1. 小農ラジオ
  2. 83.スイスの有機農業
2023-01-28 1:06:32

83.スイスの有機農業

スイスで農業研修中のサンダさん@パルサーの探し物~スイス編~をゲストに迎えてスイスの

海外農業研修 アグトレ JAEC

国際農業者交流会

https://www.jaec.org

アメリカ、オーストラリア、デンマーク、ドイツ、スイス、オランダ

スイスは小農が多い/マルクト/サラダ(ザラート)の種類がハンパない/夏は40品目・冬は15品目)/4ha・稼働2ha夫婦2人+2~5人+売り子さんパート/ スイスでは野菜にお金を結構使う/ムスリザラート/有機農家から直接買う/慣行の3~4倍の価格/小さい農家に残ってほしい!/金融が中心産業のスイス/農業は公共インフラ/常連さんがリクエストした野菜を作る/新規就農者は増えていない/GDP高すぎで物価高/スイスの方が日本より栽培しやすい/湿度が低い/生ごみ堆肥で栽培/堆肥作りも日本と違う、露天作り/苗は仕入れ

「ヨーロッパの有機農業は進んでる?」

有機農業の技術が進んでいるということはない/有機栽培しやすい環境/ヨーロッパの有機野菜選択する消費者もアンチ農薬な人が意外と多い・割と思想強め?/ヨーロッパは夜・日曜はお店が空いてない→マルクト大事!/ユーザーが選択的に美味しい野菜を取りに行かないと手に入らない→農家に投資/実は周回遅れ?/ローカルで完結する→流域自給くらいがちょうどいい/季節を感じる食材・料理のイメージが浮かぶか?

畑サーの探し物

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サンダさんTwitter

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00:02
おいしい野菜と勇気を君に
はいどうも、有機農業系ポッドキャスト小農ラジオです。 実はですね、今日が新年一発目の収録なんですけども
最近はですね、ひたすら スキマ時間に土上位の勉強してるんですけども
ちょっとね、舐めててやばいですね。なんかもう今ものすごい焦ってるんですけども
今日はね、年末ぐらいからずっと楽しみにしていたゲストの方に来ていただいているので、ちょっとお話しして息抜きしようかなと思っています。
ということで早速ゲストの方をお呼びしたいと思います。 ポッドキャスト番組
パルサーの探し物、スイス編からですね、サンダさんに来ていただいております。 どうもこんにちは
こんにちは サンダと申します。今日はありがとうございます。
今、スイスということで、ちょっとズームでやってるとね、すごく明るくて、そちらはちょうどお昼ぐらいということなんですけども
そうですね、お昼でいい天気です。 仕事終わったばっかりのところ、ありがとうございます。
いえいえ、とんでもないです。 じゃあちょっと簡単に自己紹介してもらえますか。
はい、私はですね、今スイスに住んでいて、2022年の4月からこちらの有機農家さんで働いてるって感じですね。
一応研修生ということで入っているんですけど、普通に働いてる感じですね。
で、丸1年間ここで研修プラス、普通の仕事とって感じで、うちの農家はその他品目でいろいろ野菜を作っているっていう感じですね。
あとは市場に直接行って、マルクトって言うんですけど、市場で直接お客さんに販売するっていうタイプの農家さんになってますね。
そこで働いてます。
いやもう、あの、ボットキャストをさっき言ったそのパルサーの探し者っていう番組がですね、いつからですか。
去年の、10月ですよ。 全然最近ですね、10月とか。
本当始めたばっかりなんですけども、何だったかな、たまたま農系のつながりかなんかで見つけて、スイスで農業っていうタイトルだったんですよ、1回目が。
そうですね。
ちょっとヨーロッパの農業っていうだけでも、これ聞きたいと思ったら、まさかの有機農業だったんですよね。
03:03
ということで、すごく興味津々のところ、なんか聞きたい話いっぱいしてて、もう全部聞きましたけども、非常に面白い。
淡々と話してるのがまたね、面白いんですけども。
で、聞きたいこといっぱいあるんですけども、まず、今はそのスイスにいるけど、スイスに行く前っていうのは日本ではどういった仕事というか、まあ卒業してすぐとか、どういう感じだったんですか。
一応私、1回学校出た後に、学生やった後に、1回会社員みたいな感じになって、その後に実家農家なんで、農業都合かなって途中で思い出して、それでなんかでも農業の知識全然なかったんで、1回県の農業大学校に入ってみたんですよ。
そこでちょろっと野菜の勉強とかして、でもなんか、それですぐ収納するっていう、何だろう、覚悟がちょっとできなくて、どうしようかなって農業大学校在学中にいろいろ見てて、
海外農業研修っていう、お金もちゃんとお給料もらいながら、ヨーロッパなりアメリカなり行けるらしいっていう情報を得て、それで応募して、そのまま農業大学校出たらこっちに来ちゃったっていう感じになってますね。
いや、でね、サンダさんの番組では自己紹介が一切ないんですよ。
だから。
忘れてました、自己紹介するの。
そうそう、すごい聞きたかったんですけども、なんかね、ちらっと1回だけ実家が農業やってるっていうお話はしてたんで。
はいはい、あ、そうですそうです。
そこだけは聞いて、あ、だからやってるんだっていうのはわかったんですけど、ちなみに差し支えない範囲で、家はどういう農業やってるんですか。
あ、そう、家もですね、ちょっと特殊で、あのうち農家ではあるんですけど、野菜とかじゃなくて、畑箱農家なんですよ。
あ、なるほど。
そうなんです。
じゃあ、九州の方ですか。
あの、沖縄です私。
あ、沖縄ですか。
そう、沖縄なんです。
だから、パルサっていうのか。
あ、そうですそうです。
あれ、畑でパルって読むのは、沖縄のなんて読み方ってこと?
