2020-08-14 18:40

第107回 【対談】社労士が分かりやすく説明する『業務委託(請負)』と『雇用』の違い

最近企業の求人の業務形態で増えてきている業務委託という働き方について、メリット・デメリット、雇用(労働者)との違いの判断基準に関して若手実務家社労士と熱く語りました。


~お知らせ~

サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。


人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。


話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。


パーソナリティー:田村陽太

産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。日本企業で働く海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応が専門。ラジオDJ、ナレーター、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界、イベント業界でも幅広く活動。


カバーアート制作:小野寺玲奈


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社労士ラジオ 【サニーデーフライデー】
この番組は、国内・海外問わず 放浪が大好きな国際派社労士DJのポッドキャストです。
明日から週末だ!とウキウキするような そんな昼下がりの金曜日の気持ちになれるトーク番組を作っていきます。
番組へのメッセージ、ご意見、ご感想、 番組で取り上げてもらいたいトピックなどなど、どしどし応募しております。
社労士ラジオ 【サニーデーフライデー】 DJの田村洋太です。
この番組は、社会保険労務士として活動する田村が、 普段の侍業という固いイメージから外れ、
様々な分野で活躍する方や、その道の専門家、 スペシャリストと語るトーク番組です。
本日も素敵なゲストをお呼びしております。 私から簡単にご紹介させていただきます。
会社内の組織マネジメントをご専門とし、 多くの企業の経営の参謀として、
日々コンサルティング業務でご活躍の、 社会保険労務士の太田さんです。
太田さん、よろしくお願いします。 よろしくお願いします。
お願いいたします。
今日はですね、私のテーマということで、 やらさせていただきたいと思うんですけれども、
よろしいでしょうか。
お願いします。
最近コロナウイルスでですね、 会社の働き方が色々と変わっている時期かと思います。
はい。
色々とこの崩壊性があって、色々とその副業をされている方の 労災保険の給付がちょっと広がったりとか、
フリーランスで働くような人とか増えてきているかと思うんですけれども、
そうだね。
はい。
色々とこんな働き方があるんだなっていうね、 可能性が広がっている時期かと思います。
うん。
はい。
皆さん、サニー・レイ・フライドを聞いてくださっている リスナーさんの中には、
求人票を見たいとか、今就職活動されているような 新卒の方で求人票を見て、
こんな職種があるんだなとか見ている方も いらっしゃるかと思います。
うん。
その中で、色々と働く業務形態っていうのが 色々ありまして、
うん。
私たち社会保険労務士が扱っている分野としては、
従業員さん。
03:01
うん。
労働者ですよね。
うん。
つまり、雇用されている方、会社に雇用されている方たちの 働きやすさを高めていくようなアドバイスをしていくのが
私たちの仕事だと思うんですけれども、
はい。
最近ですね、求人票とか色々見てますと、
うん。
業務委託という業務形態が結構今、 増えてきているようなことを見ておりまして、
うん。
業務委託って何かと言いますと、
こちら、私たちお馴染みのですね、
ベリーベスト法律事務所さん。
うふふふ。
困った時のベリーベストさん。
有名ですね。
ベリーベストさん、法律事務所をオンページを拝借させていただきまして、
はい。
業務委託契約とは何なんですかっていうお話なんですけれども、
はい。
一言で言うと、やった成果に対してお金を払いますよと。
うん。
特にその時間、いつ来てくださいとか、何時間でこの仕事をやってくださいっていうわけではなくて、
うん。
自分たちがやって欲しい業務料に対して、いつまでの期限や納期限に対して仕事を収めてください。
はい。
別に仕事を休みながらやってもいいし、いきなり1日2日から終わらせてもいいしみたいな、
そういう比較的自由度がある方を業務委託契約って言うんですけれども、
うん。
そういう業務委託契約という働き方という求人票が結構ありまして、
うん。
これ厳密に言うと労働者ではない、労働者っていうのは時間で拘束されるような、
うん。
別に成果を求められるわけじゃなくて、この何時から何時までこの仕事をしてください。
私たちの指揮、命令、指示に従って働いてくださいというのが労働者ですので、
はい。
業務委託契約というのは厳密に言うと労働者ではないので、
うん。
私たち社会保険労務士が扱う、扱えない一個人事業主のような、
そうだね。
だから、どういうのは何かというと、社会保険労務士が扱うのは労働基準法とか雇用保険法とか労災保険法とか、
