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経営者の志
こんにちは、こえラボの岡田です。
前回に引き続き、内田さんに感動経営についてお話を伺いました。
まずはインタビューをお聞きください。
今回も前回に引き続いて、感動経営コンサルタントの内田貴久さんにお話を伺いたいと思います。
内田さん、今回もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
前回も、本当に経営者にお話を聞いていただいて、本当に会社の経営って人がすごく大切なんだなというふうに思ったんですけど、
やっぱり経営者の方が、どういうふうに社員の方だったりとか、働いていただいている方に対応すると会社が生き生きして業績も良くなっているかという、
なかなかいろんな経営者が悩まれていると思うんですが、内田さん、どういうふうにすると人は変わっていって、
その業績として、成果として出ていくというふうに考えられていらっしゃるでしょうかね。
そうですね。まず、社員が生き生きしている会社って何かというと、やはりコミュニケーションがすごく密なんですね。
中には面談とか、やられている企業さんもあるんですが、そういったしっかりと部下、一緒に働いてくれている社員の話を聞くという時間を設けていただいたとか、
以前は会社の中でもイベント、中には運動会なんかをやられている企業さんもあったんですけど、そういったのがどんどんどんどんなくなって、
本当に仕事だけ、仕事オンリー、成果主義的なところにいてしまった会社さんが多いと思うんですけれども、
そうではなく、一緒に働く仲間がワクワク、元気に働いているのか、やりたいことができているのかということを聞けている会社さんとそうでない会社さんってすごい違いがあるなと思っております。
そうなんですね。結構そういった仕事じゃないような社員の方とそういったいろいろ話してコミュニケーションする時間ってすごく大切なんですね。
業績だけで成果を出しているかどうか、それだけだとあんまり結果的にはうまくいかなかったりすることもあるということですかね。
そうですね。実際、マネージャークラスの方なんかでもお子さんがいたりだとか、早く帰りたいのにやっぱり早く帰れないっていうことが、やっぱり言えない職場ってすごく辛いんですよね。
それがだんだん続いていってしまうと、その働きづらい、家族が応援してくれないから働きづらいとかってなってってしまって、
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やはり人が力を入れて働ける環境っていうものがどういう環境なのかということを理解して、その環境を作るということに取り組まれてる経営者とそうでない会社さんっていうのは大きな差が出てるなというふうに思います。
それもやっぱり本当に社員の方に聞いてみないと何が必要としているのかってやっぱりわからないですよね。
そこをやっぱりしっかり聞けて、それを実践できてるかっていうのは大きな違いになるっていうことですかね。
そうですね。今この時間のね、例えば1時間とか2時間でもお休みが取れるだとか、男性の育児休暇なんかを推進してたりとかしますけども、やはり今働いてる社員さんが求めてるか求めてないかで、余分な制度になってしまう可能性もあるわけですよね。
なるほど。経営者が良かれと思って作っても、実際はそこを必要としてなかったってなると、余計な制度だったっていうこともあり得るっていうことですね。
そうですね。県だとか国が推進してる制度もありますので、会社としては取り入れている企業さんはと思うんですが、やはり実際の社員の声を生かして制度化してる企業さんっていうのは、やっぱり社員さんが喜んで働いてくれてますよね。
なるほど。そういった時間をあえて作るっていうこともアドバイスされたりするんですかね。
そうですね。もうその社員さんが生き生きと働くためにわざわざ営業時間を短くしたりだとか。
実際には私がお世話になっている企業さんで、もう2時間ですか。逆に年間でいうともう15日間ぐらい営業日数減らした企業さんいらっしゃるんですよ。
そうなんですね。
始業時間と終了時間を短くして、みんなが合同で調整ができるようにしたりだとか。
今まではサービス業なので年末年始も本当に元旦しくお休みはない企業さんだったんですけども、3か月お休みにしたりだとか。
そうなんですね。
それで売上が下がったかっていうとそうではないんですよね。逆に伸びてるんですよ。
そうなんですね。経営者としては営業日数減ると売上が減って余計苦しくなるんじゃないかって結構怖かったりすると思うんですけど、
結果としてはやっぱり違うんですね。
違いますね。それも社員さんの声からだとか、皆さんがそこの会社はぬくもりを大切にしている会社さんなんですが、社員を大切にしていくっていう中でやはり家族もお正月は一緒に過ごしたいよねっていう声から決断したんですよね。
なるほど。じゃあそういったところを本当に社員の方とやっぱりいろいろ話し合ってどういった制度がいいのか本当に使える制度なのかっていうところで決断して実行していった。
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そうするとやっぱり社員の方もだいぶ変わってくるっていうことなんですかね。
