1. 志賀十五の壺【10分言語学】
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2021-02-02 10:20

#260 アンコウは水戸黄門を喰らったか? from Radiotalk

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#落ち着きある #ひとり語り #豆知識 #雑学 #教育
00:02
こんにちは、志賀十五です。
あと2週間で1周年記念を迎える志賀十五の壺、始めていこうと思います。
2月16日でこの番組が1周年を迎えるんですね。
まあ、これ自分で言わないと誰も言ってくれないんで、どんどんアピールしていこうと思います。
それと、こういうこと言っとくと、お祝いのコメントやら、品やら、なんやら、届く可能性があるっていうことでね、言うとこうと思います。
まあ、こういうね、お祝いのものっていうのはね、前後半年受け付けようと思ってますので、お気軽にお送りください。
まずは今回はお便り読んでいこうと思います。
まずは1通目、くのかみみらいさんから頂きました。
ギフトと一緒に頂きました。ありがとうございます。
志賀さん、くのかみみらいと申しまする。
あだ名はくのっちです。
ラジオを聞いて大変勉強になりました。
タンパク質のことは普段意識してなかったので、意識するようにしたいです。
なぜならくのっちはビタミン類やコラーゲンやヒアルロン酸の摂取にいつも力を入れているからなのです。
志賀さんのラジオを聞いてタンパク質の存在を忘れてました。ありがとうございました。
ということで、くのっちどうもありがとうございます。
これは食事をどういう食事してるかみたいな話を軽くした時のものですね。
僕はタンパク質を大体120gぐらいは1日に摂ろうと努力してるみたいな話をしたんですよね。
これは男性と女性の違いも多少あるんじゃないかと思いますね。
特に僕なんかはささやかな筋トレをしてるので、やっぱりちょっとでも筋肉がつくと嬉しいなっていうのがあって、
タンパク質をちょっと摂取しようとしたりしてるわけですけど、
くのっちさんみたいに女性だと確かにビタミンとかコラーゲンとかそっちの方に意識が向かってしまうっていうね、
多少そういう男女差みたいなのはあるかもしれません。
ただやっぱり体を作るのはタンパク質しかないんですよね。
炭水化物は燃料なんでね。そういう意味でもぜひタンパク質を摂取するようにしてください。
というわけでくのっちさんどうもありがとうございます。
2通目のお便りはみつばちさんからいただきました。
こちらもギフトと一緒にいただきました。ありがとうございます。
アイドルさんにチェキ嬉しすぎると書いてもらったことがあります。
ゴジかな、かわいいなぐらいに思ってました。新しい方言だったんですね。
ということでみつばちさんどうもありがとうございます。
これはね結構前のトークのことですね。
嬉しすぎるという表現を言語学的にどうたらみたいなトークです。
03:05
リンク貼っておくのでぜひそちらも聞いていただきたいんですけど、
本当は嬉しすぎるでいいところを嬉しすぎるとか楽しすぎるっていうね、
その形容詞の言い切りの形にすぎるっていうのがついているっていうもので、
これはすぎるに限ったことではなくて、
嬉しかったっていうのが嬉しいかったみたいないいかとも、
出てきたりしているということで、
すごいね大げさに言うと日本語の形容詞の活用のパターンが変わってきてるんじゃないかみたいな話を、
2部だか3部構成ぐらいでお話ししているはずなので、
ぜひそちらのトークも聞いていただけたらと思います。
こうやって過去のトーク聞いていただけるのは本当ありがたいですね。ありがとうございます。
続きましてのお便りはボーンさんからで、
こちらもギフトと一緒にいただきました。
質問への回答ありがとうございましたということで、
いえいえなんのなんのっていう感じですね。
またお便りいただけたらと思います。
今回ちょっとメインで話そうと思っているのは、
次のお便りについてですね。
けいりんさんからいただきました。
ギフトと一緒にいただきました。ありがとうございます。
しがさんこんばんは。いつも面白い話をありがとうございます。
先日テレビの音声だけを流して聞いていたら、
茨城のあんこう鍋の特集をやっている番組の中で、
あんこうはみとみつくにも食べていたという、
という言葉が耳に飛び込んできて、
え?と思ってしまいました。
あんこうがみとみつくにを食べてしまったところを想像してしまって、
少し考えて納得しましたし、
女子話にこういう使い方があるのは知っていましたが、
