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お聞きの皆様、お運ばんちは、現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。早速続きにいきます。このフランス人の男は、この山小屋を購入し、家族とランチを食べたりした後は、いそいそと一人で、ここでいろんな作業をしてるんですよね。
改装をしてるんですけれども、ここにマットレスを持ち込んだりとか、あとは、ここの改装をしてくれている業者さんに、ここは木を切った方が日当たりよくなりますよってアドバイスをもらうんですけれども、
いやー、キスが怖いからこのままでいいよ、みたいなことを言ってるんですよね。こうやって、いそいそと休みごとに、ここに一人で通ってきてるんですけれども、ある時ですね、
この男の人はいつもえんじいろのフィアットに乗ってるんですけれど、ここに山道で若い女性がヒッチハイクしてるんですよ。この女性のために泊まってあげるんですよね。
そうすると、茂みの中からもう一人の男の人がプッと出てきたんですね。これはよくあることなんですけれども、
ヒッチハイクって、やっぱり若い女性だと乗せてもらう率が高いので、カップルでもう一人パートナーがいたりする場合も、その人はちょっと車が止まるまで隠れてたりっていうね、そういうことがよくあるんですけれども、
この若い男がもう一人出てきたのを見ると、このフランス人は乗せてやるのは女性だけだって言い捨てて、バーっと行っちゃうんですよね。
なのでヒッチハイクのカップルを乗せてあげずに立ち去ってしまうというシーンもあります。またこの山小屋で一人でいろいろ作業しているシーンに戻ってですね、
この山小屋の地下みたいなところで、ガラスの小瓶が並んでいる部屋で、いろいろこの薬品をどうやら入れたりして、実験してるっぽいんですよね。
この小瓶に入った液体の薬品をハンカチに染み込ませて、自分で嗅いだりするんですよ。
このハンカチをこの顔に近づけて、匂いを嗅いで、そうすると意識を失っちゃうんですよね。
で、ハッと目が覚めると、自分の腕時計がストップウォッチになっていて、これで時間を測ってたんですよね。
これをメモに書き付けるんですよ。
リチギーにメモにはいろんな数字が入ってるんですね。
今回の場合は18分54秒とか書くんですよ。
で、一人でね、18分54秒かとかね。
で、まあだいたい使用量は最大でも12ccぐらいだなーって言ってね、ずっとブツブツ言いながらメモってるんですよね。
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で、まあ18分54秒あれば、だいたい移動は27キロぐらいできるなーとかね、言ってるんですね。
これはおそらく、この嗅いだ後意識を失っているところを見ると、この液体の薬品はクロロホルムっていうね、睡眠薬ですよね。
これだと思われるんですよね。
ここでとにかく彼はずっとね、このように何かこう自分の体で実験しながら、ずっとデータを取ってるんですよね。
で、そうかと思うと、また別の日にはですね、あの外でね、この山小屋の外で車、自分の車のところでね、一人でね、なんかこうシミュレーションしてるんですよ。
で、「あ、ちょっとね僕道に迷ってしまって、よかったらね、あの僕の車に乗って、その場所まで行ってもらえませんか?」みたいなねことを一人で言いながらね、
で、誰かを助手席に乗せるフリをして、で、助手席に人を乗せた後、自分は運転席に戻っていくっていうところをね、ずっとね、シミュレーションしながら、これもね、ずっと自分の腕時計でね、タイムを測ってるんですよね。
で、タイムを測っちゃ、メモに書いていくと、それからこの誰かを助手席に乗せて、自分の運転席まで行っている間に、何やらポケットからね、ハンカチを出して、
で、ハンカチにそのガラスの小瓶でね、何か液体のその薬品を振りかけて、それをまたポケットにしまうみたいな動作も、合わせてやりながら運転席に戻った場合のタイムを測ったりとかね、そういうこともしてるんですよね。
で、何をやっているのかなーっていう感じなわけですね。
で、そんなことしながら、またね、時間が来ると都心の方にね、また運転して出かけていくんですよ。
そうすると、学校の前に行くんですよね。ここには中学生の娘さんがいて、彼女を迎えに来たっていうことがここでわかるんですけれども、この娘さんを車に乗んなさいって言って乗せる時にですね、
ここはまあ一応フランスなので、ヨーロッパはね、車がイギリス以外はね、運転席が左になるんですよね。で、右が助手席になります。
