2022-12-10 32:36

105. SF短編【藤子不二雄の夢カメラ】①タイムカメラ

友達以上の気になる同僚がいて、嫌味な上司がいる。会社員・河上は何だかうまくいかない日々を過ごしていました。

そんな彼が手に入れたふしぎなアイテム『タイムカメラ』は、時間を超えた写真が撮れる未来のカメラ。悪者が使えば犯罪行為も容易なこのカメラで、河上が起こした行動とは…?

少年向け作品とは少し違ったシチュエーションで送る、1981年発表の大人向けSF短編を紹介します。


☆☆12/1 チケット販売開始 ☆☆

『PODCAST FREAKS』2023年3月4日(土)

大阪・難波にてポッドキャストラバーが集まり、触れ合えるリアルイベントの開催が決定しました!我々「すこしふしぎナイト」もイベント初出展!少し先になりますが、皆さん是非お越しくださいね。

詳細は公式サイト、そして公式Twitteアカウントで随時発表されますので、登録をお願いいたします!

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00:02
はい、みなさん、こんばんは。ゆうすけです。さっぱです。よろしくお願いします。よろしくお願いします。
はい、前回お話をしていました通り、今回からですね、藤子不二雄先生のSF短編の中で、一連のシリーズとして描かれたカメラのお話。
これを連続で取り上げていきたいと思っています。
いろいろな呼ばれ方をするんですけども、単純にカメラシリーズって呼ばれることもあるし、シリーズを総称して夢カメラシリーズみたいな呼ばれ方をすることもあるんですよ。
なので、わかりやすさをとって、うちの番組では夢カメラシリーズというようにしようかなと思いますね。
この夢カメラシリーズなんですが、短編の方は9本の作品からなってましてですね、1つ目がですね、1981年に掲載されましたタイムカメラというお話です。
タイムカメラって聞くと、ドラえもんとかにね、そのまま出てきそうな名前ですよね。
そうですね。
なんとなくもうこれね、タイトル聞くだけで、どんなカメラなんかもちょっと想像ついちゃいますよね。
でもね、みなさんが親しんでる、いわゆる子供向けの藤子作品ならきっとこんな話になるだろうな。
でもこれはSF短編なんだということをちょっと念頭に置きながらね、どんなお話になっていくかっていうのをちょっと聞いていただけると、そのあたりのね、違いが面白くなるんじゃないかなと思いますね。
では早速いきましょう。
はい。
主人公は、SF短編にはよく登場しますね。サラリーマン、どこにでもいるような、平均的な、呼んでる人が投影しやすいんでしょうね。
これ子供向け作品と一緒で、大人向け作品でもこういうよくいる男性のサラリーマンが主人公です。
はい。
この人なんですけども、冒頭からですね、その勤めてる会社の屋上でですね、女の人と向かい合って何かを話しております。
だって今夜の約束は一週間前からしてあるんだぜと。だから休養って言ってるじゃないの?ということで何か言い合ってるわけですね、この二人。
何の休養と。あなたには関係のないことよと言われちゃうわけです。
そんな言い方ってないだろう、僕らの中でというふうに言い返すんですが、この女性は変な言い方しないでと。
私は別にあなたのものじゃありませんからねと言いながら口喧嘩をしつつ、屋上から階段を降りて屋内に向かってるわけですね、この二人が。
はいはいはいはい。
なかなかこの二人の関係が何なのかが気になるとこですけど。
そうですね。
03:00
するとですね、その様子を上司が見てたわけです。
あ、課長って言ってご挨拶するわけですが、
いきなり言い渡されるわけです、残業を。
一人残って残業してる川上くんね。
課長の意地悪だと。
陰謙なあいつのやりそうなことだと。
そういう意地悪課長なわけですね、この人はね。
まあちょっとね、時代を考えてもひどいよね、この言い方は。
まあそうですね。
当日にいきなりね。
この川上くんがですね、仕事を終えて会社を後にする頃にはもう真っ暗なわけですよ、周りは。
会社の駐車場に停めてるね、車のほうに向かっていくんですけども、
何か計画があったわけです、この川上くんには。
なんかクサクサすると、飲んで帰ろうっていうことで、車は置いて飲んで帰るわけですね、会社に車置いてね。
ところがですね、夜の街を歩いてますと、
もっと早い時間からね、夜の街を楽しんでる街のね、にぎわいの中に見かけてしまうんですよね、さっきの課長と、
じゅんこさん、さっきの女の人ですね。
どう見てもですね、ベロンベロンに酔っ払ってんのがじゅんこさんのほうなんですよ。
おや?
