく
ラジオ番組です
はい、ということで
前回どこまで行ったんだっけ
前回はあれですよ
えっと
サトウキビが誕生して
広がっていったところと
あとインドでサトウキビがサトウになったところ
アレクサンドロス大王の東方遠征で
西側の文化が
インドのサトウの文明に
接点が生まれる
ところかな
その辺までの話ですね
サッカラムとかね
タベモノラジオ そうそうそう
ハチミツみたいなすごいのあるぞ
なんだこれとか言ってるところですね
ということで本編行きますか
タベモノラジオ はい行きましょうか
第4話本編ですね
タベモノラジオ はい
では前回からの続きです
で今回は
タベモノラジオ 今日はねビジネスの話をします
ビジネスの話
タベモノラジオ サトウって儲かるんだなっていう話
ああそうなんだ
タベモノラジオ まあ主に古代のね
サトウ貿易とか
サトウにまつわるビジネスの話
です
当然なんですけど一番最初に
サトウビジネスを起こすのは
インド
前回の最後のところで
アレクサンドロス大王を率いる
マケドニア帝国が
東方遠征でインドとぶつかりますね
その話しました
そしたらこんなのあるんだ
ってこれすげえなみたいなことに
気づくわけですよ
それがインド側から
見るとお客さん増えた
状態になるんですね
すっごい雑な言い方してたけど
めっちゃ雑やね
タベモノラジオ 輸出できるじゃんって
一方西ヨーロッパ方面の
人たちからすると
欲しいってなってくるんで
売れるんですよ
だいたい期限前
300年ぐらい
300年 タベモノラジオ 期限前300年
期限前ね
タベモノラジオ 東方遠征をその後少し経った
くらいには
細々とインドから
ヨーロッパ方面に向けて
サトウが輸出されていたようですね
しかも
薬としてね相変わらず
よく出てくる薬ね
タベモノラジオ 仲良かったんでしょう
このサトウ貿易
インドのサトウ貿易っていうのが
この後数百年続くんですね
数百年
タベモノラジオ っていうのは
サトウの産地がまだそんなに
広がってないんですよ
03:00
サトウの産地が広がっていない
タベモノラジオ 実はこの後
初回でもお話しした通り
どんどんサトウキビの
栽培地域に西へ伝播していくんですね
だから
だんだんペルシア湾の河口付近とか
そっちの方まで行くんですけど
まだ期限前の段階ではそこまで
行ってない
っていうのともう一つは
正統技術
これの伝播の方が大変なんですよね
その伝播
タベモノラジオ 要はサトウキビを作れても
お砂糖に変換できないと
ビジネスにならんわけですよね
そっちの方が大変なのよ
基礎技術とか
基礎知識必要なんでやっぱり
考えると
そもそもね
インドってサトウだけが
売り物なわけじゃないわけですよね
いろんなもの持ってるんで
それこそコショウとか
メンカとか
いろんなもの持ってるんで
そもそもが
確かにいろいろやってきたねインドね
タベモノラジオ なんで買い付ける側からすると
インドから直接買い入れれば
いろんなものが手に入るんで
これで貿易
貿易があるんですけども
途中で季節風
貿易に発展してくるんですよ
季節風貿易
タベモノラジオ モンスーンですね季節風ね
モンスーンだけど
タベモノラジオ とある人が
この風いいわっていうのに気付いて
みんな商人が
その風を利用するようになるんです
これちょっとザクッと言いますね
アラビア海か
アラビア半島とインドの間のね
アラビア海
今のサウジアラビアとかがあるのが
アラビア半島ね
ペルシャワンのところに
イラクとかその辺がありますね
その地図で言うと
右側にインドがある
どこだ
ペルシャワン
タベモノラジオ ペルシャワン
ちょっと口頭で言うの難しいなザクッと言いますよ
逆三角形のインドを
思い浮かべてください
その左側
その海がアラビア海です
そこから
二本の角が伸びるように
海が陸に向かって
入り込んでるんですよ
その入江の
右側の方がペルシャワン
左側が航海
こっちが航海
タベモノラジオ 紅の海って書いてね
この航海と
ペルシャワンの間にある
半島みたいになってる四角いとこですね
ここが今サウジアラビアとかがある
アラビア半島
じゃあその
左端の壁みたいになってる
航海の左側ですね西側
これがアフリカ大陸
こんな地理関係ですね
アフリカとインドの間結構
記憶が曖昧すぎてさ
改めて見ると
こんななってたっけって感じなんだけどさ
タベモノラジオ なかなか見ないですもんね
アフリカの端っこ
っていうか右上が
ちょこっと大陸に
06:00
つながってて
そことおらんとインドの方までは行けないんだね
タベモノラジオ そうなんですよ
なかなか陸路大変なんですよね
物運ぶ上で陸路って大変なので
船にどーんと積んでっちゃった方が
楽なわけですよ
まあ確かに
タベモノラジオ 担いで運ぶの大変よ何百キロも
まあ無理だよね
タベモノラジオ 船だったら
10人とか20人とかの
船乗りがいたら
100人分のものを船に乗っけりゃいいんで
運べるわけじゃないですか
やっぱ船になるんですけど
このアラビア海の季節風っていうのが
夏になると
南西の風
南西の風
タベモノラジオ 地図でいうともうザクッと
左下から右上に向かって吹く風になるんですよね
はいはいはい
タベモノラジオ そうすると港海の出口
アフリカあたりですよね
アラビア半島とかその辺に
船をポンと浮かべると
風の影響で勝手にインドに着くんですよ
へえそうなんだ
タベモノラジオ あっちまに着く普通だったら
頑張って漕いでったら1ヶ月とか
2ヶ月かかるところが
風の力で2週間ぐらいでスーッと着いちゃう
へえ
タベモノラジオ 冬になると真逆の風吹くんすね
はいはいはい
タベモノラジオ 半年間いて
いろいろと物資を集めて貿易をして
船に積んで
インドの西側のところですね
ポンって船浮かべると
だいたいアラビア半島か
アフリカ大陸のどっかに着く
まあ右から左に
風が変わるんだね
元が左から右でその後に
右から左に
めちゃくちゃ便利だね
タベモノラジオ ヒッパロスっていう人がこの風を
発見したんでヒッパロスの風とか
そんな名前ついてたような気がします
ちょっとごめんなさいぼやっとした
記憶ですけど
その貿易でガンガンと
砂糖とかあとは
香辛料スパイスとかね
麺とか雑魚とかが
西側諸国に運ばれていく
っていう貿易が行われていく
その中でも砂糖は
かなり貴重な部類に入ってくるんですね
この時代
っていうのがそうだな
西ヨーロッパの
世界観時代観で
いくと帝政ローマ
ローマ帝国ね
でっかいのがドーンと出てきて
それが分裂して
395年だったかな
西ローマ帝国と東ローマ帝国に
分断されて
西ローマ帝国は
その後に滅びていくんだけど
東ローマ帝国が
ビザンツ帝国として残ってくる
こんな流れのところ
この間中ずーっと貿易やってる
ほー
で結構儲かる
この貿易で一番儲けたのは
インドじゃないのよ
ギリシャ系の商人
ギリシャって地中海の
右の端っこの方に
あるんですよね
島いっぱいあるじゃないですか
比較的海と馴染みのある国家民族らしいんです
そこから
09:00
ローマ帝国の範囲なんで
ビザンツ帝国って一時期
エジプトの方まで半島が広がってるんで
そこから
例えば今で言うとエジプトのカイロとかかな
エジプトのカイロ
カイロあるじゃん
ナイル川の河口付近のカイロとか
あれねすぐ南行くと航海なんですよ
そこから
アラビア海の方に出て行って
でインドに行くっていう