はい、で、娘を右の助手席に乗せた後、自分はまあ運転席の方に回ってきてですね、で、おもむろに娘の首の後ろにね、ニュッと手を広げてというか伸ばしてですね、
で、助手席サイドのドアのロックをパンと閉める動作をするんですよね。
で、ドアを閉めた後ですね、このドアを閉めた後の右手をグッと娘の首に引っ掛けて、ガッと娘を首を閉めるような動作をして、空いてる方の左の手でクシュクシュっとね、
いきなり娘の髪の毛をね、ぐちゃぐちゃって頭を掻くようなポーズをとって、あのなんかまあ、じゃれるようなポーズをとるんですよね。
で、娘はもうびっくりして、なんで私の首を急に閉めるのお父さん?って言ってびっくりして、もうキョトンとしてるんですよね。
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で、しかもなんでこの助手席のね、ドアのあの急にロックかけんの?って言うわけですよ。
で、まあちょっとお前をね、からかっただけだよ。それと、まあこの間ね、高速道路で助手席のドアのロックが開いてたせいでね、
子供が高速道路でね、車から転げ落ちて、あの事故があったんだよと。で、そういうことがあっちゃいけないからね、ちょっと鍵を閉めたんだよと、念のためにっていうような説明をするんですよね。
そんなことあったんだ、みたいな感じで、娘はね、まあちょっとけげんな顔しながらも、まああのわかったと言うんですけれども、
ところでね、お父さんなんかね、もしかして浮気してんじゃないの?って言うんですよね。娘が急にね。で、なんでそんなこと急に言うの?って言うと、
いや、もうパパの年齢だったらね、浮気しててもおかしくないしね、山小屋とかでしょっちゅう言ってるしね、みたいなこと言われるんですよね。
で、まあどうも、このお父さんはだいたい30半ば過ぎぐらいの年齢だと思われるんですけれども、まあバカなこと言うなよっていう感じでね、この場を後にするんですよね。
はい、でね、こっからまた場面が変わってね、またこの人はね、あの通りにね、あの車の外に立って、通りに立ってるんですよ。
で、ここを行き交う女性たちを見ながら、あの女性にね、あの一人の女性に声をかけて、すいません、あのちょっとね、あのスーパーまで行きたいんですけれども、道に迷ってしまったんで、
よかったらね、僕の車に乗って一緒に案内してもらえませんか?っていうのを言うんですよね。
そうすると、この通りすがりの女性は、あーもうそこね、右曲がって、そっち行ってこっち行って、あっち行ったらね、もうスーパーよって言って、教えてくれちゃうんですよね。
でも車に乗ってくれないんですよ。で、あーっていう感じで、まあとにかくまあナンパは失敗するんですよね。
で、この間もですね、失敗しつつも、ちょっとまたね、あの腕のね、ストップウォッチを測って、で、あの時間とね、また自分の脈拍を測ったりしてるんですよね。
で、これもまたメモに書き付けたりしてます。
はい。で、まあこんな感じでね、自宅に戻っていくと、今度は奥さんがね、すごい機嫌の悪そうな顔してね、彼を待ってるんですよね。
で、あなた最近もうしょっちゅうね、山小屋に行ってるけれど、あなたね、浮気するためにあの山小屋買ったんじゃないの?って奥さんが言うんですよね。
で、そうすると、もう夫はね、全然動揺もせずに、なんでそんなこと言うの?って言うんですよね。
そうすると奥さんは、山小屋とね、この家を往復してるだけでは、あのこんだけね、車の距離のメーターがいかないはずなんだけれども、ここを往復してる以上にね、だいぶあの距離がね、伸びてるから、あなたどっか誰かのとこ行ってるでしょう、というふうに奥さんは、まああの、攻めてくるんですよね。
だけど彼はね、全く動揺することなく、いやもうね、こんなね、僕ぐらいね、浮気と縁のないフランス人はいないよって言うんですよね。
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で、僕はもう全く浮気もしてないし、あのもう君とね、子供たち一筋だよと、ただ僕は山小屋をね、見つけた時から、もうあの山小屋がね、僕の生き甲斐なんだよって言うんですよね。
で、一歩ずつ、でまた一歩進めばまた二歩目っていう感じで、一歩ずつね、僕は着実に、あの高みを目指してね、頑張ってるんだって言うんですよね。
とにかく夢中で、今これに打ち込んでるんだと、だからまあ黙って見逃してほしいみたいなことを言うんですよね。
で、何を夢中になってやってるのかっていうのは、まあこの山小屋の改装をするためなんだというふうに奥さんは解釈して、なるほどと、ここまで言うんだったらまあ信じてやろうかということで、この夫婦の話し合いは終わるんですよね。