私酔っ払っちゃったみたいになってて。
その課長はですね、意地悪課長がですね、酔っ払ったのがよしよしと、
ちょっと肩をね、かしながら歩いてると。
ベロンベロンに酔っ払って、どこに行くわけだっていうことで、後ろをついていくわけですが、
すぐそこに行きつけの店があるから、君の相談っていうのをゆっくり聞こうじゃないかと、
ホテル側に入っていくわけです。
この3人しかまだ登場してないけどね、なんかちょっとこのここまでで、なんか関係世界見えてくるよね。
そうですね、はい。
きっと主人公の川上くんはね、じゅんこさんと友達以上の多分仲なんでしょう。
ただ、ちゃんとお付き合いするとかっていう部分でもなく、婚姻や何かの約束をしてたわけですよね。
そこに割って入った意地悪課長が、つまり手を出そうとしてると酔わせて。
はいはいはいはい。
許せないと言いながら後ろ追いかけるんですが、道の真ん中で寝てる人に足ひっかけて転ぶわけです。
酔っ払いの街というか。
06:00
その隙に2人はね、どこかのホテルの中に消えてしまうわけですね。どこに入ったかわからないと。
しょんぼりしながら来た道をまた歩いて帰っていくわけですけど、
もう一度先転んだ、つまずいた人のところの足に転ぶわけですね。
君、僕に恨みでもあるのかと。この人は動いてないので多分悪くないんですけど。
するとですね、道の真ん中で寝てた人っていうのが、とてもみなりがシュッとしてて、タキシードを着ててですね。
髪型なんかもパチッと決めてね。
大きな丸い目を持ったちょっと不思議な人なんですね。
するとその人がですね、お、お、お金、お金って言ってくるわけです。
両替、両替してと。今使える通貨と言いながらもうボロボロなんですね、この人。
あなた旅行者ですかと。日本語うまいね。どこの国から来たの?って聞いてあげるわけですよ、川上くんは。
実は遠い遠いところから団体旅行で来て、天井院にはぐれてしまってっていうわけですね。
いやー気の毒とは思うけど、そんなわけわかんないお金もらってもしょうがないよと、見たことのない札束をこの人は持ってるので。
じゃあ、じゃあ、じゃあこのカメラ、このカメラでどう?っていうことで交渉してくるわけですね、この人は。
はいはいはいはい。
時間を合わせるだけで撮れる高級式のインスタントカメラだよと。
これを時価2000万のところ1000万でいいからって。
そんな金あるかと。
もういくらでもいいんですと、持ってるだけでいいからお金をくださいっていうことで、もうすがってくるわけですね、この人が。
で、シーン変わりまして、どうやらちょっとお金払ってあげたのかな、これ。
この川上くんはそのわけのわからないカメラをね、片手に自宅に帰ってくるわけです。
この川上くんひどがいいんでしょうね、こうやってなんだかんだで、この生き倒れてる人にお金払ってよくわからんもん買ってくれてるわけやから。
そうですね。
何でしょう、顔とかもね、すごいいい人の顔してるんですよ、この人。
あー嫌な一日だったなーとぼやきながら家に帰ってきます。
で、その買い取ったカメラをじーっと眺めながらね、これ本当に使えるのかねと、上から見たり下から覗いたりとかしてるわけですね、持ち上げて。
で、これを一体どこからフィルムを入れるんだと言いながら、あちこち触ってるとカシャッとシャッターが切られてですね、ジャーっとこの撮った写真が吐き出されるんですね。
ほう。
あ、なんだ、ポラロイド式かと。
09:00
うんうんうん。
で、あのまあ適当に、まあ持ち上げてひっくり返しながらシャッターを切ったもんだから、こう玄関が映ったんですけど、
はいはいはい。
するとですね、えっと帰宅してきた自分が映ってるんですよ。
ほう。
なんだこりゃ、ここにいるのは僕なのにどうして僕はここに立ってるんだみたいなことでちょっと混乱するわけですが、
うんうんうん。
さっきの説明をね、思い出してね、時間を合わせて撮るだけでいいよって言ってあったのを説明してたのを聞いて、
はい。
試しに今度は自分の、あの今座ってた座布団のところをね、引きで撮るんですよね。
うんうん。
すると、このカメラ本当に使えるのかねってこう言ってた時のこの困り顔の自分が映ってると、
うんうんうん。
うん。