沖縄なんじゃないですかね、畑でハルかパルどっちか言うんですけど。
あ、なんかサーっていうのが沖縄っぽいなと思ったんですよね。
うんうんうん。
あ、そうだったんだ。
だからなんかその自己紹介会をどっかで取るつもりで、なんかその不思議なタイトルのまま言ってたんですけど、自己紹介会を取らずにそのまま言っちゃったから、なんだこのタイトルみたいな。
06:00
だからドイツ語でなんかパルって読んだりするのかなとか思ってたんですけど、そういうわけじゃなかったんですね。
沖縄語ですね。
あ、沖縄語だったんですか。
で、その会社員辞めて、農業やろうかなっていう前に大学校行って、その後結構一般的には普通、他の農家のところに研修に行ったりとか、
まあ大体そのまま家に入って親から教えてもらったりみたいなパターンが多いと思うんですけども、
この海外の方に行ったっていうので、で、三田さんの番組の中でも最初の方で結構触れられてたんですけども、
これ仕組みが、アグトレ国際農業者交流会、JECとも言うんですね。
ちょっとこれどういうのか説明してもらっていいですか。
JECっていうのが、特にその私みたいな海外で農業したいっていう人を、なんだろう、海外の農家さんにあっせんする派遣業者みたいなことをやってる団体で、
そこに最初この海外行きたいとなったら、一旦登録して、自分の今学校で学んでることだとか興味のある分野だとか、いろいろこう相談するんですよ、そこに。
それで、あと行きたい国とかも先に言って、それで農家さんを探してくれるんですよね、私に会うところ。
これが結構良くて、分からないじゃないですか、言っても。海外で働きたいって最初思ったとしても、農家で自分の興味ある、例えば有機農家行きたいんだったら、どんな農家があるのかとか、
全部ドイツ語で書いてある数字なんで、分かんないところを相談したら、こういう農家さんあるよ、みたいな、教えてくれるところなんで、結構良いですね。
じゃあ今働いてるところも、JECの方で探してきてくれて。
ああ、そうですそうです。
じゃあ今の農場としては、その日本人スタッフというのは、三田さんが初めての人ってこと?
いや、それも違くて、私で4人目なんですよね。
なんでその、日本人に対してのこの、なんだろう、大丈夫な、日本人嫌とかいう農家さんではないんで、全然そうなんです。
で、僕もちょっとホームページで見たんですけども、農業の先進国である6つの国、アメリカ、デンマーク、ドイツ、スイス、オランダ、オーストラリア、この国の中から選べるみたいなので、
しかもですね、国の助成金もあるんですよね、これ。
ありますね。これ、なかなか今もなんか、結構私たちの中でも物議をかもしてる。
そうなんですか。なんか長くなっちゃうかな、これ。
09:01
いやー、これ重要なんですけどね、めちゃくちゃ。
ちなみに今はその助成金は、三田さんももらってやってる。
私はもらってます、はい。
そして、全国に1万5000人のOBOGということで、70年も歴史があるんですね、これ。
そうなんです。私は実はそこも期待して入ったんですよね、この協会。
OBOGと繋がりたいなと思って。
全国にいるんで、それこそ世界中にいることになってるんで、もうOBOGが。
ちなみにこれって登録していきたいってなっても、
まあそういう、たぶん登録してる人もいっぱいいて、
選ばれる、どういう基準で選ばれるんですか。
それもでもそんなに難しくないと思いますね。
一応、なんだろう、そういう面接みたいのもあるんですけど、
別に極端にこの英語に対する恐怖心みたいなのがなければ、
英語とか他言語に対するのを、
だから向こうの面接してくれる人がもう判断するしかないですけど、
それで、なんでそんななんだろう、
なんかこう知識、専門知識を問われるとかも全然ないので、
誰でもいけるんじゃないかな。
トイック難点とか。
ないんですよ、本当に。
ないんですね。
それ最初、私逆にびっくりしたんですけど。
ロイツ語もほとんどできない状態で行ったって言ってましたもんね。
英語もそんな全然できないんで。
すごいですよね。
それでよく取れないみたいな。
このJECってすごい仕組みだと思うんですけど、
あんまり知られてないですよね。
そうなんですよね。
僕全然知らなかったですね。
いや、普通の人知らないと思いますね。
農家さんでも知らないぐらいですから、
全然知名度なくて、うん、なんですよね。
今まで、OB、OGの人と会って話したりとかってしたことはあります?日本で。
ありますあります。
私も最初、たまたまOGの人に会って、
私が行ってた農業大学の前いた先輩が、
それに行ってる人がいて、
私が農業大学入る前にオープンキャンパス行った時に、
その人がたまたま話してて、
海外農業研修に行って、
その後、もう普通に働いてるんですけど、その方は。
日本の農場で。
日本の農場、どこにいるって言ったかな。
県の多分、働いてると思います。
普及委員かわかんないですけど。
その人から聞いて、海外農業研修応募するといいよみたいな。
そこはでもふんわりしか聞かなかったですけど、
そこでやっぱこう、海外っていう選択肢あるのかってパってなって、
っていう感じです。
これ年齢制限はでも確かあるんですよね。
12:02
申し込める。
アメリカが35歳とかかな。
国によって違うのか。
国によって違う。ヨーロッパ多分30歳未満だった気がしますね。
いやー、僕も知ってたらこれ行きたかったな。
全然知らなかったな、こんなの。
でもアメリカが一番イージーですね、行くのは。
そうなんですか。
ちょっと要件が、私ももう一回調べ直したんですけど、
オランダが厳しいですね、結構行くの。
学士を持ってないとまずいけないのと、
大卒じゃないといけないのと、
あと英語力も、
向こうの受け入れ協会、
オランダの農業留学生受け入れ協会みたいなところに最初つながれて、
そこのオランダ人の面接官の人と英語でコミュニケーションとって、
こいつやる気あるぞって思ってもらえないと、
オランダはダメになったみたいです。
そうなんだ。
なんで厳しくなった、最近厳しくなったらしくて。
なるほど。
国によって違います結構、受け入れ要件が。
これ6つの国がある中で、
サンドさんはなんでスイスにしたんですか。
そうですね、それは重要ですね。
スイスにした理由っていうのが、
そもそも国選びから始まったんですけど、
アメリカにするかオーストラリアにするかヨーロッパにするかっていう最初選択で選んで、
ヨーロッパ行きたかったんで、そこはもうヨーロッパ行きたいだけで。
ヨーロッパは決まってたんですね。