なんですけどね、こんなこと言ってたらまた翌日はね、彼また通りに立ってね、またナンパしてるシーンになるんですよね。
ここでまたあの前回と同じように、あの行き交う女性に声をかけて、ちょっとスーパーまでの道がわからないんで、僕の車に乗って案内してくれませんかっていうのを言うんですよね。
そうするとこの女性は、あらーって言って、あなたルモンさんじゃないって言うんですよ。でもびっくりしてですね、なんと知り合いだったわけですね。
では私、ほらあなたの娘さんのバレーボールのコーチよって言うんですよね。で、うわーしまったーっていう感じで、このフランス人の男の人はですね、まあここでだから彼の名前がルモンだっていうことがわかるんですけれども、
ルモンさんはね、しまったーって顔して、ちょっとね申し訳ないんですけど僕ね、休養ができたんで、ちょっともう失礼しますとかって言うんですよね。
そうするとこのバレーボールの先生は、え?って言うね、自分から声をかけておいて何?っていう感じで、せっかく久しぶりにお会いしたからお茶でもしましょうよって言うんですよ。
そうするとルモンさんは、いやもう本当に申し訳ないんだけれど、ちょっと僕ね、もう急ぐんで、もう行きますねって言うんですよね。
そうするとこの先生は、もうムッとした感じでね、あなた自分から声をかけておいてね、感じ悪いわねっていう感じで、
なんかね、あなたね、ナンパするんだったらね、こんな知り合いばっかり歩いてるところでやってもダメよって言うんですよ。
で、ナンパするんだったら高速のねサービスエリア行けばいいじゃないって言うんですよね。
それを言われた後ね、このルモンさんはね、ふーんっていう顔してるんですよ。
で、この後もまたね脈拍を図ってね、またメモってるんですよ。でもね、なんとなくね、なるほどなーっていう顔してるんですよね。
はい、で、ここからですね、画面がまた変わってですね、もういきなりね、このルモンさんはもうサービスエリアに立ってるんですよ。
で、ここにずっとね行き交う人たちを見てるんですよね。
で、あの日中の夏のね暑い、あのこの高速道路のサービスエリアにいろんな人たちがね、夏休みで移動してるんでね、たくさん人が行き交ってるのをじーっとね見てるんですよね。
この時のルモンさんはですね、いつもと違ってメガネをかけて、そしてね、なぜかあの手をねギブスをつけてね、三角巾の布で腕をこうね吊るすような格好して、だから腕を骨折したみたいな格好してね立ってるんですよね。
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で、まあここでいろいろ人見てるんですけども、ここにね、あのレックスとサスキアが乗った車がサービスエリアに入ってくるんですよ。
ここで、あのついにですね、だからこの映画のね冒頭の、まあこのカップルがですね、この高速のサービスエリアに入ってくるというね、この冒頭の場面に、まあ戻ってくると、時間軸が戻ってくるっていうまあ円環構造になってるんですよね。
はい、で、まあこのね、二人が入ってくるのをね、なんとなく見るともなく、このルモンさんは見ているというシーンで、まあここは一旦この場面は終わるんですよね。
はい、もうちょっと続けますね。で、ここからね、ガラッと場面が変わってですね、もうこの時点から3年の月日が経ったある日、あの通りをね、このルモンさんが同僚と一緒に歩いてるんですよ。
そうするとね、行方不明の人のポスターをバーッと貼ってるね、あのポスターのこの業者さんをね、あのじっと見てるんですよね、このルモンさんがね。
で、なんとこのポスターにはあのサスキアのね、あの写真がね、あの載っていて、で3年前に行方不明になったこの女性を探していますというポスターで、
で、この彼女のね、あの身体的特徴であったり、この当時着ていた洋服のね、色とかそういったものが書かれたポスターがバーッと貼られているのをね、ルモンさんは見るんですよ。
で、ああっていう感じで、で、まあこの同僚に向かって、いやあ、なかなか執念深いなあって言うんですよね。
で、この同僚はね、何の話?って言ってね、ポカンとしてると、いやこれ3年前にこの、こういうね、あの行方不明のあの女の人が出た事件があっただろうと。
で、この時俺は、もし俺が犯人だったらこうするね、みたいなこと言ったけど、誰も特に取り合わなかったよね、ってルモンさんは言うんですよね。
そうすると、まあこの同僚の人は、ああそんなことあったっけ?っていう感じで、まあまあ聞き流してるんですよね。
それぐらいだから、まあもう3年も経って、そんなにね、もう記憶も曖昧になっているような事件だったわけですよね。
で、まあとにかく、まあルモンさんは、なんかちょっとね、あの意味深な表情をしながら、このポスターを見ながら、まああのとにかく通り過ぎていくという場面だったんですけれども、