でインドで買ってきて
一回ギリシャ行くじゃないですか
一回持ってきたかどうか知らないですけど
そのギリシャ人は
転売するんですよ
でどんどん儲けていくっていう
これビジネスモデル
この貿易で行き来したのが
ローマ帝国側からは
例えばワインとかね
ワイン
オリーブオイルとか
あとガラス器
ガラスの器とかガラス玉とかかな
が輸出されてたらしいんですけど
インドの人たちは別に
そんな欲しくないんですよそんなの
食料純卓にあるから
確かに
珍しいものがあれば買うけど
大体ね
インド側が
大幅に黒字になる
だからね
中の資料載ってたけど
インドの
古い都市の遺跡を
調べたら
ローマの金貨がめちゃくちゃ発掘された
とかね
超黒字なんで
インドに金貨溜まりまくって
使われずに残っちゃってるみたいなね
そういう状況になってたっぽいですね
じゃあその時にインド行って
掘ったら大儲けの可能性もある
またインドってさ
この時代からすでに中国とか
東南アジアと繋がり持ってるんで
中国からやってきた
絹とかねそういうのをまた
中継貿易してるんですよ
それでちょっと強くなっていく
この時からインドは
生産地としては強いんだね
強いだからこの後
千年間にあたってインド取り合う
歴史が出てくるわけですよねまた
大航海時代になってイギリスがやっぱり
インド欲しいとか言ったり
オランダ東インド会社がインド欲しい
って言ってバトったりするわけですよね
そうだねインド争奪戦やってるもんね
そうなんですよ
ねすごい
すごい国だよねここねほんとね
そうねすごい国というか
そう国もすごいし
位置もなんかミラクルな
位置なんだろうね
絶妙なポイントなんだよねここね
でこの貿易が
数百年続いている
間に当然なんですけど
そのサトウキビの
栽培されてる場所っていうのは
ちょっとずつ
移動して広がってくるんですよ
サトウキビの栽培も移動していく
陸続きでね
あそこの農業いいなって
俺も真似しようみたいな感じだったりとかするし
お金持ちの人たちは貴族が
俺がやるとか言って
技術を学んで
自分の土地に作っていく
っていうことをやって
12:00
だんだんと西方面左側に行くんですね
これなんでかっていうと
エルシャ系の
国がね
勢力伸ばしてめっちゃ強くなっていくんですよ
そうなんだ
多分ね今話してるのって
ちょっとこの時点で言っときますけど
今日話すここからの話は
西暦でいうと
1世紀から
10世紀くらいまでの話
一気に駆け抜けていくんですけど
ペルシア
わかりますよね
ペルシアは
メソポタミア文明って言われてたとこ
チグリス
ユーフラテスがあって
イラクがあってバグダードがあって
みたいなあの辺の話ね
そこら辺にもともと
例えば
アレクサンドロス大王がやってきた
くらいの時代だと
アケメネス朝ペルシアっていうね
帝国があったんですよ
大王に滅ぼされちゃいますね
マケドニア帝国が
アレクサンドロス大王が
ペルシアを滅ぼすから
その辺の海が
世界権取れるわけですよ
ペルシャ湾に
でっかい国があったままだと
ヨーロッパ人がペルシャ湾を
自由に航海なんかできないわけじゃないですか
けど
アレクサンドロス大王がその国ぶっ潰したんで
ギリシア人が
そこまで行って船を浮かべられるようになるっていうね
これがさっきの
砂糖貿易
季節貿易に繋がっていくんですけど
そうこうしてるうちに
今度ねササンチョウペルシアっていうのがね
右上の方からやってくるんですよ
ササンチョウペルシア
これ調べて話すと
クソ長いんで割愛しますけど
だいたいねコーカサス地方とか
あっちの方からやってくるんですよね
だいたいがだいたいさっきから
だいたいさっきから分かんないんで
えっとね
カスピ海の
右側の上の方から
カスピ海
カスピ海
なんていうんだろう
インドの
隣左側にパキスタンあるじゃないですか
パキスタンが
その下側の方から民族が
降りてくるんですね
中国と
インドのちょっと左側
側ぐらいだよね
そうそうそう
ヒマラヤ山脈の左側みたいなところから漏れ出てくるんですよ
漏れ出てくるって
これ
遊牧民族系いるんでこの辺
その人たちが
降りてきて
イスラム系の方にペルシア系の方に
入ってくる
キュウリがあったとこ
よく覚えてるねゼロ回のやつだね
この国がね
この辺にあったって話
でこいつがどんどんどんどん
左の方に勢力伸ばしてくる
で首都がね
正確にはバグダッド
じゃないんだけどあの辺りに首都ができて
そこの首都がどんどんどんどん
人口増えて活性化してくる
15:00
そんな感じですね
中国の歴史の
ところでも同じ話しましたよね
唐のとか隋の
都の長安っていうのはすごい国際都市
になったよみたいな
人口が増大したよみたいなことだったと思うんですけど
ここでも同じことが起きてる
でここに金持ちがいる貴族がいる
貴族がいる
貴族が自然発生的にできちゃう
まあ人が集まれば上限できるよね
ヒラルキー構造できちゃう
でその人たちが砂糖いいな
買おうかなって話になるんですよ
どうせだったら近くにあった方がいいじゃん
税持ってるから投資できるじゃん
っていう理由で
だんだんと西側に砂糖の産地が
移動してくっていうか拡大してくって感じかな
産地自体はもう完全に
陸で繋がってくのか
そうそうそう
ササンチョウペルシアができるのが
226年だから
そこから少し後ぐらいになってくると
ペルシャ湾の
河口付近
チグリスユーフラテス川の河口付近
一番奥まったとこだよね
あのあたりで
砂糖きび作り出す
ああそうなんだ
でこれがだんだんと
ペルシア世界で砂糖というものが
高級薬品として
ごくごく一部の人に
用いられていくと
その流れなんですね
でですわ
ここでですよすげーのが出てくるんです
すげーのが出てくる
すげーのが出てくるんです
これねササンチョウペルシアが出てきて
強いんです
こいつらって言ってられたけど
この人たちはめちゃくちゃ強かったんですよ
強かったから
ペルシア系の人たちがまたペルシア湾
使えなくなるんですね
そうしたら
航海の方通らなきゃいけないじゃん
もう一個の湾の方ね
そっちを通ってギリシャ系の人たちが
インドと貿易してるんですよ
ああ
そうすると途中で立ち寄る
港っていうのは繁盛するわけですよね
そのペルシア湾
えっとごめんなさい
航海の
沿岸にある都市がだんだんと
人気になっていく
このエジプトとスーダンと
エチョピア
あとその反対側がサウジアラビアのね
そうそうそう
そこのなんか間の
地図上ちょっと川っぽいけどこれ
でかいから湾か
これが航海ね
これを通っていかないと
インドにはいけないと
そこの長い細長い航海という湾の
沿岸でちょっと給油したりとか
物資購入したり
とかするわけですよ
その後長いからねアラビア海
まあアラビア海
実際結構あるよね
実際あるよこれ海のど真ん中行くわけだから
タイからインドと同じぐらい
あるんだね距離で
航海のところ見たまんま
地図見れば分かるんですけど細いから
陸見えてるんですよねずっとね
航海から外出ちゃうと
陸見えないぐらいの航海しなきゃいけないじゃん
まあそうだ見えないね
18:00
航海と航海がやや苦しい
航海を出ちゃうと
陸見えない旅をしなきゃいけない
だから航海の中にいる間に
ちょっと物資を補給したりとか立ち寄りたい
わけですよ
いくつかの拠点が町として
発展していくその中の
一つにメッカっていう場所がある
メッカ
メッカね 聞いたことあるでしょ
メッカ?