うん。
そういう従業員さんが労働者だから色々と使えるような保険の手続きをしたりとか、
うん。
そういうのがあると思うんですけども、
うん。
こういう労働者じゃない業務委託契約っていうのが結構色々広まってるなっていうのが思ってまして、
そうだね。
まあ要するに業者みたいなもんだよね。
そうですね。
一業者、従業員じゃなくても一業者として責任を持って仕事を、
はい。
責任をもらって仕事をするっていう、ただそれだけの契約というのが業務委託ですよね。
06:04
ありがとうございます。サポートをいただきましてありがとうございます。
いえいえ。
そのですね、業務委託契約っていうのをですね、
皆さんこのリスナーの方でもあまりちょっと馴染みがない方もいらっしゃるかと思いますので、
はい。
転職活動とか、これから就職活動されるような新卒の方に対してですね、
雇用と業務委託、
いろいろこういう2つの大きな業務形態があるっていうのを知っていただきたいなと思って、
はい。
それぞれのメリット、デメリット、
はい。
とか、こういうことがあるんだよとか、こういう働き方なんだよとか、
会社側とかこんなこと言われたのに業務委託契約なんだよとか言われたときに、
それは違うんじゃないんですかっていう、
ちょっとした反論ができるような知識を持っていただきたいなと思いまして、
はい。
今日はですね、ちょっとこのテーマでお話ししていきたいなと思っております。
はーい。
はい。
でですね、なぜ私がこのテーマを話したいかというお話なんですけども、
はい。
ちょっとは遡ること2週間前ぐらいですかね、
うん。
僕は土日に休みのときにですね、
うん。
カフェに行くのが好きなんですよ。
はい。
で、カフェでコーヒー飲みながらですね、
いろいろ一般の方たちがね、何を喋ってるかとか、
雑談してるのとかちょっと盗み聞きすることがよくありまして、
盗み聞きするの?
例えば2人組で話してるときに、
そうお話しされたときにこうやって返せばいいのかとか、
こんな世の人たちは興味を持ってるのかっていうのを意識調査みたいな形でですね、
へー。
カフェに行くんですよ。
はい。
でですね、カフェでコーヒーを飲んでいたらですね、
ちょっと僕の隣の席ぐらいにですね、
うん。
ある経営者の方と、これからそこの働きたいと思ってる求職者の方がですね、
お。
面接をするという場に立ち会うというかですね、
僕は立ち会ってるわけじゃないんですけど、
うん。
ちょうど横でそういう面接をしていましたので、
はい。
そういう場のちょっと盗み聞きをするチャンスを得たんですよ。
はい。
でですね、ちょっといろいろ話を聞いていくと、
アマゾンさんとかそういう物流業者さんの下請けをやっているような会社さんで、
うん。
その求職者の方には、いろいろといろんなお客さんのところに配達するようなお仕事をお願いしたいというか、
はい。
配達のセールスとか仕分け作業とか梱包とか、
うん。
そういうのをお願いしたいみたいな職種なんですよ。
09:02
うん。
やっぱり求職求人票を見て応募してきたのがその求職者の方で、
うん。
というと面接をしてたんですよ。
はい。
はい。
で、いろいろと話を聞いていくと、
うん。
うちは、うちの業務形態っていうのは業務委託ですと、
うん。
なので特にうちの会社では、
そういう雇用保険とか、
うん。
健康保険、厚生年金、厳選所得税とかは一切引かずに、
うん。
基本的にはご自身で、
うん。
国民健康保険とか国民年金入っていただくっていうような働き方ですと、
うん。
はい。
それは業務委託だから仕方ないなと僕は思ってたんですよ。
はい。
でもよくよくその業務内容を話聞くと、
うん。
君、いろいろ掛け持ちをしてるよねという職者の方。
はい。
だけどうちの仕事はですねと、
はい。
Amazonさんからよくお仕事の発注が来て配達が忙しいのは、
結構週末でも忙しいと。
うん。
だから基本君には木曜日とか金曜日には入っていただきたいと。
はい。
で、なおかつその業務料に対しては、
うん。
その毎日どれぐらいの配達料が来るか分かりませんから、
うん。
もしかしたら早上がりができるかもしれないし、
うん。
遅く残業することもあるかもしれない。
うん。
するとそれはまあ来てみないと分かりませんみたいな。
うん。
そんな業務内容だったんですよ。
はい。
はい。
それって本当に業務委託契約なのかなって僕は思って、
うん。
こういう契約の方が、
健康保険とか厚生年金とかそういう従業員さん雇うコストを削減するためだけに、
うん。
いろいろそうやってどっかから仕入れてきた情報で、
業務委託契約が一番いいと。
うん。
それでその就職者の方に、
うちは業務委託契約なんだって言ってるだけで、
うん。
それは本当はもう雇用契約なんじゃないかと。
うん。
こういう会社が他にもいっぱいあるんじゃないかなって僕は思ったんですよ。
はい。
はい。
あのー、本人さんがその仕事探す方が業務委託契約っていうのは、
別にそこまで毎日何時に来いとか、何時間産業しろっていう風に言われても、
いや私は拒否することができるとか、
うん。
知っていれば別に僕はその面接はそれで何とかいくのかなと思ったんですけど、
うん。
仕事探す方のちょっとまあ知識があんまなかったのかわかんないですけど、
