1. そろそろ美術の話を...
  2. Art Watching 2024年12月号
2024-12-28 1:06:38

Art Watching 2024年12月号

サマリー

アートウォッチング2024年12月号では、ゲストのヤマミネさんと共に、2024年のアートシーンを振り返り、特に印象的な美術展について考察しています。内藤玲さんの展覧会や木下勝世さんの作品が特に話題に上がり、感動が共有されています。このエピソードでは、芸術作品の価値や作風の変化、特に青木の展覧会に焦点を当て、アーティストの探求心と努力について議論が行われています。また、女性芸術家の重要性や新たな視点についても触れられています。 福田平八郎の展覧会では、写実から抽象への変遷が見られ、特に「雨」の作品が感動を呼んでいます。ベンテンでの街を巻き込んだアートイベントの力についても語られています。2024年の美術展に関する考察や体験を通じて、TIC河村記念美術館やカール・アンドレ展の重要性について言及されています。また、リスナーからの美術展の推薦や感想が多く寄せられ、アートの魅力を再確認する機会となっています。 2024年の美術展についての議論が展開され、特に田中一聖の奄美の光り魂の絵画展やアーツ前橋のニューホライズン展が取り上げられています。国立西洋美術館での企画は、アーティストとの関係や美術館の役割についての考察を呼び起こしています。お台場トリエンナーレに向けて、アートとアーティストの魅力について議論し、ポッドキャストとのコラボレーションの可能性を探っています。

年末特別編の開始
はい、アートテラー・とにのそろそろ美術の話を。この番組は、アートテラー・とにがアートに関わる方をゲストにお迎えして、トークを繰り広げるポッドキャスト番組です。
本日は、Art Watching 2024年12月号をお届けします。
はい、ということで始まりました。リスナーさんのお便り紹介と、面白かった美術性について話をするArt Watchingの38回目です。
ですが、今回は、今月は年末特別編ということで、毎年恒例、まるさんとゲストを迎えて、2024年のアートシーンを振り返っていきたいと思います。
ということで、まるさん、よろしくお願いします。
はい、お願いします。
今日はオンラインじゃないですもんね。
今日は、恒例の対面で。
はい。
年末恒例の対面で。
はい。
そして、ゲストが来ております。ということで、ゲストを呼びたいと思います。キレイタのヤマミネさんです。よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
すみません、呼んどいて何ですけど、じゃあ自己紹介から。
ああ、はいはいはい。なんかすいませんね、急にお邪魔しちゃって。
いや、全然全然。
そうそうそう。なんかね、最近まるさんがキュレーションしたりとかっていう話があって。
そんな、本職キュレーターの前で。
なんか、カリッとりしてたら、気づいたら、こういうことになって。
こういうことになって。
応年会しようとかで言ってたんですよね。
そうそう。
それで、こういうことに。
キュレーターのよう。
はい。そうです。キュレーターをしてます。
はい。
で、なんか美術館で10年くらい仕事してたんですけど、4年くらい前に辞めちゃって。
で、それで自分で会社を作って、この3年くらいですね、あと授業いろいろやってるんですけど。
そうですね、パブリックアートをやったりとか。
今年だと日比谷公演で3人のアーティストに出てもらってやったりとか。
あと、たばいもさんに寺田総工さんで新作を発表してもらう企画をやったりとか。
あと、ミーティーアートフェスティバルっていうので、吉田山君とか、つつみさんとか、クレミアさんとかに入ってもらって、若者キュレーターをまとめながら一緒に作っていくプロデュースみたいなことをやったり。
今年はミーティーアート10月でしたっけ?
10月です。
僕の内覧も言ってるけど、会場が広すぎて会わなかったですよね。
そうですね、そういう時って多分駆け回ってるんで。
裏側で。
今年はみんなをプロデュースする側だったからですけど、ああいう時って僕2つインカムつけてるんですよ、大体。
スタッフ系統、全体スタッフ系統と、自分が担当してるエキシベーションのところの系統で2個持って、はい、つってこっちで、つってこっちで。
完全に聖徳大臣。
同時になると辛いですね。
そうだね、うるさいなってしまうんですけど。
ニヤミスはしてるけど、でももともとのあれは言っていいんですか?美術館は。
全然いいですよ。
だからこの番組にも出演してくださった、ミト芸術館だからね。
ATMですね。
前回の回のATMですし、この番組ではお馴染みの番組の伊関先輩がいますからね。
伊関さんと同僚だった時代があるってことですよね。
そうですそうです。
そんな山峰さんですよね。
マルザーとはどれくらい関係性が。
でもちょこちょこ天羅会とかで遭遇したりとか、期間は結構長く知ってるけど。
長い気がするけど、いつ会ったかが全然思い出せない。
私も思い出せないです。
でもそれこそ天羅会だけじゃなくて、アートフェアとかね、そういうとこでも遭遇する可能性ありますもんね。
遭遇ちょこちょこしてますね。
そうそう、いろんなところでね、一緒になるし。
僕が六本木でアンビートーキョーっていう場所をやってた時があって、その時に結構来てくれてたイメージがありますね。
僕の知り合いのアーティストが初コテンやった時もそこが、ヘナさんとかもあったりとか、だからちょこちょこニアミスしてる感じですよね。
美術展の考察
だから年間で言うとどれくらいでも天羅会回ることになる。
仕事も含めてで言うと。
見てるか?
見てるかで言うと。
恐ろしえよ、見てると。
だからこの年末にいろんな人出てくれましたけど。
ぴったり。
お邪魔しちゃってって言ってましたけど、むしろ来てほしかったというか。
ありがとうございます、光栄です。
だからクレーションしなきゃいけないから、やっぱりいっぱい見とかなきゃいけないのもありますもんね、新しい人見つけて。
そうそう、それもありえるし、あとなんか結局やっぱり好きだから見に行きますよね。
でもやっぱ見れなかったっていうのも、同じ時期にいろんなことが起こるじゃないですか。
しかも自分もやってるから、大体飽きて自分の仕事で手一杯で見に行けないんですよ。
あれもこれも見れなかったなって言って、こう密かに手を合わせる。ごめんなさい。
でも反対にも、だから山井さん天羅会見に行きたかったけど手を合わせてる人もいるってことね。
お互いね、僕は天皇寺にいて相手は六皇山にいるとかね、横浜にいるとかね。
そうだよね。
だからこれまでも芸術伸長の編集長が出てくれたりとかこのコーナーに、それからアート部を作ってくださってるね。
作ってくださってるっていうのは、作ってくれた企業の人もいれば、天羅会事業部の人も出てくれたりとかだけど、
もうガッツリキュレーターという立ち位置でここ参戦は初じゃないですか。
伊関さんは?