でもデンマーク、ドイツ、スイス、オランダってあったんですよね。
そうなんです。最初はオランダって思ったんですけど、
私学試持ってないんで、オランダダメってなったら、
オランダはなし。
オランダなしってなって、
オランダ行くために学試取るのもちょっとなってなったんで、
私純学試なら持ってるんですけど、
ちょっとそれは面倒くさいなと思って、
でなったら、いろいろ過去のOB、OGの実績とか見てて、
スイスは結構商農が多いんですよ。
商農。いいですね。
商業多品目で、いろんな野菜を頑張って育てて、
それをマルクトに行って直接販売っていうので、
いろんな野菜見れるし、
現地の人たちの生活とか、どういうのが好まれてるとかいうのも分かる。
他のところだと、結構キャベツ農家みたいな感じなんですよね。
単一品目で、日本で言ったら農協に出すような感じだと。
そうです。
技術に載せてっていう。
全然ヨーロッパの機械見たりとか、面白いと思うんですけど、
15:00
農家さんに入って、家族経営みたいなところでどういう風にしてるのかっていう方が、
私が将来やるとしたら、多分そっち系になるかなっていう、今の山割りとしたのがあったんで、
どうせなら欧州でそれができてる人たちはどんなもんだろうっていうので、
なんかスイスがいいのかなっていう風に選びます。
スイスも農業国ではないので、実はあんまり。
そうなんですね。あんまり農業国じゃないんだ。
見た目だけ農業感ある感じ。
実は行ったことあるんですよ、スイス。
仕事でイタリアに行ってたときに、ちょっとだけスイスの方までいろいろあって、
足を伸ばすことがあって、レンタかかりで行ったんですけども、
とにかく美しい国だなっていうのは。
ですよね。
めっちゃ感動しましたね。
本当に綺麗ですよね。
そうそう、イタリアもすごく綺麗な国なんですけども、
ミラノからレンタかでずっと登って行ったんですよね。
なるほど、なるほど。
いやでもね、スイスはもうちょっと段違いに何もかもが美しくて、
山の間は道が走ってて、いきなり湖があって、
岩山がバーンとあって、古い石で作った教会なのか建物があって、
絵じゃんみたいな、こんな美しい国と思ったけど、
ひたすら物価が高いなっていうのが僕のすごい印象だったんですよね。
そうです、本当にそうです。
農産物の値段ももう半端じゃないですからね。
そうなんですね。
でもそうやっていずれ帰って自分で農業をするときに、
たぶんタバコ一本ではなく、いろいろやりたいなみたいなのも含めて、
考えたときにスイスぴったりだなって感じだったんですね。
そうですね、ちょっといろいろ興味の幅も広げられるかなっていうのもあったんで。
いやでも、僕も行くならスイスかな。
もう行けないけど。
めちゃくちゃいいところですね。
いやー羨ましい。
どうなんですか?沖縄よりは全然涼しいというか寒いところだと思うんですけども、
過ごしやすいとこは?
いやーでも今年が変なんですよね。
あ、そうなんだ。
もう異常気象でっていうか、
欧州全体今年なんかちょっとひどい。
暖かすぎるっていう不思議なことがあって。
そうなんですよ。
で、一旦雪きたんですけど、12月初めに。
中旬ぐらいかな?に来たんですけど、それも全部溶けちゃって。
でも今、日中10度とか。
18:02
こっちもそうなんですよね。
なんか12月にこっちもドカーンと一回降って、
でももう全部溶けて、すごく天気いい日が続いてて、
なんか割と暖かい。
まあ正月にしては全部暖かいなという感じなんですよね。
ヨーロッパもそうなんですね。
日本もそうなんですね。
えーと、今はそのスイスの農家のところで、
まあ研修生と言っても、あのちゃんとお給料もらってやる研修生なんですよね。
そうですそうです。給料はもらいます。
なんで結構根気ですよね。その教える側も。
一応なんか研修生だからちゃんと教えてくださいって、
その派遣協会の方からも言われてるみたいで、
いろいろなんか教えようとはしてくれるんですけど、
でもなんか結構お金を払ってるからしっかり働かさんとなみたいなところ。
まあそれは意味合いが違ってきますよね。
普通に働いてます。
あとやっぱドイツ語だと理解できなかったりとかするんで、難しいですね。
なるほど。
でなんかこの作っている野菜の種類もやっぱり日本と全然違ってて、
そうなんです。
サラダって言うんですか?
サラダの種類が半端ないですね。
サラダの種類、サラダっていうのは基本的に生で食べる野菜のことをサラダって一般的に言うってことなんですか?
そうですよね。それもなんかおかしいですよね。
なんかサラダってかドイツ語でザラートっていうのを基本レタス系の一群、
キクカのレタス系のものを全部ザラートって言うんですね、とりあえず。
日本だとレタスとかサニーレタスぐらいしかないですけど、そっちだと色々ありますよね。
トレビスとかなんとかイーフとかなんか日本じゃあまりメジャーではないようなのがいっぱいあって、
そういうのを総称してサラダって呼んでるんですか?
そうです。基本そうですね。全部でキクカじゃなくてもとにかく生で食べるサラダに入れる系ならザラートって呼ぶみたいな。
ああそういうことなんだ。
ところがありますね。だからそのキナ、白菜とかもなんならザラートって呼んでますね。
生で食べれるかみたいな。
今は年間通してその農場何品目ぐらいの、
品目っていうのはその例えばレタスだったり、ちょっと分類がよくわかんないけど、
どれぐらいの種類の野菜作ってるんですか?
夏はすごくて、夏本当にサラダ系品質が入れてたぶん40品目とか育ててて、
夏だけで?
夏で40とか。
すごいな。
なんで?意味不明ですよ本当に。
夏40、冬15とかかな。
でもトマトにしてもいろいろ品種もごちゃ混ぜに作ってるから。
21:04
そうかそういう火災類もやってるんですね。トマトとか。
他にはどういうのあるんですか?そういう実野菜というか。
火災類はまずトマト、あとキュウリ、ナス、ピーマン、パプリカ、ズッキーニとか。
じゃあうちと一緒だ。だいたい。うちもそんな感じなんで。
で、面積が結構広かったんですよね。全部でどれぐらいあるんですか?
面積4ヘクタールですね。
で、小麦とかはないわけですよね。
ないですないです。でも4ヘクタールだけど、稼働してるのは2ヘクタールとかかな。
あとは休ませてたりとか。
そうか、作付けのタイミングでお休みになってる部分があったりするって感じですよね。
翌日だけ巻いて休ませてるのも考えたら、動いてるのは2ヘクタールぐらいですね。
それをご家族でやってるところに、三田さんみたいなスタッフが何人いて回してるんですか?