うん。
まあじゃあ毎週木曜日金曜日に来ますし、
うん。
まあそういう感じで業務委託契約にしましょうかねーみたいな感じでちょっと話が進みそうだった感じだったんですよ。
うん。
ちょっとこれは何とかまあこの辺についてされてる方以外にも、
うん。
12:00
もっともっと業務委託契約ってはどういうことなのかとか、
うん。
そもそも雇用契約って何なんですかっていうところを、
私たちこういう社長室のお仕事をしてる中で、
うん。
広めていくべきなんじゃないかなと思いまして、
はい。
はい。
テーマに至ったわけなんですよ。
わかりました。いい話ですね。
ちょっと長々とねちょっとあの話させてもらったんですけれども、
うん。ちょっと長いね。
長いね。
そうなんですよ。
まあねちょっとあの雇用と業務委託にちょっと関する熱意がちょっと強すぎてちょっとお話になってしまったんですけども、
はい。とても伝わってきました。
どうですか。
はい。
あの業務委託ね最近が流行ってきてますよね。
はい。
うん。業務委託と雇用の違いって、
改めて言うと雇用はお給料としてもらうけれども、
基本的に社長の命令や上司の命令は従いますと。
はい。
信じを受けて仕事をするわけだからね。
はい。
逆に業務委託ってのは要するに業者になるってことだからね。
そうですね。
あのいくらでこの仕事やってくれますか。はい、やります。やりません。
っていうだけの話だからね。
そうなんですよね。
例えば、家の水道が壊れました。水道を直してくれる業者に電話しました。
はい。
明日来てくれますか。
ごめんなさい。明日ちょっとお客さんにお手が埋まっちゃってまして、
明後日でしたらお伺いできるんですけど。
っていうことはよくある話かなと思うんですけれども。
はいはいはい。
これ業者だからね。
いつ行くとかっていうのは業者側が基本的には決めることができるし、
もしそこで契約にならなければ別に他の業者を探せばいいっていう。
ただそれだけの話だからね。
はい。
逆に雇用ってなるとね。
じゃああなたは平日5日間フルタイム勤務です。
とか、あなたは木曜金曜の勤務です。
朝は何時に来てください。
定時は何時までです。
という風に決まってきているのが雇用契約かなと思いますけれども。
はい。
今の話で言うとまあそうね。
一概には言えないけど結構ちょっと雇用っぽい要素もあるよね。
ですね。
この難しいところがその業務委託か雇用かっていうのは、
何かこう結構、
労働者制、従業員制ですよねっていう決める判断基準があるんだけど、
15:06
例えば10日くらい最高裁判例とか出てて、
このうちの5個集まったら労働者だよっていう風に完全に決まるわけじゃなくて、
法的に判断してお前は従業員だ、お前は従業員じゃないかっていうのを
労基所が判断するっていうのが強いから、
本当に今太田がおっしゃった通り、
労働者制が強いよねっていう感じにしかこう、
何とも言えることができるところがあるよね。
そうだね。
まあ最終的にはまあ裁判所の判断だからね。
一発では決まらないわけなんだけれども、
あとは配達の仕事でトラックとか何かしら自動車を使うと思うんだけど、
それは何を使う予定だったの?
Amazonの下請けさんは。
そこもね、そこはね、僕の盗み切りでは話なかったんだけど、
もしかしたら自社の車だったのかもしれないね。
なんか、なんかわかんないけど、
面接の当日、入社日当日はうちの会社出すから、
車の社用車出すからって言ってたから、
社用車みたいなのがあるのかもしれない。
そうだね。
まあ仮に、仮に、仮になんかね、
田村ロジティクスみたいなね、
名前が書いてたトラックに乗るとかだったら、
もうこれ完全に田村ロジティクスの従業員と見られてもちょっとね、
反論できないんじゃないかなという、
まあその道具をどっち持ちかっていうのも、
なんか一つの重要なポイントなんだよね。
ありますね。
経営者側の車を使っているのか、
自分自身の車を出してガソリンだとか出してやっているのかどうかとか。
そうだね。
そういうのもありますよね。
まあね、水道を直してって言った時に水道の業者さんね、
ドライバー貸してとかペンチ貸してとか言わないからね。
そうだね。
それをまさかこっち持ちだったら意味わかんないよね。
そうだね。
シンプルなイメージはモーター側が言ってた感じで、
もう普通の消費者があそこの水道業者に頼もうとするけど、
本当に業者っていうイメージを持てるような仕事の振り方なのかどうかってことだよね。
それがどっちなのか経営者かっていう違いだらけで、
そこまでの自由さがあるのか、拒否できるのかどうか。
そう。
会社のルールみたいなものがあって、
その適用があるのかどうか。
まあいわゆる8時に出勤とかね。
そういうルールがあって、会社のルールの適用があるのかないのかっていうのもあるよね。
ありますね。
18:08
いかがでしたでしょうか。
次回もこのお話の続編をお送りいたします。
魅力的なお話たっぷりです。楽しみに。
シャローシラジオサニーレイフライデー、DJの田村洋太でした。
それでは次回もリスナーの皆様のお耳にかかれることを楽しみにしております。
いってらっしゃい。
18:40

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