言語解読の前提
始まりました、志賀十五の壺。みなさんいかがお過ごしでしょうか。サコンジタツノスケです。
今回はちょっと、SFチックなことを考えてみようと思います。
もし日本語を話せる人間が、この地球上からいなくなってしまったとしたら、
そして書かれたものしか、書籍とかそういう、書かれた日本語しか残っていないとしたら、
果たしてそれは解読されるだろうか。そういったことをちょっと考えていこうと思います。
実際に今まで、話者がいなくなってしまった言語を解読した、その文字資料しかない言語を解読したということはありました。
過去のエピソードでも紹介しております。
ぜひ関連エピソードとしてリンクを貼っておきますので、概要欄からリンク飛んでもらって聞いていただけたらと思うんですけど、
ヒエログリフと千文字Bの話をね、多分していると思います。
そういう古代文字の解読の話を読んでいると、これって日本語だったらどうなるかなぁとね、ちょっと思うんですね。
日本語というのは系統不明の言語です。親戚の言語がないですが、文字の上では当然漢字を使ってますので、
中国語っていうのが、あるいは中国語諸方言不明ですね。中国語っていうのが頼りになることが予想されます。
もしその世界で、日本語話者がいなくなった世界で、日本語は話す人がいないけど、中国語は話す人がいる、あるいは中国語で書かれたものはすでに解読されている。
そんな風な世界だとしたら、当然まずは漢字から当たっていくことになると思いますね。
その中国語の漢字と日本語の漢字、形が違うものもね、あったりします。
簡体字とか反体字とか、漢字にもいろいろバリエーションがあるわけですが、
その類似性から、漢字の特定っていうのがおそらく進められるんじゃないかなと思いますね。
そうすると、残るものがあります。それが仮名ですね。
ひらがな、カタカナっていうのが残っていて、どうやらこれは漢字じゃないっていうことが判明するんじゃないでしょうか。
で、その残った仮名というのが、果たして標音文字だと気づけるかどうかっていうことですね。
漢字は標語文字だから、この日本語という言語でもおそらく独自の標語文字っていうのを発達させていると推測してしまうかもしれません。
もしここに中国語という手がかりがないとしたら、さらに解読は困難になりそうな気がします。
残されたテキストは大量にあるとしても、果たしてそこからどうやって解読するかっていうことですね。
さっき言ったように日本語っていうのは系統不明の言語なので、頼りにできる言語がないっていう状況だとしたら、
まず大変なのは、 標語文字と標音文字を分けるっていうことですけど、
もし中国語という手がかりがあるなら、ここは多少スムーズにいくかもしれません。
中国語がないとしたら、 標語文字と
標文字、音節文字、カナンですね、を分けるっていうのが相当難しいというか、下手したら全部標語文字と思われてしまうんじゃないかと思います。
こういう言語、あるいは暗号もそうですけど、 未知の言語、暗号を解読するときに頻度っていうのが一つキーワードなんですよね。
たくさん出てくる文字っていうのを手がかりに、 いろいろ推測していくわけですが、
そう考えると、 どうでしょうか、日本語だと、
文末にたーとかすごく出るんじゃないでしょうか。 過去のたーですね。食べたーとか、行ったーとか、行ったーとか、
これが定年形でもましたーとかになるわけなので、 やたら文末にたが出てくると。
そもそもそれが文末かどうかっていうのを見極める必要がありますが、 句頭点とかの記号は
どうでしょうかね、それが文としてのまとまりを表しているんだということに気づけるかどうかということですね。
で、その丸の直前にたーみたいなのがたくさん現れてるなぁとか思うわけですよね。
で、そのやたらめったら文末に現れてるたーっていうのが、 動詞の活用みたいなものともしかしたら気づけるかもしれませんが、
それもなかなか難しいかもしれないですね。 日本語の
話者がいないっていうことなので、その言語の特徴が全くない、わからない状況なので、 語順とかも不確かなんですよね。
解読の難しさ
そもそも日本語というのは分かち書きというシステムがありません。 つまり単語を区切って書くっていう
そのシステムはないので、 どこからどこまでが一単語かっていう手がかりがないんですよね。
まあそういうふうに書かれた資料が残ってたらありがたいですよね。 例えば外国人向けの学習書とか
まあ絵本みたいなものが残されていたとしたら、それを手がかりに ここからここまでが単語なんだなっていうのがわかるかもしれません。
さっきの話に戻りますけど、 標語文字と標音文字をうまく分けれるかっていう話ですが、
一応日本語は仮名の方が格数は少ないものが多いですよね。 形としてはシンプルというか、すっきりしている方が
一応仮名というか音節文字なわけですけど、 一概にそうとも言えないですかね。格数が少ない漢字だって
山ほどあるので、 例えば山とかいう漢字ですね。山っていう漢字はあれは1、2、3っていう三角で
形としてはカタカナの用をちょっとひっくり返したっていうかね、 倒したような形なので
まあ本当は見た目の上ではあれは 音節文字と実はそんな変わんないっていうか
見た目だけの話をすると山っていうのを 音節文字、仮名の仲間と勘違いしてもおかしくはないんですよね。
ただ仮名っていうのは 結構文末に偏りがちなので、さっきの他もそうですけど
日本語の特徴として 標語文字、漢字っていうのは語彙的なものを表して
音節文字である標音文字である仮名っていうのは文法的要素を表すので 日本語ってそういう設備字型言語なんですよね。
ですのであの丸っていうのが文の切れ目というとこまでわかったら その直前に現れるたとかねそういうのを含めてそういったものっていうのは
形が相当シンプルで
でそれが音節文字っていうとこまでわかれば 日本語っていうのは単語の後ろの方が変化するタイプの言語だと推測できるかもしれません。
単語の変化しない部分 まあ語感とか
あるいは語根とかそういったもの特に動詞についてですけどそういったものは どうやら標語文字で表しているらしいと
例えば書くっていう 単語はあの小の字ですね漢字の書くっていう字が
まあ変わらずあってでその後に食うとか書かないとか書いたとか まあそういう音節文字が続いていて
でその書っていうところが語根でで後ろの食うとか かないとかいたみたいなとこが変化している語尾が変化してるんだというとこに気づくと
日本語の解読っていうのはどんどん進んでいくかもしれませんがただ今まで話したこと っていうのは僕が日本語を知ってるからこういうことが言えるんであって
果たして全く日本語がわからない状態手がかりがのない状態で 果たして解読できるんだろうかっていうね
まあ取り留めもないお話でございました それではまた次回のエピソードでお会いいたしましょう番組フォローも忘れずよろしくお願いします
お相手はシガ15でした またねー