なるほど、やっぱりこれは過去を映すカメラなんだと。
はいはいはい。
信じ難いことだけど本当だと。
うん。
今からずっと自分で実演して、理屈ではなくね、経験してしまったので、
はい。
このカメラの機能を信じてしまうわけですね。
うーん。
うんうんうん。
時間のメモリっていうのを発見してね、
はい。
1年前を見てみようってことで室内を映すと、
はい。
僕の前の入居者だなと、知らないおじさんがゴロゴロしてるのが見えると。
ほうほうほうほう。
で、2年前過者、3年前過者、4年前過者と。
うん。
面白がって撮っていきますと。
うんうん。
うーん、12年前は草原だったのか、面白いなと。
うーん。
このあたりあれですよね、他の藤子作品でもこれはやりますよね。
そうですね、ありますね。
ね、きてれつのときも同じことしてましたよね。
はいはいはい。
何年前はまだ原っぱだったなり、みたいな。
うん。
まあ、大人向けの作品でもやっぱりこの藤子テイストというか、
はい。
うんうん。
まあ、好奇心でこういうふうにさかのぼって撮ってみたいなくだりはあります。
はい。
だけど、まあこの人やっぱ大人なのでね、面白いっちゃ面白いけど、
それだけのことだって言いながらもぽいってしちゃうわけです。
はあ、なるほど。
まあ、ちょっと現実的ですね、やっぱり。
まあまあまあまあ、そうですね。
うん。
で、まあ彼のね、頭の中にあるのは、
はあ、純子ちゃんと。
うん。
ホテル外で行方がわからなくなった純子ちゃんですね。
はいはいはい。
うん。
日付顔って翌日、川上さんおはよう、夕べはごめんなさいってこう純子ちゃんのほうから話しかけてくるわけですよ。
ほう。
で、実はねって何か言いかけるんやけど、
まあちょっと拗ねてんのかなこの川上くんもね、謝る必要ないよと。
はいはいはい。
君が僕のものってわけじゃないしねと。
まあ昨日言われたことをまあそのままね、もう返しちゃうわけですね。
はいはいはい。
で、川上さんって川後ろにかけるんやけど、
後ろからね、あの課長が来るわけですよ、純子さんの後ろからね。
来たか。
来ましたよ。
で、こう言います。ひどいじゃないか、夕べは逃げ出したりしてと。
12:02
おろ。
うん。
今夜改めて相談しようね、みたいなことでまたちょっと耳元で言ってくると。
ああ。
もう何かわかりやすい何か憎まれキャラですなこの課長は。
そうですね。
純子さんはもうわりと意思のはっきりした感じの目元のね、強く描かれた女性なんですけどもね。
うんうん。
その人はもう結構ですって言いながらまあ去っていくわけですね、課長に対して。
はいはいはいはい。
そうしたらもうセリフこそないものの課長の顔ですよ、もう明らかにムッとしてんのよ。
まあそうでしょうね。
でも次のコマではね、川上君に当たってるわけです。
夕べの残業の成果がこれかと、これで仕事したつもりかねと。
うん。
どっかまずいとこありましたかって聞くんやけど、もう全部まずいみたいなこと言いながらね、もう理不尽なこと言って突き返してくるわけですね。
うーん。
まあ明らかに感情で仕事してる人ですよ。
まあそうですね。
ね、まあまあ現実社会にもね、いますよね、こういうちょっと大変な上司というか。
うーん。
理不尽なね、仕打ちを受けてしまうことってあると思うんですけどもね。
もうまさに呼んでる人がこの、なんていうんやろ、あるわーってこうなるようなね、キャラクターそうですね、この川上君の立場っていうのは。
うーん、そうですね。
でもう積み上げられるわけですね、一体君はやる気があるのかないのかって。
だけどもうここでもう川上君をついというか、まあ今まで溜まってたんでしょうね。
もうプッツンしちゃってさ。
はい。
全然、あんたみたいな上司の下じゃありませんって言うんですよ。
おーっと。
そうすると、なんだと、出て行け、消えろみたいな感じでもう、あの大声で追い払われてね。
はい。
でもう、まあ仕事中やけどそのまま会社を飛び出してしまうわけです。
おー。
どうにでもなれって言うんだと、こんな会社いつでも辞めてやろうよって言いながらね。
はあー。
でもう課長がなんだ、潤子がなんだと。
うーん。
まあ前の晩にも言ってたけどね、ひどい一日だったって言ってるわけですね。