改めて言葉というものの不思議さを感じる出来事でした。
ということで、けいりんさんどうもありがとうございます。
これはね、面白いですね。かなりいい例だと思います。
ちょっと本題に入る前にですけど、
あんこうと聞くと、あんこうの骨までいててブチ切らるっていうね、
加藤周村の俳句を思い出しますね。
ちょっと思いついたから言ったまでなんですが、
このあんこうはみとみつくにも食べていたっていうところですけど、
なんか計らずもこれも575になっちゃってますけど、
確かにこれは解釈によってはどちらとも取れると、
あんこうをみとみつくにが食べていたなのか、
あんこうがみとみつくにを食べていたなのか、
当然文脈から前者の解釈ですね。
あんこうをみとみつくにが食べていたっていうことになるんですが、
このはとかもっていうのが邪魔してですね、
何が主語で目的語かっていうのがわからなくなっているわけですね。
これはね、どういうことかというと、
日本語の助詞と言われるものには色々あるんですが、
ここで問題になってきているのは、
06:01
格助詞というものと係助詞というものです。
格助詞というものの中には、がとかおとか、
他にもにとかでとか、こういったものが格助詞なんですね。
一方、係助詞というものは、
ここで関係しているものは、はとかもですね。
この格助詞と係助詞っていうのはレベルが違うんですよね。
助詞と一言に言ってしまうとちょっとそこはわからなくなるんですが、
すごい簡単な言い方をすると、
格助詞の方は文法に関わっていて、
係助詞の方は談話に関わっているといった感じなんですね。
ちょっとシンプルすぎて不適切かもしれませんけど、
とりあえずこういう言い方をしておきたいと思います。
意味としてはその文法に関わるか談話に関わるかってことなんですけど、
現れる位置としても、
格助詞の方がより名詞に近い位置に現れるんですね。
例えば、日本には行ったと言った場合に、
はってこういう順番で出てくるわけですね、助詞が。
日本はにとはなりません。
あるいは、日本でも行われているのように、
でもという順番で出てきますよね。
での方が、つまり格助詞の方が名詞に近くて、
係助詞は後に出てくる。
これ逆になることは絶対ないんですね。
日本もでとはなりません。
こういうことからですね、
現れる位置が違うっていうことから、
あるいは文法に関わるか談話に関わるかっていうことから、
格助詞と係助詞っていうのは、
分けて考えた方が都合がいいということなんですよね。
で問題は、
この係助詞はとかもみたいなものは、
がとをとは狂気しないんですね。
一緒に出てこないんですよ。
例えば、私がはとはならないし、
私がもともなりませんよね。
私はとか私もという言い方になります。
をの方はね、ちょっと文語的な場合は言えたりします。
例えば、石炭おば早積み破鉄って、
愛媛の冒頭だとおばっていう形が出てきますけど、
あれは格助詞のをと、
係助詞のは、ばっていう音になってますけど、
同時に出てる例ですね。
あるいは何々をもっていう形は、
文語ではありかなっていう感じですけど、
口に出すときは、やっぱりもだけが出てくるんじゃないかなと思います。
ここで、がとかをっていうのは、
それぞれ主語とか目的語を表すものなので、
それが係助詞と一緒に出た場合、
どっちが主語でどっちが目的語か分からなくなる ということなんですよね。
がとかをが消えちゃうから。
なので、この例ですね。
09:01
あんこうはみとみつくにもたべていた。
こうなってしまうと、どっちががでどっちがをか分からなくて、
けいりんさんがしてしまった みたいな誤解を生んでしまう。
これを係助詞をとってしまえば、
がとかをの姿があらわになるというか、
あんこうをみとみつくにがたべていたとなるんですけど、
そこに係助詞をかぶせちゃって 分からなくなっているということですね。
なので、今までの話をまとめると、
日本語の助詞と言われるものには、
少なくとも2つある。
各助詞と係助詞というのがあって、
出てくる順番としては、
各助詞係助詞みたいな順番で、
で、もとかに、はみたいな順番で出てくるわけですが、
がとかをの場合は、
係助詞と一緒に出てこれなくて、
それが原因であいまいな文章になるということですね。
はい、というわけでけいりんさん、
面白い例の提供ありがとうございました。
またね、がとはの違いとかのトークは、
収録しているものがあるので、
また配信しようと思うので、
そちらもお楽しみにということで。
今回はここまでということで、
また次回お会いしましょう。
10:20

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