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東京チェンソーズとやまとわの自然資本論
はい、東京チェンソーズの高橋です。
やまとわの奥田です。お願いします。
よろしくお願いします。
はい、前回も2回続けて中井さん来ていただきまして
植林、結構見えてきた部分ありますね。
そうですね、結構問題もやっぱり前回ね、なんかちょっと分からなかったこともありましたけど。
分からない視点、分からないか知らない視点でしたよね。
しかも数字で言われたりするとね、もそうだし構造もそうですね。
構造、順番の話とか結構面白かったので、皆さんも勉強になっているといいなと思いますが
今回も続きまして中井さんにゲストをお願いしております。お願いします。
グリーンフォレスターズの中井です。よろしくお願いします。
社名を忘れそうになりました。
うちね、社名が英語と日本語みたいな感じ2つあるんですよね、青葉組っていうのは。
どっちがあれなのか分かってなかった。
そうなんですよ。会社の名前を最初ちょっとかっこよくつけたいなと思って
横文字系にしたら、僕らの仕事って田舎の仕事じゃないですか。
地元のお茶おばちゃんに全くこう覚えてもらえないと。
グリーンなんだっけみたいになって、これまずいぞってなって慌てて
日本語に訳したら青葉組かなと思って。詳細はとにかく青葉組で押していこうと思って今。
じゃあ今青葉組押しなんですね。
そうですね。社名を言うことあんまなくなりましたね。
正式名称はグリーンフォレスター株式会社で、愛称が青葉組なんですね。
そう、なんか事業ブランドみたいなこと言ってますけど。
面白い。
僕もグリーンフォレスターさんをちょっと事前に調べようと思って調べたら、緑のスバルの車が出てきましたもんね。
そうなんですよ。
そうなんですよ。
グリーンフォレスター。
化けられちゃったね。
そう、緑のフォレスター出てきちゃうんですよ。
そういう問題だ。
勝っていってほしいですよ、どんどん。
そう、いずれね。来年ぐらいには超えられるように。
期待してます。
じゃあちょっと前回の続きで、企業さんと連携をしながら植林を進めてるってお話をさらっとしてたんですけど、
それって結構みんなやりたいと思ってるし、そうできたらいいよねっていうことではあるんですけど、意外と難しいなっていうのがあると思うんですが、
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どんなふうにコラボっていうか連携されてるんですか?
そうですね、今は結構企業の方々で、紅葉樹造林みたいな話の流れで、現状から言うと、せっかくにはすごい連携をさせていただいてるようなことって今まだなくてですね、
僕らも今模索しているという段階で、一緒に模索しているというところの中でいろいろ話ができればと思うんですけど、
紅葉樹造林のところで言うと、モアツリーズさんと連携させてもらって、モアツリーズさんは企業の方々といっぱい連携されているので、
そういうところからっていうところもありますし、一方で僕らの方だと、今やっぱりカーボンクレジットとかは一つありますよね。
職人もそろそろですね、職人した後16年間くらいは炭素の吸収源として認めてもらえるような話が今進んでいて、
新しくですよね。
だから、是非は置いといてですね。そうなるので、企業としてはそれをちゃんと活用していこうということで、
そういうクレジットを欲しがっていらっしゃる会社さんは結構あったりとか、ただ正直山は炭素クレジットだけじゃないし、
日本の炭素クレジットだけの観点でいったら大企業なんか、海外に行く方が当て取り早いし、大きな面積でクレジットが取れるので、
やっぱり僕らはそこにはない価値をちゃんと提供しなきゃいけないなと思っていて、
そういう意味では自分たちが今言っているのは、やっぱり生物多様性とか、生き物との共生っていうんですかね、
ちゃんと人間が生きていくときには、100年とか1000年とかのスパンで見たときに、
やっぱりその生態系がちゃんと持続していないと、人間の生活自体が蝕まれていくっていう状態があるよねっていうのは分かっているので、
やっぱりどうやってその生態系を守っていくかとか、あるべき生態系の姿を人間が少しサポートできるかみたいなことは、
すごく山の仕事をしている上では、やっぱりなくてはならない視点なのかなと思っていて、
なので、今だんだんそういう意味では世界的には、いわゆるそういう枠組み、TNFDっていうかね、
そういう指標、TCFDのネイチャー版、TNFDっていうのが最近できて、
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いわゆる生物多様性に関する開示の指標みたいなところとかが、だんだん枠組みができ始めているような状況だというふうに理解していて、