今でも寛容区的に好かれるよね
流行のメッカだとかさ
これはもともと町の名前のメッカなんですよ
サウジアラビアの
メッカがそのまま
メッカって言われたの?
これはねイスラームの人たちからすると
生涯に一度は巡礼したいという
聖地なんですよね へえそうなんだ
このメッカという町に
何年くらいだったかな
西暦570年頃に
オギャート誕生したのが
ムハンマド
ムハンマド?
名前しか聞いたことない
イスラム教を起こした人ですね
この人が40歳くらいで
大天使ガブリエルだっけ
大天使
ガブリエルの啓示を受けて
イスラム教というのがそこから起こっていく
ああそうなんだ
そんな感じなんですよね
ムハンマド
ムハンマドっていっぱいいるんだね
人物名なんで
同じ名前の方はいらっしゃるでしょうけど
調べたら意外と多かった
世界史の教科書に出てくる
ムハンマドといえば大体この人です
ムハンマドイブン
アブルダフ
その名前なんだ
570年後の生誕でメッカで生まれたらしい
ああそうですその人その人
元商人ね
40歳くらいで
イスラム教を起こして
国家を作るんですよ
国家を
国作っちゃう
イスラム教国家を
この国が
また大人気
大人気なのかわかんないけど
めちゃくちゃ勢力拡大していくんですね
ジハードって聞いたことない?
全然ないわ
聖戦って聖なる戦いの
ジハード
あれは
神の定めによって
なんたらかんたらで
聖なる戦いをもって正しい
教えを広げていくみたいなのとかね
防御の
ジハードとかなんかいろいろあるらしいんですけど
調べたけど今日書き起こしてこなかったんで
細かいのはカットね
そういうのがあって
国を作ったのが622年
622年
で630年
8年後
8年後にはアラビア半島統一
アラビア半島統一?
やばない?結構でかいよ
アラビア半島ってどこまでなんだ
これ全部このなんか
サウジアラビアとかオマーンとかイエミンとか
こうあるこれ全部そう?
うんこれ全部そう
これをメッカを拠点にして
立ち上がった国が
8年間でアラビア半島を統一する
ああそうなんだ
これだって下手したらインドとか
21:00
と同じサイズ
インドは丸ごと入るね多分ね
面積的には多分余裕で入るね
そうそうそう
これがムハンマドが
生きてる間の勢力圏
へえ広
これムハンマドが亡くなってから
後継者が国をさらに拡大していくんですよ
その国の名前が
661年に建国された
ウマイヤ朝っていう
王朝なんですよ
これ世界史やってる人だったら
あー知ってる聞いたことあるって絶対なるやつ
へえ
このウマイヤ朝っていう王朝が
イスラム教国家ですよね
これがめちゃくちゃ
でかくなるそうなんだ
さあどんどんどんどん
広がって左の方にも
北の方にも
南の方にも東の方にも
どんどん広がっていくんですよ
西の端っこは
北アフリカモロッコ
北アフリカ
北アフリカ?
そう地中海のスペインのすぐ下の
アフリカあるじゃないですか
あるね
あそこもウマイヤ朝の半島になる
へえ広いんだね
めっちゃ広がるなんなら
スペインの南半分もウマイヤ朝の勢力内になっていく
スペイン
渡るの?
あれオスマン帝国とかの日じゃないじゃない
そうよ
もっとでかいのこの国
へえ知らなかった
なんなら今出てきたオスマントルッコ
オスマン帝国
後にオスマン帝国になるあたりも
ウマイヤ朝の範囲
そうなんだ
今のパキスタンとかね
インダス川か
インダス川
あの辺も勢力範囲
ここで
このウマイヤ朝が
西にも東にも
強大に拡大したじゃないですか
このイスラーム教国家が
これで文化が
一個でガチャンって固まってくるんですよ
もちろんもともとある文化
エジプトにエジプト文明あるし
インダスにインダス文明あるし
それが全部一色体になることはない
統一されることはないんだけど
一つの思想のもとにまとめられて
一応
一つの国家として機能をしなきゃいけない
だから流通するんですよ
そういうことになる
同じ国の中を
移動してる間は他国に
渡ってるわけじゃないから
ちょっかい出されとか関税がとか
身の危険がっていうのは
リスク減りますよね
ただ国内輸送だもんね
そういうことなんです流通が良くなってくる
これだって
中海なんかさ
中の2位ぐらいがさ
ウマイア朝の影響権で
残り3分の1みんな
分け合ってるような感じ
そうそうビザンツ帝国とか
フランク王国ちっちゃく見えるもんね
今まですごいでかいと思って話してきたけど
ここに来てもっと上いたみたいな
そうなんですよ
東ローマ帝国の領域とか
3分の1ぐらいだよね
24:00
3分の1もないな
多分ねこの
ウマイア朝と
ウマイア朝の後に出てくる後継の国家で
アッパース朝
ってのが出てくるんですけど
純粋に後継国家なんですね
これ今見てるのはあれか
その後継のアッパース朝の領域か
さらに広がるんだね
アッパース朝の方がでかい
そういうことね
この2つを合わせて通称アラブイスラーム帝国
って言うんですけど
そうか
このイスラーム帝国の領域として
今書いてある地図があったんだけど
それ見るとちょうど
中国とインドあたりから
真横全部
太西洋側まで
全部だよね横一列
これねちゃんと調べてないんだけど
歴史上
最大国家だったのが
多分モンゴル帝国なんですよね
その次ぐらいにでかいんじゃないかな
そうだよねパッと見て
でかいのは分かるよ
このサイズになると
今のカザフスタンとかウズベキスタンとか
あの辺も全部半島に入っちゃってるんで
そうだね
相当でかいんですけど
この中で砂糖が
広がっていく
で流通もしていく
ちなみにね
一つ要因があるのが
前半のウマイア朝ね
これウマイア朝っていうのは
正統カリフ時代とかって言われてて
俺たちが正統だみたいになるので
ムハンマダの後継者としてね
そういう王朝があったんですけど
アラビア人優位なんですよ
アラビア人優位?