本当に川上君にとってはもう嫌なことというか悪いことだけが起こってるんですね、本当にここのしばらくはね。
そうですね。
もう厄介になってると。
うんうんうんうん。
するとね、あのー、で飛び出してった先ですよ。
あの昨日ほら止めてたでしょ駐車場に。
はいはいはいはい。
自分の車を。
まあそれに乗って帰ろうとしたんでしょう、駐車場に向かってるので。
はい。
だからあのちょっと柄のある人にですね、どんってぶつかっちゃってね。
あら。
どこ見て歩いてるんだ気をつけろみたいなことで絡まれて。
はい。
でもう、もう、ボロボロっすわこの人。
くそー、もうこんな世の中滅びてしまえ的な感じで。
うーん。
うーん。
でさらに悪いことは続いてですね。
はい。
止めてあった自車のタイヤ全て、いたずらでパンクさせられてたんですよ。
えー。
うーん。踏んだり蹴ったり。
15:01
治安悪くないですかそこ。
治安悪いね。
はい。
悪いよね。
はい。
でひどいいたずらしやがってってことでもう泣いてるんですが、犯人をつけ止めてある。
で思い出すんです、そのタイムカメラのこと。
うーん。
はい。5分前カシャ、10分前カシャ、15分前カシャと。
はい。
すると、こいつかっていうことでさっきぶつかってきた柄の悪いやつです。
あー、まあまあまあまあ。
まあまあまあ、はい。
いやいこら待てーってもう、たぶん普段の川上君ならこんなことしないんでしょうけど。
うーん。
あのー追いかけていってねさっきのやつを。
はい。
でこいつもこいつですごい治安の悪い場所の人間でさ、
はい。
なんだお前言いちゃうもんつける気かよみたいな感じで応戦してくるわけですね。
うーん。
うん。
そしたらですね、あのーそばでねまた別の車がまたパンクしてるっていう騒ぎになってるんですよ。絶対こいつなんですけど犯人。
うーん。
ただ、組長のお車に悪さして野郎がいるぞみたいな。
おっと?
おっとです。まさかこの辺りにはヤクザもいると。
うーん。
治安悪いな。
相当悪いですけどね。
相当悪いですね、はい。
で、あのー必ず犯人を見つけてね落とし前をつけてやるとかね。
指を詰めさせるかすまきにして海に放り込んでやるみたいなことを言ってるわけですよ。
うん。
そしたらこのチンピラというかね、こいつもさすがにビクビクしてさ。
はいはいはい。
で、そこに川上くんがですね、あの写真、証拠の写真があるっていうことでまた詰めるわけですね。
うん。
こんな写真いくらでも撮れるんだぞと、お前がやったんだろうと。
うんうん。
こいつもね、ちょっともうごめんなさいごめんなさいっていう感じでね。
もう処理代払うから、何倍でも払うから黙っててくれっていうことで助けをこぼってくるわけです。
うーん。
で、次の子までは実質に戻ってるのでね、手元にはいくらかのお金が広がってると、
修理代としてもらったんでしょうと。
はいはいはい。
これはやっぱり強括ってことになるのかなとちょっと悩んでます、この人。
あらー。
うん。
そっか。
客観的に見ればね、どっちが悪いかっていうのはちょっと難しい話ですけどね。
だってやったんはこいつやからね。
うーん、そうですよね。
別に秘密をね、見つけて譲ったのも事実ではあるけども、実際はね、自分の車やられてるわけですからね。
うーん。
まあいいじゃない、いろいろ嫌な目にやったんだから異車両みたいなもんだよと。
はいはい。
言ってますと。
でも、のび太くんスタイルでね、座布団折り曲げてゴロンとね転がって足を組んで、よく藤子作品で見る光景ですが。
そうですね。
お食弁越しなんか譲ったらかなり贅沢に暮らせるぞ、悪いやつがいっぱいいるからな世の中、みたいなこと言ってます。
うん。
あらー。
はい。
18:22
うんうんうん。
そこに川上くん返します。
うーん、課長とホテルに行ったこと?って。
うーん。
どうして知ってるの?ってちょっとうろたえるわけですね、潤子さんはね。
うーん。
うーん。
でもね、信じてほしいと、何もなかったのよ。危ないところで慌てて逃げ帰ったから何もなかったの?っていう風に言うんですけど、もう信じられないねみたいなことでちょっとまた喧嘩ムードみたいになると。
あー。
