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2020-02-08 21:55

小農ラジオ:第6回 フィリピン報告会(その1)

フィリピン報告会(その1) フィリピン・ネグロス島に二ヶ月行ってきました! 有機農業指導/水牛で耕す/堆肥作り/大学での講座/みんな英語を話せるんだぜ/日本の有機農業は修行?/バナナ ゲスト:Sunpoファームのコジ君 …
00:02
おいしい野菜と勇気を君に
はい、えーと、小農ラジオ、何回だろう?7回かな?6回か7回ですけど
おめでとう
うーん、たぶん、えー、日本に戻ってきました
どうも、帰りなさい
はい、ただいま帰りました
えーと、12月の5日だったかな?
2月の1日まで、僕はフィリピンのネグロス島というところに行って、2ヶ月間行ってました
で、帰ってきたんですけど、まあ寒いね、やっぱり
今年は暖かいとは言うけど
南東とはいえ、寒いもん、このとこね
この、ちょろちょろ音がするのは、フィリピンでお土産にもらってきた
熱帯ウリンコーヒーという風に言われましたけども
コーヒーを入れている音です
すっかり、砂糖もマスコバードで
そうそうそう、ネグロス島っていうのは
あのー、まあサトウキビの島って言われているぐらい
サトウキビの生産が盛んで
島の畑のほとんどがサトウキビ畑なんだけど
サトウキビが結構、大規模にやらない限りは
収入が安定しないっていうのがあって
で、何年だったかな、1980年ぐらいに
砂糖ショックというか、砂糖の値段が隠れると下がっちゃったことがあって
そういうのでも、サトウキビの農家は大打撃を受けたりするんだけども
輸出なの?ほぼほぼ
まあもうほとんど輸出だよね
世界で一番生産しているぐらいのところなんだけど
フィリピンの中でも、そのネグロス島が一番大産地なんだけども
島の大きさはそんな大きくない
リフケンぐらいなんだけど
ほとんどひたすらサトウキビ畑が広がっていて
で、今回行ったのは
NGOのイカオアコっていう団体があるんだけども
イカオアコっていうのはね
ネグロスの言葉で、ネグロスの言葉はイロン語って言うんだけど
フィリピンって島によって全然言葉が違う
タガログはみんな話せるんだけど
ネグロス島ではイロン語語っていうのを話すんだけど
イカオアコっていうのは
あなたと私、私とあなた
03:01
あなたと私っていう確かそういう意味のNGOなんだけど
そこがマングローブの職員とか
有機農業の普及とかそういう活動をしている中で
有機農業の講師を誰か派遣してほしいっていうのがあって
行ってきました
素晴らしい
それで2ヶ月間いたんだけども
結構ね、本当にあれ
普通に畑で作業とか
クワ持ってさ、植え立ててさ
苗作って植え付けて水やってとかさ
日本で夏やってるのと変わらないようなことだけど
でもびっくりするのが
トラクターとか
トラクターは管理機とかさ
ああいうエンジンで動く機械が一切なくて
草刈り機すらない
いまだに水牛でスキを引いて畑を耕して
スコップとクワでウネを立てて
草刈りっていったら
刃渡り40センチくらいのシュガーケーンナイフっていう
でっかいナイフで振り回しながら草を刈るの
だからもうすげえ時間かかるし
いつ終わるんだろうみたいな
で、午前中2時間くらいかけて
15メートルのウネが1本とか
そんな感じなんだけどさ
農家ででしょ
そうそうそう
スゴイよね
考えらんの
水牛なんて
なんか飾りっていうかさ
今はもう使ってないんだけど
水牛ないところは全部手で耕してる
日本もさ今地主さんの話とか聞くとさ
みんな
牛とかね
スキでスキ引いてたっていうけどさ
いやーびっくりしたね
ここから何十年かでこうなっちゃう
こうなっちゃうというかこうなるのかな
こうなるのかな
サトウキビの畑は広いから
そこはねトラクターが
でかいのそれは
100馬力ぐらいだと思うけど
それはあるんだけども
面白いことにねそれも
PTOを使わずに
ディスクロータリーみたいなの引っ張って
電池返しするやつと
あとプラウターの爪がこう生えて
あれしかなくて
でもその耕すとこだけかな
あとは追悲も収穫も運び出しも
06:01
全部手なのよ
手なの?