そうアラビア半島出身のアラビア人が作った国だから
アラビア人が偉いの
キャラが食いちゃうと
だから他のアフリカの人とかエジプトの人とかは
ちょっと下に見られてて
で階級的にも差がつけられてる
まあそうなる
なんだけどアッパース調になると
そうじゃねえだろ価値観って
俺たちはコーランに従って
生きてるだろイスラームのみんな仲間じゃん
っていうことになって
ムスリムのロジックで
序列が決まっていくようになるんで
人種じゃなくなるんですよ
ムスリムっていうのは
イスラム教の人たちのことムスリムって呼びますけどね
ムスリムの社会の中での
上下関係みたいな感じになっていく
っていうのが
ざっくりとした解説ね
だからアラブイスラム帝国って
通称歴史の教科書に載ってるのは
この二つの国家のことを言ってるのね
で前半が
アラビア人優位主義だからアラブ帝国
後半がイスラム優位主義だから
イスラム帝国みたいな
合わせてアラブイスラム帝国みたいな
言われ方をしてるこれ教科書に書いてあるのは
だいたいそういう意味合いね
イスラム帝国で調べるとさ
えどういうこと?みたいになる
そんなことはね
そんなことはねえんだけど
一応打ち明けそんな感じね
これがなんか
名前をがっちゃんこして表現してるがゆえに
宗教上もちょっと
学ぶときに混乱しやすいんだね
そうもっとね
詳しく知りたい方は僕一回全部
27:00
読んで勉強したんですけど
このイスラムの
広がり方とウマイア朝と
アッパース朝の歴史ね結構調べると
割と知らなかったことも
僕は多くて面白かったですね
今んとこほぼほぼ
なんか知らない情報しかないんだけど
ざっくり言うと
後継者争いずっとやってんだよ
どこの国もそうだね
なんでそのごちゃごちゃが
だいたい600年くらい
やってるよって話 まあ中国よりは
短いか
うんうんうん
まあそうかなぼちぼちあるぜ
ぼちぼちあるけど
アッパース朝が消えてなくなる
1258年なんで
そうなんだ 日本鎌倉時代
入ってるから 長いね
ウマイア朝できた時ってまだ
古墳時代アスカ時代
とかその辺じゃね確か
へえそっからずっとなんだね
結構長いのよ
これによってね砂糖の生産地
っていうのが北アフリカ
とかあと
平たく言うね地中海の
周り全部
本当平たくなったね
スペインイタリアギリシャ
あとトルコ
とかシリアとか
エジプトからモロッコから
あの辺のあちこちで
砂糖きび植えるようになる
広範囲なんだね
なんなら地中海の真ん中に浮かんでる島
いくつかあるじゃん
右側から行くとキプロス島
マルタ島シチリア島ロードス島
主だったことだよね
この辺の島も
砂糖の栽培地域
になっていく
ああそうなんだ
沿岸楽なんよ流通が
まあ海が単純に近いだけか
今ちょっと
イタリアとか言っちゃったけど
イタリア島で最終的に
イスラム帝国圏に入っちゃうんで
行くんですけどそもそもそこって
ビザンス帝国領なんで
本来ね
そこの勢力が
傾向しててどっちが増えた
あっちが増えたってやってるから
それで奪い合ってるのね
その境目に砂糖が作られてる感じ
そうなの?
この行ったり来たりによって
徐々に徐々にヨーロッパ社会の方に
砂糖きびの栽培が
してくっていうか伝ってっちゃう
面白いよね
そこは庶民には選択権はないな
だってそこに住んでんだもん
住んでるけど何を
栽培するかとか
強制的に植えさせられちゃうからさ
そうなんだ
植えさせたのは別に国王が
こうやれって言ったわけじゃなくて
大商人とか大貴族なの
金持ちがやらせるの
これすごいことで
ここからがビジネスの
ここからアラビア世界
砂糖ビジネスの
話になってくるんだけど
そもそもね
エルシャ湾とか地中海
沿岸って元々の
砂糖きびの植わってた地域からすると
全然環境が違うわけよ
環境が違う 気候が違うんだよね
30:00
土の日よ草も違うし
気温も妙に
夏暑くなって枯れちゃった
とかもあるしそもそも
降水量足んねえじゃん
水が足んないのよ
確かに水欲しいって言ったもんね
インドとか東南アジアに比べると
水が少ないから
灌漑施設が必要になる
水貯めるとか川引くとか
しなきゃいけないじゃん
これ作れるのって大金持ちがやりようがないわけ
しかも
それって維持しなきゃいけないじゃん
ってことは砂糖を売って
儲け続けないとこの灌漑設備が
維持できないわけ
ってことはこの出来上がった砂糖は
絶対高額商品にならざるを得ないよね
そうだね
ってことはこの高額商品を買ってくれる
マーケットがないとビジネス成り立たないのよ
でたまたま
この高額商品を買ってくれる
金持ち層がバグダートとかに
いた
コンスタンティーノープルとかにいた
っていうことでビジネスが回っていくっていう
奇跡の状態だよね
おお
これで売れるじゃんこんな高額商品バンバン売れるじゃん
って
だから作るよね超おまけできるじゃん
って言ってやり始める感じ
じゃあなんでそんなことが
可能だったのか
どんな社会だったらこの高額商品が
売れ続けるような社会になっていくのか
っていうのを
見てたのよしたらね
これ
イスラム帝国内のそもそものビジネスが
すげえわ
経済における社会インフラ的なものが
かなり構築されてる
この時代に
日本の経済システム的に
日本で言ったら平安時代
とかだからねこれ
奈良時代から平安時代に
かなりシステマチックな
社会インフラができてて
まず第一には
貴族とか大聖人とか
スルタンとか言われてる人たちが
首都バグダットにたくさんいる
このバグダットが
だいたい100万都市になってる
100万都市
東の都長安と同等規模ですよ
相当でかいよね
大きいね
江戸時代の江戸だよね
そうだね100万都市って言ったら江戸だね
それが西暦で
8世紀とか9世紀に
もうある
もう一大マーケットよね
ここに貧富の格差
あれ思い出すとアラビアンナイト
アラジンね
あの王様みたいな人たちがいるってことね
そういう
次元の違う金持ちなんだ
うんもうあの
ワル大臣とかも相当金持ちだったりするしさ
ちょっとあの次元おかしいよね
王級の大きさとかもね
隣の王様が象に乗って贈り物持ってきてさ
結婚してくれとか
やるわけでしょ
あの世界観ですわ
あれ実在したんだ
そうそう
そんなレベル
そうあんなレベルの話があるんですよ
そうか
すごいな
買ってくれるわけようは
33:00
まあ買うだろうね
感慨系も周りできちゃうよね
でさこの場所がまた良くて
さっきタクも言ってたけど
交通の要なわけじゃんここって
まあそうだねここ通らないと出れないし
もうヨーロッパに行くにしても
アフリカ行くにも
アジア方面に行くにしても
ちょうどど真ん中にあるから
そうだよねこの航海のこの海
時代もなんか地中海にギリギリ
繋がってないみたいな感じなんだね
ほぼほぼあと何キロかで繋がるじゃん
そんな感じでしょ
海もあちこちに出られるし
陸路もあちこちに出られる
っていう環境なわけよ
いわゆるシルクロード的な
