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声を思いを世界中に届けるこえラボ
経営者の志
こんにちは、こえラボの岡田です。
今回は弁理士の原田貴史さんにお話を伺いたいと思います。
原田さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
まずは、自己紹介からお願いできるでしょうか。
弁理士の原田と申します。
今、埼玉市の浦和区で25名ぐらいで特許事務所をやっております。
開業6年目という状況です。
弁理士さんのお仕事内容も少しご紹介いただければと思うんですが、
どういったことがお仕事の内容になるんでしょうかね。
主に多いのは特許の申請だったんですね。
特許長という役所に申請書類を作って届けて、
それを会社の新しい発明とかを特許という権利という形にしてお手伝いですね。
一つは商標ですかね。
これ会社のブランドだとか、名前だとか、
そういったものを誰のものかというのを明確にするために、
これも権利として特許長に申請するというような業務になります。
特許っていろんな特許があるのかなと思うんですが、
得意にされているような分野とかはあるんでしょうかね。
うちはビジネスモデルだとかですね、
AIとかIT系の特許申請を専門にしております。
例えばビジネスモデルとかITとかっていうの、
どんな特許があるんだろうなと思うんですけど、
もしご紹介できる範囲で構いませんので、
こういうのが特許になるんですよという事例とかありますでしょうかね。
そうしました。
例えば昨年取ったので、
ハンバーガーの提供システムとかですね。
そういったものを取りましたね。
昨年から非常にリモートって形になってきたんで、
リモートで生体師さんが患者さんを整体するっていう、
治療するっていうリモート施術っていうのが取ったってことがありました。
すごいですね、最近の本当にトレンドのところとかあると思うんですけど、
ハンバーガーのシステムっていうと、
どういうシステムなのかなと思うんですが、
これは何か特別なハンバーガー屋さんなんですか?
通常ハンバーガーってお店で出来上がったものが提供されると思うんですけども、
このハンバーガーのシステムはですね、
具材をですね、アタッチパネルとかで、
肉はこれにする、パンはこれにする、
間にチーズを入れる、卵を入れるとか、
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野菜はこれにするとか全部選んで、
選んだその具材がテーブルに運ばれてきてですね、
テーブルにフライパン、鉄板があるんですけど、
鉄板でパンダとかハンバーガーとか野菜を焼いて自分で組み合わせてですね、
全部で100万通りくらいの組み合わせでハンバーガーが作れるみたいなんですけど、
それを机の上の上で実際自分で作って、
自分だけのハンバーガーを作るっていう、
そういった方法について特許が来ています。
そうなんですね、なんかすごい、やっぱりこれも特許があるから、
他の方に真似されず経営できていくっていうようなことなんですかね。
そうですね、特許がなかったらもうこれは誰でもやっていいってことになって、
いいサービスとか売れるサービスをすぐ真似されてしまう。
ということですね。
あともう一つご紹介いただいたリモートの施術もなんか面白いですね。
今だからこそこのオンラインが進んでいるので、
Zoomとかこうやって対応しながら施術するのは考えられるんですが、
そうじゃない特別なシステムになっているんですかね、それも。
そうですね。
こちらもですね、
やっぱりオンラインで聞いたい面で、
例えば施術者がこういうふうに傾してるとかですね、
そういうふうにやると、まさに今お話ししているようなこのZoomとかですね、
そういうので患者さんの治療が全国どこにいてもできてしまうと。
ここの治療院が名古屋にあるんですけど、
名古屋から北海道、沖縄でも治療ができてしまうと。
そういったものになります。
本当にこのオンライン間で必要になってくる、
いろいろ展開できるような、そういったシステムですね。
そうなんです。
やっぱりこういうのって特許がちゃんと取っていると、
取ってない会社っていうのはやっぱり差は大きく出てきたりするものなんですかね。
そうですね。
これもうちのお客さんの例なんですけども、
特許取る前は建設業なんですけど、
あいみつ森は業界的にも当たり前だったんですね。
それが特許を取って、
そしたらもうこの会社しかできないっていうのが証明になるんで、
もう御社にお願いするしかないですねって形で、
あいみつ森は全く取られなくなってですね。
それでもう営業もすごくなくなって、利益がボンボン出るようになった。
そういう事例もあります。
なるほど。
やっぱりそうやってしっかりと特許を取って、
自分の仕事をちゃんと守っていくことをしないと、