そう何十丁部何百丁部ってあるのに
全部手作業
なんかでも沖縄とかも結構そんな感じ
あーでも
なんかね向こうで沖縄の人にも会う機会あったんだけど
沖縄でも収穫は結構機械がある
コンバインみたいな
ぐるぐるこの三角形のコーンみたいなのが回って
刈り取る機械とかがあって
そういうのも使ってるって言ってたけど
面積的に言ったら
ねぐろしの方が
断然
断然広いのに
全部手作業でっていう
いや
それさ
産業メインの産業は農業とかでしょねぐろし
農業というかもうサトウキビ
サトウキビ
なんかでっかい会社がやってて
いや地主さんが
大地主が何人かいて
でまぁ小作人っていうか
その刈り取りのグループみたいなのとかもあるみたいで
そういう人たちを雇って収穫して
そしたら工場に持ってって
絞って生成して
で輸出すると
教えに行ったさ
その
小農の人たちをさ
小農だねまさしく小農なんだけど
どうして
野菜とか売って
これがさ
まぁ日本も一緒だけど
教えに行ったところは
結構上流の
なんかあんまりこう
広く畑とかが取れないようなところで
ここと一緒でさ
なんか日本にいるのと同じだなと思ったけど
大きな機械とか入れるような
全くやってることするもんみたいな
でそういうところは
もちろんサトウキビの畑になるような
感じの大規模な畑じゃないし
でまぁ農業はやってるんだけども
あんまりこううまくいってなくて
結構貧しい生活をしてて
で有機農業
有機農業の組合みたいなのもできたりするんだけども
あんまり技術は高くなくて
で日本の橋本先生が
去年の2月に
ここにいて
でまぁそこで
対比の技術の話をしてきたんだけども
やっぱ実際に作ってみたりとかすると
わかんないこともあって
何か専門家を派遣してくれってことで
言ってきたんだけども
だから向こうでは
日本にいるのとほとんど同じって言ったけど
対比も作ってて
もう3日に1回は切り返し
09:00
しかももちろんローダーもないから
全部手で切り返して
それは1年目も1年目やったやつ
いやもう
ひたすら切り返しで
でもさ対比
2ヶ月しかいない
その対比は使えなかった
だからね
去年の2月に橋本さんが行ったときに
作った対比がもう大体できてたから
それで倍用度も作ったりして
ただねやっぱり
習ってはしたんだけど
実際作る過程は全然先生も見てないから
いろいろ問題があって
まず対比の山が全然低くて
発酵がちゃんとうまく続いてなくて
完熟テストって瓶に入れてやってみると
臭くて
やっぱり未熟な状態で
対比の品質はいまいちだったんだ
そこら辺もやっぱり行ってみると
分かるんだけども
こうやって改善した方がいいっていう話をしたりして
いる間に作ったのはやっぱり
今までとは全然違うって言って
続き方とか
切り替えしたときの感じとかはやっぱり違う
すごい奴が来たと
さあって言われるから
さあじゃないですと思ったけど
やめてよと思って
対比のスーパーマンが
それで
いろんなつながりがあって
このいかはこの倉田さんという
倉田さんという人が
やってくれたんだけど
この人のいろんなつながりで
向こうにCPSUという
セントラルフィリピン
フィリピン
州ってなんだっけ
ステイツか
ステイツユニバーシティかな
大学で
有機農業の講座をやってくれるという話になって
なんか軽く引き受けたんだけども
生徒は大学の先生って
1回の講座で座学が3時間で
実習が3時間ぐらい
すごいね
マジでちょっと
3時間
日本語でも3時間話すの大変なんだ
英語で
農学部の先生だっけ
そう
だからもう
最初ちょっと
高校生とかそこら辺から入ったんだけども
そこら辺はもうみんな知ってるからいいですみたいな
途中で聞いてても
なんかすげーリアクション薄いなと思ったんだけど
やっぱり
そこら辺はもう知ってるよっていう感じで
で実際対比の話を知らせたら
結構質問とかも来たりしてて
みんなすごい興味があって
全部で4回やったんだけど
3週間に渡って4回やったんだ
12:01
最後の4回目やった時に聞いたら
文講が7つあってさ
それぞれ遠くからみんな来てるんだけども
いくつかの文講ではもう
対比作り始めたって言ってて
すごい興味はあるかな
早いですか
早い
困っとる
そう結構ね
向こうは今まではね
ミミズ対比
バーミパーミカスとかバーミコンポストって言うんだけど
ミミズを餌になる
餌になるのは
家畜の糞だったり
サトウキビの絞りカスも
バガスじゃなくて
マドプレスって言うんだけども
絞った後の
ボディじゃないんだけど
その残砂も餌になるんだけど
それを薄く
20センチくらいの厚さに敷いて
そこにミミズをやると
一番例えば
枠の左側にミミズを入れると
だんだん右に移っていくんだけど
土がホロホロになっていく
ミミズもめちゃくちゃ増えていくんだけども
その対比
ミミズ対比
日本でも売ってるじゃん
あれが結構よく使われてるんだけども
それもね
品質的にもいろいろ
当たり前のところがあったんだけども
放してるわけじゃないしね
腸内最近分解はされてはいるんだけども
温度は上がってないし
食べ残しの部分もやっぱりあるし
単熟テストしたら
やっぱりちょっと
臭かったんだよね
だからもう一回発酵しなきゃダメだと思うんだけども
で、あとは
K粉かな、使ってるとしたら
でも生だよね
全然発酵はしてなくて
対比っていうか
まあもうそのまま
有機肥料なのかな
そういうのを使ってるような感じだったんだよね
だからやっぱ温度がスポーンと上がって
結構香りが
あんま臭くはなかったんだけども
したりするのは結構衝撃的な体験だったと思う
中熟、もう対比の話やけどさ
中熟よりさ
中熟対比、まあ完熟に向かって
微生物量
流用微生物量は増える?