道の繋がりがね
海の道と陸の道が
中国と繋がってくんだよね
直接 そうだねここ分断されると
海も海から通ろうにも
陸から通ろうにも
ヨーロッパとアジアは繋がんないね
ちなみにね
さっき話したギリシャ系商人が
季節風貿易牛耳ってたよ
ってか独占的にやってたよ
って話したじゃない
これねこの時代になると
ムスリム商人が独占してくんだよね
そうなんだ
要はねビザンツ帝国の中にあるギリシャ人が
航海とかペルシャ湾に
出てこれなくなってるから
イスラム系の人たちの天国なわけよ
ほうほうほう
インドとの貿易といえば
もう完全にムスリム商人のものなのね
まあそうだね周り全部
自分たちの土地だもんね
そうでイスラム圏を通して
出ないとヨーロッパにはものが入って
行かないっていう状態になるね
もうなんかそうね
ちょっとこれであの少し
古書のシリーズの解像度上がるかもしれないね
ああ確かにね
ちなみにこのムスリム商人の
移動距離やばくて
長安とかね行ってるのよ
長安って
中国の
福建省とか行ってんのこの人たち
ほぼ日本の方ってこと
日本海の近くってこと
うんそっちの方まで
ダウセンっていう船で行くんだよね
すごいよね
船で行くんだ 船でも行くし
陸路でも行く ああめちゃくちゃ
広いね で陸路で行った
商人たちのことを
キャラバン おおキャラバン
聞いたことあるでしょ
車の名前ちゃうよ 車は今
うちにあるやつだね
喉島みたいな地方版が
キャラバンって言ってあったけどね
あれは元々
ムスリム商人のキャラバンから来てるね
結局どういう意味なんだろうね
隊列を組んで歩いて
行商してくる大商人とか
って言うんだけどさ
ラクダを何とも紐でさ
連結してさ
ラクダの上に荷物乗っけて
ずーっと隊列組んで行列で
歩いてくる映像とか
絵とか見たことない? もうアラジンだね
ああそうまさにまさにあれキャラバン
あれがキャラバンなんだ そうあれがキャラバン
へえ
初めて知った ああそうなんだ
そうそうそう
ああそうなんだキャラバンって
なんかねコーチの時も
36:00
コーチ放送かな
歌って踊ってキャラバンバンっていうさ
そういうのがあってよく道の駅に
勤めてたから回ってきたのよ
たまに歌って喉島みたいな
それを各点々とやって
予選をやってくんだよ
何だろうなキャラバンって思ってた
なんか巡業するみたいなイメージで
キャラバンって感欲的に使われてるよね
今ね
元はこれから来てる そっちなんだ
だいぶイメージと違ったな
旅商人のことですね
対立組んでないと危ないしね
ああそう
若干ギルド化するわけ ギルドね
要はね他民族から襲われたり
とかすると怖いじゃん盗賊とか
でお互いに保険掛け合ったりとかしてる
ああそういうことね
そうそう
家族のことを守ってくれるように
自分がダメになってもみたいな保険組合みたいなのが
このキャラバンの組織から発展していったりする
このイスラム世界ですごいのが
各地方都市に
キャラバンサライっていう
宿泊施設が必ずあるのよ
キャラバンサライ
でかい旅館みたいな感じ
中には壁で囲われてて
真ん中に広い庭みたいなのがあって
2階建てとか3階建てでね
宿泊するのは2階か3階
で主に1階は
倉庫になってたりとか
あとは
取引所の役割を果たしていたりとか
でそこにはちゃんと
管理人がいてくれて
商品が盗まれたり荒らされたりしないように
警備員まで配備されてる
ここを自由に使うことができるっていうね
ああそうなんだ
取引がチャリンチャリン落ちていく仕組みになってるわけ
もう本当に物流倉庫の
みたいな感じなんだね
そうで
ここで取引されたっていうのは要は
中卸しみたいなことをやってるわけだよね
これを小売店にさらに
卸して小売店で販売をしていく
でこの小売店の市場になったのが
バザール
今でもさバザーって使うよね
元々はこの
イスラム世界にある
なんて言うだろう今で言ったらショッピングモールみたいな
イメージなのかな
小売だから一般
消費者に向けて売るみたいな
でテナントが入れるような
施設になってたりするわけ
日本の昔ながらの商店街は
自分の店がそれぞれ
勝手に集まったっていう作りしてるじゃない
ヨーロッパの社会もそうだけど
バザールって元々組織だって
市場を構成しちゃうわけ
そこにテナント料払って
販売ができるようになってる
だから大商人は
でっかいテナントを
自分でお金出したりして
作ったり買ったりするし
家族系のちっちゃい商人でも
安いテナント料で
そこに入れるから
商業規模の大商人に関わらず
バザールに参加できるわけ
しかもね
区画がある程度決まってるらしくて
洋服屋さんはこの辺ねとか
食料品はこの辺ねとか
39:00
ある程度固まってるから
行政側からすると
管理もしやすいし
あと健全な価格競争が起きやすいよね
近所にライバルいっぱいいるから
不当に高くしたりとかできないわけ
まあそうね市場原理的にね
そうそう
そういう風にして健全な経済が
バザールによって回されていくと
ああそうなんだ
でこの
バザールとかキャラバンサライを
作る資金源がどこにあるか
っていうのがこれを読んでて
うわすげえと思っちゃったんだけど
これねイスラームの考え方の中に
ワクフという制度があるんですって
ワクフ
ワクフっていうのはね
鬼神制度
鬼神制度?
寄付だよ寄付簡単に言っちゃうと
寄付っていうのは基本的にお金じゃない
鬼神っていうのは何か物を作って
そのまま
自分の権利を
手放す
日本だったら
お寺に物を鬼神するとかね
そういう言い方をすることも
あるんだけど
宗教的には
直接鬼神っていう意味じゃないらしいんだよね
自分の権利を手放す
とかそういう意味らしいんだけど
鬼神ってどういう字が書くの?
寄付の木に進むっていう字
進むなんだ
でねこの
ワクフ制度の鬼神の考え方の
一番面白いのが
そもそも
輪廻転生みたいな概念が
もともとあって
最後の審判みたいのがあるわけだよ
宗教上ね
良い人は天国行くし
ダメな人は地獄行くよみたいな
ざっくりとそんな感じのがありますと
ってことは生きてる間に善行を積みなさい
良いことやりなさい
ってことになるよね
仏教でも何でもあちこちの宗教にあるから
分かりやすいと思うんだけど
人に物を施すような救済っていうのは
社会的な善なんだよ
だから
そこに鬼神制度っていうのが
ワクフ制度っていうのが乗ってくるわけ
このワクフ制度のすごいのが
ただお金を配るわけじゃなくて
お金を生むような
不動産とかね
施設を作って
それを社会に
鬼神する
すげえ金持ちが
アバンサライを作って
自分の権利を手放す
バザールを作って
自分の権利を手放す
箱の部分は全部作ってあげるけど
作ってあげるけど
俺そこからの収益いっちゃいもいりませんみたいな
すごいね
その利益が上がるわけじゃ当然だけど
テナント料とか宿泊費用とか
これが公共事業
とか事前事業に回っていく仕組みなんだって
それが?