夏は3、4人、私みたいな人がいて。
で、冬は2人。もう1人ですね、私と。
で、もう1人パートさんがいるんですけど、その人は午前中しか来ないんで。
で、売り子は結構たくさんいますね。市場。マルクトの売り子は現地のパートさん。
あ、その売り場に行ったらそこだけで売り子する人がいるんですね。
そうです。だから火曜日の午前中だけ来る人とかそういう人もいますね。
人は多い気がします。
僕は面積すごく少なくて、ヘクタールでいうと0.5ぐらいしかないんですよ。
しかもそのうち野菜が多分0.3とか0.4ぐらいあるかなっていうぐらいで、ほとんど一人でやってるんですけども。
2ヘクタールこの人数だと結構忙しそうな感じですよね。
忙しいです。でも冬はイージーですけど結構。夏はすごく忙しいですね。品目数も半端ないんで。
一番忙しいその春のいろいろ。これからか一番忙しい時期ですよね。
そうですね。植え付け。春夏に向けて一気に植え付けて。
3月から6月は1日も休みないですけど。そうなりますよね。
なりますよね。しかも一人だったらだいぶ大変ですね。
24:01
大変ですよね。でも比較的そんなに極小ではなく、大きめの小農ぐらいの感じですね。
そうですね。とっても小さいっていうほどでもないけど。
でもこれぐらいが何だろう。儲かるギリギリな気がします。スイスっても結果が日本の2倍なんで、2倍儲けないと日本の生きていけないんで。
ちなみに野菜の値段って日本にいる時に安いなっていう感じありました?
僕はすごく日本の野菜って安いなと思うんですけど、そっちだと物価抜きにして他のものとの比較で野菜の値段ってどんな感じですか?
スイスの話をしちゃうと、またスイスって他の欧州の国と比べると特殊ですけど、だいぶ高くて。
びっくり、私がびっくりしたのが一番人気の冬の野菜があるんですけど、ヌスリザラートっていう名前の冬のサラダが。
車でサンダーさんの発音を聞いてリピートしてますから。勝手にそれっぽい。
完璧じゃないですよ、発音。
ヌスリザラートですね。
これがキロで38フランするんですけど。
38フランキロ、全然ピンとこないですけど、どういう野菜なのかまだ分かってないですけど。
でも日本にないんですよ、とにかくこのヌスリザラートって。
なんならスイスとオーストリアぐらいにしかないですね。
けど伝統的な野菜なんですよ、かなりこっちでは。
なんか言ってたのは覚えてます。
これがキロ38フランっていうのが。
っていうのが、どれぐらいお客さんがマーケットで10人来たら10人買うんですよ、ヌスリザラート。
大人気ですね。
全員買うんですよ。
買うんですけど、だいたい一人の人が買うのが200グラムとか買うんですね。
なんで、3.8×2売れてくるわけですよね。
3.8×2ってだいぶじゃないですか、7.6フラン。
7フランって日本円でいくらぐらいなんですか?
日本円だったら1000円ぐらいじゃないですか?
全然相対的な価格のあれがわからないからあれだけど、
一つの野菜に1000円出すっていうのは結構すごい金額ですね。
そうですね。
1食分のサラダに1000円出すんだみたいな。
それがスイスの感覚です。
野菜の価格はある程度日本みたいにものすごく安いっていう感じじゃないですね、そっちでは。
27:04
でもこれは美容だからっていうのもありますけど。
美容っていうのは有機農産物ですね。
自分のポッドキャストでも話してるんですけど、
有機農産物大好きなんで、スイスの人たち。
そうなんですね。
なんで有機農産物が欲しいから、私たちに生き延びて欲しいから高くてもちょっと買ったろうみたいな心意気があるんですよね。
ちょっともうみんなに聞いてほしい。
そうなんですよ。
本当に有機農家が持続的じゃなければ、
有機農家の生活が持続的じゃなくて有機農業続かないんですけどね、本当に。
有機農家に限らず農家の生活が持続的になるぐらいの値段はやっぱり再生産できる価格じゃないと続けられないですよね。
っていうところがありますね。
ちなみにだいたい美容のっていうのはアベレージで何%ぐらい高いんですか。
普通の他の一般的な野菜に比べて。
何%高いんだろう。
日本だと2割ぐらい。
2割ぐらいかなっていう印象です。
もっと高い気がする。
3、4割高い気がする。
でも産地にもよりますけどね。
スイス産だと高いとか。
いわゆる国産ってことですね。
国産は高い。
3、4割高い気がしますね。
そちらのスイスの今サンダさんが働いてる農場みたいなそれぐらいの規模だったりそれよりも小さい内ぐらい。
0.5ヘクタールとかそういうぐらいの小農って各地にワーっていっぱいいるんですか。スイスって。
そうですね。スイスは本当にそういう小さめの農家さんが多くて。
多分そういう小さい農家さんが残ってほしいみたいなこのスイスの全体のそういう方向性もあるんですよね。
経済的なインパクトはそんなにやっぱり金融で伸びていった国なんでそんなにないんですけど農業は。
スイス銀行じゃない。
閉館補充にはやっぱり配置的な農業みたいな楽の野菜なんかそういう感じがあるんで。
小さい農家残そうみたいなところはやっぱあるっぽくて。
あとあれもあります。農業でその認定農家ならその給料がありますね補助金。
聞いたことはあります。
勇気でやってるともらえるってことですかそれは。
農業だったらだと思います。
30:02
手厚いですよね。
本当に食えなくなったらね誰も生き残れないからそれは大事に公共インフラだと思うんですけどね農業っていうのは。
私なんかその補助金のことをうちの社長にいくらもらってるのか聞こうとしてみたんですけど3日前ぐらいに。
なんか全然もらってないよみたいに言われて終わっちゃいました。もらってるけどみたいな。
もらってるけど足りないよ全然みたいな感じで終わりました。
ちょっと後でまた調べてみようと思います。
じゃああれですね本当に消費者の方も割とそういう人たちに残ってほしいっていうのがあってさっき言ったそのマルクトこれマルシェですよねマルクト。
そうですつまりマルシェ。
そういう農家が直接そこに売りに来たりとかそういったような場所で直接こう買ってっていう感じなんですねスイスでは。
マルクトも日本と売り方とか違うのかなと思いますけど。
全部キロ単価で売るんですよマルクトも。
測り売りってことですか。
そうです全部測り売り。
でも日本もそうなんですけど。
日本は農家ごとにスタイル違いますよね結構でも袋に詰めて最初から持ってくる農家も多いですね。
スーパーヨーロッパのスーパーって結構その場で測ってこう箱で出してコピってシール貼ってみたいな。
僕最初は全然わからなかったですけどね。
いやあれ困惑しますよね買い方がわからないまず。
この野菜は何番のどれなんだか全然わからんみたいな感じで。
そうそうそうやったなぁ。