ここから今度はね、また変わって、今度はね、あのその彼女がいなくなってしまった彼氏のレックスが、またね、今度は車に乗って、あの移動しているところに場面が変わるんですね。
で、レックスは、もう3年の月日が経っていて、新しい彼女と一緒に、何かね、またサスキアの事件の何か手がかりが出たということがあったみたいで、
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で、2人でね、オランダからフランスに向けて、この車で移動してるんですよね。で、この車の中で、いろいろ新しい彼女に向かって、あのいろんな話をしてるんですよ。
でも本当にね、もうもしかしたら彼女は生きていて、今も幸せに暮らしているかもしれないと。うん、わからない、こればっかりはね。
だけれども、彼女が生きていようが、死んでいようが、とにかく僕は真実を知らない限りは、もうとてもじゃないけれども、自分はもう死ぬわけにいかないんだと。
とにかく生きている間に全ての真実が知りたいんだ、みたいなことをね、新しい彼女に向かって話してるんですよね。
でもこの彼女の方はですね、まあもうね、私には関係ないことだし、まあね、もうでもどうせね、今回もまたいたずらだと思うわよと、犯人の手がかりだ、みたいなことを言ってて、どうせまたね、無駄骨になるわよ、みたいな、無駄足になるわよ、みたいなことを言われるんですけれども、
レックスの方はですね、君を巻き込んで本当に申し訳ないし、なかなかまたね、前を向いていけない僕でね、君には苦労をかけるんだけれども、どうしてもね、ちょっと今回は付き合ってほしい、みたいなことを言って、とにかく目的地に向かってるんですよね。
これは今どこに向かってるかというと、ニームというね、フランスのね、すごいあの結構観光地のね、古い城下町のすごい素敵な場所があるんですよね。ここに向かっていて、ここのカフェボザールっていうね、あのカフェにどうやら何かこう呼び出されて行ってるんですよね。
とにかくここに行くとですね、このニームの町の中心にアルルの広場っていうね、真ん中にこの噴水が立っていて、このぐるっと丸いロータリーみたいな広場があるんですよね。この広場に面したカフェが、この今回の待ち合わせ場所のようなんですよね。
ここに2人で行って、コーヒーを注文して、この屋外のテラス席に座ってずっとキョロキョロ様子見てるんですけれども、特に誰も何か疑わしい人もいる様子はないんですよね。
ここでレックスはこのウェイターに声をかけて、あなたの名前はモンメジャンっていう人ではありませんかって聞くと、僕は私モンメジャンですよって言うんですよね。ウェイターがね。
ですけども別にだからといって、何も何かことづけがある様子もないし、レックスに何か大事な話をしたそうな様子も全くなくて、ただの普通のウェイターさんなんですよね。あれおかしいなぁと思って、胸元のポケットからこの手紙を出して読み返すんですよね。
ほらご覧なさいと彼女が、やっぱりいたずらだったんじゃないのって言うわけですね。これは内容がどういう内容だったかというと、真実が知りたければね、このアルルの広場に面したこのカフェボザールのモンメジャンという男を訪ねて、昼の3時にいらっしゃいというような文章なわけですよ。
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これに呼び寄せられてね、はるばる来たんだけれども、また今回も無駄足だったっぽいなという感じなんですよね。ところがね、レックスは彼女に向かって、いやこれはいたずらじゃないと、間違いなく犯人が俺を呼びつけてるんだと言うんですよね。
今回はこういう呼び出しの5回目だったけれど、毎回高速のサービスエリアの100キロ圏内のところに必ず呼び出すんだと。だからこれは事件のことに詳しいやつじゃないと、こういう位置関係とかここまで正確に測れないはずだって言うんですよね。
でもキョロキョロキョロキョロ見渡すんですけれど、誰もそれらしき人はいなさそうなんですよね。そうするとカメラがクーッとね、このカフェの反対側の方に向いていくんですよ。そうするとちょうどこのレックスたちが座っているカフェの間向かいが薬局になってるんですよね。
ここだから丸く建物が立っているようなところなんですよね。この間向かいの薬局の2階がバルコニーになっていてですね、全体的にこのあたり1階が店舗になっていて上は住居なわけですよね。この2階のバルコニーに男が立ってこっちを見てるんですよ。
はい、というわけで今日はここで終わりにして、続きはまた次回とさせていただきます。ごきげんよう。