伊関さんはゲストとして出てきてるだけで、この中で選ぶということ。
どういうものを選ぶのかはすごい気になる。お互い毎回だけどこれ知らないからね、何を選んでるか。
一緒にしてるんで。山井さん海外とかも展覧会に行かれてるから。
何を選ぶのか。
何を選ぶのか。
全然入れていいですよ。海外のものも入れていいですし、刺さったものを2個選ぶ。
2個ね。
今海外入れない想定で来ちゃったんだよな。
全然いいですよ。
入れなくてもいい。
全然いい。
おまけでも。
そうそうそうそう。
じゃあ、もう最初に考えつつでいこうかな。
いきましょうかね。
さて今回は年末恒例企画ということで、それぞれが2024年を刺さった美術展について2つずつ挙げて紹介していきます。
ということで膨大に見てきた中から2を選ばなきゃいけないという毎年ね。
これね大変ですよね。
自分の番組なのに。もう少し言いたいのに。
でも2なんだもんね。毎年ね。
はい、ということで今言ったようにお互いが何を言うかは知らない状態ですので、ここで発表していきますということです。
じゃあ、まるさんから行きますか。
はい。
じゃあまるさんの1つ目よろしくお願いいたします。
はい。
ナイトオレ生まれておいで生きておいで展です。
東京国営学部さん。
はい。
これ6月25日から9月23日までやってた東博初めての現代アート展ということで、
今まで見たことなかった東博の展示室を窓開けて床も取り払って生まれたての姿になってるところに古代の縄文時代の遺跡とか
ナイトオさんの新作とかが混在してる。
素晴らしかったです。ちょっと言葉でなかなか表せないぐらいジーンときました。
あれは行きました。ちなみにメゾン・エルメスでも。
行きました行きました。
この番組では東博しかまでやってない時の話はアートモーチングでしたけど、その後行ってメゾン・エルメスとはどんな感じでした?両方見て。
メゾン・エルメスもやっぱりガラス窓というか壁が全部ガラスなんで光が差し込んでていい感じだったんですけど、やっぱ東博の方が空間かな。
なんだろう特にあの何室でしたっけ?
空間特別一室かな。
あそこの空間がすごかった。
ちょっとタイムスリップというか時空、違う時空に来ちゃったみたいな感じになりました。
ナイトオさんね、ミト芸術館でそれこそ遺跡さんがキューレーションした時もそうだったけど、空間との向き合い方がね、なんか本当にこうひもたら、ひもっていうかなんていうか手物みたいなのをこうするって探してくるだけなんだけど、
額が置いてあるとか、額なのと絵画なのとかがあると、どれがどれなのかってちょっとわかんなくなってきて。
確かに折り紙がなんか壁に貼り付けられてふわふわって風でたたなびいてるとか、ささいななんだろう。
小さなね、水たまりみたいな。
内覧会でね、ありがたいことに見させてもらって。
あまりに良かったから、普通の時にも行ったんですよ。
そしたら普通の時はやっぱりお客さんがね、当然多いわけじゃないですか、普通の会の方。
その時にちょっと思っちゃったのは、僕は結構インスタレーションは人がいて成立するものというかね、のタイプの作家さんって結構いるなと思うんですよ。
たぶん写真撮る時もわざわざモデル入れて撮ってる人とかいるじゃん。
内藤さんはいない方がいいなってちょっと思ってしまって。
だから展覧会として人来てほしいんだけど、人がいると内覧会であまり人がいない時に見たあの時の感動にはちょっとなってなかった。
この矛盾はちょっと感じたのは、難しいとこだなとはちょっと思ってしまったかな。
特にね、3会場あったじゃないですか。本館一室はまだいいんだけど、本館の庭が見えるちょっとした休憩室みたいなとこ開場になってたでしょ。
ちっちゃい水たまりのやつ。
あそこは常設展示見てる人も通過できたんですよ。
だから他の2部屋はチケット持ってる、だからもう内藤玲さんの作品だと思ってきてる人がいるから、まだなんか向き合ってくれてるんだけど。
雑然としちゃって。
そう、雑然としちゃってて、なんかあれだけはちょっともったいなかったなとは思ってしまった気はしました。
まあ一人で向き合いたい作品ですね。
ひっそりと。
あそこで同伯でやった以上はそうなる。
だからもう少し人が、動線がないとこの会場でやれたらもっとよかったのかなとちょっと思ってしまったけど、まあでもいい展覧会ではね。
難しいですよね。内藤さんが人気だから。
人気だから人集まっちゃうし、入場制限やるとかなるとすごいクレームくるだろうから、結局開けざるを得なくて、そうするとちょっとね一人で見たかったなって。
美術館的にもね、収益とかもあるし、いっぱい来てほしいんだけど、やっぱひっそりで見たいですね。
1時間10人とかぐらいで見たい。
効率だからね、それがね。私立の美術館とか私立のスペースでもっとはできるけど、同伯でそれやると多分絶対クレームがくるじゃないですか。
その矛盾との戦いみたいなものはちょっと感じちゃったかなって気がしましたけどね。
でも素晴らしかった。
そう言われるっていうことはすごいことですけどね。
そうね。
つまりすごいっていう。
そうそう。
まあ今年の刺さった美術展。
確かにですね、これは。
じゃあ山見さんいきますか。
僕は今年結構いい作品というか、昔のね、昔のというか、僕は木下勝世さんの中野島美術大会がすごい良かったんですよ。
今年は今日までだけど松谷さんのペラシティの展覧会とか。
あれ今日までか。
今月17日ね、今収録日ですからね。
そうそう。
あと今井則夫さんって、この人も舞台美術部の方なんですけど、の展覧会も足立美術館であったのかなとか。
本当にラディカルを行き切った時代の人たちの作品がいろんなところで見れて。
木下さんの作品というのは初期すごいものすごくコンセプチャルな作品で。
物の形とか、シーンを連続する街の風景の中で色の色彩の着彩の仕方を変えてみたりとかすることで全く見えるものが違ってきたりとか。
考えること、描くこと、見ること、線を引くことから考えられることっていうのが読み解かされて。
芸術作品の価値と変化
なんで絵画について考えてるんだろうなとか、表現について考えてるんだろうなって。
そうか、こういうすごくシンプルなことで線が引けるんだなっていう考え、思考の線を引き返せる。
そうするとまたちょっと世界が変わって見えるっていうのを改めて教えられたし。
時代がもうすごい時間も経ってるのにそれでも新しく見えるっていうのが、やっぱり時代を超える価値ってこういうことだよなって改めて思って。
しかもやっぱりそこまですごくずっと注目されてきたっていうことではなくて、またここで没後30年でこうやって光がスポットライトが当たって、それでも新しいって思えるっていうことは、
やっぱりそれをキュレーターよりもすごく尽きるなっていうことなんじゃないかなって思っていて、これは企画した後はすごいなっていうふうに思ったし。
なんかあの、僕も昔仲谷富士子さんで方の展覧会を聞きに来た時も、やっぱり彼女が言っていたことや彼女の存在やってきたことっていうのが今の時代に必要だって思って言っていたから、
今の時代にこの木下さんを見せることが必要なんだっていう気持ちが伝わってくる部分があってよかったなって思ってましたね。
これはあの、埼玉で今ね、近畿に巡回してるけど、実は見れてないです。埼玉は見てないんですけど、中野島の方が多分いいはずなんですよ。
言ったら失礼なのは、埼玉はやっぱり天井とかがあんまなくて、中野島のあれで見て、やっぱりその後半のね、展開した時にはこれはちょっと埼玉だと多分、もてはますだろうなと思っちゃって、やっぱり中野島で見て感動したから、
もう俺は埼玉行かなくていいや、埼玉の人怒られるけど、でもあれは中野島の会場があってましたよね。
中野島初ですからね、やっぱりそういうことはありますよね。どうしたって最初の美術館での展示に合わせて考えちゃうから、そういうところはあると思います。
青木と三島の展覧会
第5次展の取材で行ったら同時開催してて、せっかくだから見ようかなと思って見たらすごいよかった。
私は見逃していますね。
今は多分埼玉でまだやってるから、興味ある方はぜひ見ていただきたいなと。
僕がすごく印象的だったのは、前半と後半でもう作風がガラッと変わるというか、前半はラディカルな作風で、後半は抽象表現なんだけど、パートナーが変わってるんですよね。
キサソのみたいな。
それ言っちゃうの?