そうすると、いわゆる炭素ほど明確な指標って生物多様性の場合すごく難しいと思うので、
僕もそんなに詳しいわけではないので、専門家の方がいらっしゃるんですけど、
やっぱり自分たちなりにそれを噛み砕いて、その指標に何とか合致させるような取り組みっていうのを表現するっていうのがすごい大事だと思っていて、
だから自分たちとしても同じような森づくりをするにしても、例えば樹種はこういうものを植えましたと、
その時にそれってどこでの種ですかとか、例えば遺伝的にはどこのものですかみたいなところとかをちゃんと分かるようにするとか、
どこの生まれかもわからない種を使うのではなく、遺伝的多様性をちゃんと確保しようということで、
やっぱりその種の質地を確認するっていうこととか、あとはじゃあここにどういう多様性とかを作るべきなのかとか、
どういう生き物がやっぱり今住んでいて、それをどう保持していくっていうことを僕は今やろうとしている。
例えば大鷹がいますと、大鷹さんが例えば休まるような形の森に住むにはどうしたらいいかみたいなことを考えて、
こういうふうにしましたとか、例えば同じ森づくりをするにしても、ちゃんとそこまで考えてやっているのかどうかみたいな、
この説明の責任が必要なんだと思っていて、やっぱりそこまで考えて森づくりをするっていうことをやっていきたい。
まだできているとは全然言えないので、やっていきたいと思っています。
めっちゃ大事。
そうなんですよ。
じゃあそこに共感してくださるような企業さんたちと、やっていきたいよねっていうところ、そういう価値の交換ができたらいいなっていう感じなんですね、今。
そうですね、そういう感じです。
特にやっぱり大企業さんとかだと、単純にカーボンのクレジットだけではいらないっていう話で、やっぱりこう生物多様性の損失をいかに食い止めるかとか、
ネイチャーポジティブって言いますけど、ネイチャーポジティブには歌っておきたいと。
いかにカーボンクレジットだけ買うって言っても、いわゆるグリーンウォッシュ的なこと言われかねない世の中なので、
やっぱり日本の森林に貢献するためには、ちゃんとネイチャーポジティブってことも確認してやってますよって言えなきゃダメなので、
それをネイチャーポジティブを言いつつちゃんとクレジットを取っていくみたいな、そういうことができないとなかなか森は買ってくれなかったりとか、
それがあることによってより高く買ってもらえたりとかするのかなと。
企業側も確実に変わってきてますよね、多分意識とかは。
うん、と思いますね。
相当先進的な感じですね、多分。
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そこまで炭素だけじゃ意味ないよねっていうふうに言える担当者とか経営者がいる会社っていうのはまだ多くはないんじゃないかなという気はしますけど。
なんかやっぱりまだ結構大きい企業もSDG担当じゃないですけど、そういう環境系のところの部署に行った人も、
もともとそういう仕事をしたくて入った方々じゃないから、結構一から勉強してる方の方が多いは多いと思うんで、
そういうところと一緒に勉強しながら組めると一番いいのかなと思いますよね。
それを逆に求めてる感じがすごいします、僕らも。
求められてる。
そういう勉強も一緒に僕らとしたいっていうふうに言ってくれる、
企業さんとかがいらっしゃるんで、中井さんのところにもきっとそういう需要っていうのはめちゃくちゃあると思います。
企業研修じゃないですけど、企業さんのそういう担当の人たちと一緒に考えながらやっていく。
自分たちで正解出せる問題でもなかなかないじゃないですか。
だからそういうのをどう一緒になって作っていくかみたいなのを、
こっちが答え出して向こうに提供するというかは、一緒に考えていくみたいな形からスタートした方が今はいいかなっていう感じですね。
実際わかんないですよね。やってみながら、
次は許容してもらいたいなと思いますよね。
だからやっぱりまさに森作りとか造林とかを開放していくっていう作業だと思っていて、
これは造林だけに限らないと思うんですけど、林業自体がやっぱりもうちょっと一般の人たちにも現場に入ったりとか、
どういう仕事してて、どういう価値が大事だよねみたいなことの共有はすごく大事だし、
それをやっていかなきゃ多分ちゃんと森造りってできないと思っていて。
僕ら現場で作業している側にとっても補助金だけでは回らない世界がこれから待っているっていうのは間違いないと思っていて、
それは結局補助金だけではどうしてもやっぱりその画一的な工業的な職人しかできないのはもうわかっていると思うんですよ。