あのまあ、ね、さっき僕らを読者としてね、ひどいじゃないか逃げるなんてっていう課長のセリフを聞いてるからわかってるんやけど、
うんうん。
主人公からしたらね、そのセリフっていうのは、言ったらこう、潤子さんのこともちょっと信じられなくなってるし、
うーん。
まあ言い訳みたいに聞こえちゃうわけですよね。
はいはいはいはい。
うん、信じられないねと、ほんと信じてお願いみたいな、そういうやりとりが続く。
うん。
そうだ、君の言い分を確かめる方法がたった一つあるよと。
うんうん。
どうするの?信じてもらえるなら何でもするわ。
じゃあ、夕べのホテルの夕べの部屋に僕と一緒に行こうってなるわけです。
はいはいはいはい。
うんうん。
で、二人でまあホテルに来ますと。
うん。
で、あの、まあ潤子さん的にはもう何が何だかわかんないよね。
で、かなりおどおどしてるよね。
まあそうですよね。
うん。
で、どうするの?って、あのちょっと不安げに聞いてくるわけですね。
はい。
で、まあ河上くんはね、ここで記念撮影をするんだと、まあちょっとごまかしというか、嘘吹きながらね。
はい。
撮ると、あのまあ言ったら、そのホテルのベッドの上を撮るわけですよ。
うんうん。
そしたらもう、あの河丁とまあ潤子さんが映るわけですね。
はい。
うん。逃げたなんて嘘ばっかりみたいな。
ほんとよ、このあとしばらくして逃げたのよみたいなことで言い訳すると。
うん。
はい。で、続いて30分後を撮ってみましょうと。
あの、あんまり見たくない河丁の下着姿と。
はい。
あの、なに、上着をね、脱がされてる潤子さんですね。
うん。
あーってなるわけです。
うん。
違うの、それからすぐなのよと、あの目を覚まして逃げたのよと。
うんうんうん。
確かに潤子さんね、酔っ払ってましたよね。
うん、そうですね。
で、写ってる写真もちょっとなんかもうろうとしてる感じがするんで。
はい。
よし、よし、じゃあ、あのそこまで言うんだなと。
5分後を見てやるっていうことで、カチャと撮りました。
はい。
すると、うわーついにと、あのー、あのまあ行為中の写真が。
21:01
はい。
まあ、写るんですが。
はい。
そんなはずないわと。
いや、ないわって言ったって、現にこうして写真が撮れてるんだよ。
で、よく見るとですね、これ、警備部のさやまさんじゃないかしらと。
お?
うん。
で、よく見るとね、あの5分後で、あのー、設定してたメモリーが、あの5日前になってたんですね。
慌てて、手元が狂って。
あー。
そうそう。
あ、噂は本当だったのか。課長が社内の女の子に片っ端から手をつけてるって噂があったわけで。
わお。
わおですね。まさかの展開ですね。
いやー、相当やってますね。
ね。しかもね、同じホテルでね。
はい。
生々しいですね。
はい。
で、どんどん写真を撮ってね、13日前、営業部の中城さんと。
あー。
何日前は誰?ってね。
あ、この日は誰だ?みたいな感じで、どんどんどんどんこの、えっと、時間を遡れるっていうね、機能を使いながら。
うんうん。
まあ、中場半行欄で、まあ、ベッドの上の写真を撮っていくわけですね。
はい。
で、しまった、フィルムが終わったらしい。
あの、ポラロイドなので、あの補充しないとさ、最後のフィルム使っちゃうと出てこないじゃん。
はいはいはいはい、そうですね。
え、フィルム終わっちゃったの?と、じゃあ私のこと証明できないじゃないの?と、じゅんこさんちょっと慌てるわけですね。
うんうん。
で、その、もう泣いちゃうんですけど。
はい。
もう泣くなよと信じるよ、疑って悪かったって、まあここでもうね、川上くんもじゅんこさんの言うこと信じてと。
うん。
うん。
はい、で、そして翌日です。
はい。
ね、課長の前に現れた川上くん、分厚い封筒を持ってるわけです。
うん。
なんだ、何しに来た、お前なんかにもう用はないぞと、まあこの課長のことですからね、大変な態度で接するわけですよ、昨日のどうなったことなんかも棚にあげててね。
はいはいはい。
これを、えーお渡ししに来ましたと、なんだ、辞表を持ってきたのかと。
はい。
で、その封筒を開けると、ね、昨日ホテルでね、タイムカメラで撮影した、もう数々の女性との。
はい。
いわゆる、あの、表に出せない写真が詰まってるわけです。