でもそこで紹介してあるからね。
逆キサソというか、この人は付き合う人でこんなに変わるんだ、そういうタイプの女性いるじゃん。男性もいるけど。
ファッションとかね。
こんなにパートナーで変わるんだっていうのが非常に興味深かったです。
それは面白いですね。
最後の方とかね、このすごい抽象の理由ファンみたいな。
前半は確か川口達夫さん。
そうなんですよ。
川口達夫さんと結婚された時は、やっぱ川口達夫さん、敵になっていたらちょっと語弊がありますけど、そういう路線だけど、後半は多分抽象画家の方とお付き合いしたら、やっぱりそっちに。
それは悪いって言ってるわけじゃなくて、結構女性画家とか女性芸術家で評価されてる人って、なんか我が道を行くタイプみたいな。
何があってもブレないみたいな。
もちろんこの辺はブレてないんだけど、こんなにガラッと変わるんだっていうのが、ちょっといい意味で印象的でした。
人間らしいというか。
なんか相互にきっと川口達夫さんもものすごく影響を受けたんじゃないかなっていうふうに思うし。
だから、なんか振り返ってみると、きっとその当時っていうのはみんなそれぞれ必死なんですよ。目の前のことで。
振り返ってみると、そうやって見えるけど、多分きっと思うことはみなさんいろいろあるんだろうなって、そういうところとか聞いてみたいですけどね。
本人たちになかなか聞けない話。
確かに。
結構若く、50代だからなんだかで亡くなっちゃって。
もしかしたら今は全然ご存命で、すごい昔の人っていうわけじゃないっていうのもちょっと興味深いところでは。
本当にそうなんですよね。
その後どういう、本当だったらっていう言い方も変だけど、どういうものを作ってたのかなとか、想像しちゃいますよね。
これね、ちょっとぜひみなさん。
はい、じゃあトニーさんいきますか。
そうね、もうすごい悩んで。
じゃあ一つ目は、今絶賛開催中ですがっていうのにしましょうと思って、東京都庭園美術館で開催中のそこに光が降りてくる青木の絵、三島立絵。
11月30日から2025年2月16日まで開催中と。
今年はすごい悩んだんだけど、庭園美術館が開館47年は去年だったのに、今年もすごい頑張ってたなって思って、庭園美術館の建物をすごく活かした展覧会が多かったなって思うので。
それはやっぱり、この人たちが建物の強みを知ってるから。
夢辞典も面白かったし、開館47年の旧朝霞の宮手を読み解くA to Zもすごい面白かった。
で、今回ね、三島さんと青木さんやるって。
で、もう大御所じゃないですか。
だから、なんか正直なところ、最初やるって聞いた時に。
でも、この二人が三島さん、ガラスの作家の三島さんと鉄の作家の青木さんが、二人展をやるのは初。
で、二人は別にこれまで特に組んだことがなくて、学園さんからチョイスして選んだって。
正直意地悪な言い方をすると、あの建物で三島さんと青木さんの作品があれば、そりゃそれなりのものができるだろうと思って。
もうどう考えても70点、80点取れる展覧会と思って。
まあまあそういうもんでしょうと思って行ったら、とにかく二人のやり込みがすごすぎてたというか。
なんかもう全部全力投球を三島さんも青木さんもされてたのが、この人たちまだ売れたいのかなって思った。
そういうレベルかじゃない。
でもほんと若手ぐらいの頑張りを見せてて。
だからやっぱりこういうことなんだな、ベテランの人たちというか。
だからやっぱりアーティストってそういうことなんだなと思って。
それはしかも展覧会のために、ほんとに全部屋に作品があって、とんでもない大きさの作品もあって。
担当の学芸員さんに、すごい良かったですって言った後に、これはぜひ若いアーティストたくさん見てほしいんですって言って。
チケットもらっちゃたくさん、とにかく若いアーティストに配ってって言ってたけど。
あれ若いアーティストが見たら、たぶんみんなやる気なくちゃいけない。
ベテランでもあんなに頑張らなきゃいけないの?って思っちゃうぐらい。
だからもちろん青木さんもすごいし三島さんもすごいけど。
それを、今回建築家の青木純さんが会場とかやってるけど。
その青木さんも本気だし、たぶん庭園美術館もこれのために本気で床とかも全部変えてとかやってて。
なんか手を抜かないんだな、ここの人たちは。
普通の姿勢かもしれないんだけど、それはなかなかできることじゃないし。
ちょっとね、このキャスティングだったらもう安全牌でいけるのに。
普通にやるだけで普通に。
いいのに、これかと思ったのは、ちょっとやられたなというか。
逆に言うと、ちょっと一丁噛みしてるからこの業界に。
なんかもう読めるんじゃない?