ずる人がする人がやっぱりどうしても出てきちゃうので、やっぱり縛りをしっかり強くしなきゃいけないし、
そうするとクリエイティブな造りってできなくて、やっぱりここの沢筋にはこういう違う種種を、
例えばこういうちょっと普段と違うまとめて10本植えたいんだよねとか言ったときに、
それって補助金上は完全にアウトなんですよね。
例えば、でもこれからの時代ってやっぱりそういうネイチャーポジティブとか、
ちゃんとそこの生態系作るっていう意味ではもしかしたらそういうのは必要かもしれなくて、
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じゃあそこにお金をどうやってつけるかって言ったらやっぱ補助金だけでやってる業態だと限界がやっぱりあるので、
いかに補助金以外のところからもやっぱり協力者を得るかみたいな、
それはなんか自分たちがお金を出してもらうのか、なんかそれができる人を連れてきて一緒にボランティアで入ってもらうのか、
なんかいろんなやり方あると思うんですけど、
なんかそういうことをやっていかないと、やっぱり本当に必要な盛りってできないなっていうのは感じます。
超重要ですよね。
補助金は今の状態では本当に必要だと思うんですけど、補助金に頼ると多様性がなくなっていくというか、
画一的な枠の中にはまらないともらえなくなるっていうのが、そこが一番やっぱり辛いよなっていうのが感じるところですね。
やっぱりちょっと流動性は欲しいですよね。補助金の与えられ方の。
そうなんだよな。地域性って言っちゃったらあれですけど、もうちょっと地域運転よりも多様性に対して、
あり方の多様性に対して理解をいただけると嬉しいなと思うんですけど。
そうですね。本当そうなんですけどね。まあでも行政側から言ったらやっぱりそれってやっぱり危険性を、不正受給の危険性を増やしていくことだから、
やっぱり難しいっていうのもなんとなくわかりますよね。
企業さんに対して、あ、企業じゃない、行政に対して、なんかみんな文句言ってるけど、
頑張ってるよって言ってあげないといけないじゃん。すごい縛りの中で、すごい頑張ってるよっていう。
もうちょっと頑張ってっていう日もあるけどっていう。
そうですね。なんかインパクト、もうちょっと成果報酬というかね、ちゃんと10年後にこんだけの良い多様性のある森になったら、
追加でボーナス100万くれるとか。
後払い。
後払いみたいな。10年後にその夢があるみたいな、そういうのとか。
ダメだったら返せよきついですもんね。10年後に。
そうそう、ボーナストックがそう。その分ちょっと今回は補助率は低いけどみたいなのとか。
そういうのとかもいいなとか。
面白いね。
ね、やりたい、やってほしいな。
遊び心で。
そうそうそう。
ありがとうございます。
じゃあちょっとここまで、植林について色々お聞きしながら、
植林、林業全体そうですけど植林もむずいなというようなところで、
中井さんが勝者を辞めてなぜこの道へやってきたのかっていうあたりを最後に聞けたら。
めちゃめちゃ気になりますよね。今までの話からすると相当つらい状況であることは間違いないし、
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それがきっと分かっていながらこの道に入ってきてるんで、ほんと聞きたいです、そこ。
いやいやありがとうございます。
いやそうなんですよね、僕もともと普通に東京でサラリーマンをやって、
大学もですね結構海外志向が強い大学っていうか学部生だったので、
卒業後は勝者に入って海外に駐在して、いわゆるアフリカとか東南アジアとか、
すごい偏僻なところで一から事業立ち上げるんだみたいな、
そういう系のバックパッカーで、バックパッカーだったんですけど、
僕すごい挫折はしてまして、勝者時代とかも本当に黒歴史で言い過ぎですけど、
それなりにあんまうまくいかなかったんです。
5年ぐらい勤めたんですけど、やっぱり海外に行ったところで、
例えば僕インドネシアに留学もしてたんで、インドネシア語とか喋れたりとか、
特技はインドネシア語、もうほぼ忘れかけてるんですけど、
勝者入ってインドネシア駐在して、インドネシア語喋って、
地元でおっちゃんたちと話しながら一緒に事業作っていくとか、
そういうイメージだったんですけど、
実際はそんなこと全然なくて、英語の世界で結構ギャップがあったんですよね。
なので、そういう世界でやるのに限界を感じて、
でもフロンティアを切り開く仕事が人生で一回なんで、やりたいなと思って、
たまたま臨業だったんですよ。
だから誰もうまくいってないけど、
でもめっちゃ課題はいっぱいあるし、
重要だし、
そういうところに入っていくみたいなのが、
多分そういうのに酔いたいタイプだった。