これで学校が立つとか
図書館ができるとか
病院ができるとか
そういう仕組みになってるらしい
そんな仕組みに成り立つんだね
この枠婦制度で作られたものの
一つに浴場
42:00
お風呂ねいわゆる銭湯
こういうのも作られていく
これまた宗教上の理由で
身を清潔に保つことは
ムスリムとしての義務
みたいな考え方があって
神の前に出てくるのに
人と接するのに不潔にしちゃダメだよ
みたいなことが
ちゃんと読んでないんだけど講覧に書かれてるんだって
へえそうなんだ
そのための施設として浴場ってのも
ちゃんと設置される
浴場までね
銭湯ねお金払って
万台があってお金払って入るんだけど
そこには体洗ってくれる人もいるし
そこにチップ払うし
休憩所があって
そこでちょっと談笑したりとか
コーヒーがまた出てくるのあったけど
ちょっと一杯やったりとか
ゲームやったりとかマッサージしてもらったりとか
髪切ってもらったりとか
へえ何でもある
そう今スーパー戦闘的なことが
そこにあるわけ
その時代からあるんだ
そういうのでまたこれも
枠府生徒の中の一環でできた施設
で実はこの浴場が
意外にも
ビジネスにすごい良い役割を
果たしてくれるわけ
浴場が
ちょっとフラッと冷静に考えてよ
キャラバン隊です月の砂漠を
ずっと落土を引っ張ってやってきました
もしくは海で何十日も航海してきました
キャラバンさらいつきました
仕事しました
あの辺って風も強いしさ
暑いしさほこりぽかったりするじゃん
身置きを見るわけじゃん
風呂行くでしょ
同じ環境のキャラバン隊の人たちとかが
そこに来るわけじゃん
同じ町だから
どうもどうもって話になるよね
まあゆっくりしてるからね
バーって浴びて出てくるみたいな人がいないだろうしね
休憩室もあるから
そこでお茶かなんか知らんけど飲んで
ジュースとか飲んでのんびりしてるときに
あなたどちらからですみたいな
いやー僕がこの間インド行ってきまして
あそうですかって僕はこの間エジプト行ってきたんですよ
みたいな
そうか旅人みたいなもんだもんね
そう旅人宿だから
しかも全員ビジネスマンみたいな状況じゃん
そうするとおたく
エジプトどのあたり行ったんですかって
いや今回西の端っこのまで足伸ばしましてね
最近そのあたり何が流行ってるんですかね
みたいな話になるでしょ
じゃあインドの方はこうでねみたいな
いや中国で面白いもの見つけましてね
って話をするわけだよ
これがこのイスラム帝国圏の
ありとあらゆる街で
情報効果の場として機能し始めるんだよね
ほうほうほう
ここから新しいビジネスが生まれたりとか
コラボし始めたりとかして
大商人が育っていったりとか
いうことが
実は社会インフラとして機能しちゃう
まあちょうどいいよね
絶対お風呂行くだろうしね
ひと旅終われば
そうなんですよ
ゆっくりして
でも情報もお互い交換した方が
メリットが高いから
お互いフレンドリーに商人同士
情報交換するよね
仲間だしね
なんとなく連帯感あるしそもそも宗教一緒やし
確かにねキャラバン組むぐらいだから
45:00
多分みんないろんな人と
キャラバン組むだろうから
今はコロコロ変わるの慣れてるかもね
でしょうね
あちこちでいろんな人に会うからね
今みたいに休憩中に携帯開いてみたいな
世界はないだろうし
確かにそりゃそうだ
あれ多くないのかもしんないよね
最近カフェとか行ってもさ
本読んでるのはあったりするけど
結局カフェに行って
ずっと携帯とにらめっこして
コーヒー飲んでるのが
今だいたいそうだけどさ
あれない方が
情報交換というか
社会システム的にはすごく
生産性を高めるのかもしれない
ちょっと一昔前の話だけどさ
スマホがこんなに普及する前の
日本でもタバコ吸う人だけ
限定のスモーカーコミュニティ
みたいなのができるって話もよくあるよね
よく聞くね
同じ会社でも1000人ぐらいいる企業だとさ
部門間連携できないんだけど
だいたい同じような時間に会っちゃうんだよね
どうもどうもなってるうちに
部署の話して
今度うちでやっときますよみたいな
コミュニケーションできちゃったりする
確かにね
何回かちょこちょこ会う場所がちょうどいいのかもね
かもしれない
顔の見知りになるんだよね自然とね
それがこの浴場
っていうところでお風呂屋さんで
行われていくわけ
ちょっと時代がもう少し後
日本で言ったら鎌倉時代から室町時代
くらいになると
東アフリカ
東アフリカからコーヒーが
入ってくるわけ
これ第1話で俺東インドって
なんかうっかり口滑らしちゃったんだけど
東アフリカね
今後シリーズの第1話ね
後回の西側反対側だから
西側から入ってくるのか
アフリカから
アラビア半島の方とかに
コーヒーの文化が入ってくると
でこのサロンで
サロンっていうの浴場
お風呂場でコーヒーも出されるようになってくる
これが独立して
カフェハーネっていういわゆる喫茶店になってくるんだよね
ああそうなの?
でそこがまた
社交場になってくわけ
喫茶店は喫茶店かと思ったら
違うんだね
ここが独立してコーヒーハウスみたいな形になってくる
そこでは政治談義があったり
ちょっと世間話をしたりとか
ビジネスの情報交換したり
今でいう
日本でいうとスゴロクに似たようなゲームだったりとか
チェスっぽいゲームだったりとかが
当時発展してきたんで
一緒に楽しむっていうそういう環境になる
ああそうなんだ
日本だと何なんだろうね
その時代から
なんかそういうようなとこあったのかな
なきゃ
発展はできない
情報交換すればあっただろうね
まあ3歳児とか
6歳児とか定期位置みたいなところで
直接現場でやってたかもわかんないけどね
まあ市場はそこらじゅうに
あっただろうしね
あと鎌倉から室町時代だと
豊丸
っていう
豊丸みたいな流通業者だよね
中継部役みたいなことを
48:00
国内でやってる人たちが登場して
それが後々に
土層酒屋とかになっていく
金貸しをやり始めるようなのが
これ何の会かで東府かな日本史かな
なんかの会でちょっと言ったと思うんだけど
日本史かな
なんかああいう人たちが日本だったら
該当するのかな歴史上だと
それくらいしか思いつかないよね
あとは飲めだからなみんな
そっちの
飲みニケーションね 飲みニケーションの方が多いのかもしれない
イスラムの人たちお酒飲めないか
そうね
コーヒーじゃない
だから喫茶店で日本だったら
居酒屋みたいなもんか
このカフェハーネが後にチャイハーネになっていく
チャイハーネ
コーヒー文化もあるけどお茶文化も入ってきて
それが定着するから
例えば今現代で言うとトルコの
甘いお茶とかね
ああいう感じになっていく
ああそうなんだ
それはイスラム教のエリアで起こる
よくある話
喫茶店でタバコ吹かしながら
お茶ないしコーヒーを楽しんで談笑するの
ああ
あれ水タバコってどこだっけ
その辺
イメージが水タバコポコポコやってるような
あれいまいち仕組み分かってないんだけどさ
ああいう感じ
俺もよく分かってないんだけど
たまに写真とか風景で流れてくる
これ
もう一回このカフェハーネの概念
もう一回出てくるんで
先に言っとくね
もう一回出てくる
次の次の次くらい出てくるんだけど
もう忘れてそうだね
先に言っときます
イギリスがこれを勘コピします
イギリスが?
このカフェハーネを勘コピしてロンドンに作るんですよ
そうなんだ
それがコーヒーハウスになるんです
それがコーヒーハウス
コーヒーハウスで政治談議が起きて
それが革命の火種になっていったりとか
政党が結成される原因になって
拠点になったりとか
これね
冷やす歴史のシリーズでちょっと出てきた
ロバートボイルが作った
王立協会みたいなのあったよね
科学の知識を
集積する団体作りましょうみたいなの
ニュートンが
所属してたようなところ
あのコミュニティもロンドンの
コーヒーハウスから生まれてるのね
ビジネスの取引の
情報も全部そこで行われてる
だからイギリスの
経済新聞なんかは
これはもう中世から近世の話かな
なんだけど
新聞屋さんはコーヒーハウスに行って
そこで飛び交ってる情報を
書き取って新聞に起こすみたいな
そんな時代がやってくるんだけど
これって何をやってるかっていうと
このイスラム社会のものを
カンコビで持ってっただけなの
全く同じことをしてる
っていう話なのね
これちょっと先に種明かししたから
ちょっと頭の片隅置いとくと
次に僕は佐藤の歴史のシリーズで
絶対イギリスロンドンの話をするんで
ここってなるから
ちょっと覚えといてほしい
そうなんだ
あと今
51:01
社会インフラのコミュニティの話したでしょ
実はテクノロジーの分野でも
イスラムすごいのよ
知識とか
テクノロジーの方がね
意外とすごくて
ローマ帝国以降
ヨーロッパ社会ってのは
ミザンツ帝国であっても
ローマ帝国、シンセロン帝国に至るまで
社会の判断基準は
全て神様になるよね
キリスト教における神様
になっていくよね
だからこの世界はどうなってるのって言ったら
神様がそのように作ったから
この病気はどういう原因
それは神様の罰である
そういうロジックになって
いってしまう
古い時代のキリシャ時代の
書物とかはもう封印して
封印されたというか
なかったことになっちゃってる
時代的に
医学の
ちらっとさっきマテリアメディカの話したんだけど
ここで止まるんだよ
止まる
実証実験的な
科学の発展が止まるんだよ
1世紀の書物が
1600年頃まで
実用書として使われるってそういうことなんだよね
長いね
長いの
1600年前とか1500年前のものを
これが正しい教科書だってことである
ずっと?