分かんないけど三島さんと青木さん呼んで庭園美術館でやればいいものできるよって。
もうそこで何か分かってた自分が恥ずかしかったというか。
まだまだなんか。
やっぱりそれが表現者としての探求心じゃないですかね。
やっぱりいい作家と一緒にやれる。
しかもやっぱり素材性も180度違う。
でもどっちもすごく素材に向き合ってるし。
やっぱり庭園美術館っていう歴史的な環境っていうところに対して
やっぱりそれぞれ試されてる感覚もあると思うんですよね。
だからそこで向き合える喜びもあるだろうし
大変さもあるプレッシャーもあるだろうし。
でもそれに対してやっぱり
今日の自分を明日乗り越えていくっていう
あるいは昨日の自分を今日乗り越えていくっていう向き合いで
女性芸術家の影響
この展覧会でさらに新しい自分や新しい作品に出会うんだっていう覚悟があるじゃないですか。
ここの厚みっていうのがやっぱりこの二人もものすごい作家だし
さっき言う実は
僕今日実はここに来るのは町谷さんの作品を見てきたんですよ。
ものすごい厚みがあるわけですよね。
誰にどう言われようかとか
こういうふうにやってたらこういうふうにできるだろうっていう
今やっぱりそういう打算的なものを感じることがものすごく多くなってきて
なんだよこっち一生懸命やってるって
ありますよね。
こうやっておけばっていうのが
ああそういうヒッチの作り方ねとか思っちゃうわって
でも直接的にこう
ちょっとやっぱ売れちゃうんでなかなかこの路線捨てられないんですよねとかって言われて
いいよお前と二度と喋らない
いいぞいいぞ
なんかそういうことじゃないっていうことを思わせてくれますよね
そうの真嗣健さんっていうのは
内覧会の日に三島さんがちょうどツアーというか
説明してくださって
だいたいキュレーターからここにアテンジしたいっていう最低限のところは言われるんだけど
自分で考えてここに壁立ててここに作品を置いたみたいな説明されてて
やっぱり最低限だけやってればいいじゃない
良くないっていうもっとここを良くしようっていうのが感動しましたね
その話聞いてて
あと本当にこれは俺が本当に失礼だと思う
青木さんってやっぱり作品もでかいし
青木さん自体は華奢なという感じだから
円に20円というか輪っかに鉄を
溶断するって言うんだけど
溶断したやつを組み合わせる作家で
正直溶断作業はアシスタント的な人がやってるのかなと思ってたんです
そういう作家さんいっぱいいるし
それが別に悪いとも思ってないんだけど
青木さん未だに溶断を全部自分でやってたから
自分の作業は99%溶断ですっておっしゃってて
しかも会場に石鹸を積んだ作品があって
あれは流石にどっかの施工会社がやってるのかなと思ったら
会場に毎日来て石鹸も一個一個積んでたんですよって話を学園さんから聞くと
もうなんか気が遠くなるし
だから本当若手はこんなの聞かされたら
多分驚愕だと思う
あんなことしないと一流で生き続けられないんだって思うぐらいの
ことをしているよなと思っちゃった
それが出てますよね
現実に向き合うこと自体がアクションなんですよね
そういう意味では
やっぱりどういう自分の表現をどう探求するのか
それを通して見る人っていう
そういう魂のカラーみたいなものがやっぱりできるということが
それは時代に対してもそうだし
作家同士もそうだし
お客さんに対してもそうだし
まずものですよね
作品に対して
他人たちが向き合っているということの対話というものが
やっぱりもう行為としてアクションになっていると
やっぱりその作品が通りかしちゃうとすごく良くなくて
こういう風に作ったものはきっとこういう風に響くだろうみたいなことじゃない
だからやっぱりそこの探求心を感じさせてくれるなって
僕も思います
まだ行けてないですけどね
あの2人からそういうふうに楽しみです
ぜひ
しかも改めて思うと
1週目みんな女性の展覧会を
女性芸術家を考えた時から
本当だ
本当だ
だからといって2週目変えなくてもいいですけど
意外だなと思って今1週目を
そうですね
言われてみれば
じゃあ2週目マルサ行きましょうか
没後50年福田平八郎展です
これは大阪の中野島美術館で
2回目ですね
中野島がすごい
福田平八郎の展覧会
しかも山上さんがおっしゃった展覧会の次の展覧会かな
前か
その後が多分第5次と昨日した展かな
3月から5月まで
これ巡回しなかったんですよね
大分県美術館に行ったけど
関東圏に来なかった感じかな
福田平八郎大好きなんで
絶対見なきゃと思って行ってきましたけど
この写実がすごかった
初期の頃からだんだんだんだん
個要素が削ぎ落とされて
最終的なモダンな
抽象的なところにたどり着くまでの
変遷が見れたし
福田平八郎が世の中をこういう風に見てるんだっていう
目と重ねて見れるような気がして
特に私のすごい大好きな
雨っていう作品が
降り始めた雨を
屋根だけを屋根に染み込んだ
シミだけで表現した作品があるんですけど
屋根の瓦
それの前にしばらく経っていると
音とか湿度とか
空気みたいな感じで
泣きました
それはすごいね
だって本当の雨見ても感動しない
本当の雨見て泣くことってあんまないけど
雨を描いた絵では泣けるっていうのはすごい
それは芸術だなと思うよね
ただの画面じゃなくて
そこにギュッと時間とかいろんなものが
ギュッとなってて
もう最高
福田平八郎にはこう見えてるんだなっていう
それが伝わってくるし
何を感じてるかっていうのも
そこにギュッと詰まってるわけではないですか
本当に生きてたら会ってみたい
確かに水っていう作品があって
晩年の有名な
さざ波は十四文化財で
十四文化財展にも出てたけど
その何十年後に描かれた水って作品が
あまりにモダンすぎて
マリメッコの
マリメッコっぽかったよね
すごいですよね
デザイン性があるのに
名前が平八郎っていうところがすごくいいです
ギャップというか
平八郎っていう名前とのギャップが好きなんだよね
本人も偉そうにしてなさそうだし
ずっと純粋な心みたいのを保ち続けてた人なのかなって
思いますね
よかった
あれは本当によかった
家に持って帰りたい
持って帰りたいけど
むしろそこに住んじゃいたい
住んじゃいたいぐらい
すごいいい展覧会だったのに
1個だけ俺はちょっとえっと思ったのが
展覧会良かったですよ
あんなにデザインセンスがある平八郎展で見に行って
ズルくも良かった
グッズが正直イマイチというか
欲しいグッズがなくて
こんなにいいデザイン性のものをグッズにすると
センスのある人が作らないと
こうなっちゃうのかなっていう
矛盾というか
そんなことが起こり得んの
いい展覧会作ったんだから許してあげてほしい
そこまで手が折れなかった
ネペン投げのグッズは別のあれだった方からだと思うけど
シャツとか売っててさ
一瞬顔が悩んだけどこれはさざ波Tシャツ
せっかくグッズ作れるライセンス持ってるんだから
いいもの作ってほしい
街を巻き込むベンテン
やらせてやらせてみたいな
持って帰りたいって