それでたまたま臨業だったんですけど、
2017年の4月から岡山の西八幡というところに移住して、
今、そういう意味では5年半くらいか経つんですけど、
臨業歴。
でもその時も西八幡に行った時は、
森林管理側みたいなパソコンの前でとかそういうのが多かったですけど、
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その時でもまだまだ自分が何かをできるというよりは、
もっと現場に入ってスケールする事業みたいなのをやりたいし、
臨業の中でも一番うまくいってないところで、
自分ができることを探したいなみたいなのはすごく思っていて、
森林というのはまさにそういう世界なのかなと思っていて、
そういう頭でっかちなところから僕入ってるんですけど、
実際作業を始めてみたらやっぱりすごい気持ちいいなと思って、
山の上で淡々と苗を植えたりとかですね、
下がりは結構厚くて厳しいですけど、
終わった後はやっぱり川で頭流してたら超気持ちいいし、
やっぱそういう森林の仕事って本当にすごい気持ちよくて、
僕も最近も現場にお前はなかなか来なくていいから、
営業で仕事取ってこいやみたいな感じになってきてるんで、
なかなか現場に入ることが減っちゃったんですけど、
でもやっぱり現場の仕事は本当にすごい素敵な仕事だし、
ロマンあるし、やっぱ気持ちいいし、
やっぱ森林現場はすごい好きなんですよね。
だからそういうのが、
しかもめちゃめちゃ課題あって自分がやらなきゃいけないこととか、
やれることもすごいあるし、
そういう意味ですごい転職だなっていうのを感じて、
本当に儲かんないですけど、
だからこそなんとかして、
やっぱ儲けないと誰も仕事に寄りつかないと思うんですよね。
だからいかにして儲けるかっていうところだと思うんですけど、
でも夢はすごくあるなと思ってやってますね。
すごいですね。
林業の現場というか、管理側の仕事から入って、
どこに課題あるのかなみたいなのを見回したときに、
植林の人の減り方、植林作業員の人の減り方やばいなみたいな、
じゃあ一回やってみようかのところがまず一段すげえなと思うんですけど、
それはどこで、授業始める前に植林の体験じゃないですけど、
西博多で植林の仕事も受けてたってことなんですか?
西博多で全然実は一回もやったことなくて、
だから僕も初めてやったのは群馬の山の中だったんですけど、
それも会社始めるときに、とにかくもう植林だと思う。
頭でっかちに俺植林のことやりたいみたいな。
やばいですね。
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そう。木一本も植えたことないんですよ。
でも植林の会社建てるって言って、
すげえ。
先に会社を建てたんですよ。
でも仕事を取らなきゃということで取りに行くときに、
一番重要があるのって木を使ってるところだろうということで、
栃木のとある製材場、
本当に日本のトップ5に入るような大きな製材場の社長さんに会いに行き、
植林の仕事ないですか?みたいなこと聞きに行ったら、
お前どこのもんじゃい?みたいになって、
いや自分は植林の会社を立ち上げたんです。植林やりたいんですって言ったら、
あるよって言われて、群馬の9ヘクタールぐらいの現場を渡されて、
ここを2、3ヶ月でやりきったら、お前らに仕事分けてやるって言ってくれて、
なんすかその昭和みたいな話。
すごい、やばいっすね。
9ヘクタールぐらいの。
令和2年の話とは思えないですけど。
それを最初、僕ともう一人鳥栖の役に仲間ってやつがいて、
2人でやろうって言って、2人とも植林したことほぼなかったんで、
しかも現場草ぼうぼうみたいな、2年ぐらいちょっと植えられなくて困ってたらしいんですよね。
だから草を刈るところからやらなきゃいけなくて、
刈払機も持ったことなくて、そこから2人で刈払機。
すごいなって。
でもやってたらいろんな人に声かけたら、結果的にいろんな人が集まってきてくれて、
地元のリタイアした後の、仕事はほどほどにして、
ちょっと山で自分で作業してたことがあるよぐらいのおっちゃんとかが結構来てくれたりとか、
週末休みなんで、週末に来てくれる植林の職員の方とか地元の人とか、
声かけたら20人ぐらい集まって、みんなでやって、
そしたらなんとなくできちゃう。
超すごいわ。
考えられないですね。
植林やったことなくて、植林のお仕事を受けて、怖すぎるじゃないですか。
しかも百盛りにいたら、体験とかは別にやろうと思えばできそうじゃないですか。
西山倉にいたら。
確かに確かに。
基本的に頭は悪いんですよ。
だから勝手に先に体が動いちゃうんですよね。
で、やっちゃおうみたいな。
めっちゃ熱いな。
仲間さんっていうのは、どこで出会った方なんですか?