すごいね
ビールのシリーズで
ホップをビールに初めて入れた
女性修道院の委員長だった
ヒルデガルドフォンヴィンゲンか
ヒルデガルドもやっぱその
思考で医療の
施す場所を作ったり
とかする
その時代もそうなんだね
ヒルデガルドって1000年代終わり頃の人だからね
それが900年前の書物を
元に医学をやるわけ
とんでもない昔だけどね
元々
今のサイエンスの世界に
入る前の医学っていうのは
これはイスラーム帝国内でも
中国を中心とした
東アジアでもそうなんだけど
ひたすら
実証実験というか
やってみてこうだったっていう実例の
積み上げできっとこういう効果が
あるみたいなのを積み上げていくわけ
これを止めちゃってるの西ヨーロッパが
止めちゃってるんだ
でもイスラームは
それを止めない
止めないどんどんどんどん
やり続けるなんなら
この広大なエリアの中から
あらゆる情報が一箇所に集積されてくる
して元々
イギリシアにあったね
ユークリッド気科学みたいなのとか天文学とか
センセイジュとか小読みの知識
それからインド社会にあるような
数学の知識とか
哲学とか
そういったものも全部取り込んで
蓄積していく
ビジネスやってるだけじゃないんだよ
知識も全部そこで流通させて
自分のところにボンボンボン貯めていくわけ
そうなんだね
これ多分歴史の教科書にも出てくるかもしれないんだけど
アッパー市長の
第7代カリフ
王様ね軽く平たく言ってね
54:01
第7代カリフだから
830年に
この王様の命令で
旧邸図書館を
作らせる
旧邸図書館
王朝が直接持ってる図書館ね
日本で言ったら国立国会図書館みたいなやつね
を作らせるよ
その名も知恵の館
知恵の館
日本語にしてるとちょっとあれだね
ちゃんとね
教科書にも知恵の館って書いてあるから
日本語訳で書いてある
ここにね
東西の学問
知識を全部
集めるっていうことをやらせるわけ
この王様が
イスラーム社会
バグダットみたいな首都にいる
有識者の方々は
この本で勉強していくわけ
これがどんどん発展していく
これがこの流通を
支えることになるんだよね
だってね
あんなに遠くまで船で行けるのよ
その船を作る
建造技術はどうするのって話になるじゃん
これはもう建築学
数学とか物理の世界の話でしょ
天文学が
分かるから船の位置が分かるわけ
工学分かるわけ
まだ
ローマとかビザンツは地中海から
出るのができなかった時代に
この人たちは島とかまで
行っちゃうわけだからさ
そういう技術も持ってくる
ダウセンって
さっき船の名前ね
ダウセンっていう船ね
この船で行き来するんだけど
三角形の方が
特徴的な船なんだけど
こいつは
船ちょっと知ってる人だったら分かると思うけど
風上に向かって航行できるわけ
これも
完全に自然現象とか
数学的な知識があってこそ
成り立つことなんだよね
そうね確かに
こういうのがちゃんと知識として
集積されてある種のテクノロジーが
発展するから物流が発展して
工益が進化して
ビジネスがでかくなっていく
なんかすごいシンドバットが乗ってそうなやつ
そうそうまさにまさに
あの三角形のね特徴的な
そうそうそうやつだよね
映画見たらすぐ分かるよあれ
海を漂ったりね
このダウセンがだいたい平均で
積載量
180トンくらいつって書いてあったね
180トン?
積載でしょ
だからね
面白い比較されてたんだけど
キャラバンでいうところの
ラクダ600頭が運ぶ荷物に相当する
って書いてあった
一石でね
これが行き来してるわけ
ヤバいよね
そりゃガンガン物動くね
タンカーみたいな扱いだね
自国内この広大な自国内
でも流通させて経済も回してるし
そこから
中国に売ったりローマ帝国に
売ったりビザンス帝国に売ったり
っていうビジネスもやってるわけ
しかもボレるじゃん
中国相手にボるのは
57:01
ちょっと大変だと思うんだよ
彼らもでかいマーケット持ってるし
行こうと思えば別に彼らもインドまで
来れちゃったりするから
でも西ヨーロッパって
分断されてるじゃん
まあ争いすぎてるからね
この時代まだ 自分たちが
壁作って分断したじゃん
俺の後ろにあるものお前ら欲しいでしょ
でもいけんやろ
買うどうするってできるわけでしょ
ボレるのよ普通に
そりゃそうだよね
これでムスリム商人の天下がやってくる
はあなかなかえげつないことするね
だから街がどんどん
潤って金持ちが増えていく
金持ちはより金持ちに
中流もそこそこ儲かるみたいな
状況になってく
そこに砂糖が来る売れる
ああまあ売れるね
あれだけコストかけたのに
そのコスト回収するどころか儲かっちゃう
ああ
すごいよね
そうだね
経済というか世界規模で見ても
この当時相当なお金集まったんだろうね
うん
だと思います
ちなみにこの時代の
砂糖の生産
正確なところは
忘れちゃったけど
すでに農場の
労働者に若干奴隷が
働き始めてます
でも若干なんだ
それは若干というのは
後の時代の
例えば南北アメリカ
新大陸という時代に比べれば
小規模だという程度ね
あっちがちょっと衝撃的すぎてさ
ああそうなんだ
何十万人という世界だから
1ヶ所につきね
1拠点につき10年間で
何十万人が奴隷として連れて来られました
っていうのが南北アメリカの
奴隷の歴史だから
それに比べると
かわいいレベルですけど
例えばコーカサス地方
コーカサス地方
現代の国の名前で言おう
ウズベキスタンとか
カザフスタンとかトルクメニスタンとか
中国の左側
ロシアの南側みたいなところね
中国の西側
ロシアの東側
南側
イランの北側とかね
あの辺の方の人たちだったり
とかロシア系民族ね
あとは
一部の
市中海近辺の方々だったりとか
アフリカの人たちとかね
が労働者として連れて来られる
結構遠くから連れてくるんだね
奴隷といっても民族差別的な奴隷
というよりはそもそも社会の中に
そういう階級社会があるんで
元々ね
普段の生活の中に
それが召使いという
立場だったりするし
一方で農場の
労働者にもなったりするし
仕様人みたいな
これねあれなんだよ
時代的に絶対悪化というと
そうでもなくて
例えば
テルマエロマエって映画見たことある?