絵は持って帰れないけど
ある時は少し高いお金払ってても欲しいかったけど
1個も思って帰っちゃったのよね
すごくわかったけど
そういう時に言ってあげたらいいんじゃないですか
私がやりたいですって
やりたいやりたい
お困りの方々ぜひお願いします
ぜひマルソンへ
ワンチャンダイズはこちらです
それ以外はすごく良かったなと思います
中野島強いですね
中野島強い
じゃあ山峰さん2つ目
僕ベンテンですね
ベンテン
チンポムが
やってたやつで
王城ビル
新宿
歌舞伎町の王城ビルで
手塚牧さんとかも企画にかかわって
街をあげて
サポートして
やっぱすごい
ストリートと向き合うパワーっていうか
街を巻き込んでいくパワーとか
王城ビルっていう場所の面白さもそうだけど
そういう土地のもの
ストリートから
いろんなものを巻き込みながら
エネルギーを増幅させていくところに
やっぱりチンポムのすごさにすごみがあるよな
っていう風に思って
僕はミンティアートとか
いろんな企業と関わりながらやっていくときに
でも
もともと僕
舞台とか
パフォーミングアーツとか
ビデオアートとかの人間だったんで
結構
ラリカルな人たちが多い領域なんですよ
ビデオアートも結構アクティビズムっぽいところもあるし
舞台って言っても寺山修さんとかの
ああいうところの流れの人たちが周りに多かったんで
そうすると
何か社会に対して物を申したいとか
中谷さんもそういうビデオを通して
アクティビズム的なところもあったし
ソーシャルアクションとしての
アートというかアクションそのものっていうものに対して
ものすごい関心があるし
ただ僕の方が
企業がいたりとか
行政がいたりとかするところの
フレームワークの中で
最大値できるところを探りながら
どうやってそれをハックしながらとか
いうことを考えてたし
アンビートーキョーっていうところも
高田哲郎君っていう
赤月の当時社長になって
彼と説得して説得して
説明してもわからないと思うから
とりあえずやらせてくれって
それは良い取り組み
それでもうとにかくむちゃくちゃ
ビデオ全フローを使って
みんなでとりあえず遊びきるじゃないけど
やりきるっていう
やっぱりむっちゃやりたいですよね
っていうのを見て
ちょっとやっぱりそういうのを
みんなで一生懸命
イベントでストリートで作り上げて
新譜もね
文芸術館で展覧会やってるような
もうエスタブリッシュされたアーティスト
でもやっぱりそういうところを
ずっとやり続けてるっていうのは
そうじゃなかったら
短期決戦の展覧会
新譜じゃなくなっちゃうかもしれないけど
でもそこにやっぱりちゃんと
居続けることっていうのを感じて
すごく嬉しい気持ちになったですよね
僕としては
丸さん行かれって
行きました
僕は行けなかった
数日しか寄んなかった
それがね
こんだけ準備してっていうことでしょ
これはすごいよね
しかもあのサイトホームページが
すごくなかったですね
そう分かんない
全然分かんない
ホームページ飛ぶと
地図そこの
多分王城ビルの場所かなんかが
ピンになってて
そこにズームするだけなんですよ
何の情報もアーティストラインナップとかも
何にも書いてなくて
バグっちゃったのかなって思ったんですけど
それを見てるとこっちがバグって
お二人は関係者だから
新譜もやるけど
なんかどっかから聞くわけじゃん
一般の人はどうやって知るんですか
どうやって知るんだろう
難しい
それはなかなか難しそうだなと思う
結局新しくベンデンっていう
例えばインスタアカウントを作るじゃないですか
そのスタートしたタイミングって
そうするとそこで集客って難しいから
やっぱりそれはなかなか大変そうだなとは思ったんですけど
でも結構ネットワークがあるから
バーって広がってたし
口コミで広がって
その短期決戦でも結構来てるなって感じでした
逆にあれ以上来たら多分入らないんじゃないかな
確かにあれぐらいでよかった
短期決戦だからこその作り方だったってことなのかな
そうですね僕も短期決戦やるんで
でもやっぱりその瞬間
例えば3日か4日だとして
初日で動き始めて
ぜひやっぱり来るずつですよね
行くつもりなかったけど最終日にやっぱり見なきゃいけない気がして
来ちゃったとかっていう人とかも結構いるし
逆に長いとまだやってるからと思って足がそんなに動かないけど
短期だからこそ行くっていうのはあるのかもしれない
あると思いますよ
ライブとかも今回やってましたもんね
屋上ライブとか人がもう入りきらなくて
出た分だけ入れるみたいなことやってて
すごい人でしたよ
いっぱいだっていうことを理由に変えろって思って
それは数ある展覧会でこれを2
トップ2に入るってのはやっぱりヤマミネさんらしい
ヤマミネさんらしい
そういうことが好きなんですよね
結局ずっとそういうことで遊んでたいっていう
なんかちょっと安心した
変わっちゃったんじゃない?
なんかに変わったのと思われてた
売れっ子キレイターだから
もう遊ばなくなっちゃったのかなと思って
遊ばなくなってたらどうしよう
どうやったらもっと楽しく遊べるかなって思ってるし
どうやったらその仕組みをハックしながら
こちら側のゲームに引き込めるかっていうのを
ずっと考えてますよね
っていうとちょっと身構えられちゃうかもしれない
世の中的にね僕のクライアントとかに
クライアントに表明していきましょうよもう
遊んでくれるとかでクライアントになってくれる
でもなんか本当に
ベンテンとかもそうだと思うんですけど
その姿勢自体でIP取って
その姿勢をみんなが応援するようになっていったら
すげえ面白いことできると思うんですよね
なんかそういうの作りたいですね今ね
面白いことやってる人たちが集まって緩やかにつながりながら
また交際集合したり別れたりして
でもなんかこの緩やかな感じに
誰かがみんなサポートしてて
なんかこの辺りで起こるんだったら
ことのためにちょっとクレジット出しておこうみたいな
プールされてるみたいな
そうするとなんか超抽象的なこと言ってるんですけど
なんかそういう仕組み作りもやりたいなと思って
結局なんか企業がこれやりたい
行政がこれやりたいっていうと
いろんな縛りといろんなミッションがあって
なんかだんだんやりたくなくなるんですよ
いろんな人がいろんなこと言うから
お金出す以上ここでやってよってなっちゃうから
なんかずっと関係者のステークフォルダーの整理して
こういうことですよああいうことですよ
これが皆さんにとっても将来いいですね
なんか違うぞ俺がやってることはみたいな
だからテレビのディレクターで言うと
僕はもう藤井健太郎さんが好きなんですよ
水曜日ダウンタウン
あの人見たくなったらいいよね
だからテレビでできないんだったら
じゃあアマプラでこうやってほしいとか
いろんな人が
藤井さんだったら面白いことやってくれる
そのタイプの人じゃないですか
だから山宮さんもね
アート界のそういう立ち位置になって
なんかあの人面白いことやるぞみたいな