仲間は、もともと大学の友達の友達みたいな感じですかね。
仲井さん、田畑さんもそうだけど、めっちゃ巻き込みながらやりますね。
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そうなんですよ。
友達。
友達巻き込み癖は結構あるかもしれないですね。
でも完全に仲井さんが巻き込んでますよね。田畑さんも急に電話きて。
そうなんですよ。
でもおかげさまで、本当にいろんな人に助けられながら今一旦、
栃木でなんとか仕事ができて、本当にまだ0.0001ぐらいなんですけど、
今でもいいメンバーも集まってやってるところなんで。
今、勝手に宣伝を始めてしまってもいいですか。
新潟でも新しく、村上っていう一番新潟の極北の地なんですけど、
今立ち上げを始めて、そっちでは苗作りから木工のところまで、
さんざんさっき高谷さんと小倉さんに否定されましたけど、木工もやろうという考えで今いまして。
間のトークでね。
そうなんですけど、やっぱり僕らは造林だけじゃなくて、
造林して森を循環させるところの循環を阻む障害を全部取り除いていくっていう会社なんで。
一番大事なのはまず造林だと思って造林やってるんですけど、
もちろん造林だけやれば全部うまくいくわけなんてなくて、
それ以外のところも必要に応じてやっていくっていうことで、
地域に合わせて地域で足りないものを埋めていくっていう、
ピースをちゃんと埋めていくっていうことだと思っていて、
それは今村上ではもう本当に育病とか冬仕事がめっちゃ雪降るんで、
冬に全く造林仕事なくなるんですよ。
だから木工とか育病とかそういうものを組み合わせたりとか、
向こうだとあとは椎茸原木とか高葉樹すごく多いんですよ。
そう、新潟多いですね。高葉樹ばっかり。
そうですよね。
そういうこととかも地元で仕事を作っていく必要があって、
そういうこともいろいろやれればなと思っていて、
仲間を絶賛立ち上げ、一緒にやってくれる人をすごく探しているので。
今って全体で何人いらっしゃるんですか?
今は11人ですね。
で、新潟でまたリーダーがいらっしゃって、
そこに新しく何人くらい募集されるんですか?
一応2、3人くらいかなと思ってて最初。
僕らは造林屋さんなので、基本は造林をやっていくメンバーなんですけど、
それだけではなくて苗を作ったりとか、
27:00
木工をやったりとか冬場木工をやったりとか、
多分多農工的な感じでやっていく形になっていくと思っていて、
そういう意味ではいろんなことをチャレンジできるフィールドがあるのかなと思っています。
新潟はどういうご縁があったんですか?