変わってきますね。私なんかが入らせていただくと、職場の中に委員会活動って作るんですね。改善委員会だとか、5Sの委員会だとか、いろんな委員会を作っていったりするんですが、その中で自由活発に社員が意見を出せる。
その後、ボトムアップで上げていく。それを決断していくっていうような運営が時間がかかるんですけども、できるようになると本当にその社員が自分たちが必要とされている。なおかつ自分たちでこの会社を作っていくんだって意識が芽生えるんですね。
かなり積極的に社員の方がその経営というかその企業の仕組みとかにも携わっていくっていうことは大切なんですかね。
大切ですね。そこを例えば正社員であったりパートさんであったりだとかを区分しないということですね。
そうなんです。そこはもうあえてもう皆様同じようにやっていただくということなんですね。
逆にそこで差をつけてしまうと私はパートだからいいとかというような意見が出てきてしまったり、逆にそういった差別をつけてない会社さんだと正社員さんよりも、まだ年数が当たる社員さんよりもパートさんの方が生き生きとしてすごく成果を出されているっていうのがありますね。
それも何でしょうかね、しっかりと任されているとか責任を与えられているとか、そういったところがやりがいにつながってくるということなんですかね。
その通りです。
やっぱりしっかりとその方にも役割を与えてやっていただくということが、かえってその方も積極的に取り組んでいただいて会社の業績も良くなっていくっていう、まさにそういった事例になるということなんですね。
内田さんはそういったところで今もおっしゃったように、委員会とか社員の方が積極的に携わるような仕組みもどんどん導入していくというところもやられているんですかね。
はい、そうです。経営者と相談してどんな会社にしていくっていうのはね、まずしっかりと手を握るんですけども、それを戦略を作ってもそれを実践するのは社員さんになるんですよね。
なるほど、はい。
それでその戦術の部分をしっかりと社員さんの現場に合わせて担当者とかを決めて責任者を設けて期限を設けてやっていくっていう形を進めています。
なるほど。今後はどういうふうに内田さん自身活動をやっていきたいとかっていう、そういった思いとかありますかね。
はい、私自身はこの感動経営コンサルタントとして活動してるんですけれども、この感動経営っていうものがですね、多くの企業さんにまだまだ知られていない。
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本当にこの人を大切にする経営っていうのは日本本来、日本企業が世界に誇るべき仕組みというんですかね、制度というか長年培ってきた本当に信用を受ける経営手法だと思うんですけども、
これを日本企業、日本全国、そして世界に向けてですね、発信していきたいなというふうに考えています。
やっぱりこれって日本的な考えになるんですかね。
そうですね。私のこの感動経営を作ったガリュウという師匠はですね、台湾の後藤新平先生、台湾は新日とても有名なんですけれども、台湾が本当に統治されて大変だった時にですね、日本が台湾を良くする。
ある意味侵略するわけではなく、台湾を良くする。日本の国内と同じように再建するっていうようなことをやった手法を企業に合わせたのがこの感動経営なんですね。
だからやっぱりそれをいろんな会社さんに、世界中にも広めていって、こういった感動経営できるような企業さんを今後増やしていくっていう、そういったことなんですね。
どういった取り組みとか他にもされているでしょうかね。
普段はですね、良い経営をするという企業さん同士の集まったですね、ベンチマーク勉強会とかもやってるんですが、年に一度その感動経営に取り組まれている企業さんの発表会がありまして、
それが感動物語コンテストというものが開催されます。これがですね、YouTubeチャンネルがありまして、歴代の映像とかを配信しておりますので、
それをご覧にいただけたらですね、具体的に会社がどんなふうに変化していくのか、また社員とお客様との関係性がどんなふうに良くなっていくのかっていうのはイメージしていただくことができるんじゃないかなと思います。
わかりました。ぜひそこのYouTubeチャンネルのURLも掲載させていただきたいと思いますので、そこからチェックいただいてご覧いただければと思います。
前回と今回2回にわたってお届けしましたが、ぜひ内田さんのところに興味あるという方はチェックいただければなと思います。
はい、今回と前回に引き続きで感動経営コンサルタントの内田孝久さんにお話を伺いました。2回目わたりどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
いかがだったでしょうか。営業日数を減らしても、従業員とのコミュニケーションをしっかりとることで業績を伸ばし売り上げを増やしたというお話はとても印象的でした。
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それだけ従業員とのコミュニケーションは大切で、一人ひとりの可能性を引き出し、やる気を見出していけば企業はもっと良くなるんだなと思いました。
もっと詳しく聞きたい方は、ぜひ内田さんに問い合わせてみてください。
そして、こえラボでは内田さんのような志を持った経営者の方を募集しています。ご出演を希望される方はこえラボホームページからお申し込みください。あなたの志をインタビューいたします。ではまた次回。