1. 現役リフォームプランナーの業界裏話
  2. 僕の彼女を見かけませんでした..
2024-08-21 16:31

僕の彼女を見かけませんでしたか?③ #169

夏休みに車で小旅行中のカップルは、途中でケンカになり‥というお話の続きの続きです。

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サマリー

レックスは3年前に行方不明になった恋人の捜索を再開するためにフランスに向かいます。一方、ルモンは自らの過去を振り返りながら、罪について独白し、レックスと向き合います。ルモンは家族から愛される良い父親として描かれていますが、彼の予期しない行動から様々な事件が展開します。友情や恋愛の接点として、彼の娘たちからのプレゼントが重要な役割を果たしています。

レックスの捜索の決意
お聞きの皆様、オハコンバンチは、現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。はい、また続きになります。このカフェね、レックスたちが街ぼうけを食らわされた、あのカフェの真向かいのバルコニーから眺めているのは当然、ルモンですよね。
はい、で、この場面からですね、ちょっと時間を遡って前に戻るんですけれども、ここでね、あのルモンは家族4人で、
仲良くテレビを見ているシーンになります。ここでテレビのニュース番組にですね、レックスがインタビューを受けているシーンが出てるんですよね。
これをルモンは食い入れるように見てるんですよ。これはレックスがですね、3年前に行方不明になった恋人を探しにね、またフランスに来てるんだということで対談を受けてるんですよね。
で、ここでインタビューをしているこのニュースキャスターの方がですね、こんな大金を投じて、どうしてまたね、3年前のこの恋人の捜索にまた乗り出したんですかと聞いてるんですよね。
そうするとレックスは、実は昔ね、恋人が見たという金の卵の夢を僕も見たんだと言うんですよね。
で、このインタビューに答えながらですね、インタビュアーの顔よりもずっとね、テレビのカメラの方ね、だから視聴者からすると画面の方にもまっすぐ目を向けてレックスは答えてるんですよね。
で、僕はとにかくこれは何かのお告げかもしれないと思って、また彼女を探すことにしましたと。何よりも僕は真実が知りたいんですと。
もう何があっても構わない。とにかく真実が知りたいんだっていうことをね、まっすぐ画面に向かって訴えるんですよね。
で、これをね、家族とね、断乱しながら、娘たちに寄りかかれながら、寄りかかられながらね、テレビを見ているロモンはね、まっすぐ冷徹な目をしてこのテレビをね、食い入れるように見てるんですよね。
で、これはまあ要するに犯人に向けて挑戦状を叩きつけているようなもんなんですよね。レックスはね、犯人に向かって訴えてるわけですよ。
真実を告げてくれと、俺の前に出てこいと言ってるということですよね。なのでロモンはこれをまっすぐに受け止めて、なるほどと、そうであるならばこれはレックスにコンタクトを取ろうと決意している場面なんですよね。
対話と真実の探求
はい、で、現代にまた戻ってきてですね。で、結局このフランス旅行は無駄に終わって、で、オランダにまた帰ってくるんですよね。レックスはね。
で、この間ですね、恋人をね、今の恋人とはもう別れて、で、また一人でアパートにいるとですね、この恋人がね、荷物をまとめて出ていった後ですね、このマンションの前に一人の男が立ってるんですよね。
で、まあそれ知らずにレックスは恋人がいなくなった後、外に出かけようと思って、マンションから出ていくんですよね。そうすると後ろから失礼しますって言って、見知らぬ男に声をかけられるんですよね。
これはもちろんロモンなんですよ。で、ロモンに声をかけられて、で、あなた真実が知りたいってテレビで言ってましたねと、その一言でね、もうすぐにレックスはこの人が犯人だということを見破って、
彼をね、はがいじめにして、殴りつけてボコボコにね、するんですけれど、ロモンはね、黙って、まあその攻撃されるがままになりながらね、僕を殺そうがね、警察に突きつけようが無駄ですよって言うんですよね。
僕に何かあったら、もうあなたはね、サスキアの実に何が起こったか、真実を知る機会をね、失いますよって言うんですよ。何も証拠も残っていない。僕をだから警察に突きつけようとも、すぐに僕は釈放されるだろうし、ここであなたが僕を殺したらね、僕は口を割りませんと。
なので何が起こったか、あなたは一生知る術がありませんよって言うんですよね。真実を知りたいのであれば、僕と一緒についてきなさいと、それ以外に方法はありませんとロモンに言われるんですよね。これでね、まあレックスは考え込むんですけれど、結局このロモンの車に乗り込むんですよね。
この車にね、2人で乗ってこの道中ね、だからまたオランダからフランスに戻っていると思うんですけれども、この道中の2人の会話がね、すごい面白いんですけれど、ここでずっとロモンは、彼の独白が始まるんですよね。