はい。
あーあーあー。
で、えー川上くんね、もうにっこりしてます。
ね、それ差し上げます、僕は現場を持ってますからねと。
うん。
で、えー君、何卒、何卒、あの、このことはね、しゃがみ言わずに、何言わないでくれみたいなことでも、あの、すがってる課長と。
はい。
何も言わずに笑ってる、えー川上くんのシーンでこのお話はおしまいと。
うーん。
はい。これがタイムカメラというお話でした。
なるほどなー。
これ初めに言いましたけど、アイテムとしては秘密道具とかね、既定列の発明とかにある感じじゃないですか。
24:05
そうですね、うんうん。
ただ、大人向けの作品になると、こういう流れになるわけですね。
うーん。
うーん。このあたりが、あの、僕なんかね、まあ多くの人がそうでしょうけど、子供向けの作品で親しんでから、SF短編とか読むパターンが多いじゃないですか。
はいはいはいはい。
だから、なんていうか、この下地ができてるというかさ、物語の展開の。
うんうんうんうん。
で、本当にその、ラブホテルのシーンであったりとか。
はい。
いろんなね、女の人に手をつけてるシーンであったりとか。
はい。
何やろ、社内の嫌な上司とかね。
うんうん。
まあそのあたりが絡んできて、あの、ちょっとした違いなんですけど、それだけで本当に大人向けの作品に仕上がってるなっていうのが、このお話の印象ですね。
うーん、そうですね。
途中でほら、教活になるのかならないのかみたいなところを、自問自答するシーンとかもあってさ。
はいはいはいはい。
まあこれ、まあ結論としてね、この主人公の青年がいい人でよかったねって感じですよね。
うーん、そうですよね。
うん。
あの、よくほら、ドラえもんであったりとかさ、そういう作品を、この、パロディー化したりとか、あとツッコミを入れたりするのでさ。
うん。
これがあったら、億万長者になれるみたいな。
うんうん。
あるじゃないですか、そういうジョークとか。
はいはいはいはい。
これを字で言ってますよ、この作品は。
うーん、そうですね。
悪用できたらね、こう、犯罪にも使えるし、人を落としに入れることも、金をね、払わせることもできると。
うん。
若干そういうね、ストーリーラインになってる、実際になってるっていうところもあって。
はい。
ある意味、この藤子作品の、あの、ツッコマンで置くことが美徳みたいなところをしっかり描いてる感じがしますね。
うんうんうんうんうん。
いやー、こんな感じでですね、あの、不思議なカメラを手に入れた大人たちがどんなことをするのかと。
うんうんうん。
うん。こういう展開で綴っていくのが、この藤子藤代の夢カメラという一連の作品群ですので。
はい。
今回は、その一番初めに描かれたタイムカメラというエピソードを紹介しました。
はい。
はい。はい、というわけでエンディングです。
はい。
夢カメラシリーズ第一弾、タイムカメラということで、大人向けにね、描かれたSF短編のお話を今回紹介したんですけども。
うんうんうんうん。
どういう印象を受けました?サッパさんは。
いやー、なんか、悪を成敗するのに使ってて良かったなと思いましたよ、普通に。
本当やね。
はい。
その、だいたい子供たちが使う時も、まあ、なんかでもああいう時って、なんか使ったがゆえに問題が起こったりとかあるじゃないですか。
27:06
あるあるある。
なんかそういう感じじゃなくて、どちらかっていうと、なんか、嫌なやつ懲らしめてやろうのを懲らしめがすっきりやれてるっていうのは結構良かったなとは思いますけどね。
確かにね。いわゆる何、のび太がジャイアンに仕返しするみたいなね、そういう話を大人でやった感じはするよね。わかりやすい悪というか。
ああ、そうですね。はい。
まあね、本編中も言ってたけど、本当にこの主人公がいい人だったから、こういう展開になって良かったなっていう感じで、他人の秘密をね、言ったら探ったりとかね、この人に見られたらいけない姿って誰にでもあるじゃないですか。
はい、そうですね。
その辺りをね、抑えてしまって、悪事に使うっていうことも全然できるので、そういった流れに一緒になるかなと思わせた途中の不穏な感じね、この問題にも信じられないみたいなさ、この世がどうなってもいいみたいな宣言してるから、この人さ。