それすぐ真似されると価格競争に陥ってしまうってことなんですかね。
そうですね。
例えば100万円で一番売れてる商品があったとします。
100万円で一番売れてると売上として1億円だと思うんですよ。
利益もたくさん出ると。
それがですね、例えば特許を取っていれば100万円を
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1万個ずっと自社で20年間売り続けることができるとします。
でもこれ参入商品があるんで真似されない。
でも特許がないともし真似されたら、真似する側が開発にかかってないんで、
例えば100万円じゃなくて50万円とかで売っているんですね。
そしたらみんなそっちの方を買ってしまって、
市場者も半分になって、売れる量も半分になってしまうと。
さらに向こうは50万円で売ってるんで、
こっちも50万円で売るしかないんで、
100万円で売ったのを50万円に半額にしなきゃいけない。
そしたら売れる量が半分になって、値段も半分になるんで、
1億円あって売り上げっていうのは2500万円ぐらいまで減ってしまう。
そうなったら全然利益持ってなくなってしまう。
そういうことがあり得るということだと思います。
これ本当に企業にとってみたらすごく怖いことですね。
特許取ってなくて、他から真似されてしまう。
せっかく自分で開発して考えて作った仕組みなのに、
それが簡単に真似されるっていうのは本当に怖いことだなって感じますね。
ぜひそういった特許。
他の弁理士さんとかもいらっしゃると思うんですけど、
原田さんの特徴として、強みとしてはこういった部分があるとかっていうところって何かあるんでしょうかね。
私はもともと石材産部っていう企業の資材部に5年間いたってこともあって、
そこでやることっていうのは、特許庁の審査官との交渉がすごく多かったんです。
だいたいそれを私は月50件ぐらいやってましたんで、
特許庁の交渉が非常に得意です。
その結果、大体特許の人口、業界平均が60%ぐらいなんですけど、
私はそちらを超える96.1%という形でご対応させていただいております。
その申請の取得する率も、業界の平均に比べたかなり高い順で取ってらっしゃるっていうことなんですね。
ありがとうございます。
この番組のタイトルが経営者の志という番組なので、
ぜひ原田さんの志についても教えていただけるでしょうか。
志ですか。
私は非常に幼少時代とか不自由な思いをしたんで、
自分がやられた部分を人にはそういうのはしたくないなという思いで、
私のコンセプトとしてはやっぱりお客様であって、
従業員もそうですけど、あとは私の周りの仲間ですね。
対してそれぞれが置かれている状況を尊重しながら、
本当に幸せになってもらいたいというような、
うちの事務所の経営意念が、
人が幸せになる在り方の追求ということで、
そういうのを大事にしております。
ありがとうございます。
今後はこんなことをやっていきたいなというような将来的な構想とかも何かあるんでしょうかね。
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今考えているのは私が事業事務所を経営してるんですけど、
うちの利益率というのは非常に高くて業績も非常にいいんですけども、
一方で事業事務所といっても、
本当に利益率10%もいかないようなところばかりなんで、
それは特に組織化したらそうなってくるんですけど、
全然働いても働いても利益が出ない会社が多いんで、
そういった会社さん向けに年収3000万円ぐらいの事業事務所さん向けにちゃんと利益が出て、
売り上げもアップするためのコンサルティングという形のサービスを今提供しようと考えております。
そうなんですね。やっぱりこれからは、
組織としてもしっかりと経営できていかないと、
なかなか利益も上がらないし売り上げも上がっていかないというので、
そういったところも今実績を踏まえて、
いろいろコンサルティングも今後は進めていこうということなんですね。
こちらのリアリアップとリアキャプターと組織コンサルティングの方も、
今ちょっとメニューを作っていまして、
来年以降はこちらの方に力を入れていこうと考えております。
そうなんですね。
2022年はそういったコンサルの方にも力を入れていきながらやっていこうということですかね。
そうですね。
ありがとうございます。
今日のお話を聞いて、
すごく特許とか商標もやっぱり大切だなというふうに思われた方もいらっしゃるかと思うので、
そういった方はホームページとかからお問い合わせしていただくのも大丈夫ですかね。
はい。
ぜひこのポッドキャストの説明欄にホームページのURLを掲載させていただきますので、
もし気になる方がいらっしゃればお問い合わせいただければなと思います。
ありがとうございます。
本日は弁理士の原田隆さんからお話を伺いました。
原田さんどうもありがとうございました。
どうもありがとうございました。