新潟はですね、向こうの林業会社で、
作業プランナーとして働いていた男の子がいて、佐藤君って言うんですけど、
彼から去年の今頃くらいに連絡が来て、
いや村上でも進出してくれませんか?みたいな。
最初話を聞いて、そしたら、
まあでもやっぱそんなにまだね、ゆーてんも間伐メインだし、
造林はまだ難しいんじゃないかな?みたいな感じで、
ちょっと僕はお呼び腰だったんですけど、
佐藤君がどうしてもやっぱ、いやいや絶対造林必要だからやりましょうよって言って、
一回新潟行ったら結構楽しかったんですよ。
ご飯美味しいし。
分かる。楽しくなっちゃうの分かる。
今度は中井さんが巻き込まれた側なんだ。
やってみっかーっつって、8月からやってくれて、
今うちに入社してくれて、転職してくれたって今うちで8月から。
これはあれっすね、中井さん、声かけたら結構やるな、これは。
足焼きで持ってきちゃうタイプ。
うちでもやりましょうよっつったら、やるなー。
いやいやいや。
でもあれですね、佐藤さんみたいな、
俺現場で頑張る筋の人がいないと無理ですもんね。
いや間違いなくて、本当それが貴重なんですよね。
だから現場、やっぱ山梨さんとかも知ってるし、
実際伐採業者さんとかもみんな知ってて、
やっぱそういう人がいないと始まんないじゃないですか。
僕らがいきなり行ったところでお前誰じゃいってなるだけなんで。
だからやっぱそういう人がいないと始まんないから、
やっぱそういう人が現れたということはニーズがあるかないかとかも一旦置いといて、
どうやったらできるかみたいなのを考える方が正しいのかなと思って。
相当いろんな人に迷惑これからめちゃめちゃかけるし、
多分失敗することは多いと思うんですけど、
とりあえずやってみないことには始まんないので、
お二人も何かしらの形でぜひ村上に来て、
栃木の方もぜひ来てもらいたいんですけど。
行きたいですね。
行きたい。めっちゃ行きたいです。
植林現場行きたいですね。
栃木は栃木で、今すごいそういう意味では、
僕らも今現場でどうやって、
完全に未経験の人が普通に入って、
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一流というかちゃんと造林を一つ一つ取ってあげられるようなメンバーになるまでに、
どういうフェーズを組んでいったらいいかとか、
チームプレイどういう風にするかとか、
っていうのをめっちゃみんな今考えてやっていて、
本当にまず未経験者を育てられるっていう一つのセットがないじゃないですか。
どこにもなくて結構。
だからそういうのをまず自分たちで作ろうって言ってて、
うちも今二、三十代すごく多いんですけど、
みんな新卒も入ってきてくれてて、
だから本当に熱い会社になってます。
育病とかまでこれから新潟の方でね、
まだ計画段階でしょうけどやるってなったら、
でも育病とかこそそれこそ何かあるじゃないですか、
その企業さんと連携してとかできそうじゃないですか。
そうそうそう、まさにそう。
栃木でもやってるんですよ、紅葉樹。
そうなんですか。
どんぐりのやつ。
どんぐり拾ってやったりとかしてて、
あれですか、戻り苗のあれですか。
戻り苗はそうなんです。
中川さんとやってるんでしょうか、あれは。
中川さんたちがやってて、それは別で、
あれはウマメガシでやってるんです。
ウマメガシなんですか、あれ。
ウマメガシでやってるんです。
じゃあ炭なんだ。
そうそうそう。
和歌山はそう、やっぱりあの何だ、
明朝の原料なんかいいっていうことでやってますけど。
確かにそうですよね、育苗はそうかもしれない。
なんか、すごいチャンスありそうな気が、
そこは需要がありそうなというか、
僕自身もイベント関係を会社でやってて、
僕らは逆に今、食事をする場所が作れないので、
それはできないんですけど、
例えば幼稚園とか学校関係とか、
小学校とかだと予算ないからなかなか難しいかもしれないですけど、
その木育館系とか補助金もあるし、
なんかその幼稚園で苗育ててもらって、
みんなで植林来てもらうとか、
なんかそういうのも含めて、
企業さんでもそういうことやれるかもしれないし、
場所さえあれば、なんかめちゃくちゃチャンスある気がしますね。
そうですよね、そういうのやりたいんですよね。
いつもだから、イベント的にみんなでどんぐり拾いとか、
どんぐり拾いとかもね、小さい子みんなめっちゃ得意だから。
確かに。
そう、そういうのは本当に組み合わせたいんですよね。
さっきの群馬の社長さんのところに行って、
ここできたら仕事分けてやるって言われて、
分けてもらったのが栃木だったんですか?
そうです、そうです。
群馬の社長さんも栃木の会社で、
群馬の森林を買われたところだったんで、
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栃木の森林組合さんとかみんな紹介してくれて。
そこはどういう繋がりだったんですか?