いやーピークは中熟ぐらいじゃないかなと思うんだけども
なんかあの新井さんのおめんとしか見てない
違うか
なんかそんなようなことが
完熟の方がって書いてた?
中熟が多いって書いてた?
完熟にするという微生物が何倍にも
15:02
あれね、なんか最近野菜ダイオリかな
あれのフェイスブックの投稿を見とって
あれそうなんかなと思って
どうだろう、なんか量では中熟後半ぐらいが一番多いみたいな感じ
筋相とかで言うと後半の方がもっと多いとは
脂肪菌がわーっと増えてその後
それを餌に抗戦菌が増えて
変わっていくんだけど
炭で筋相が多いって最終的に
そうそう
まあいいや、それは違う
なんか
いやそれでね
フィリピンのその
有機農業を対比で支えるっていうのが
今回の一番のテーマだったんだけども
それ以前に結構
栽培方法自体が割とラフでさ
カブマとかも全然すごい狭いんだよね
なんかみんなこう
不思議なことになぜか土寄せが好きでね
ピーマンとかさ
ナスとかも土寄せするの
でそっから病気が入っちゃって
で枯れてるんだけども
なんか台風が来るから
風に強くしたいって言って
ですごい土を寄せる
でなんか病気
なんかすごい弱いって言って
ですごいおかしいの
葉っぱがいきなり地面から出てきて
そんな寄せるの
うわーって思って
これが何やってるのって言ったら
土寄せをしてるって言うから
バーって取ったらそこのところがもう
アリがいっぱいいて
でもうなんかちょっとカビも生えてるし
でそこを取って1週間くらいしたら
復活してきたって言って
さあ
さあ
すごい
いやなんかね結構そこで
わーってなって
でまあいろいろ細かいさ
生死の作業とか
まああの
誘引とか
そう誘引とか
あとこう花の状態を見て
チェックをしたりとか
そういうのも
みんなあんまり知らなくて
教えると
なるほどみたいな感じでさ
すげーこう受けがいい
イングリッシュね
怪しいイングリッシュだったけど
3時間すごい
3時間もう吐きそうだった
始まる前緊張しすぎて
向こうの人さ
みんな英語は話せて
でも小学校からみんな結構英語ちゃんとやってるから
すごいよね
すごいよね
農家のさ
なんかもうちょっと
カニモナ農家のおじさんいきなり英語で
18:01
ブラブラ話すからびっくりするから
日本だったら絶対ないだろうと思うような
ないじゃんね
どっかの山奥に
5年のおじさんが喋るようなもん
若い人だってさそんなにみんな話さないのにさ
結構すごいよ
すごいなと思って
みんなバンバン質問してくるしさ
なかなかね面白かった
土は?
土はね
結構
島の真ん中に火山があって
3年くらい前に噴火しやすいんだけど
その火山灰がわりと積もってて
火山灰が積もっているところは
わりと濃えてる感じの土なんだけど
でもね
日本の黒木みたいに黒いんじゃなくて
鉄分が多いのか
赤い土で
土はね深い
ここよりいい
すべていい?
すべていい
だからスコップで掘っても
普通にサクサク掘って
うねもなんかこう
作りやすい
黒木よりスコップの方がやりやすいぐらいの感じ
寒気と雨季があって
そう
3、4、5が寒気で
もう短いよね
あとは
大体年中通して
気温は暖かいんだけども
3、4、5は
夏とそれ以外っていう
認識しかないみたいな
湿気は?
湿気はね
日本に比べれば全然楽
やっぱ日本って難しいよね
なんか言ってた人が言うと
日本の夏の方が全然きつい
意外だったけどね
昨日の夏なんか大したことない
そうなんだ
本当にさ
ここって特に日本の中でも
痩せ地で
中山寒地で
なんでここでやるのぐらい
修行府やな
世界の中でも有数の修行地
フィリピンで
がっつり有機農業やったら
意外とうまくいった
そっちのほうがいいかなって
フルーツとか持ってきちゃうし
フルーツはすごい
めっちゃうらやましいね
俺行ってすぐの時さ
サトウキビやめて
バナナの畑に帰るって言ってて
ちょうどサラチになってた場所
2ヶ月いるうちにだんだん
ちょこちょこバナナ植え始めて
帰る頃もうちょっと
葉っぱ広がり始めてさ
早い
あったかいし
バナナって結構簡単にね
つくみたいで
年に6回とれる
バーってこうなるじゃん
21:02
そしたらその木は倒れて
その脇からまた新しいのが出てきて
でそこにバナナが
それが6回でいいんだって
めちゃくちゃいいやん
サトウキビよりも全然
お金になるって言ったんだけど
もっとからといって
みんなバナナばっかりやってるわけではないんだけど
21:55

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