風になるとなんかやりやすそうだしね本人もね
僕一歩間違えると器用貧乏になっちゃうんですよ
結構器用なんで
どんな状況でも割と打ち返すんですよね
だけどだから生き残ってるんですけど
でも良くないなと思って
それだけだと
そうそう
TIC河村記念美術館の重要性
結局だからどこに芯があるのかよくわからない感じになって
なんかこうそういうものばっかりやってると
気づいたら時間も経っちゃうし年も取っちゃうし
だったらやっぱりこうね
いろんな人たちがやっぱりフルスイングできる環境を
なんかこじつけて状況作るんじゃなくて
もうそれ自体
あなたがあなたであることを
ドンとやっちゃってくださいみたいな
最高ですよね
スポンサーになってくれる人がいれば
この番組聞いてる人がね
ぜひ山峰さんまで
お金出すような係があります
山峰さんにお金出しますような係まで
よろしくお願いします
株式会社にゃうまで
にゃうまで
よろしくお願いします
じゃあトミさんのニコニコ
もう言いづらい
言いづらいことないからね
でもねすっごい悩んだ
本当にいっぱいありましたけど
2024年っていうことを考えて
最終的に選んだやつですね
にしようと思います
ちゃんとしたタイトル
TIC河村記念美術館のカール・アンドレ
彫刻都市その間
それか
アナメンディエター事件とか
いろんなことがあります
だからちょっとフェミニズムの問題とか
ちょっとナーバスになってましたけど
それは一旦置いといて
やっぱり今年の本当に大入社
TIC河村記念美術館が閉館かもしれない
となった時に
やっぱりこの番組を取り上げたけど
やっぱりその時に一番最初に出てきたのは
コレクションが散逸するかもしれない
だから言ったらマーク・ロスコの
ロスコルームどうなるんだとか
そういう話がやっぱり
僕らも言ったし美術界の人も言ってるし
多分メディアで取り上げられたときも
そういう話題になったけど
それだけじゃなくて
河村記念美術館ってやっぱり
カール&レッテンみたいな
普通だったらこんな人が読めないだろうという
マニアックな展覧会
マニアックだけど真面目にやってる展覧会を
やってきたのも河村記念美術館の財産だと思ってて
そこは俺もこの番組取り上げた時に
言ってなかったなと思って
コレクションばっかり目を向いちゃってたけど
河村記念美術館がなくなるってことは
こういう展覧会がなくなるんだっていうのも
すごく大きな本質だっていうことを
改めて言わなきゃなって思いました
それはね
今回振り返って自分でも
1月から見た時に
カール&レッテンの会場に行った時に
それこそ知り合いの学芸人さんと出会って
本当に率直な第一印象は
こんな映えない展覧会なのかなって
その分面白い
作品がね
それがいいところだよね
だからこれが某美術館だったらね
写真映えとか色々考えるけど
一切写真映えを考えない展覧会だな
これをやるんだ
写真ダメですからねまず
写真ダメだったから
だけどほら
河村さんこれをやるんだっていうことが
普通だったら色んなことを読みって
これはもう少し何かこうするよなとか
いうのをやってるし
あの展覧会がまたすごいのは
会期が3月とかスタートなんだけど
展覧会の図録を間に合わせたいから
1ヶ月前から前倒しして
会場作って設営して
それでもう会期スタートには
図録が出来上がってる状態にして
これで多分普通の美術館では
なかなか出来ないことで
だからね今は会期が始まってから
写真撮って
図録は1ヶ月後ですよ2ヶ月後ですよ
当たり前の中
それを前倒ししてまでやるとか
そういうことが出来る美術
やってきた美術館だっていうことを
改めて何か思って
これがもしかして見られるのか
やっぱり考えた時に改めて
今年2024年って考えた時に
振り返った時に
よりカール・アンドレ展の
都合というか
カール・アンドレがどうだったとか
それはちょっとややこしくなるから
カール・アンドレの人柄の部分は
ちょっと1回置いといてでも
やっぱりそれはすごく今回
思ったかなと思いました私は
まさにそうですね
カール・アンドレいいですよね
良かった
2017年でロスムの
モカの美術館みたいなところで
見てまともと倉庫だったのかな
でその時にすごく感動して
どういうやつ?
もうでもやっぱり代表作
代表的な
58年から2010までの
結構クロニクル的な
いろんなタイプの作品が
出てたんですけど
その頃僕まだ写真
見と芸に行って
元々映像がバックグラウンドなので
そこまで色々
美術史のことは勉強しながら
やってきたという感じの中で
こういう作品に見れるっていうことが
本当に見れる時間がないとダメだな
と思って
研ぎ澄まされたコンセプシャルアートとしての
線の部分
純粋にシンプルに
物のコンポジションを繰り返したりとか
ルールを決めていくっていう
そういうことなんだけど
でもそれが持っている
意味性とかそこから立ち上がってくること
みたいなものを結構やっぱり
ちゃんとプリミティブに戻してくれるじゃないですか
そういうことを
どうしてもやっぱり
アートっていう言葉が
マジックアートみたいに広がっていく中で
やっぱりこういう風に返してくれるというか
戻してくれる作品が繰り返し繰り返し見たいですよね
それはカワメラはやっぱり
本当にコレクションが
良くて
現代美術の始まりを
時代にも同時代で
サイトンブリのコロナとか
やっぱり持っているわけじゃないですか
それの貴重さっていうことは
なんかあるし
それは失われてほしくないけど
一方で
もう極資本主義の時代になっているから
ああやって
投資家たちにプレッシャーかけられたらきついよっていう
一方で僕も経営者になったから
そういう目線でいろんなことを見ていくと
ビジネス側からの自然の話を聞いていくと
証明を集めてもきついなとかは
現実問題として
その狭間の中でやっぱり
良いものを見れる環境を
どれだけ一生懸命作れるかっていうことが
本当に真剣に考えなきゃいけない時期が来たんだなっていう風に
思いました
すごく思い知らされた
リスナーの刺さった美術展
なんかやっぱり意見とか意義だけっていうことだけじゃなくて
現実問題として
この厳しい状況の中、環境の中になっているっていう
どんどん時代の変化が起こっていくときに
今までの論理だけでは
難しくなってくることもあるんでやっぱりね
改めてね、どうやったら本当にこういうところを
守っていけるような大人になれるんだろうなって考えさせられましたね
なんかその資本主義の極みで
文化が失われるっていうのは本末転倒ですよね
本当に良くないと思う
不積大できることなら
そうそうそうそう
なんかねそこをね
2025年の宿題以降の宿題かなと思って
だから本当これが終わりの始まりにならないでほしいなっていう
なりそうな気もするしっていう
だから結構本当に
なんかエポックメイキングな年というか
分岐点の年なのかなっていうのが
今年の大きな
なんか振り返ってみて思うことな気はしましたね
みんなが一生懸命やったら