1:00:01
テルマエロマエって
漫画とかにも原作漫画だよね
お風呂のやつ
安倍博の
お風呂から出てくるやつ
あれの世界観で見るとさ
古代ローマからやってきた人から
見ると
例えば自動洗浄がついてるトイレ
見て奴隷すげえな
とか奴隷何やってるんだとか
平気で言ってるじゃない 安倍博言ってた
言ってたでしょということはローマ社会
っていうのは奴隷が社会を支えてる
っていうことなんだよね
あの辺りではこの時代間では
別にそこまで珍しいことでは
ないかもしれない
ただそこで強制労働だったりとか
環境が悪かったか
っていうと決して良くはないだろうけど
ちょっとその辺の資料は
僕も当たりきれなかったんだけどね
まあね
今だと機械やってることを人力でしか
できないから人力でやってたみたいな
ところだよね
そうそう一応それなりにね
対価というか生活の保障は
されてるからね まあそうね
死んじゃうと困るからね そうそうそう
資産だから貴族から見たらね
まあ確かにね ひどい話だけど
ここら辺はね
現代人の倫理観とか
尺度で理解して
しまうとちょっと違うのかもしれない
そんな感じ
なのかな でも今で
言ったら店長と
アルバイトぐらいの感覚なのかもしれないけど
店長と違うな
オーナーとアルバイトぐらいの
奴隷は給料出んから
出ないのか 所有物
だから ああそういうこと
そう給料は出ません
へえ出ないんだ
生活はちゃんと面倒みてくれるけど
給料は出ない
へえ出ないんだね
だからねこれすごい
言いづらいんだけど現代人の覚悟でいくと
ペットに近い
ペットにお金で給料払ったりしないでしょ
特別ボーナス出さないでしょ
ご飯もあげるし
住む場所も作るし快適にしてあげるでしょ
まあロボットみたいなものか
ああに近いかもしれないね
自動車とかね
そうなんですよ
ちょっとこういう話を聞くとえ?って
嫌な感じを持たれる方もいらっしゃると思うんですけど
この佐藤の世界史を
たどっていく上で
どうしても奴隷の話だけは避けて通れないので
そこはちょっと僕も
柔らかくなるべく分かりやすく
伝えていくつもりですけど
あとまだまだいろんな奴隷貿易の話は
出てくるんで
一応心の隅には止めておいてください
まあね
人が増えてくればどうしてもその道を
どこかで通るんだろうね
これはね
人類史全体に起きてることだからね
格差はあるよ
ひどいとか軽いとか
いろいろあると思うけど
これね世界中のあちこちで起きてるから
日本だってそれっぽいことあるし
インドだってあるし中国だってあるわけだから
そうね
やりすぎはやくないけど
階級みたいなのがないと
集団として成り立たなくなっちゃうからね
という時代だったんだと思いますよ
その頃はね
1:03:01
もちろん現代ではない話なんでね
そういう感じかな
今回は
アラブイスラム帝国の歴史を
ちゃんとやろうかと思ったんだけど
めちゃくちゃ長いし細かいし
わけ分からんと思うので
どちらかというとビジネス目線での
文化がどうなってるのかって話をしました
分かりやすいよね非常に
佐藤から見たらこっちの方が大事だろうなと思って
この佐藤貿易
佐藤だけじゃないけど
商業のシステムの中で
いろんな町が勃興してくる
やっぱりね
交通の要になってるところは
大きくなってくるんだよね
エジプトに
アレクサンドリアっていう町があるんだけど
そこから少し
東側に行ったところ
加工付近に
もともとはフスタートっていう町があったんだけど
それが拡大して
一大商業都市になったのが
現在のカイロ
ああそうなんだ
ここに東西からやってくる
ものが集まって
ここから北の
地中海に行ったり
南の港海に行ったりって巨大になってくるんで
大発展してくるんだよねここがね
ああそうなんだ
ここの奪い合いもこの後に
繰り広げられていく
今回のシリーズでは
カイロの歴史はやんないんですけど
一応そういうカイロだけじゃなくて
いくつかのビジネスの拠点になる場所を
みんなが取り合いをする
っていう時代がやってきます
ああそうなんだね
なんか大阪みたいな感じなのかな
なのかな
独立都市になっちゃえば
よかったんだろうけどね
でもここはそうはなってないっぽいんで
ああそうなんだ
やっていくのはどちらかというと
この後の時代のイタリアだね
今のね
ベネツィアとかね
ジェノバとかね
あの辺が都市国家になってくるね
ああだから
そこのジェノバとかって
全然景観違うんだ
そうあれイタリアじゃないんだよ
ああ違うんだ
あの都市一個で国なの
ああまあザ地中海って感じだね
しかも王様いないの
自治都市
へえすご
日本で言ったら堺だよね
大阪だよね
北欧の方で言ったら
ハンザー同盟とかあったよね
ビールの会で出てきたけど
ああいう独立商業都市みたいなのが
この後の時代にやってくる
そうなんだ
そうするとその世界
その周辺世界は経済のロジックで
世の中がゴリゴリと動き始める
はあ
それに各国の王様の
思惑とかが乗っかってくるから
ごちゃごちゃになってくっていうのが
ヨーロッパの歴史の裏舞台って感じかな
ああすごいね
ヨーロッパの歴史の中で自治都市で
やっていけたんだね
自治国家というか
しかも経済力最強レベルまでいくから
へえどういう仕組みしてるんだろうね
一体ね結構殺伐とした
奪い合いとかしてるじゃん
1:06:01
それを
自分たちだけでトップを
守るってちょっと謎なんだよね
ちなみに今この話したのも
実は予告になっちゃってるんだけど
ああそうなんだ
このベネツヤ商人と
十字軍というこの微妙な
十字軍ってのは
宗教的であり政治的な動きをする
軍隊だよねってみたらね
その傍らで
うごめくベネツヤ商人たち
が地中海
周辺の経済を
ゴリゴリに動かして勢力を乗り換えていく
ああそうなんだ
このベネツヤジェノバの
商人たちのパワーが
東側ではなく
西側に放出された結果
コロンブスなどの
体制を渡っていく
大航海時代へと突入させていく
経済の
ロジックでそっちに行けっていう風に
パワーがベクトルが向いてくるわけだよね
これは実は
ジャガイモにも影響したし
もちろんね
砂糖とかにもあったし
日本にも影響があるんだけど
この初期の段階ではかなり砂糖という
商品がキーアイテムになってきてる
先に一つだけ
種明かししとくね
コロンブスが1492年だったかな
91年だったかなちょっと忘れたけど
その時に1回目の航海で
アメリカ大陸があるってことに
気付くわけじゃない
戻ってきて2回目に行くじゃん
2回目にもう1回行くのよ翌年に
その時に砂糖きび持ってってる
持ってってんの?
わざわざ途中で砂糖きびの産地に立ち寄って
へー
もう行けるって思ってるから
それ持ってくのわざわざ
あーそうなんだ
これが最初のコロンブス航海のスタートですよ
へー
やらかしちゃったねーって今になると思うけど
その時は良かると思ってやってんだよね
そうだね
すごいことになるんで
あーすごいことになる
そんな感じなんだね
この辺は個人的に
今回と次回あたりは
個人的に楽しいゾーンだった
楽しそうだったね
聞いてる方も楽しかった
よかったよかった
かけがんを緩い自治国家
作りますか
経済力が必要だねきっとね
誰かが
誰かが
やってできるものではないかもしれないけど
そうやって生き残っていけば
遠く離れてもね
お互いが間が飛んでもね
国家だったらほら
中でやっていけるじゃない
国家にしちゃう
自治国家として
東京行くのにパスポートいるやなきっとな
俺の住んでる地域ちょっとあの異国のね
国パスポートいるってよくこの辺だと言われるけどさ
特にうちの中の人たちにさ
気温が3度ぐらい違うから
そうねこの店と3度ぐらい気温違うから
違うからさ
そこからね拡大して
かけがわしを
自治国家に
そうすればもしかしたらいろいろな意味で
生き残れるかもしれない
1:09:01
イスラム帝国ばりに
馬や蝶ばりに広がってきますか
そういう感じでね
自治国家だからあくまで
国王はいないから
なるほどね
ということで
本編だけで良かったね
本編だけでもう1時間以上喋ってるもんね
時計見てないけど感覚的に
90分だなって思ってるんだけどな
うーんまあ6070
70分ぐらいね
ということで
次回をお楽しみにありがとうございました
ありがとうございました
【次回予告】
【次回予告】
01:10:36

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