うんうんうん。
若干ヒヤッとするところあるんやけど、まあ、安心できる着地ができて良かったなと。
はい。
で、ところでですね、倒れてた人ですよ、道で。
あー、はいはいはい。
あの、みなりのね、ビシッとしたタクシード着てね。
うん。
この人が、前回のシリーズ当初の紹介のときに話したヨドバさんなんですね、ヨドバ氏なんですね。
うんうんうんうん。
彼が何者かっていうのは、一応全体を通してね、先章みたいに話したら、正体はわかるんですけど、お話し単位ではなかなか見えてこない部分があって、で、こいつは何者ってなるわけですね。
はいはいはいはい。
でもね、僕が読んだ印象ではですね、SF短編っていうこともあって、結構その世界観リアルじゃないですか。
そうですね。
あの、サラリーマンがいて、女性のね、社員さんがいて、課長がいて、残業させられてみたいな。
っていう、ある程度リアルな中に、突然すごくSFチックな感じで入ってくるっていうあたりが、フジコテイストすごく強くて、見た目もちょっと普通の人間ではない感じがして、
うんうんうんうん。
個別のところから、なんかこう紛れ混乱だなぁ感がすごく強いんですよね。
はいはいはいはい。
今回のエピソードでは、団体旅行に来て店長員とはぐれたと言ってましたね。
はい。
はい。で、見たこともないね、通貨を札束で持って、今使える価値のお金にちょっと換金してくれと懇願してきて。
うん。
2,000万でいいからというね。
ふん。
2,000万のところ1,000万でいいからというね、ちょっとあの価値観のずれというか。
うんうんうんうん。
で、このあたりが、お話単位で見ると本当に短編なんで、1話完結なんで。
30:02
はい。
世にも奇妙な物語的なね。
うんうん。
なんだったんだあれはみたいな感じで、終わる後味を残しつつ、こういうチラチラといろんな話に出てくる。
で、これがいわゆるシリーズ的につながってるっていう仕掛けがこの後展開されると。
うん。
ふん。
多分あの未来からのね、大脚のヨドバー氏がどんなキャラかなってサッパさん思ってたと思うけど、初登場こんな感じでした。
いやー、あのー、なんか描写読まれたときに、この人がそうなんだってなりましたね。
あのね、わりとね、あのコメディキャラです。
はいはいはいはい。
うん、あのシリアスよりというよりかはコメディキャラというか、まあ苦労人というか。
うんうんうん。
そのエピソードがね、あるようにね。
はい。
次回、その次、その次ぐらいとかどんどん出てくるので、
はい。
ヨドバー氏こんなこと言ってるわみたいなところもちょっと笑ってもらえたらなっていうとこですね。
うん。
はい。
じゃあ今回はここら辺で終わっていこうと思います。
はい。
少し不思議ないと、この番組では皆様からの感想、反応、不事故不条作品への愛等々を募集しております。
後先の方、サッパさんよろしくお願いいたします。
はい。
はい、それからお名前だけで送っていただけますお便り保護の方もご用意しております。
エピソードの概要欄、もしくは少し不思議ないとのツイッターアカウントのプロフィール欄のところに、
お便り保護のリンクがありますので、ぜひご参考にしていただければと思います。
はい。
はい。
はい。
はい。
はい。
はい。
はい。
はい。
なので、もしくは最初に 제ましゅきよ!が作りたいと思った方はぜひえ MUSENVIのツイッターアカウントの プロフィール欄の所にお便り保護のリンクがありますので、ご気軽にお使いください。
はい。
それからですね、2023年3月4日、大阪ナンバーで行われます
PorndcastFreaks という、オフラインイベントに少し不思議ないとが参加します。
はい。
はい。
現在、チケットが好評発売中になっておりますので、
こちらのほうも概要欄のほうにリンク等と貼っておきますので、ぜひみなさん当日は我々と交流いたしましょう。
というわけで、今回は終わっていきます。みなさん次のお話でお会いしましょう。さようなら。
またねー。
32:36

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