今までのやり方に固執したらダメだと思うんですよ
でもやっぱり変えて
アイデア変えて
視点を変えて
可能性をこうボンボンボン変えながら
動くっていうのを
なんか覚悟
なんかそういうことを
やったらいいんじゃないですかね
ということで
でもやっぱみんな全然違うもんですね
選ぶものが
被るかなとか思ってたんですけど
被んなかった
でもあえて刺さった美術展だから
やっぱりこの
実は読みの美術展ナビさんとコラボ前回しまして
一般の方の刺さった美術展というかね
やりましたけど
その時はもう当然
モネ展とか田中一聖展とかが
トップ3に入ってくるわけですけどね
だからそれは今回
あえて選んでなかった部分もあると思うけど
当然それもね
刺さった上でということですね
そしてではここからはということで
この番組のリスナーさんから
刺さった美術展2024が
いろいろ届いております
今年は過去最大に投稿が来ています
ということで
いろいろと紹介していきましょう
はいじゃあまずはツイッターから
ジャマラさんよろしくお願いいたします
バーターさんからです
刺さった美術展2024
吉田投資展&不中止美術館
父吉田博之譲りの風景版画も良かったけど
動物版画と宇宙的な雰囲気の抽象版画が
かなり好み
世界最大の多色摺木版画は
彫りの細かさがすごかった
ズロックとは別にカタログレゾネも
作られていて
担当学園さんの熱量が伝わる
良い展覧会だったということです
不中止も毎回良い展覧会やりますよね
美術展の体験と感想
マニアックなというか
そこついてくるのかというのが面白いからね
続いて
さんざめさんからです
自分の好みとか考えずにうかがって
刺さったのが
北欧の神秘
ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画
ソンポ美術館
というか
ガーラル・ムンテ
あの画風面白かったな
確かに北欧展ありましたね
国立西洋美術館も
しんふじくん出てくれたときに
北欧の関連カリラーとか
北欧のコレクションを増やせますよ
という中で
こういう展覧会をやったのは
すごく象徴的だなと思いましたね
あとBGMが
かかってましたよね
会場でね
飛行船スピーカーみたいなのでね
それがねなんか面白かった
確かに確かに
雰囲気盛り上げてましたよね
ありましたね
はい
さあ続いて
ちゅうだいゆうさんから
練馬首の池上修保
後世最画人には驚かせられました
あとは花布沙一丁
サントリー美術館かな
花布沙さん
我が家の大先祖の友人だという
エピソードが
えー
すごいね
どうなの
ひいきもあるけど
絵はもちろん
人として人間味あふれていたということです
ご先祖さん
すごいご先祖さん
すごいですね
来年のベラボーとかに出てくる
はい
続いて
国宝十分がすべてさんからです
国立農学堂の宝床装置店
壁一面過去2面に農免がぎっしりみっちり
農免のオーラがゴゴゴゴゴゴゴゴって
音を出して過去出てません
放出されててヤバいとしか感想がありませんでした
すごい伝わりますね
見てないけど
見てないけど
すごいそうだ
農免の店内化っていうのはこれまでもあるけど
何面もっていうのはすごいね
なんか脳入りとか大丈夫かな
なんかついてきちゃってないですか
すごいね
じゃあ次
2024年の美術展の振り返り
松本良平さんです
日本画家の友人ですよ
動物好きとしては下の2つの天然絵画印象的でした
一つ目仏の国の美術
不知識美術館ですね
動物に仏を感じる江戸時代の人たちの心に共感
もう一つが江戸絵画十王無尽
これは千葉市美術館の
滝水賢コレクション
岡本秀吉典と一緒にやってたやつですかね
江戸時代の名品から緩いものまで絵の楽しさを実感
はいまだありますよ
セイジンさんからです
田中一尊展 奄美の光り魂の絵画
とにかく素晴らしかった
一尊の画業が網羅された展示で
晩年の奄美悪寒の一言
魂が揺さぶられた
今年のもう年間トップでしょうね
私も入れようかなって思って迷ったけど
はい外しましたけど
黒道さんからです
一尊は皆刺さってるだろうから個人的にはこれ
お気を使いいただきありがとうございます
展示もさることながら混雑ぶりがすごかった
年季と筋金の入ったオタク女子たちが
全国から集結してましたよね
国立美術館の
これ何時間待ちとか
グッズもすごい売れてるって聞きましたね
クランプ先生すごい
そして番組ウェブページにも投稿が来ているようです
イーアイさんからです
2020を刺さった美術展は国立西洋美術館
ここは未来のアーティストたちが眠る部屋と
なり得てきたか
賛否あると思いますが参加したアーティストの方や
鑑賞者をいろんな意味で刺激したという点で
いい企画だったと思います
これは俺も選ぼうか悩んだ
確かに賛否両論ありましたし
いろいろと思うこともありますが
国立西洋美術館でやったっていう
チャレンジングなところは評価したいし
これに萎縮することなく
次の方に進んでいってほしいなとは思いましたね
これの後に内藤コレクションという
地味な社法の展があって
たぶん人は盛り上がらなかったけど
好きな人には年も経つと思うけど
そして今モネ展やってて
20万人くらい入っている
たぶん普通に考えたら
これやっぱりモネがたくさん来るから
やっぱりモネ展みたいなことやりましょうって
それはそれでやってもいいんだけど
今回の現代アート展とかみたいなことも
これからもやっていってほしいなとは思います
好き嫌いはあるとしてってことだけどね
これはでも僕は個人的に聞きたいから
山峰さんはどう見ましたか国立西洋美術館
やっぱり生きてる作家と向き合うタイプの人たちと
アーツ前橋のニューホライズン展
僕子作家を扱う歴史研究者たちの
態度っていうものの違いをすごい感じたし
学芸人として倉庫収集するっていうことの意味合いと
やっぱりドグマとしての強さ
そこからもう残られられない呪縛みたいなものを
学芸人はもちろん背負ってます
どこまで行っても美術館しか見えないっていう風になる
学芸人の気持ちも呪縛のようにわかるし
そこに軽やかだったり
そうじゃない真摯に思い切り殴りに行ってるみたいな
アーティストもいれば
そういうある種の美術っていうものが持ってる一つのドグマ
美術館のものが持ってる一つのドグマに対して
それぞれが違うアプローチをしてて
それはアクションも含めてなんですけど
それがなんかこう
ああいう形で暴発するのは面白いなって
暴発してるな
自分じゃなくてよかったなって思う
僕ずっと現存作家とやってるから
こういうプチ爆発いっぱいやってる
毎日やってるから
慣れてるんですよ
大爆発にならないようにするんですよ
毎回ちゃんと
早めに剥いとくのね
ずっと
溜めたよね爆弾をいっぱい
そういう意味でも
これ言ったら失礼だけど
慣れてない感がいい意味で出ててよかった
ちょっとずつガス抜きしとくのね
大爆発しないようにね
生きてるアーティスト達って
当たり前だけど同世代を生きてて
それでいろんな情熱を持って
作品と向き合ってるし