1日の働くこのスケジュールみたいなのはそちらの番組でもお話ししてたと思うんですけど何時に起きてどういうこうどういう感じで1日やってるんですか。
なるほどそれは例えばまず基本的には7時始業なんですね。
7時始業なんでその1時間前ぐらいに起きるじゃないですか。
で7時に仕事始まって一旦12時まで働くんですよね。
でその7時から12時の間に15分休憩が1回あります。
で1時間12時から13時で1時間休憩取ります。
でまた1時から6時まで働きますね。
おーそこでも15分休憩1回ぐらい。
でその間も15分休憩が1回あってって感じなんで1.5時間休憩あるけど。
33:04
9時間半ぐらい。
高速長いなっていう状況になってます。
結構長いですね。
最初は結構インパクトありましたねこれ。
長いな日本だと夏は朝早いですよねけど昼休みは結構長めに取ったりとか。
あとなんか休憩が15分っていうのが意外と短いなぁ。
ビシッと15分なんですかそこは。
それがなんか私ここに来る前まではヨーロッパとかって結構時間がピシッピシッとしてるっていう勝手なイメージだったんですよね。
もうお昼ってなったらもうはい休憩みたいな。
もう仕事途中でも切り上げてみたいなイメージあったんですけど全然ここは個人農家さんなんでそんなことなくて。
結構休憩は短いですね。
15分休憩も15分休憩してるけど社長とかが次の作業についてミーティング始めてこれ休憩なのか何なのかみたいな状況になったりとか。
ちなみに例えば今日だとどういう作業してるんですか。
今日は土曜日なんですけど土曜日の作業の内容は午前中だけ働くんですね。
朝7時に行って金曜日にマルクトに行ってるんでマルクトのちょっと片付け持って帰ってきた空になったケースに残ってる野菜の残差とかを綺麗に片付けたりとか。
あとはチコリーっていう野菜があるんですけどチコリーの収穫とまたチコリーってちょっと作り方が特殊なんですけどその次のチコリーを植える作業。
芋みたいなやつですよね。
水耕栽培みたいなことをするんですけどそのチコリーをひたすら植えたりしてました今日の午前中は。
週間で言うとその金曜のマルクトっていうのが毎週ある。定期のマルクトってのがあるんですか。
火曜と金曜の4時間だけマルクト行きます。
で午後もうちの会社の目の前にその八百屋スペースを作ってあって。
自社農園の。
そうです店舗で販売みたいな感じなんで。
カーキンはだから1日野菜を売る日だったりしますね。
ちなみにその野菜の出荷先としては今そのマルクトとその自分のところのお店と他にもどこかそういう美容のスーパーにおろしたりとかそういうのもあるんですか。
それが私びっくりしたんですけどなんと自社のみ。
36:01
利益率マックスのやつですね。
もう理想の塊だなと思いましたけどこれで全部さばけるのやばいみたいな。
それが一番本当はねみんなやりたいけども。
最高ですよね。
なかなかできないですよねそれは。
だからこそやっぱそのたくさん作ってっていうのがあると思います。
その種類とか。
お客さんに常連さん多いんで次何食べたいって聞いちゃうみたいな。
なるほど。
それで来年の作付け考えるみたいなところもあったりとかして。
その経営してるのはその夫婦がその経営してるって感じなんですかその農園っていうのは。
そうですね多分夫婦。
旦那さんも奥さんも結構バリバリそういうところにも出ててコミュニケーションするようなタイプでお客さん捕まえてるって感じなんですね。
やってることは日本でも別に同じなんでしょうね。
似てると思いますやり方は。
ヨーロッパの中ではだからスイスぐらいなんじゃないかなっていう。
こういうやり方してるの。
であの日本だとそういう風なパターンでうまくいくにはやっぱりこう街じゃなきゃ厳しいんですよ。
やっぱり東京例えば青山。
青山なんですかなすごいでかいマレーシアとかあるじゃないですか。
ああいうとこ行ったらお客さんもいっぱい来るし。
まあその代わりになんか農家もめちゃくちゃ出てるみたいなんですけども。
スイスの今あの旦那さんいるところでは結構都心に都心というか街に近いんですか。
割と都市均衡型かなと思いますね。
とっても都会じゃないんですけどてかそもそもスイスに都会がないっていうのはありますけど。
まあどちらかというと街寄りだとは思います。
なんで人も来るし。
そこまでは車でちょっとこう距離があってでそこのマルクトにはテントみたいなのを建てて野菜売るって感じなんですね。
そうです毎回テント立てて売りますね。
私たちがいる村よりはちょっと車で片道30分とかかかるちょっと大きめの街に。
程よい距離のところにあるので。
程よいですねそれぐらいがベストなんだよな。
売るんですよ。
なんでそこの街の人が午前中は買いに来てくれるし村の人とか車持ってる人は実店舗の方に来てくれるしみたいな。
ああなるほど。
じゃあその周りにはあんまり競合って言うとあれだけど同じようなスタイルの農業やってる人そんなたくさんはいないんですか今いるところは。
たくさんはいないですね。
39:02
一人勝ちうちの村では一人勝ちしてると思います結構。
ああなるほど。
村の野菜八百屋みたいな。
ちなみにオーナーおいくつぐらいの方なんですか。
オーナーが50半ばぐらいでちょうど20年目ぐらいって言ってましたね。
新規収納なんですよ。
新規収納で。
もっと30代とかそういう若い人が入ってきてそういう農園始めたりとかっていうの今日本だと結構ね新規収納って言うと割と有機でっていう人多いんですけどそういう人はそっちでも増えてる感じなんですか。
いや全然増えてないと思いますね。
やっぱなんだろう。
農業はそこも日本は若い人ちょっと興味出てきてるけど。
スイスはやっぱりもっと儲かる仕事が。
ああなるほど別にいろんな産業。
時計とかもあるのか時計があったり金融があったり。
例えを言っちゃうとでもそのスイスのGDPが高いのってやっぱり銀行でバーンといったっていうのは大きくて。
小さい国って逆にGDP上がりやすいみたいなのがあるじゃないですか。
シンガポールとかもそうですよね。
それで底上げがされちゃってるからあらゆる簡単な仕事も全部賃金高めみたいな。
コンビニ店員とか。
だからあんなに物価高いのか。
そうなんですよね。
コンビニ店員月50万もらってるらしいですよ。
すごい話だな。
ってなると農業やらないかじゃってスイスも。
そうなんですね。
なるほど。
じゃあちょっとたくさん聞きたいことあるんですけど次にですね。
日本では有機農家のところには研修というか実際行ったことがあまりないですかサンダーさんは。
そうですね有機農家は実はないですね。
観光のピーマンパプリカは行ったことあるんですけど全然有機農家で研修できてないですね。
有機でも観光でもあんまり関係なく気候というか土とか草の生え方とかあらゆることが多分違うと思うんですけどもどういう印象ですかスイスの農業は。