いきなりもう叩けないですよね、さすがに。
そうそう、だから何ですかね、
百森寺に知り合った仁也町の人とかに、
社長を紹介してくださいとか言って。
そうそう、それで紹介してもらった感じ。
面白いな。
本当に謎に扉を開けまくって。
確かに。
もうこれやるぞって決めて、すごいな。
すごい行動力半端ないですね。
半端ない。
でも最初僕もちょっと、
僕もそこまで本当はもうちょっとステップ踏みたいな、
社長に会いに行った時も、
いきなり9ヘクタールですよ。
9ヘクタールが丸いと言われた時に、
広いなと思ってどうしようかなと思って、
隣の仲間ってやつが、
仲間は多分9ヘクタールどのくらいの広さか
多分分かってなかったと思うんですよ。
それでやりますとか言っちゃうから、
じゃあ俺も言わなきゃと思って、
もちろんやります、やりますみたいな感じで。
そしたらそのまま車で群馬の山まで店に連れて行ってもらって、
その後すぐに近くの駅の最寄り駅の隣にマンション借りて、
マンション借りてそこで寝泊まりして。
二人で?
そうそう。
最高っすね。
本当っすね。
すごすぎるな。
それがどうかってのはあれですけど、
やりたいこととか自分が夢中になっていることをやっている人たちは、
本当にほとんどの場合、
そういう経験をしていますね。
面白すぎる。
いろいろね、そういう意味ではいろんなことが整ってなさすぎて、
めちゃめちゃ社員のみんなにめっちゃ迷惑かけてたりとか、
会社のルールがほぼなかったりとか、
社長も結構チャラポランなので、
そういうのはすごいあって、
この場を借りてみんな本当にありがとうっていうのは本当に大きい。
いい。
いいっすね、いいっすね。
ありがとう、ごめんねと。
みんな聞いてるかわかんないけど。
聞いてもらえるようにね。
そっかー。
でも今、
中井さんは栃木にすごくいるというよりは、
いろんなとこ行ったりしていることが多い?
36:01
そうですね。
僕実は家東京にあるんですよ。
普通に東京から新幹線で1時間くらいなので、
スタッフの方々はみんな栃木に住んでらっしゃったりするんですか?
そうですそうです。
栃木みんな住んでて。
いやーでもすごいな。
職人の仕事で2年、今3年目ってことですか?2年目なんですか?
今3年目に入りました。
栃木に来てからは2年目ですけど。
会社始まって3年目。
始まって3年目くらいですね。
3年目で11人のスタッフで。
めっちゃすごいですよね。
スピードがやばい。しかもこの林業界で。
確かに。
そうですね。
ちょっとイメージを。
僕らもそこを目指しているので、みんなで協力しながら、
林業というか森に関わる仕事が面白いぞというのを、
いろんなところで目にするようになってほしいなと思うので、
それぞれ協力しながら楽しくやっていけたらいいなと思っております。
本当そうですね。林業楽しいぞというとこですよね。
そしてちょっと儲かるぞというところも伝えていきたいと思います。
それ重要。
富爽也のように。
そうですね。
職人したくて金払い出すみたいな世界観。
職人させてほしいな。
職人するにはまだ早いな君は。
確かに確かに。
本当に富爽也の話じゃないですけど、楽しくやっていきましょうみんなで。
時間もいい感じなんですけど、本当に仲井さんに参加にはとって、
職人の話と払う番状況をお聞きさせて、
大変好感度が上がっているんですけど。
本当に?
一緒にやってくれる人来ると思うなこれ。
仲井さんの好感度爆上がり中なんですけど。
いやいやいや。
めちゃくちゃ面白いな。
いやいやいや本当に。
いろいろ教えてくださいちょっと。
特に木工。
鉄実だった。
よろしくお願いします。
東京にいらっしゃるんだったら、日野原村で焚き火でもしましょうか。
いいですね。
工房もお見せできますし、焚き火もしましょう。
機械これですよ。
全部見ていただくの全然大丈夫なんで、言ってきてください。
ありがとうございます。
よろしくお願いします。
39:01
よい時があれば。
ぜひぜひ。
また語り合いましょう。
放送できないことを語り合いたいなという気持ちがすごく。
山で話したいですよね。
そうですね。
本当に遅くまで。
今日も12時を過ぎてしまったんですけど、本当にありがとうございました。
ありがとうございます。
ではまた。
よろしくお願いします。
おやすみなさい。
おやすみなさい。