やっぱりそこの気持ちに向き合いながら
やっぱりケアするんだよね
キュレーションの言葉でケアっていう言葉から来てるから
やっぱりその人達をどういう風に付き合ったら
一生懸命一緒にドライブして
同じ夢を見れるかっていうのを
日々考えるんですよ
やっぱりそういう部分と
アーティストはやっぱりずっと
美術館か美術館で展示したいって思いながら
音楽芸人に無視されてきたとか
いろんな気持ちはあるわけでしょ
そこが全てでももはや無かったりもするし
でもやっぱりログマであるっていうこととか
立て社会を感じるわけです
美術館ってそういうもんだから
それをいろんなたまったものが
炸裂しとる
一番まずいタイミングで爆発しちゃったし
あー行った
いろんな意味で
これも2024年を象徴する展覧会だったなと
一つ思います
もう一つ投稿があってもそうです
ペンネームレイさんからです
トニーさんワルさんこんにちは
私の今年刺さった展覧会は
アーツ前橋で行われた
ニューホライズン 歴史から未来へ
アーツ前橋は作品品質問題などがあり
軽い先入観があったのですが
ネットで見た内覧会の写真に惹かれ
初めて前橋を訪れました
結果これが大正解で
私の年間ベストの展覧会となりました
美術館内で小北智さん 松山智一さん
オラファエリアさん ジェームスタレルなど
人気作家の作品が見られて
嬉しかったのはもちろん
ザ・ドック・ベン・デイビットの
大量の金属製の人々を床に並べたインスタレーションや
竹田亭平さんの厚塗り風のペインティングを
初めて見てハッとさせられました
さらにこの展覧会は
美術館の外にも続いていて
ホテル・商店街や百貨店
元キャバレーだったハイビル
さらにはマンションの5つまで
展示空間となっていたのが印象的でした
こんなところに本当に作品があるのだろうかと
半分不安に思いながら半分ワクワクしながら
前橋の街を巡ったのは忘れられません
今年美術館衛星を何回かしたのは
この展覧会が面白かったからだと思っていて
自分にとって意義深い展覧会でした
国立西洋美術館の企画
はいはいはい
これ僕去年行ってて
今年の展覧会と思ってなかったですけど
今年の2月までね
やってるんだ2月12日まで
10周年記念展
だからこう色々とあって
リセット体制も変わりましての
一発目の展覧会だった
だから気合も入ってたし
確かにこれは面白かったわ
街まで巻き込んで
それいいですね
それこそだから
キャバレー的なクラブを使ったところで
三永美香さんがやってた展示
そこで展示やってたのが
それこそその後
虎の門の展示とかに繋がったり
弘前映画ソフトに繋がったり
それの一番最初の生花を使った展示は
たぶんここがスタートだった気がするし
これは確かに良かったね
いろいろあっても
人は立ち直れるというかね
再起動できるってことを
教えてくれるような展覧会でした
これはいかがでしたよ
これ僕いけなかったんですけどね
でも今の感想を聞いて
結構そうやって
この沼にね
はまってくださるって
最高なことだね
でも皆さんに刺さったビュース
全然かぶらないっすね
しかも感想が皆さん
すごくいい感じで書いてくださって
情景が伝わります
でも今ねこれ聞きながら
いや私あれが刺さった美術展だった
って思う人もたくさんいらっしゃると思うし
これね結構業界の方も聞いてくださってるから
いや私の展覧会刺さんなかったのかい
って人も絶対いると思うので
引き続き刺さった美術展2024年で
投稿していただいてもいいですし
こんな展覧会ありましたよ
というのがあれば
1月以降ね
来年以降も読み上げますので
ぜひぜひ引き続き
投稿していただけたらなというふうに思います
はいということで続けてきました
刺さった美術展2024年も
いよいよ終わりということでございます
さあまるさんどうでしたか
ねえもう本当に
毎年言ってる気がするんですけど
1年すごい早くて
もう12月年末みたいな気持ちになってますけど
このまま来年も続けられたらいいなと
ますますいい美術館美術展とか見に行って
皆さんに魅力を伝えてできればと思ってます
まるさんどうでした
初参加でしたけれども
いや面白かったです
それはそれぞれ
そうかそういうふうに見てるんだなみたいな
なんか当たり前のことなんだけど
自分で仕事をガツガツやってると
その周りのことばっかり見えちゃうから
そうするとちょっと自分とちょっと距離がある領域のこととかが
例えばそうだそうだよね
田中一聖今年ハイライトだよねって
現代アートがね
だからそうだったって思うし
なんかそういう気づきがあったのも面白いですかね
これ今の範囲でせっかくね
今回ゲストに来ていただいたので
2025年こんな展覧会とか
こんな芸術祭あるよっていうのがあれば
ぜひぜひ今言える範囲のがあれば
告知最後にしていただければと思います
今言える範囲で行くと
東京お台場とリエールガールっていうのが
これのね
この間ガチャピンとムックリ挟まれてきた
そうそうそう
富士テレビも会場になるってことで
そうですね
お台場
そうですそうです
そういう意味ではお台場の全域というか
広く広域で机を使って
外も内も仕掛けていくやつなんですけどね
いつ遊ぶんですか
来年の10月ですね
いやー今回は結構オーセンティックに
初めだしね
僕としては
ずっと国際展ばっかやってたんですよ
キャリア始まってから
それでコロナになって
国際的な仕事の動きがまだなくなった時に
アンビ東京始まって
それでまたなんかやっぱり
そういう機会
オルタナティブ作るぞっていう機会があったけど
久々に国際展作れるのが嬉しくて
純粋に
そういう意味ではやっぱりね
国際展らしく
国際展として勝負したいなっていう
10月からどれくらいまで
2ヶ月くらいですね
10月頭から
割とあっという間に終わっちゃうんで
山見さん今回初参加ですけど
普通にゲストとして聞いていただきたいと思うんですけど
お台場トリエンナーレの影響
10月とか11月とかに
展示の時に合わせて改めてね
魅力など
アーティストとかも一緒に連れてきていただいても
全然いいので
告知しに来ていただきたいなと
本当に思います
じゃあそれは
いいお台場を
いいお台場いいですよ
いけますよ
いいお台場で
私のポッドキャストも
アーティストゲストのやつあるんで
よかったわ
楽しみね
みんなジョイントしてね
ジョイントしてそこでやっていきましょうか
10月お台場トリエンナーで
皆さんぜひこれも注目していただきたいと思います
他は大丈夫ですか告知は
他もねいろいろあるにはあるんですけど
まだ出てないんで
外の方があればお知らせください
本当に今日はお忙しいところありがとうございました
ありがとうございました
ということで来年も皆さんが
良いアートの出会いがあることを願っています
ということで
せーの
良いお年を
01:06:38

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