日本よりやりやすいとか大変とかそういう感じでどういう印象なんですか。
気候条件はいいと思いますヨーロッパは簡単。
42:01
やっぱり雨が少ないっていうか夏雨少ないですもんね。
そうですね湿度がそんなに高くないんで草生えますけどやっぱ美容だと生えるけどっていう感じですね。
こんぐらいなら良くないっていうぐらいの草で終わりますね。
なのでちょっと草引きとかするけど。
そうですね。私の住んでた沖縄とかも虫はでかいし草もでかいし。
沖縄はちょっとね全然また違いますけども。
に比べたら全然草生えないかなっては思いますね。
なるほど。
一般的にこう日本の有機農業が難しいのはやっぱり日本はすごい湿度が高くて草との戦いもすごい大変だしっていうので。
ヨーロッパなんかに比べて難しいから日本の農業って結構農薬使う量が多いのはこの気候のせいでしょうがないみたいな感じの話があるんですけど。
やっぱりじゃあ湿度が低いから病気とかも美容でやってるからわからないかもしれないけど。
どうですかあんまり出ない感じですか。
病気めっちゃくちゃ出ますね。
出るんだ。
特に土手版というかキュウリとかやっぱり。
トマトとか楽しいですけど結構抑えられるから。
キュウリはちょっとやられますね病気に。
もう出たら終わりみたいな感じですよね。
出たら終わりです。
で打てる手はないですからねはっきり言って。
そうなんですよなんで今年もだからその。
まるまる潰したエリアみたいなありましたねキュウリは。
取らずに。
なんかもう博打ですねなんでとりあえず植えてみたいな。
ちなみにあの僕はちょっとショーのラジオも聞いてくださっていると思うんですけど対比を作ってそれ対比と言いながら肥料分を当てにしてそれで栽培してるんですけど。
そっちの有機だとどういう資材を使うんですか。
もうこっちだとその一応美容だとまあやっぱ化学肥料とかは全然使わなくて。
でそのなんだろう美容の認証されている農薬とかもあるっぽいですけどうちの農薬は全く農薬は使わないんですよ。
そうなんですか。
ジャス認証のやつですね。
ジャスがあると思うんですけどそういうのも使わなくて。
肥料は完全にコンポスト対比ですね。
コンポストっていうのは生ゴミのってことですか。
それとも。
うちの農場は生ゴミ対比作ってて。
自分で作ってるんですか。
そうですそうです完全に自分たちで作ってますね。
45:01
すごいですね。
でもなんか本当にあれですよこの今のたかやさんのバッグにはなんか対比写についてると思うんですけど。
なんかそうこういう立派なちゃんとしたものがなくて乾燥してるからいけるのかな。
なんかその全然空いてるスペースにどーんって置いてそこに布かけてやってる感じなんで。
これでいけるんだみたいな。
ヨーロッパの方はねかまぼこ型にずっと置いて上に布みたいなやつでかけておくと全然できるんですよね。
ローダーかなんかで2,3回切り返すだけでそれなりのものができちゃうっていう。
そうですね一生懸命すごい切り返してるイメージもなくて。
結構そういう簡単そうって思っちゃう。
日本でそれやったら全部腐りますからね。
ダメですよ。
これがヨーロッパみたいな感じですね。
じゃああれですか自分のところの野菜クズとかそういった残砂を使ったりとかして対比を作ってるって感じなんですか。
そうですね本当にでうちの農園の主力商品がさっきもちょっと話に出たザラート系そのサラダ野菜系がたくさんあるんで。
その出荷調整でいっぱい残砂が出るんですよね。
めっちゃ出るでしょうね。
それが結構主ななんか材料って感じですね。
あとはそのわらとかは全部購入して対比のために。
購入してるんだまあでもなんかそっちだといっぱいありそうだよな。
そんな高くないと思います。
結構牛農家とかもたくさんいるし。
そうですよね落農も盛んでしょうからね。
唯一安いもの牛乳ですからねスイスで。
なるほど。
他には何かこうこっちならではだなみたいなやり方というかそういうのってありますか。
スイスならではだなっていう。
スイスならではの何てあるかな。
スイスならではのもの。
ビニールマルチとか使うんですか。
ビニールマルチ一応使いましたね。
キュウリのハウスで。
じゃあそのザラートとかでは使わないんですね。
ザラートはもう一切使わないですね。
全部ロジのままあって。
除草も三角方でひたすら削る表面を。
これがめちゃくちゃしんどいんですけど。
レタス系とかっていうのは苗作って植え付けるんですかそれとも種を直接マークですか畑に。
苗はそこ分業されててもう完全に苗は仕入れてます。
そうなんですか。自社とか自分の農園では作ってないんですか苗は。
48:04
作ってないですね苗は。
花とかも売るんですけど春は。
花とかの発祥はするけど。
苗は何か作ってたんですか。
いちご。
違う。全部買ってますね。
いちごはランナー使ったりはするけど。
でも基本買いますね最初。
そうなんですね。
じゃあもうひたすら栽培というかそのロジでの栽培の方に集中してるという感じで。
なるほどまあでも苗ねやっぱり作るってなると結構気使いますからね苗作りの方で。
そこの余力はないかなっていうところなんですけど。
なるほどねまあそれで苗で植えるからあとはその三角砲で草取り頑張るみたいな感じで。
そうですひたすら削るっていう。
あと雨降らなかったら水やりもしなきゃいけないんで。
あ、そうか。
日本だと結構土によってうちの方なんかほとんど水やりしなくても大丈夫なんですけども。
やっぱ基本的に乾燥しやすいんですね多分。
水が高いって言ってすごい社長が嘆いてますね。
ああそうかそういう問題もあるんだな。
わかりました。
えーとじゃあですねちょっとこれ結構これがまあ一番聞きたかったぐらいのことなんですけども。
まあ今あのサンダーさんそういう美容というかオーガニックの農場に勤めてそういうのを生産してますけども。
よく日本にいるとこう最近農薬とかの話がいろいろある中でヨーロッパは進んでいるとで農薬を使わないみたいなような話よく聞くんですけど。
現地で実際どんな感じなのかなと思ってたんだけど向こうのメディアで言語で言ってもちょっと全然わかんないし。
日本にいた人がそっちに行った時どういうふうに感じているのかなというのをちょっと聞いてみたかったんですけど。
私も本当に来る前それ気になってたっていうところはあって。
実際この私の肌感のこの中によると。
自分の印象でいいですけど。
こっちの美容に対する。
農家さん特にうちの農家は。
待ってどうやって話そう。
難しいですよね。
難しいですね。
技術的にこっちの美容がすごい進んでるかっていうと。
それはちょっとよくわからないなっていうのが今の印象で。
サトリとかも結局マンパワーというか。
51:00
ひたすら三角方で削るとか。
そういうやり方でやってるっていうだけなんで。