独り語りで、罪の告白ですよね。その犠牲者の彼氏のね、レックスに向かってするシーンになるんですよね。彼はですね、こう言うんですよね。もうある時、僕は子供の頃に、この間のその薬局のね、2階のバルコニーの場面がね、子供時代の彼の回想として出てくるんですよね。
なので彼はここに子供の頃からずっとこのニームのあの街にね、ずっと住んでたってことがわかるんですけれども、ここのバルコニーでね、ある時ふとここから飛び降りたらどうなるんだろうなと思ったと言うんですよね。
実際に身を乗り出して、じっとね、2階からこの下の床を見つめるんですけれど、エイヤーで飛び降りるんです、本当にね。大抵の人ならここで、まあ、あの飛び降りないことを選択しますよね。
飛び降りることを想像はしても、実際飛び降りることはしないけれども、僕はやったって言うんですよ。で、結局これで骨折する羽目になったんだけれども、まあなるほどと、僕はとにかくあのやろうと思ったことをやってみたんだって言うんですよね。
で、次がですね、もう一個新たな実験があったんだっていう。これがまず最初の実験ですよね。で、2回目の実験は家族で川遊びに行った時に、たまたま通りがかりに溺れている子供を見たので、思い切ってね、川に飛び込んでこの子供を助けたんですよね。
そうすると、すごいね、子供たちからは、もうパパすごいって言ってね、もう何も考えずにすぐに川に飛び込んで、この子供を助けたっていうので、パパかっこいいって言って、すごい英雄視されたんだけれども、この称賛されるっていうことはね、大した価値がないなって気づいたんだよって言うんですよね。
で、このいろいろ人間が人生の中で経験し得ることの中で、ヒーローになったりするっていうね、いいこと善を行うっていうことはね、大したことじゃないみたいなこと言うんですよね。そうなのであれば、最もひどい悪って何だろうということを考えたって言うんですよ。
で、そうであるならば殺人が最もひどいっていうことになるかもしれないけど、殺人もそこまで悪いことじゃないんじゃないかとも考えたんだよねっていう話をね、ちょっとね哲学的な、この善悪とは何ぞやみたいなね話をなんかしてるんですよね。
で、そこからまた回想シーンになってですね、ルモンさんはまた山小屋でまたなんか実験をしてるんですけれど、今度はね、ずっとねカセットテープね、これちょっと時代が古いので、カセットでねずっとなんかねメモ書いたりしてね、なんかこうヘッドホンでなんかあの音声聞いたりしてるんですよ。
で、「Can you help me?」みたいな英語の勉強してるんですね。で、「トレーラーを取り付けるのを手伝ってもらえませんか?」みたいなね、これを英語で話す練習を一生懸命してるんですよ。
で、次の場面になると、またルモンさんはですね、この高速のサービスエリアに立ってですね、また女性たちに声をかけているシーンに移ります。ここで本当に一生懸命練習していた英語で、これね、ヨーロッパの高速っていろんな国の人が行き交うんですよね。
ヨーロッパってのは地続きで全部隣り合ってますのでね、いろんな言語の人が来るので、ここで英語でとある女性に声をかけて、自分の車にトレーラーって、荷台ですよね。荷台、荷車をつけるのを手伝ってくれませんか?っていうことを言ったりするんですけれど、なかなかみんな引っかかってくれないんですよね。
で、挙句の果てにね、一人声をかけた女性はですね、ちょっと、要するにね、このルモンさんの作戦は、車で売店のそばに立って女性に声をかけて、荷台がうまく取り付けられなくて、荷台はちょっと離れたところにあるんで、そこまで僕の車に乗って一緒に行ってくれませんか?っていうこのサービスエリア内での移動に、自分の車に女性を乗させようとしてるんですよね。
みんなね、ちょっと警戒して、歩いていくわよって言って、乗ってくれないんですよね。仕方ないので、荷台の方に自分だけ車に乗って行ってみると、この声をかけた女性の夫が待っていたりね、して、俺の妻は何の用なんだよとかって言われたりして、結局全然うまくいかないんですよね。
こういう回想シーンの後にですね、またレックスとルモンが車に乗っているシーンに戻ってきて、こんな感じで僕は何とか女性を車に乗せようとするんだけれども、なかなかうまくいかなくて、失敗の連続だったんだよということをレックスに言ってるんですよね。
でもこれのせいでね、僕はね血圧が上がってしまって、高血圧の症状が深刻になったんだよねっていうことを抜け抜けと言うんですよ。これはストレスのせいだよって言うんですね。これを聞いているレックスは苦笑いして聞いてるんですよね。
また回想シーンにまた場面が変わって、今度はルモンの誕生日会を自宅で家族と一緒にやっているシーンに変わります。ここでパパおめでとうって言って、みんなからプレゼントをもらっているシーンになるんですね。
家族の愛情とプレゼント
だからこのルモンという人はですね、家庭では大変良い夫、良いお父さんとしてみんなから愛されてるんですよね。ここで奥さんからは山小屋で使えるようにって言ってね、良い瓦剤を一箱プレゼントしてあげてるんですよ。