そんなにだから特別なことしてるってはあんまり思わないかったですね。
あとやっぱその湿度ないから日本より対策してるところが逆に少ないんで。
こっちの方が美容進んでるとかっていうことはそんなにないかなっていう印象はあるんですよね。
作りやすい環境ではあるということですね。日本に比べると。
消費者の方のこの心理としてはどうなんですか。
日本はどうかな。
これもまた僕の印象だから難しい。
なんか言い方が難しいんだけど。
結構アンチ農薬、化学肥料みたいなようなことで有機を選んでるような人たちも結構いるんですけども。
そっちのヨーロッパだとどんな感じなんですかね。
ヨーロッパで私の印象はヨーロッパの方が環境意識の方に目を向けられているみたいな風に。
私は最初そう思ってたんですよね。
でも実は結構意外と日本と同じだったんですよね。現地に来てみると。
そこはちょっと。
僕、環境意識なんだろうと思ってたらやっぱりそういう感じの日本と同じような感覚の人が結構いるんだ。
そういうタイプの人、一般の人はそういう人が多い。
何なら農家さんとかも何人かやっぱりうちの農業以外も話す機会ありましたけど。
言うて結構思想強めなのかなって思いました。
農薬を使うかどうかっていうの。
気持ちの問題みたいな。
これね、僕は今もうガツンとすぐ分かりましたけども思想強めな感じなんですよ。
農薬とかみたいな感じの。
だって使わなくてもできるじゃんみたいな。
でもそれはその通りだと思うんで。
なんでそんな。
特にうちの奥さんの方とかは結構化学農薬みたいな感じの。
アンチな感じ。
そんな感じなんですね。
でも人によりますね、環境意識。
社長はまたちょっと環境意識の方が強いかったりとか。
農業者は確かに環境意識っていう人も多いかもですけど、
消費者はやっぱりその農薬が使われてないイコールおいしいとか。
っていう人が、ヨーロッパも全然そっちだと思います。
どっちかっていうと。
そうなんだ。
なんかちょっとイメージと違ったな。
イメージと違って面白いな。
イメージと違いました私も。
54:02
環境にいいから絶対に美容を選択した方が地球のためにいいんだみたいな方向性もあるのかなって思ってたけど。
どっちかっていうと食の安全みたいな方が強めですね。
じゃあなんか最初から聞いてて思ったのはあれですね。
根底にある買い方みたいなのが多分違うっていうところで進んでるみたいに受け取られるんだと思うんですけど、
マルクトとかが多分もっと日本よりもポピュラーな感じなんでしょうね。
そういうところで買うっていうのが、
昔だったら日本でも八百屋さんで野菜を買うとかだったけど、
今はもうみんなスーパーに行くようになっちゃったけど、
今もそういう八百屋さんだったりマルクトに行って買うみたいなのがそのまま残ったりしてるから、
そういう野菜を選ぶ人も多いってことなのかな。
あとやっぱマルクトが流行る理由っていうのはもう一個あって、
ヨーロッパってお店開いてないんですよね。夜。
なるほど。
それは結構でかいと思います。
スーパーも8時に閉まるんですよね。
日曜日土曜の5時以降と日曜日丸一日まず開いてないんですよ。
日曜日開いてないんですか?
日曜日は何にも開いてないです。
大阪寺とか行ったら乗っ取られますよ全部それ。
本当にだから日本ってめちゃくちゃ暮らすのは簡単ですよ。
日本のこれを聞いてくださってる方々にすごい伝えたい。
日本を暮らすの簡単。
いやいやもうね、ずっとぬるま湯の中にいるとそれは当たり前になっちゃってますけど、
本当に日本ってコンビニどこに行ってもあって、
あんなおいしいコーヒー飲めて、
スーパーも最近もう深夜までやったりしてて、
なんちゅう便利なんだろうっていう。
あと三直お取り寄せとかも簡単じゃないですか。
そういうのとかもそんなに発達してないんで、
だからそのユーザー側が選択的においしい野菜を取りに行かないといけないんですよね。
その行って自分が。
だからもう自分の秘域のマルクトを見つけて、
マルクトっていうかその露天農家なりを発見して、
ここの野菜が一番うまいじゃんって決めたらもうそこでずっと買い続けるみたいな。
この人いなくなったら本当に困るから。
だからもうこの人には投資しようみたいな。
そういうテンション感は結構あります。こっち多分。
そっか、なんか先に進んでると思ったら2週ぐらい遅れて、
いまだにそういう風にせざるを得ないみたいな感じなんだな。
それあるなって思ったんです。
こっち来るまで本当にそんなこと考えもしなかったですけど。
57:04
なんかすごいな価値観が全然変わるっていうか。
本当にイメージだけで勝手に思ってたな。
そうなんですか。
いやでもまあだから逆に日本もそういう方向性でいいのかなって思いますけどね。
僕は結構最終的にはもうこの白川町黒川というところにいるんですけど、
ここから一歩も出ないで、黒川だけの中で全部完結できたらいいなぐらいに思ってるんですよね。
ここで自分で野菜を売って、大秘も自分でここの材料で作ってみたいな感じで、
ここだけで循環できたら別に他に売りに行かなくてもいいし。
けどまあ今はちょっとそこは行かないので、ある程度流域自給みたいな感じの考えで、
川を伝って名古屋の方まで含めてぐらいの範囲ぐらいがちょうどいいかなぐらいに思ってるんですけど、
遠くに運ぼうと思うといろいろエネルギーも必要だし大変だし、
でももうみんなそれに慣れちゃってるんですよね日本の場合は。
当たり前すぎて。
やっぱりその場所で採れる野菜を旬の時期に食べるとかそういうのが一番おいしいじゃないですか。
そうなんですよ。
そこで今よく育っているものをこの季節は食べようみたいな暮らし方でいいのではっていう、
こっちに来るというよりそれが。
なるほど面白いですね。
なんか日本の和食も普通に季節ごとのいろいろっていうのがあるんですけども、
ヨーロッパの方が本当に今のこの時期になったらあれがおいしいからみたいな、
あの料理食べたいみたいなのってすごくはっきりあるような感じがしますね。
それ強いと思いますね。
お客さんも今何月だからそろそろこれが来るでしょみたいな言ってくるんですよね。
もうちょっと待ってあと2週間後みたいな言ったりとかして。
分かるなそれ。
僕もイタリアに行ってる時、今イタリア行くんだったらもうこれしかないだろうみたいな感じで。
なんか秋に行った時はなんとかっていうタケノコ、タケノコじゃないこのキノコが、
ボルチンタケか。
今出るからもうそれのなんとかを絶対食べるべきだみたいな感じで。
みんな同じこと言うんですよね。
でもなんかそういうのってすごいいいなと思った記憶があるな。
なるほど面白かったですね。
じゃあですね最後にちょっと最初のところでも少しお話ししてもらったんですけど、
この研修は残りあとどれくらいの期間なんですか?
いやもう全然ないですよ。
あと2ヶ月?
私も1年で終わりなんで。
そうなんだ。
本当はもっと長くいたいんですけど。
1:00:02
それって何そのJECで決まっている期間っていうのが1年なんですか?
そうなんです。
アメリカだと1年半マックス入れるんですけど、
スイスが1年、オランダが半年とかなんかいろいろ違いますね。
1年って結構あっという間ですよね。
ようやく慣れてきてなんかリズムつかめてきたなと思ったら。
本当にやっと慣れたと思ったら卒業っていう。
じゃあもう3月、年度の切り替わりぐらいでもう日本に戻ってくるって感じなんですね。
うん、そうですそうです。
で、その帰ってきてからなんですけど、今のところどんな計画なんですか?
日本に帰ったらこういうことしようみたいな。
今のところの計画は、やっぱ帰ったらうちの実家は畑箱農家なんで、
私が野菜とかやりたいってなったら、野菜部門は市から始めるとかっていうことになっちゃうんで、
その前にちょっと1回日本の農業もちょっと、
日本っていうか沖縄の農業もちょっと知っておきたいなと思って、
一旦その、今沖縄の方の有機農業の会社やってる法人さんに、
一応内定、内定なのかな?
一応行きますみたいなことはなってるので、
一旦そこでまたちょっと修行して、
私も全然まだなんか、あれなんで、知識不足なところはあるんで。
日本でやるのはまた全然違うでしょうしね。
そうですね。
しかも沖縄だから、なんか僕もよくわかんないけど、
僕、石垣に友達がいて、パイ農家なんですけども。
なんか出てましたよね。
カボチャ作ったりパイン作ったりとかするけど、
でも夏は野菜ないって言ってたな。
夏ないですね。
夏は果物しかないって言ってた。
逆に夏は何にもないんだって言ってた。
8、9月とか何にもない。
でも全然違う農業なんでしょうけど、
じゃあそこで研修というか、働きながら勉強して、
で、いつかは沖縄で自分の農地でやると。
っていうつもりで、全然まだまだこれからの人でしかないんですけど。
いやーでも本当に貴重な体験をしてましたね。
羨ましいですよ、なかなか。
いや本当におすすめですね。
この農学部、農業大学校なり行ってる人が。
ショーのラジオを聞いている人に若い人がいるのかちょっとよくわからないんですけども、
本当に若い人でこれから農業やろうけど、
すぐ収納しなくていいかなみたいな人は、
1回そういうのをね、世界に出てちょっと日本を俯瞰してみるとか、
1:03:05
すごい良いことだと思いますよね。
本当に日本好きになると思うんで、逆に。
逆に。
一回外出たら。
人にもよるのかもですけど。
それすごい良いですね。
なんか出たら日本がダメなのが見えたんじゃなくて、
日本が好きになるようになったらすごい良いですね。
もちろんどっちも見えるところはありますけど、
やっぱ日本のここが良かったとかもわかるんで。
あーわかります。
なんかいいのかなと思って。
いやー楽しみですね。
いやーじゃあいろいろと、帰ってからも楽しみですね。
はい。ありがとうございます。
じゃああれだ。
ポッドキャストの番組のタイトルが気になってたんですよ。
まるさんの探し物。スイス編ってなってたじゃないですか。
はいはい。
日本編あるんですねこれ。
そのつもりでスイス編にしとこうとりあえずと思って。
始めたのが10月とかなんで。
スイス終わったら、スイスから日本に戻ったら、
番組終わっちゃったらちょっとあれだなと思って。
そうですね。また違う国に行くのかと思ったら、
次は日本で。
行きたいですけどね。オーストラリアとかそのまま。
オーストラリアもいいですね。
今度は英語学びに。
はい。そうか。
いやいや、ありがとうございます。貴重なお話を。
楽しかったです。
はい。
最後に自分のポッドキャストの宣伝というか、
してもらえればと思うんですけど。
いいんですか。
はいどうぞ。
私はポッドキャストを配信しております。
番組名がパルサーの探し物っていうタイトルでやっております。
話はそのスイスの農家でどういうふうに働いてるのかとか、
どんな野菜が食べられてるのかとかいう話、
プラス最近旅行に行ったところとか、
そういう雑談とかも多めですね。
そういうのを、
次の3月までは多分発信していくと思うので、
ぜひ聞いていただけたら嬉しいです。
よろしくお願いします。
概要欄の方にリンク貼っておきますので、
ぜひ聞いてみてください。
たまに野菜の写真を出してもらえると、
イメージが湧きやすいんで。
写真持ってあげます。
ムスリザラートって言われても、
どんなのなんだろうみたいなので、
調べちゃうんですけども、
できれば写真がちょっとあったりすると、
ツイッターの方でもアカウント持ってるんで、
ぜひやってください。
ツイッターの方にあげていきます。
ちょっと素人すぎて、頑張ります。
1:06:01
はい、楽しみにしています。
今日はですね、
パルスターの探し物のサンダさんに来ていただきました。
今日はどうもありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
はい、じゃあさよなら。
さよなら。
01:06:32

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