二人の娘のうちの一人はセーターをプレゼントして、特にこのお父さんによくなついている次女の女の子がですね、パパのキーホルダー、車のキーホルダーがダサいからって言って、おしゃれな金のキーホルダーをプレゼントするんですよね。
このキーホルダーにはこのルモンさんの、ルモンさんはレーモン、ルモンっていう名前みたいなんですよね。レーモンのRがついたキーホルダーをプレゼントされるんですよ。もう一つプレゼントがあるって言ってね、この次女はさらにアルバムもプレゼントしてくれるんですよね。
このアルバムの中にはパパのヒストリーって言ってね、パパの今までのその生い立ちみたいなんで、お父さんの子供時代の赤ちゃんの写真とかね、そういった今までの過去の写真を綺麗に貼ってあるアルバムをあげるんですよね。
これをみんなで微笑ましそうに、4人でこのアルバムを囲みながら1枚1枚アルバムを食って見てるんですけれど、ぽっとある1枚を開くとですね、ちょうどこのバルコニーから実験で飛び降りた時の写真が出てくるんですよね。
このバルコニーから飛び降りたせいで腕を折って、三角形で腕を吊るしている写真が出てくるんですよ。これを見てルモンはこれいいなというなんかひらめいたような顔してるんですよ。ここから場面が変わって、またサービスエリアに立っているルモンさんになって、ここでねナレーションが入っててですね、この回想シーンはね、要するにレックスに独白をしているところなんでね。
これ、このね、要するに娘がくれたアルバムの写真を見て弱者のフリをするのがいいなと思いついたんだよねと言うんですよね。こうしてルモンはですね、腕を骨折したように見せかけて、またこのサービスエリアに立っているわけですね。
そうすると、また通りすがりの女性に声をかけて、ちょっと別の場所に荷台が置いてあって、それを車につけるのを手伝ってくれませんかって声をかけるとですね、あっさりとね、やっぱ骨折しているフリをしているので、女性がいいわよって言って車に乗ってくれるんですよね。
やったーっていうね、初めてなんですよね。あの女性が助手席に乗ってくれるとこまでこぎつけたのがね。喜んでですね、何度も何度も予行演習していたように、女性を助手席に乗せた後ですね、自分はぐるっと運転席に回っている間にポケットに忍ばせていたハンカチにクロロフォルムの小瓶を振りかけて、
これでまたね、クロロフォルムを染み込ませたハンカチをもう一度手に持って運転席まで回ってくるということを予行演習通りにしたんですけれども、ここでですね、間の悪いことに、このルモンはね、ブシュってくしゃみしちゃうんですね。
くしゃみした時に、とっさにフランス人はマナーがいいですので、手に持ってたハンカチでブッて、そのくしゃみをね、この自分のハンカチでね、ハンカチをこの鼻と口に当ててくしゃみしちゃうんですよ。
つまり、自分でクロロフォルムを染み込ませたハンカチを自分で吸い込んでしまうっていうね、バカなことをやってしまったと思ってですね、この助手席に女性がせっかく乗っている状態なんですけれども、慌ててこのサービスエリアのトイレに駆け込んでしまうんですよね。
そこは場面としては映らないんですけれども、取り残された女性はもう多分立ち去ってしまってますよね。ここで、とにかくトイレで顔を洗ってですね、ハンカチも湯吸いで、苦笑いしながらルモンは失敗したわっていう感じで、トイレで手を洗ってるんですよね。
そうして出てきて気を取り直して、自動販売機の前でコーヒーを飲んでいるとですね、ここにサスキアが登場してくるんですよ。サスキアがですね、拙いフランス語でお釣りちょっと助けてくれませんかとかって話しかけてくるんですよね。
いくつかやり取りをしていて、喋っていた時にですね、ふとサスキアがこのルモンが手にしている車の鍵を見るんですよ。
あらって言って、あなたすごく素敵なキーホルダーつけてますねって声をかけるんですよね。
あーって言って、これはまさに娘がくれた誕生日プレゼントのキーホルダーなんですけれども、うちの私の彼氏もね、レックスなんですよと。レックスのR。
このルモンのファーストネームのR。たまたまだから二人の頭文字がRなんですよ。すごく素敵と。私の彼氏のレックスの頭文字と同じだから、それどこで買えるんですかと。
サスキアが聞くとですね、モンはとっさに、僕はね、こういったちょっとした小物、雑貨の小売りをやっているものなんですと。
このキーホルダーはうちの自社製品なので、車にストックをいっぱい積んでるんで、よかったらそこからご覧になりますかという風に言うんですよね。
サスキアは心配そうに、高いものじゃないですよねと聞くと、いやいやそんな大した値段のもんじゃありませんよと、3000円ぐらいですよみたいなことを言うと、サスキアはほっとしてですね、ルモンの後をついていっちゃうんですよね。
というわけでね、今日で終わろうと思ったんですけれども、ちょっと終われなかったので、あともう一回やらせてください。続きは次回とさせていただきます。ごきげんよう。
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